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一話
第三章 財布と焼きそばパンないと困るはどっちなのか
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今、体育館から出て、授与式の時隣に座っていた女の子を探している。
僕は、何故か覚えていた、彼女がお弁当組だという事を。しかし、現在焼きそばパン買いに開発室を出てから五分ちょいが経っている。
・・・このままじゃ、焼きそばパンが売り切れちまう!
そんなことを考えているとき一階の階段についたので登ろうとした。が、
・・・この学園無駄に階が多いんだよなあ。
ちなみに僕らの教室は七階である。そして、七階中の七階である。
くそっ!俺みたいに体力ない奴が階段で七階まで行くだけで時間もかかるし、体力も奪われる。
ええい、もうどうでもいい!階段だ!
と、走って、階段を上ると、二階の踊り場で生徒会書記にぶつかった。
そして、僕の体力は二階に上がっただけで七割は削られている。
・・・走ったからなぁ
駄目だ駄目だ、こんなことを考えてる暇はない。
「すいません!大丈夫ですか?!」
と、立ち上がり、やや遅れ気味に謝る。そして、向こうも立ち上がり、
「ええ、大丈夫よ。気にしないで!」
「すいません!急いでいたもので!」
「何かあったの?」
「いや、ちょっと教室まで急いでいく用事ができたんですけど、僕体力なくて・・・」
と、彼女は
「そうなの?一年生の教室は、七階だよね?送っていこっか?」
え?!と、言うと。
「今日見せたでしょ?私の魔術。私、全校の空間を喰いまくっているから、すぐに移動できるの。言ったよね?購買のパン買いに行く時使うって。」
よくよく、彼女の方を見ると、ぶつかったはずみに落とした焼きそばパン五個を拾っていた。
「もう一個買いに行こうかと思っていたんだけど。さっきの授与式のときと、パン買いに行く時と買ってから教室に戻る時に使って、魔力の回復待ちだから、四階の教室から歩いて来たら君にぶつかったの。」
「じゃあ、何で、パン持ってるんですか?置いてくれば・・・」
「ダメよ!」
即答だった。彼女いわく
「前に、教室においてたら、人気商品を一人でこんなに買うなんて卑怯だろ!とか言われてさー。まあ、そんとき十個買ってね。」
加賀はこんなことしている暇はないと思い、
「すいません!急いでいるんです!送ってください!パンもう一個買ってきますから!」
彼女は、微笑み、
「了解!」と、こちらの手を取り、手をつないだまま、
「カッター!」と叫び、空間に亀裂が入り、そこの亀裂に二人で入る。
眩しくて、亀裂の中がよく見えない。
加賀は、目を開けようとするが、目を開けた時にはもう七階の教室前だった。
・・・速い!
「じゃあ、焼きそばパンよろしくねー!」といい、彼女は階段を降りた。おそらく、今の移動で本格的に魔力が切れたのだろう。
そして、加賀は、自分の教室に入り、先ほどの可愛い金髪巨乳をさがす。
そういや、同じクラスだったなー。と、
・・・いた!
加賀は、このまま行っても意味がないものと捉え、策をねった。
加賀は、このクラスの担任の「山本先生」に姿を変え、金髪に歩み寄った。
山本先生は、三十歳くらいの女の先生だ。声も先生と同じになっている。
「安達さん、すいません、少々用があるのでこちらに。」
「はーい!」と彼女は言い、食べていたタコさんウインナーを口に入れ食べきり、こちらへ来た。
大事にならないように
「廊下で話しましょう」
「わかりました。」
廊下の目立たないところにて、
「用ってなんですか?」
「いえ、噂を聞いたんですけど、貴方が財布を盗んだ、と、聞いたんですけど、本当ですか?」
彼女は、なんでもないような顔で、
「なんですか?!それ!そんな訳無いじゃないですか?!」
こうして見ると、やっぱりこいつ、見てくれはいいんだなあ。
「ですよね?先生も思います。でも、念のためボディーチェックさせてください。」
・・・僕が山本先生になったのはボディーチェックを要求するためだ。男だったらまずいからな。しかし、この体を触れるのか!やった!
