R18 見せ物小屋 男色残酷物語

名も知らぬ素人

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バレンタイン

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僕は、先輩に頼まれ、チョコを用意している

「どうして男の僕が」と文句を言いながらも、バレンタイン用のチョコを作っている

バレンタインは、かなり先だが。次の日、先輩に、「頼まれていたチョコです」と渡すと

笑顔で「あんがとな」と頭をクシャクシャと撫でられた

僕は、先輩の期待に応えられて、かなり嬉しかった

先輩は、少し考えた様子で、「放課後、空いてるか?」と聞いてきた

僕は「空いてますよ」と答えた

放課後、先輩の待つ教室に

先輩は机に腰掛け、僕を待っていた

「ここ座れよ」と先輩に促され、僕は先輩の隣に腰掛けた

すると先輩は、僕の肩をグッと引き寄せた

「せ、先輩?」僕は、その行動と異様な雰囲気に戸惑いを隠せなかった

先輩は、僕の顎をクイっと軽く持ち上げ、突然のキス

僕は、突然の事だったこともあり、特に抵抗する訳でも無く、それを受け入れた

僕は机に寝かされ、先輩が僕のワイシャツのボタンを外し、体をなぞる

僕は「ん、ん」と声が出るのを我慢した

先輩「まるで、女みたいだな」

そう言いながら、渡したチョコを口に含み、唇を重ねてきた

先輩の舌の感触と、チョコの甘さで、すごく良かった

それが終わると

「今度はバレンタイン当日にチョコくれよな」と先輩に言われた

僕は張り切って、バレンタイン当日に、またチョコを用意した

放課後、先輩の待つ教室に行くと

先輩に、「これ着てくれよ」と言われた。女子の制服だった

女装には少し抵抗があったが、先輩の顔を見ると、嫌とは言えず、恥ずかしながらも着替えた

着替え終わると、先輩が「場所、移そうぜ」と体育倉庫に移動した

先輩と体育倉庫、二人っきり

僕は、この後の事を想像し、前以上の事を期待してしまった

ガラガラと倉庫の扉を開けると、そこには複数の男性が居た

僕は固まってしまった

先輩は男性達と笑顔で話しているが、僕は頭が真っ白になている為、先輩達の話が入ってこなかった

気がつけば、先輩は帰ろうとしていた

状況が飲み込めていない僕は「え?あの、せ、先輩?」と不安を隠せない

男達が「ダメダメ、こっちこっち」と僕の腕を掴んで離さない

僕は「先輩!先輩!」と何度も叫んだが、叫びも虚しく体育倉庫の扉はガラガラと閉められてしまった

僕を待っていたのは先輩との甘い関係ではなく、口にするのも悍ましい出来事だった

数時間後、男達は満足したのか、着替えを済ませ、倉庫を出て行こうとしていた

「じゃあ、今度はホワイトデーにな」、そう言って男達は帰って行った

そこに残されたのは、男達の体液で汚され、身も心もボロボロになった僕だけだった
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