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つばをまき散らしてミノタウロスが大きな戦斧を振るった。茶色の魔法防御壁がバリバリと割れるも、大盾を掲げた兵がそれを受け止める。身体ごとノックバックするけど、それだけで体勢が崩れることはない。
「おお、これならばやれるぞ!」
数人に一人だけ混ざってる大盾兵、彼らは守りに特化しているみたいで武器を持っていない。これで時間が稼げるはず、やるわよ。両目を閉じて心を集中させる「フラウ」自分の中にいる氷の精霊に話しかけた。
適性がある者にしか見えない精霊、氷の風が舞ってすぐ傍に青白い少女が形作られる。見えはしていなくてもハマダ大尉には何かが感じられているようで、せわしなく周囲を見回しているわ。あ、でもミノタウロスには解ったようね、こちらを警戒してる。
「フラウ、あの魔物を撃退したいの」
「牛頭の魔物、西方覇者ミノタウロスね。自我を失い暴走しているみたい」
「そうなの?」
パッと見るだけでそういうの解るのね。というか西方覇者ってなんですか。そんな些細な疑問をここで確かめている余裕はないわね。
「アレは見境なしに暴れる程低能じゃない。殺すよりも退かせる方がきっといい」
常時冷静、乱れることが無い精霊の思考は適切に判断される。そういう状況はわからないけれど、きっと自身が崩壊する時だって冷静に消えることを認識するんでしょうねって感じ。
「フラウがそう言うならそうして」
何かに操られてる? それとも感情が溢れて? 落ち付かせるともしかしたら。出来るかしらこの距離で、でも試してみましょう。やったことがないけどやってみる、成功するかどうかは結果を見てってやつね。
「乱れし脈動を悠久の流れに、慈しむ――」
詠唱を始めるとミノタウロスが手にしていた戦斧をこちらに向けてブン投げて来たわ。嘘でしょ! みるみるうちに斧の見た目が大きくなって一直線向かってくる、これ当たるわ。そうすると、即死よね。なるほど、これがフラウの冷静効果かって理解出来た気がする。
ところが黒服が居る、更に目の前に氷の山がせりあがって来た。大斧はそれにぶつかると滑って脇の方に飛んでいき立木を折って転がった。フラウのお陰ね。詠唱を継続するわ。
「――世の全てに平穏と静寂を与え給え。エクステンシヴ=サリニングハート!」
ミノタウロスと目を合わせるようにして、意識を伝播させようとする。目を見開いて食いしばっていた表情から力が抜けていき、いきり立った肩を落とすとくるりと踵を返して、西の方へ歩いて行ったわ。やる気を失ったというのが丁度良いかしらね。
「ミ、ミノタウロスが去って行く?」
「さっきの盾もこれも聖女様の力だ!」
「助かった。ありがとうございます!」
気づいた兵の人たちが拝み始める勢いでこっちに感謝してるわ。初めて私を見た人が多くて、あの子供が? なんて顔してるのも多いけどね。まあそれについては今さらもう何とも思わないわ。
「戻りましょう」
「了解です。警戒行軍序列、後方を密に!」
前に二人だけ、今度は後ろに厚みを持たせて周りを守ってくれる、この人たちって凄い訓練度ね。そうえいば「あの斧、取りに戻ってきたりしないわよね?」転がっているのを見て一言。
「一応注意喚起をしておきましょう。下手なことをして怒らせるのもいただけませんので、西の方に捨てて来るように推奨して」
「そうね、それがいいかも」
誰だって何事も起こらないのが好いはず、壊したり持ち去ったりしたら面倒が起こるわ多分。神殿で籠もっているのと違って、これはこたえるわ。精神的にぐったりしそう、そのうち人酔いを起こしたりして。戻ったら天幕で静かにしていたいわね。
◇
これ以上大変なことが起きないようにって、大急ぎで除去作業を終わらせたら北進を急いだわ。街の外壁が見えてきた時の皆の明るい顔が忘れられないわねこれ。外門の上で振られている大きな旗、見た時に凄くほっとしたわ、これで休むことが出来るって。内側の広場に入ると、急に誰かが傍に来て呼び止められたわ、さりげなくハマダ大尉が間に入ってくれたけど。
「市長がお会いしたいと申されております。聖女アルヴィン殿、どうかおこしいただけないでしょうか」
市長さんか、どうせ一度は会わないといけないものね。頷くと後ろに付いて行くことしたわ。集団のリーダーの後ろ姿があったけど、速足でこの場を立ち去って行ったわ、やること沢山あるからよね絶対に。
大きな建物に連れていかれると、部屋には四十歳前後の短い髪の男の人が、丸い眼鏡をしていたわ。事務のお仕事してるって感じの体格じゃないけれど。