「いいですよ」と、彼女は、後ろで手を組み身体を委ねる。
僕は、彼女の身体をペタペタとさわり、腕、腹、胸、脚と触る。
・・・いいねぇ。
あれ?!財布がない?!何故だ?!
「もういいですよね?先生。」
まだだ!まだ、尻と背中を触っていない!財布が見つからなくても、せめて、こいつの尻と背中を触っておくんだ!
「後ろを向きなさい。」
「なんでですか?!もう済んだでしょ!」
「まだです。背中が終わっていません。」
くっ!と歯をきしませながら、後ろを向く。
僕は、背中を触り、次に尻を触りにゆく。
すると、尻を触っていた僕の手に謎の硬いものがあたる。
「なんですか?これは?」
と、僕は、スカートに手を入れて彼女の尻と下着を触る。
すると、下着と尻の間に僕の財布が挟まっていた。
「あらあら?これは?探していた財布ですね。なぜあなたがなぜこんな所に?」
彼女は、財布を引き抜き、床に叩きつけて、顔を赤くして教室に戻る。
「ふぅ、いい身体でした。と、」
彼女に羞恥を味わわせる事ができたし、僕の財布が戻ってきたし、もう、良い事だらけだね!
と、山本先生の姿で笑っている僕の肩がトン、トン、と、軽く叩かれ、
「え?」
次に起こったことは僕は気を失っていて覚えてないが、クラスメートからの供述で、
「山本先生が山本先生に殴りかかって、一人の山本先生がボコボコになったと思ったら、僕の魔術は効果を失い、ボロボロになった僕が出てきたそうだ。」
「はっ?!ここは?!」
僕は、保健室のベッドで寝ていた。
すると、声がかかり、そちらを見ると生徒会書記がいた。
「大丈夫?私が倒れている加賀君を送ったんだけど。」
「あ、はい!ありがとうございます!無事、あのあと、要件が済みました!」
「そうなの?それは良かったねぇ。」
あれ?どうしてだろう、書記は笑っているが顔が笑っていない。
「あのー?怒こっていらっしゃいます?」
すると、書記は笑顔になり、
「怒こってるように見える?そうかあー。ちょっと君に言いたいことがあってねー。」
うーん、「加賀君」から「君」になってる・・・
なんか嫌な予感が、
「君さ、自分は満足してるようだけど、私の焼きそばパンどうしたの?」
・・・あっ、やべぇ!買えてねぇ!
「す、すいません!あのあと、気を失っていて買えてません!」
「へぇ、君、私に魔力使わせといて買えてないと・・・」
「すいません!焼きそばパンの代わりに、僕にできることならなんだって言ってください!」
彼女は口をぐにゃりと歪ませ、
「そうか、そうか、君は良いやつだなあ、私に向かって「なんだって」なんて。」
「え?!」
「じゃあ、この紙を背中に貼って全裸で全校ランニングして来い!体力もつくだろう。」
「待ってくださいよ!全裸って!」
「どうせ君なら姿を変えられるんだろう?股間の部分だけ消して真っ平らにして走ればいいだろう。」
「どっかの妖精ですか!」
そして、渡された紙を見ると、そこには
「私は運動が出来ないので体力づくりに校舎ランニング中です。変態なので見られると嬉しいです。写真撮ってね♡」
「って、こんなんつけて走れってことですか!?」
「そうだが?これを拒否した場合、私の魔術で空間にいいと言うまで閉じ込めるぞ?!あぁん?!」
・・・一生出てこれない気がする。
「わかりました。僕の魔術は使っていいんですね?」
「ああ、そうだ、全裸で背中にその紙をつけてな。」
僕は、書記の要求を飲み、全裸で走った。
次の日。
とある学生がいっていた。
「おい!知ってるか!?生徒会の書記が昨日全裸で校舎ランニングしてたぞ!」
「え!?まじで?」と隣の学生。
これ見ろよお、と携帯を取り出し、
そこには、全裸で、背中に「 私は運動が出来ないので体力づくりに校舎ランニング中です。変態なので見られると嬉しいです。写真撮ってね♡」と書かれた紙を貼っている生徒会書記の姿が写っていた。
そして、加賀 河割は一週間学校を休んだという。
ちなみに詳細は不明である。
僕は、何故か覚えていた、彼女がお弁当組だという事を。しかし、現在焼きそばパン買いに開発室を出てから五分ちょいが経っている。
・・・このままじゃ、焼きそばパンが売り切れちまう!
