69 / 130
♡―番外編3―♡
まいに聞く!本音Q&A〜!
今回も番外編をお届けします。
本編の箸休め的にお楽しみください。
―――
📖
まいに聞く!本音Q&A~!
今日はわたし、作者の月村 未来がまいさんの本音を直撃インタビュー!!
しちゃいますっ!
──まいさん、今日はお越しいただきありがとうございます。
「こちらこそ……なんか照れますね、こういうの」
──大丈夫ですよ、気楽にお話してくださいね。さて、早速ですが……
1.あやさんと同僚になって5年、近くで見てきてどう思いますか?
「なんか……自然に仲良くなったんですよね。
性格は全然違うのに、毎日顔合わせてると距離って勝手に縮むんだなって」
まいは少し笑って続ける。
「まっすぐで素直で……すぐ表情に出るし、本当に可愛いんですよ。
あやって嘘つけないから、放っておけないっていうか……友達としても同僚としても、すごく大事な存在ですね」
2.あやさんに“やっと彼氏ができた”って知った時、どう思いました?
「それは……ずっと心配してたから、まず安心しましたよ。
あや、恋愛のことになるとすごく慎重だし、悩んでたみたいだから」
──“安心”だけじゃない顔してますね?
まいは苦笑いをする。
「うん……正直、羨ましかったです。
わたし、その時恋愛全然だったし……。
自分より先に幸せつかむ人見ると、ちょっと気持ち揺れるじゃないですか。
もちろん嬉しい気持ちがいちばんなんだけど……ね」
3.じゃあ、まいさん自身は今、どんな状況なんですか?
「今、は……」
まいは少し言葉を探すみたいに間を置く。
「こないだから同僚のたけると……まあ、ちょっといい感じ、というか。
勢いとか、悲しい出来事とか……色々あったんですけど。
でも、それがきっかけで距離が近くなったのも事実で」
──あやさんには、見抜かれてた感じでした?
「そうなんですよ。
あやって、鈍いようで変なとこだけ鋭いから……
なんか、言ってないことまで気づかれてる気がしましたね」
まいは苦笑しながらも、どこか少し嬉しそうに肩をすくめる。
4.まいさんは、普段どんなふうに休日を過ごしてるんですか?
「んー……誰かと会うことが多かったかな。
友達とカフェ行ったり、映画観たり。
誰かの予定に合わせちゃうほうで……ひとりで家にこもるって、実はあんまりないんです」
──まいさんって、外に出る方が元気になるタイプ?
「そうだと思います。
人と話したり、誰かと一緒に時間を使う方が、安心するというか……
自分の居場所がわかる気がするんですよね」
5.じゃあ逆に、“ひとりの夜”って、まいさんにとってどんな時間なんですか?
まいは少し驚いたように目を丸くしてから、ゆっくり笑う。
「え……そういう質問来るんだ……」
一瞬照れた声になる。
「ひとりは嫌いじゃないんですけど……
色々考えちゃうんですよね。
仕事のこととか、人間関係とか……
で、だいたい夜更かししちゃう」
──考えすぎるタイプ?
「そう。意外とね。
外ではわりと平気な顔してるけど、内側はけっこう細かいです。
恋愛のこととか、特に」
6.あやさんには話してない“自分だけの弱さ”ってありますか?
「……ある、と思います」
まいは少し俯いて、小さく息を吐く。
「感情に弱いとこ。
誰かの言葉とか態度とか……想像以上に影響受けるんですよ。
外では平気な顔してても、ひとりになると全部出てくる」
──それ、見せないようにしてる?
「見せたら迷惑かなって思っちゃうんですよね。
わたしが強そうに見えるキャラでいる方が、みんな安心するだろうし……って」
──でも、本当は?
「本当は……甘えたいですよ。
自分の弱いとこも見せられる相手が、いたらいいなって」
まいの声はちょっとだけ小さくなって、視線が泳ぐ。
8. あやさんから見て、“まいさんは強い”って思われてるみたいですけど、それはどう感じます?
「いやいや……強くないですよ」
まいはゆっくり首を振る。
「でも、そう思われるのが嫌なわけじゃなくて……期待に応えちゃうんですよね、つい。
しっかりしてそう、とか
頼れそう、とか言われたら……そう振る舞っちゃう」
──そこ、無意識?
「無意識ですね。
でも、本当は……誰かに頼れたら楽なのになって、思う時あります」
9. たけるさんには、甘えたり頼ったり……できそうですか?
