カッターナイフと鮮血

エチゾラ太郎

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第一話 復讐の鮮血

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「スリッパにしか手を出せないんじゃね?(笑)」
この一言で激怒し僕はナイフで
信玄の手首を刺した。

手首からは心臓の鼓動と一緒に
鮮血がドピュドピュと飛び出る。

病院に行かなければ
出血多量で死ぬだろう。

僕の勝ちだ。
いじめ集団に勝利したのだ。

信玄は恐怖からかひきつった
笑顔で教室から逃げた。





いじめの被害に
遭ったのは入学してからだった。
僕が喧嘩も弱く口下手だから
いじめのターゲットに
しやすかったのだろう。

学校では朝から晩まで
太陽と信玄を中心とした
いじめ暴力グループに
罵倒された。

屈辱的である。
いじめのことは
母親には相談できなかった。

うちの母親は馬鹿で会話のできない人で
いじめのことを
相談しても
引っ掻き回すだけ
引っ掻き回して問題を
悪化させると思ったからである。

無能教師共に相談しても
田舎の教育委員長の孫である、
いじめの主犯格、太陽の
味方をすることは確実だった。

僕はある暴力計画を立てた。

カッターナイフで
太陽の手下で
一番僕に屈辱的な
馬鹿げた下ネタや
暴言を吐く信玄の
スリッパをズタズタに切り裂く。

これに驚いた信玄が
動揺している最中、
信玄をカッターナイフで
刺すのである。

「いじめをやめないんだったら
これで刺す」

「松崎くんダメ、ダメ」
信玄がビビりながら
僕のカッターを持つ腕を握って
静止する。

太陽が馬鹿な発言をした。
「スリッパにしか手を出せないんじゃね?(笑)」
この一言で激怒し僕はナイフで
信玄の手首を刺した。

サクッと豚肉のブロックを
包丁で切る音がした。

その瞬間、
信玄の手首から
鮮血が溢れ出した。

手首からは心臓の鼓動と一緒に
鮮血がドピュドピュと飛び出る。

病院に行かなければ
出血多量で死ぬだろう。

僕の勝ちだ。
いじめ集団に勝利したのだ。

信玄は恐怖からかひきつった
笑顔で教室から逃げた。

恐怖から笑顔がくるのだろう。

僕はいじめ暴力グループに
刃物を使った
圧倒的暴力で勝利した。



この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は
架空であり、
実在のものとは関係ありません。


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