そんなことを考えているとき一階の階段についたので登ろうとした。が、
・・・この学園無駄に階が多いんだよなあ。
ちなみに僕らの教室は七階である。そして、七階中の七階である。
くそっ!俺みたいに体力ない奴が階段で七階まで行くだけで時間もかかるし、体力も奪われる。
ええい、もうどうでもいい!階段だ!
と、走って、階段を上ると、二階の踊り場で生徒会書記にぶつかった。
そして、僕の体力は二階に上がっただけで七割は削られている。
・・・走ったからなぁ
駄目だ駄目だ、こんなことを考えてる暇はない。
「すいません!大丈夫ですか?!」
と、立ち上がり、やや遅れ気味に謝る。そして、向こうも立ち上がり、
「ええ、大丈夫よ。気にしないで!」
「すいません!急いでいたもので!」
「何かあったの?」
「いや、ちょっと教室まで急いでいく用事ができたんですけど、僕体力なくて・・・」
と、彼女は
「そうなの?一年生の教室は、七階だよね?送っていこっか?」
え?!と、言うと。
「今日見せたでしょ?私の魔術。私、全校の空間を喰いまくっているから、すぐに移動できるの。言ったよね?購買のパン買いに行く時使うって。」
よくよく、彼女の方を見ると、ぶつかったはずみに落とした焼きそばパン五個を拾っていた。
「もう一個買いに行こうかと思っていたんだけど。さっきの授与式のときと、パン買いに行く時と買ってから教室に戻る時に使って、魔力の回復待ちだから、四階の教室から歩いて来たら君にぶつかったの。」
「じゃあ、何で、パン持ってるんですか?置いてくれば・・・」
「ダメよ!」
即答だった。彼女いわく
「前に、教室においてたら、人気商品を一人でこんなに買うなんて卑怯だろ!とか言われてさー。まあ、そんとき十個買ってね。」
加賀はこんなことしている暇はないと思い、
「すいません!急いでいるんです!送ってください!パンもう一個買ってきますから!」
彼女は、微笑み、
「了解!」と、こちらの手を取り、手をつないだまま、
「カッター!」と叫び、空間に亀裂が入り、そこの亀裂に二人で入る。
眩しくて、亀裂の中がよく見えない。
加賀は、目を開けようとするが、目を開けた時にはもう七階の教室前だった。
・・・速い!
「じゃあ、焼きそばパンよろしくねー!」といい、彼女は階段を降りた。おそらく、今の移動で本格的に魔力が切れたのだろう。
そして、加賀は、自分の教室に入り、先ほどの可愛い金髪巨乳をさがす。
そういや、同じクラスだったなー。と、
・・・いた!
加賀は、このまま行っても意味がないものと捉え、策をねった。
加賀は、このクラスの担任の「山本先生」に姿を変え、金髪に歩み寄った。
山本先生は、三十歳くらいの女の先生だ。声も先生と同じになっている。
「安達さん、すいません、少々用があるのでこちらに。」
「はーい!」と彼女は言い、食べていたタコさんウインナーを口に入れ食べきり、こちらへ来た。
大事にならないように
「廊下で話しましょう」
「わかりました。」
廊下の目立たないところにて、
「用ってなんですか?」
「いえ、噂を聞いたんですけど、貴方が財布を盗んだ、と、聞いたんですけど、本当ですか?」
彼女は、なんでもないような顔で、
「なんですか?!それ!そんな訳無いじゃないですか?!」
こうして見ると、やっぱりこいつ、見てくれはいいんだなあ。
「ですよね?先生も思います。でも、念のためボディーチェックさせてください。」
・・・僕が山本先生になったのはボディーチェックを要求するためだ。男だったらまずいからな。しかし、この体を触れるのか!やった!
