続・27歳、処女 〜初めては終わらない〜【完結】R18

月村 未来(つきむら みらい)

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第二章 もう一度、あの場所へ

🩷13話 そんな顔されたら






「あやちゃん……いっちゃった?」

耳元にかすれる声が落ちて、あやは息を震わせながら小さくうなずいた。

「……ん……」

「……あやちゃん、こっち向いて?」

「ん、や……恥ずかしいよ……」

シーツに顔をうずめるようにして首を振る。

けれど、ケイの手がそっと頬に触れて、自分の方へと向かされる。強引じゃないのに、逆らえない温度だった。

気づけば、体勢は対面になっていて、あやがシーツの上に仰向けで横たわっている。
見下ろすケイの瞳が熱を帯びて、でもどこか苦しそうで。

「……あやちゃん、ずるいよ。
バスタオル1枚で出てきたから」

「わざとじゃ……ないもん……」

視線を逸らす声はかすれていた。

ケイは額を軽く押し当て、低く息を吐いた。

「……でも、たまらなかった」

その言葉が終わる前に、ケイの顔が近づいてきて、唇がそっと重なる。
優しいはずなのに、触れた瞬間から全身が熱に包まれてしまう。

「ん……っ」

小さな声がもれてしまった。
唇を押し返すように返した瞬間、ケイの腕がぎゅっと強くなり、キスはどんどん深くなっていく。

舌が触れ合うたび、胸の奥が震えて、甘い声が勝手にこぼれた。

「んん……っ……あっ……」

ひと呼吸置く間もなく、再び求められるように唇を奪われる。
その繰り返しに、もう抵抗なんてできなかった。

ケイの熱い吐息が重なって、低い声が耳にかかる。

「あや……やっぱ……じょうず……」

(……っ……だめ……そんなこと言われたら……)

耳に残るその一言だけで、胸がきゅうっと痛いほどに高鳴った。


唇が重なるたびに、息が混ざって溶けていく。
舌先が触れ合うたびに甘い痺れが走って、あやの視界がかすんでいった。

「ん……っ……あ……んん……っ」

夢中で応えるうちに、自然と頬が熱く染まっていく。
気がつけば、目がとろんと潤んで、ケイを見上げる視線すらほどけていた。

その表情を見た瞬間、ケイの動きがふっと止まる。
瞳の奥に、理性を揺さぶられるような熱が宿って。

「あや……そんな顔されたら……」

囁きのあと、ケイの唇はそのまま胸元へと降りていった。
片方の胸を手で包み込みながら、もう片方には熱い唇が触れる。
舌先が柔らかく弧を描いた瞬間、あやの声がこぼれた。

「んっ……あぁ……っ」

じゅくりと舐められるたびに、背筋がぞわりと震える。

(さっきも……されたばっかりなのに……っ)

思わず腰がよじれてしまい、逃げるように身をくねらせる。

けれどその動きを察したケイの手が、軽く手首をとらえた。
強くはないのに、逃げ場を奪われるような拘束感。
そのまま胸への愛撫は止まらず、舌が乳首を転がすように執拗に責め立てる。

「あ……っ……んん……っ……ケイくん……っ」

声が甘く響くたびに、抑え込まれた身体がますます熱を帯びていった。







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