その瞬間、まいは一度まばたきをして、少しだけ息を止めた。
「……できそう、ですね」
声は小さいけど、迷いより“自覚”の色が強い。
「普段わたし、人に頼るってほんと苦手なんですけど……
たけるって、なんか……勝手に距離を決めてくれる感じがして。
無理に踏み込んでこないけど、離れすぎもしないっていうか」
──ちょうどいい、って?
「うん……そう。
気を張らなくていいタイプなんですよね。
強いとか弱いとかじゃなくて……まっすぐ向いてくれる人なんだなって思いました」
まいは自分の膝の上で指を組んで、少し照れたように続ける。
「それに……何て言うんだろう……
“頼ったら受け止めてもらえる”って、勝手に思っちゃうんですよね。
わたしの弱いとこ見せても、崩れたりしなさそうで」
──安心感がありますか?
「あります。
流産のこと……すごく真剣に受け止めてくれて。
あれで、ちょっと……甘えてもいいのかなって思えたのは確かです」
まいは言い終わると、小さく笑った。
「……あやには絶対言わないですけどね。
月村さんだから言いましたけど」
その笑い方が、少しだけ“恋してる人の顔”になっていた。
──いいですね。
わたし、ふたりとってもお似合いだと思います。
まいはその言葉を聞いた瞬間、
ぱちって目を瞬いて、それからふっと笑った。
「……月村さん、そういうの急に言うの反則なんですけど」
強がってるように見えるのに、頬の色だけほんのり変わる。
「でも……嬉しいです。
お似合い、って……そんなふうに言われることあんまりないから」
まいはちょっとだけ俯いて続ける。
「わたし、自分が誰かと“釣り合う”とか……あんまり考えたことなかったんですよ。
むしろ、合わせる側だから。
でも……たけるって、対等でいさせてくれる人なんだなって思ってて」
そして視線を上げる。
「だから……月村さんにそう言ってもらえると、なんか……ほっとしますね」
それは、誰かの背中を押してほしかった人が
やっと肯定をもらえたときの、そんな顔だった。
「お似合い……か。
……そうだったらいいなぁ」
── またぜひ続きのお話、楽しみにしています。
どうもありがとうございました。
まいは椅子から少し身を起こして、丁寧にお辞儀した。
「こちらこそ……ありがとうございました。
こうやって話すの、ちょっと恥ずかしかったけど……楽しかったです」
照れた笑い方なのに、どこかすっきりしたような顔。
「……続き、わたしも楽しみにしてます。
どうなるかわからないけど、ちゃんと向き合いますね」
最後に柔らかく微笑んで、まいは手を軽く振った。
「読んでくれてるみんなも……ありがとう。
また会おうね!」
──では、今回の本音Q&Aはここまで!
今日は、まいさんにお越しいただきました。
また次回をお楽しみにー!
月村 未来でした!
あなたにおすすめの小説
独占欲全開の肉食ドクターに溺愛されて極甘懐妊しました
せいとも
恋愛
旧題:ドクターと救急救命士は天敵⁈~最悪の出会いは最高の出逢い~
救急救命士として働く雫石月は、勤務明けに乗っていたバスで事故に遭う。
どうやら、バスの運転手が体調不良になったようだ。
乗客にAEDを探してきてもらうように頼み、救助活動をしているとボサボサ頭のマスク姿の男がAEDを持ってバスに乗り込んできた。
受け取ろうとすると邪魔だと言われる。
そして、月のことを『チビ団子』と呼んだのだ。
医療従事者と思われるボサボサマスク男は運転手の処置をして、月が文句を言う間もなく、救急車に同乗して去ってしまった。
最悪の出会いをし、二度と会いたくない相手の正体は⁇
作品はフィクションです。
本来の仕事内容とは異なる描写があると思います。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
病弱な彼女は、外科医の先生に静かに愛されています 〜穏やかな執着に、逃げ場はない〜
来栖れいな
恋愛
――穏やかな微笑みの裏に、逃げられない愛があった。
望んでいたわけじゃない。
けれど、逃げられなかった。
生まれつき弱い心臓を抱える彼女に、政略結婚の話が持ち上がった。
親が決めた未来なんて、受け入れられるはずがない。
無表情な彼の穏やかさが、余計に腹立たしかった。
それでも――彼だけは違った。
優しさの奥に、私の知らない熱を隠していた。
形式だけのはずだった関係は、少しずつ形を変えていく。
これは束縛? それとも、本当の愛?
穏やかな外科医に包まれていく、静かで深い恋の物語。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。