「いいですよ」と、彼女は、後ろで手を組み身体を委ねる。
僕は、彼女の身体をペタペタとさわり、腕、腹、胸、脚と触る。
・・・いいねぇ。
あれ?!財布がない?!何故だ?!
「もういいですよね?先生。」
まだだ!まだ、尻と背中を触っていない!財布が見つからなくても、せめて、こいつの尻と背中を触っておくんだ!
「後ろを向きなさい。」
「なんでですか?!もう済んだでしょ!」
「まだです。背中が終わっていません。」
くっ!と歯をきしませながら、後ろを向く。
僕は、背中を触り、次に尻を触りにゆく。
すると、尻を触っていた僕の手に謎の硬いものがあたる。
「なんですか?これは?」
と、僕は、スカートに手を入れて彼女の尻と下着を触る。
すると、下着と尻の間に僕の財布が挟まっていた。
「あらあら?これは?探していた財布ですね。なぜあなたがなぜこんな所に?」
彼女は、財布を引き抜き、床に叩きつけて、顔を赤くして教室に戻る。
「ふぅ、いい身体でした。と、」
彼女に羞恥を味わわせる事ができたし、僕の財布が戻ってきたし、もう、良い事だらけだね!
と、山本先生の姿で笑っている僕の肩がトン、トン、と、軽く叩かれ、
「え?」
次に起こったことは僕は気を失っていて覚えてないが、クラスメートからの供述で、
「山本先生が山本先生に殴りかかって、一人の山本先生がボコボコになったと思ったら、僕の魔術は効果を失い、ボロボロになった僕が出てきたそうだ。」
「はっ?!ここは?!」
僕は、保健室のベッドで寝ていた。
すると、声がかかり、そちらを見ると生徒会書記がいた。
「大丈夫?私が倒れている加賀君を送ったんだけど。」
「あ、はい!ありがとうございます!無事、あのあと、要件が済みました!」
「そうなの?それは良かったねぇ。」
あれ?どうしてだろう、書記は笑っているが顔が笑っていない。
「あのー?怒こっていらっしゃいます?」
すると、書記は笑顔になり、
「怒こってるように見える?そうかあー。ちょっと君に言いたいことがあってねー。」
うーん、「加賀君」から「君」になってる・・・
なんか嫌な予感が、
「君さ、自分は満足してるようだけど、私の焼きそばパンどうしたの?」
・・・あっ、やべぇ!買えてねぇ!
「す、すいません!あのあと、気を失っていて買えてません!」
「へぇ、君、私に魔力使わせといて買えてないと・・・」
「すいません!焼きそばパンの代わりに、僕にできることならなんだって言ってください!」
彼女は口をぐにゃりと歪ませ、
「そうか、そうか、君は良いやつだなあ、私に向かって「なんだって」なんて。」
「え?!」
「じゃあ、この紙を背中に貼って全裸で全校ランニングして来い!体力もつくだろう。」
「待ってくださいよ!全裸って!」
「どうせ君なら姿を変えられるんだろう?股間の部分だけ消して真っ平らにして走ればいいだろう。」
「どっかの妖精ですか!」
そして、渡された紙を見ると、そこには
「私は運動が出来ないので体力づくりに校舎ランニング中です。変態なので見られると嬉しいです。写真撮ってね♡」
「って、こんなんつけて走れってことですか!?」
「そうだが?これを拒否した場合、私の魔術で空間にいいと言うまで閉じ込めるぞ?!あぁん?!」
・・・一生出てこれない気がする。
「わかりました。僕の魔術は使っていいんですね?」
「ああ、そうだ、全裸で背中にその紙をつけてな。」
僕は、書記の要求を飲み、全裸で走った。
次の日。
とある学生がいっていた。
「おい!知ってるか!?生徒会の書記が昨日全裸で校舎ランニングしてたぞ!」
「え!?まじで?」と隣の学生。
これ見ろよお、と携帯を取り出し、
そこには、全裸で、背中に「 私は運動が出来ないので体力づくりに校舎ランニング中です。変態なので見られると嬉しいです。写真撮ってね♡」と書かれた紙を貼っている生徒会書記の姿が写っていた。
そして、加賀 河割は一週間学校を休んだという。
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