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一話
第五章 近くによられた狙撃手
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「 この学園全体を使い、お前の魔術で俺を倒すまで行う模擬戦闘だ。」
・・・この人は正気か?
加賀がそう言うのも無理はない。最初の魔法の授業は、山本先生事件で受けれてないし。それから一週間は書記の事件で受けれていない。
しかし、加賀は色々姿を変えられる様になっている事が全校に広がっていて、勿論、教師たちにもバレている。
だから、加賀は
「待ってくださいよ!僕まだ、このスナイパーライフルの使い方とか立ち回りとか習ってないんですけど!」
しょうがないなあ、と、面倒臭そうに中村先生は僕のスナイパーライフルを手に取り、
「このスナイパーライフルの上についているスコープはお前の魔力の調整具合で近づけたり、遠ざけたりできる。ほら、やってみろ。」
と、中村先生が渡してきたので、スコープを覗く。
二メートルほど中村先生から離れ、四方八方見渡してみる。
すると、中村先生の顔がスコープ全体に写り、
「うわぁ、汚い顔だなあ」
「おい!説明やめるぞ!」
と、拳を上に掲げたので、とりあえず謝る。
「すいません、で、他には?」
うむ、と
「その銃の横にイヤホンジャックがあるだろ?そこにこのイヤホン・・・未使用だぞ。を付けろ。」
はい、と言い、イヤホンを耳とジャックに入れる。
すると、ノイズ混じりの音が耳から聞こえる。
「どうだ?このイヤホン機能は銃口付近から遠くの対象の声や音を拾うことができるんだ。でも、その間に壁とか結界とかそういうものがあると聞こえないぞ。」
例えばと、
「ほら、そこの出口から廊下へ出てみろ、その二十メートル先に女子生徒が二人で話しているからその会話を拾ってみろ。」
二十メートルも離れてるのに拾えるのかなあ、と半信半疑で銃口を女子生徒へ向ける。
暫くして、ノイズ混じりだった声が今ははっきりと聞こえ、
「ねぇ、知ってる?一年の加賀って人女装趣味あるらしいよ、」
「あ、知ってる知ってる。しかもノーパンだったんでしょ?変態だね。」
聞きたくないことが聞こえたが気にしない。僕はそっとイヤホンを外す。
目から、悲しみの涙が流れるが無視する。
すると、先生が、
「あとは、スコープに写った対象を撃つだけだ。ほら、そこに的出すから撃ってみろ。」
と、中村先生が手から緑色の、盾?否、的を出し、五十メートル先に移動させた。
・・・よく狙って、スコープの中心に重なったところを撃つんだ。
直後、銃口から白い光の一閃が飛び、的に風穴を開ける。
先生は、関心したように、頷き
「お前、なかなかセンスあるかもな。あと、この銃弾今は白いけど、ちょっとした魔力調整で色が変えられるぞ。」
成程。と、加賀は頷き、
「それで、校舎の破壊はどの程度まで許されるんですか?」
と、先生は、ハスキーボイスで顔半分に影を作り、
「・・・かすり傷一つにつき、現金百円没収・・・。」
「待ってください!十個かすり傷つけたら千円没収されるんですよね?その千円はどうなるんですか?」
「・・・俺のパチンコ代・・・」
「この人最低だあーー!」
そんな馬鹿みたいな話をし始めてから三十分が経ち、ようやく、
「よし、じゃあフィールドは校舎で、それぞれの魔術を用い相手のコア(心臓部)を破壊するか魔力を枯らすことで死とする。制限時間は三十分。やられても訓練用の身体を用いるから、やられたらここに戻る。腕とか吹き飛ばされると、魔力で再生されるから行動は問題ないが、魔力で再生されるわけだから魔力を消費する。魔力が枯れれば死だ。気をつけろ?
