たんぽぽ 信一・維士

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信一 対談

2012年 春 対談2週間後 信一

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2012年 春 信一

 対談から2週間、やっとイシからメールが来た、長かった、もう音沙汰ないんじゃないかと、落ち込んでいた、
退院してからは3週間たった。

1週間目でドクと対談、次の日実家、その後はだいぶ調子が悪かった、体力がないのに動いたからだろう。
 
 イシからのメールを開いていない、1時間前にきたが、見るのが怖かった。2週間も経って、やっときた、いい事が書いてあるはずがない、どきどきしっぱなしだ、心臓も悪いのに、あぁとため息がでた。
 思い切って開いた。
何なんだ、これは、こんなに思ってくれてたんだ、あんなに酷い事したおれなのに、
10年分くらい、泣いた、涙が止まらない、
イシ、お願いだ、おれは孤独で、病気だ、1人で寂しい、誰もいない、、、たすけて欲しい、手を引っ張って生かして欲しい、もう少しだけ生きたいと、独り言を言った。

だいぶ時間が経ってから、イシに返信した、

(イシからメールがきて1時間は開けられなかった怖かった、やっと開けたら、
2時間泣いた、ありがとう、
イシ、おれは裸の王様だ、孤独だ、
8か月も入院していてお見舞いに来てくれる友達もいない、退院しても同じだ、話し合い手もいない、
 8年も仕事頑張ったつもりでも、商品のおれには誰も本音でこないし、おれも周りを見下していた。

 おれは凄いって自惚れていた、周りもチヤホヤしてくれた、おれが望んだ異常な世界だった。
1年前、イシと一緒になる為に辞める予定が、未練に引っ張られた。
呆れるだろう、スポットライトを浴びたいと思ったんだ、もう充分だったのに、
 イシの手を離して全ての歯車が狂った、毎日頭の中は、イシだけになった、
イシの手を離した後悔で、自問自答だった、
対談でもしない限り、一生会ってもらえないと思った、
 今までの事、忘れてくれ、なんて虫の良いことはいわない、

 おれを助けてくれ イシしかいないんだ
おれが一緒に居たいのはイシだ、
 迷惑だよな、
いつも、イシを振り回してごめんなぁ
 おれが側にいて、イシは、幸せになれるのか
イシの幸せを願うなら、おれは離れた方がいいのか、教えてくれ

 お願いだ、近いうちに、おれの東京の家に来てくれないか、話がしたい、
 日時はイシに全部合わせる、おれは毎日、寝るのが仕事だ、いつでも良い。)送信した。

(明日、昼に行く)

(待っている)

明日は、絶対失敗出来ない、おれは自分に言い聞かせた、

(カッコつけんな、本音を言え)と、

 次の日 イシが1人でおれの部屋に来た、チューリップはついて来ていない、良かったと安堵した。
「駅で、弁当買ってきた、僕、食べるけど、信ちゃんどうする、信ちゃんの分もあるけど、食べ物、気をつける病気だって母さんいってたから」
「イシ、おれの母さんに会ったのか」
「何で信ちゃんの母さんってわかったの」
「イシ、自分の母さんの事は、おを付けてお母さんと呼ぶだろう」
「あっ知ってたんだ、この前一緒におばあさんに会いに行ったんだ、その時信ちゃんの主治医に会った話をしてた」
「ふぅん、そうか、そうだなぁ外食はダメだ、弁当も外食だな、半分もらうよ」
「そう」って言ってイシは弁当を寄越した。
「今日わざわざ来てくれて、ありがとう、この前の対談は悪かった、、おれが最後の仕事にと、頼み込んだ、本は出す、おれが、スポンサーなんだ、、
 どうしてもイシに会いたかった、会いに行っても絶対に会ってくれないだろう、、、1年前の事ちょっと話してもいいか、、、おれは、イシと一緒になりたくて、仕事を辞めるつもりだったが、仕事はが入っていた、。写真集の写真撮りだった、裸の写真も撮った、音楽で勝負なのに、写真集、裸、、変だろ、イシならどうだ、絵を売る為に裸の写真集出そうって言われたら、断るよな普通は、
写真集の表紙(天才 田真信一)だ、
 一般人には戻りたくないと、思ったんだ、笑えるよな、
 この仕事の前に、イシとばあちゃんに会いに行った時に(裸になったら、直ぐ消える)と言われた、まあ言われなくても、誰でも分かるよな、、、、

 イシの大学の卒業式の後、東京駅でTVカメラの撮影覚えているか、おれの囲み取材だったんだ、イシがTVに映った瞬間に全部イシに持っていかれた、その後も、盛岡からの帰りにホテルに泊まる時、動画撮られてTVに映り、日本中がドイシ探しだよ、、
 おれは終わった、イシはスターだった、おれ自身、自分が見切りをつけるのは良いが、付けられるのは嫌だった。

 おれは、イシがドクだった頃の暗澹さと共鳴していた、守るつもりだったが、イシがおれより、大きな存在になっていた。
 高校生のドクのままだった、成長したドクはおれは知らなかった、、
 最後の日にも言われたよな、ドクはいないイシだって、、、

 病気になって、連絡する人がいないんだ、苦しい助けてくれって言う人がいないんだ、、寂しなぁって、
おれ今まで、何してたんだって、誰もいないんだ、
イシと繋いだ手をあっさり手放した、、、なんでだろうって、、毎日考えてた
この前対談の後、やっとわかった、子供の我儘だったて、1年かかったおれは、、、」続けようとしたら、イシが話しだした。

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