27歳、処女 〜みられて濡れて〜【完結】R18

月村 未来(つきむら みらい)

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最終章 はじめての日

🩷113話 受け入れる準備





「……ほんとに、かわいかった」

ケイの声が、耳元でそっと溶ける。
その言葉の余韻だけで、また胸の奥が熱を帯びていく。

(かわいかった……って……)

うれしいはずなのに、心臓の鼓動がうるさくて、どうしたらいいのかわからなくなってしまう。

「……やだ……見ないで、ケイくん」

そう言いながら顔をそらすあやに、ケイは笑うでもなく、そっと頬にキスを落とす。


「見せてくれたの、あやでしょ。俺だけに──」


その囁きが、さらに深く、身体の奥までしみ込んでいく。


(あんなふうに……感じちゃったの、はじめて……)

舌の動きだけで、言葉も、呼吸も、全部どこかへ連れていかれるような、自分じゃない自分みたいだった。


「……ねえ、あや」

ゆっくりと、ケイの指があやの手を包み込む。

「もう少しだけ、いい?」


「……えっ……?」

目が合った。
優しい目。
でも、その奥にある熱は、まだ消えていない。


「このままじゃ、まだ痛いと思うから……
ちゃんと、慣らしておきたい」


その言葉の意味が、じわじわと頭の中に届いてきて、あやは思わず、ぎゅっと太ももをすり合わせた。

(今度は……あそこに……指……?)


たしかに、まだ熱は残ってる。
でも、それはさっきみたいに爆発的じゃなくて──
じんわりと、余韻に溺れるような、ふわふわとした感じ。

「ちょっとずつ……するから」

ケイの声は穏やかで、あやを包むように優しかった。
こわくないよ、って。
その目が、そう語りかけてくるようだった。

(……こわくない……よね……)
(さっきも……ちゃんと、優しかった……)

それでも、胸の奥がくすぐったくなる。
はずかしさと、嬉しさと、ちょっとの不安と。
その全部を抱きしめられているような気がして──
あやは、小さくうなずいた。



「大丈夫、ゆっくりいこうね」

ケイの優しい声が耳元で響くたび、少しだけ安心が広がっていく。

「……いくよ。力、抜いて」

囁きと同時に、そっと指が中に触れてきた。
入り口をなぞられた瞬間、びくっと小さく震える。
でも次の瞬間、ゆっくり押し込まれるようにして、その指が中へ入ってきた。

(あ……っ……)


──思ったより……ううん、痛くない……
むしろ、じんわり広がる熱の方が強くて、内側がゆっくりと受け入れていくのが自分でもわかる。
こないだ、かなこにタンポンを入れてもらった時のことを思い出す。
でも、その時とはまったく違う。
あの時はただの感触だったけど、今はもっと深くて、身体の内側からじんわりと広がっていくような――まるで初めて中に受け入れた瞬間のような、不思議な熱だった。


「あっ……んんっ……」

恥ずかしさと新鮮な感覚に、あやの声は小さく震えていた。
ケイはその声を聞くたび、やさしく微笑みながら、そっと手を動かす。

身体の中で何かが弾けそうで、でもまだすべてを受け入れるには戸惑いもある。
それでも、ケイの存在があやの心をゆっくりと溶かしていく。

「ね、すごくいいよ、あや……」

ケイの声は甘く、でも確かな安心感をくれて、あやはその言葉にただうなずくしかなかった。

指先が伝えるぬくもりと、ケイの優しい気持ちに包まれて、あやの中に静かな幸福がじんわりと広がっていった。

ゆっくりと、ケイの指が二本、潤いをまとわせてあやの入り口に触れた。
あやの身体は、自然と強くこわばり、思わず脚をぎゅっと閉じようとする。

「今度は、2本いくよ?ゆっくり、気持ちいいからね」

その言葉に心臓は一気に早鐘を打つけれど、身体は素直に受け入れられなくて、ぎこちなく拒絶反応を見せた。

「あっ……痛っ……だめ、まだ……」

呼吸が浅くなり、逃げようとする腰をケイの手がそっと押さえる。
「大丈夫、大丈夫だから……」と優しく囁かれ、少しずつ開かされていく。

潤いの滑りに助けられながらも、二本の指がゆっくりと奥へ伸びてきた瞬間、
ひりひりとした痛みと、押し広げられる圧迫感がいっきに押し寄せる。

(……く、苦しい……っ……でも……)

狭いところに無理やり入り込むみたいで、ちょっと……痛い。
でも、その痛みの奥に、じわりと不思議な熱も混ざりはじめていた。

「痛いよね、無理しなくていい。あやのペースでいいんだ」

ケイの優しい声が、少しだけ緊張を和らげるけれど、身体の奥で感じる感覚は、まだ慣れない痛みと戸惑いでいっぱいだった。
あや自身の熱がぬるりと指を包み込み、摩擦が減るたびに、あやの身体はわずかに反応するものの、それでも強い抵抗が混ざり合っていた。


「あっ…んっ……ケイくん……」

身体は硬くなりながらも、少しずつ応えようとする自分に気づいてしまう。
痛みと快感の波が交互に押し寄せて、胸の奥がざわざわと騒ぎ出す。

そんなとき、ケイの唇があやの唇にそっと触れた。

「かわいいよ、あや……がんばってくれて……」

その囁きに、あやの心は揺れ、恥ずかしさに甘い声がこぼれる。

「んっ…うぅ……」

奥で感じる違和感はまだ強いけれど、滑りは少しずつ良くなっていて、ケイの指もゆるやかに動けているのがわかる。
あや自身も、痛いだけじゃなく、わずかに心地よさを探し始めているような、不思議な感覚があった。

ケイはしばらくあやの反応を確かめながら、二本の指をゆっくり動かしていたが──やがて動きを止め、そっと顔を近づける。

「……もう大丈夫そうだね」

優しい声とともに抜かれたあと、あやの胸には安堵と次への緊張が混ざり、息が震えた。










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