「お待ちしていました。私はここの市長をしているリベンゲ、以後お見知りおきを」
「初めまして、アリアス・アルヴィンです」
猜疑心の塊というと悪いけど、表情と心が一致してない系の感じがするわ。魔物相手よりも人間相手が得意そう。けれども市長をしているんだから信用はされてるのよね。
「道中ミノタウロスが出るなどして大変だったと伺いました。ここならば街の中は安全ですのでご安心を」
「はぁ」
外は確かに危険だけど、中が安全かはわからないわ。そんなこと言っても仕方ないけどね。何だか寂しい風景、もっとすごい感じの街かと思っていたわ、何と言うか開拓村の大きいやつ? 必要なものは手に入るけど、入植するための拠点のような。
生きて行くのに大切なものは揃えてあるけれど、豊かな暮らしをすることは二の次で、言わば砦に人が住んでいるってところかしら。王都から離れたらそう言う風にもなるわよね、何かあっても助けが来るのには時間が掛かるし。
「お疲れのところ申し訳ありませんでした。どうぞごゆっくり、神殿の詳細などは後程補佐官に伝えさせますので」
市長もやるべきことが山のようで、今は面識を得るだけの行為ってところね。宿じゃなくて一軒家に案内されて、そこの二階に部屋を用意されたわ。家そのものが貸し与えられて、黒服の人たちもここで寝泊まりするみたい。
「アルヴィン様はここでお休みを。私は家の中を確かめてきます」
リスィが出て行って静かな部屋になる。人の気配はするけど壁越しだからまだマシよ。明日には神殿で暮らし始めたいわ、でも今夜はここで我慢ね。ぱふん、とベッドに転がる。
結局あの土砂ってなんだったのかしら、ミノタウロスの暴走も。普通の人はそういうの出来ないだろうから、結構な力を持った魔法使いとか、狂わせる薬でもあるなら誰でも出来……るはずないわね、近づくだけでもかなりの危険よ。
そういうのも調査はするでしょうから私が悩むことないか、祈ることだけしておけば。それと一応聞いておきましょう、ハマダ大尉はこれで解散するんじゃないのかってね。移動の専属護衛だったはずよね? 専属部隊って言ってたっけ?
ああどっちでもいいや、転がってたら眠たくなってきちゃった。ベッドで毛布にくるまって寝てしまう、誰にも邪魔されずに朝までそうしてられたのが最近一番の幸せだったわ。
「おはようございます」
こちらの目が覚めてからリスィが声をかけて来たわ、部屋には居たみたいだけど。ベッド側の机には水が入ったボールと手拭いが置いてある。
「うーん、おはよ」
寝ぼけたまま歯を磨いたりして。窓から外を見ると見慣れない風景、そして見慣れないまま終わるのよね。仮住まいですもの。
「おお、これならばやれるぞ!」
数人に一人だけ混ざってる大盾兵、彼らは守りに特化しているみたいで武器を持っていない。これで時間が稼げるはず、やるわよ。両目を閉じて心を集中させる「フラウ」自分の中にいる氷の精霊に話しかけた。
適性がある者にしか見えない精霊、氷の風が舞ってすぐ傍に青白い少女が形作られる。見えはしていなくてもハマダ大尉には何かが感じられているようで、せわしなく周囲を見回しているわ。あ、でもミノタウロスには解ったようね、こちらを警戒してる。
「フラウ、あの魔物を撃退したいの」
「牛頭の魔物、西方覇者ミノタウロスね。自我を失い暴走しているみたい」
「そうなの?」
パッと見るだけでそういうの解るのね。というか西方覇者ってなんですか。そんな些細な疑問をここで確かめている余裕はないわね。
「アレは見境なしに暴れる程低能じゃない。殺すよりも退かせる方がきっといい」
常時冷静、乱れることが無い精霊の思考は適切に判断される。そういう状況はわからないけれど、きっと自身が崩壊する時だって冷静に消えることを認識するんでしょうねって感じ。
「フラウがそう言うならそうして」
何かに操られてる? それとも感情が溢れて? 落ち付かせるともしかしたら。出来るかしらこの距離で、でも試してみましょう。やったことがないけどやってみる、成功するかどうかは結果を見てってやつね。
「乱れし脈動を悠久の流れに、慈しむ――」
詠唱を始めるとミノタウロスが手にしていた戦斧をこちらに向けてブン投げて来たわ。嘘でしょ! みるみるうちに斧の見た目が大きくなって一直線向かってくる、これ当たるわ。そうすると、即死よね。なるほど、これがフラウの冷静効果かって理解出来た気がする。
ところが黒服が居る、更に目の前に氷の山がせりあがって来た。大斧はそれにぶつかると滑って脇の方に飛んでいき立木を折って転がった。フラウのお陰ね。詠唱を継続するわ。
「――世の全てに平穏と静寂を与え給え。エクステンシヴ=サリニングハート!」
ミノタウロスと目を合わせるようにして、意識を伝播させようとする。目を見開いて食いしばっていた表情から力が抜けていき、いきり立った肩を落とすとくるりと踵を返して、西の方へ歩いて行ったわ。やる気を失ったというのが丁度良いかしらね。
「ミ、ミノタウロスが去って行く?」
「さっきの盾もこれも聖女様の力だ!」
「助かった。ありがとうございます!」
気づいた兵の人たちが拝み始める勢いでこっちに感謝してるわ。初めて私を見た人が多くて、あの子供が? なんて顔してるのも多いけどね。まあそれについては今さらもう何とも思わないわ。
「戻りましょう」
「了解です。警戒行軍序列、後方を密に!」
前に二人だけ、今度は後ろに厚みを持たせて周りを守ってくれる、この人たちって凄い訓練度ね。そうえいば「あの斧、取りに戻ってきたりしないわよね?」転がっているのを見て一言。
「一応注意喚起をしておきましょう。下手なことをして怒らせるのもいただけませんので、西の方に捨てて来るように推奨して」
「そうね、それがいいかも」
誰だって何事も起こらないのが好いはず、壊したり持ち去ったりしたら面倒が起こるわ多分。神殿で籠もっているのと違って、これはこたえるわ。精神的にぐったりしそう、そのうち人酔いを起こしたりして。戻ったら天幕で静かにしていたいわね。
◇
これ以上大変なことが起きないようにって、大急ぎで除去作業を終わらせたら北進を急いだわ。街の外壁が見えてきた時の皆の明るい顔が忘れられないわねこれ。外門の上で振られている大きな旗、見た時に凄くほっとしたわ、これで休むことが出来るって。内側の広場に入ると、急に誰かが傍に来て呼び止められたわ、さりげなくハマダ大尉が間に入ってくれたけど。
「市長がお会いしたいと申されております。聖女アルヴィン殿、どうかおこしいただけないでしょうか」
市長さんか、どうせ一度は会わないといけないものね。頷くと後ろに付いて行くことしたわ。集団のリーダーの後ろ姿があったけど、速足でこの場を立ち去って行ったわ、やること沢山あるからよね絶対に。
大きな建物に連れていかれると、部屋には四十歳前後の短い髪の男の人が、丸い眼鏡をしていたわ。事務のお仕事してるって感じの体格じゃないけれど。
「お待ちしていました。私はここの市長をしているリベンゲ、以後お見知りおきを」
「初めまして、アリアス・アルヴィンです」
猜疑心の塊というと悪いけど、表情と心が一致してない系の感じがするわ。魔物相手よりも人間相手が得意そう。けれども市長をしているんだから信用はされてるのよね。
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「はぁ」
外は確かに危険だけど、中が安全かはわからないわ。そんなこと言っても仕方ないけどね。何だか寂しい風景、もっとすごい感じの街かと思っていたわ、何と言うか開拓村の大きいやつ? 必要なものは手に入るけど、入植するための拠点のような。
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「アルヴィン様はここでお休みを。私は家の中を確かめてきます」
リスィが出て行って静かな部屋になる。人の気配はするけど壁越しだからまだマシよ。明日には神殿で暮らし始めたいわ、でも今夜はここで我慢ね。ぱふん、とベッドに転がる。
結局あの土砂ってなんだったのかしら、ミノタウロスの暴走も。普通の人はそういうの出来ないだろうから、結構な力を持った魔法使いとか、狂わせる薬でもあるなら誰でも出来……るはずないわね、近づくだけでもかなりの危険よ。
そういうのも調査はするでしょうから私が悩むことないか、祈ることだけしておけば。それと一応聞いておきましょう、ハマダ大尉はこれで解散するんじゃないのかってね。移動の専属護衛だったはずよね? 専属部隊って言ってたっけ?
ああどっちでもいいや、転がってたら眠たくなってきちゃった。ベッドで毛布にくるまって寝てしまう、誰にも邪魔されずに朝までそうしてられたのが最近一番の幸せだったわ。
「おはようございます」
こちらの目が覚めてからリスィが声をかけて来たわ、部屋には居たみたいだけど。ベッド側の机には水が入ったボールと手拭いが置いてある。
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