ハンデをやる。三回お前は死んでいもいい。俺は一回でも死んだら負けだ。
つまり、三十分以内に俺を倒せない、もしくはお前が四回死んだらお前の負けだ。
逆にお前が四回死なずに 三十分以内に俺を倒せばお前の勝ちだ。」
ちなみに、と
「お前の魔術は姿を変える+スナイパーライフルというのは俺は知ってるからな、俺の魔術も紹介しよう。」
と、手から黒い的のようなものと、腰から槍のようなものが出てくる。
「俺は、防御を得意とする魔術。回路は槍だ。」
まあ、と
「頑張ろうぜ。」
と、ニヤニヤしている。
すると、体育館に入ってくるものが二人いた。
一人は三十代の女性教師、山本先生だ。
そして、もう一人は。
「あの時の泥!」
「泥とか言うな!」
すこし怒っている泥を一度見た山本先生がこちらへ視線を向け、
「お前、泥とか言ってるけど、こいつはこの学園の生徒会長だぞ?」
そう言われて怒っていた泥は生徒会長・・・
「え?!生徒会長?!」
いかにも、と彼女は偉そうに、
「先輩、しかも生徒会長を泥呼ばわりとはいい度胸だな、おい。」
「す、すいません知らなかったんです!」
「まあいい、今度から私のことは純恋さんと呼べ。わかったな?」
はい、と加賀はいい、そして、
「お二人ともどうしてこんな所に?」
生徒会長が答える。
「見学と審判をな。先生方と私の粋なはからいのお陰で戦闘を行えるのだぞ?感謝して欲しいなあ。」
・・・別にこのまま帰れるなら帰りたいところだ。
と、中村先生は
「ほら、加賀。始めるぞ、」
すると、足元に魔法陣のようなものな現れ、そのまま抵抗もできず床にのまれる。
気がつくと僕は、服がセーラー服からジャージに変わっていて、体育館にいたはずなのに、どこかの廊下に今いる。
「何が起こったんだ・・・?」
すると、横にあった廊下の窓ガラスに生徒会長の姿がうつり、そこから音が発せられる。
「うおぉ?!泥?!」
と、彼女は不機嫌そうに、
「誰が泥だ!純恋さんと呼べといっただろう。」
実はな、
「山本先生がこの学校の模擬戦闘システムを作動させたんだ。戦闘する人を選択して、学園の何処かにランダムに転送される。転送されると訓練用の身体になるから死なないし、崩れた身体も再生するから安心しろ。あと、これは学園の本体ではなくて仮想、魔術で作られたものだから、学生はいないし、いくらぶっ壊しても大丈夫だぞ。」
あれ?かすり傷イコール罰金ってのは?どういうこと?
さあ、
「この校舎全体を使って、中村先生を倒すんだ!」
すると目の前に、否、空中に文字が浮かび上がり、
「ただいまから、加賀河割と中村先生の模擬戦闘を開始します。」
目の前にあった文字が消え、開始までの時間を告げる数字が浮かび上がる。
3・2・1 開始!
・・・どうやら開始したらしい。とりあえず、先生を見つけるため歩き回ってみるかー。
すると、僕は階段にたどり着き、今いる階を調べる。
どうやらここは六階らしい。
それじゃあ、上の階でも行って、全体をまず見渡そうかなあ。と、階段を上に上がろうとした直後、
上の階から下りてきた中村先生に僕はばったり会う。
「「あ」」
超遠距離型の僕は、超近接型の中村先生に素手でボコボコにされてから槍で突かれ死んだ。
・・・くそっ!何が何でも早すぎるだろ!三十秒も経ってないぞ!
加賀の穿かれた身体が床に沈み体育館へ転送された。
すると、生徒会長は転送された加賀を見て、
「早すぎるぞ・・・加賀。」
「しょうがないじゃないか!まさかあんなにすぐバッタリアウトは想像してないですよ!」
・・・駆逐してやる!
「おまえ、遠距離なんだからもっと緊張感持てよ」
「わかりました!次は気をつけますよ!」
二階に転送された僕は、「今度は上にいるだろう」と考える。
とりあえず距離をとろうと思った僕は、一階へ進むため階段を下りる。
が、しかし
一階へ進むことに気を取られていた加賀は、上から下りてきた中村先生に背後からコアをぶち抜かれた。
「はや」←生徒会長
「うるせぇ!」
まだ死んだのは二回。まだまだ終わらない。
・・・この人は正気か?
加賀がそう言うのも無理はない。最初の魔法の授業は、山本先生事件で受けれてないし。それから一週間は書記の事件で受けれていない。
しかし、加賀は色々姿を変えられる様になっている事が全校に広がっていて、勿論、教師たちにもバレている。
だから、加賀は
「待ってくださいよ!僕まだ、このスナイパーライフルの使い方とか立ち回りとか習ってないんですけど!」
しょうがないなあ、と、面倒臭そうに中村先生は僕のスナイパーライフルを手に取り、
「このスナイパーライフルの上についているスコープはお前の魔力の調整具合で近づけたり、遠ざけたりできる。ほら、やってみろ。」
と、中村先生が渡してきたので、スコープを覗く。
二メートルほど中村先生から離れ、四方八方見渡してみる。
すると、中村先生の顔がスコープ全体に写り、
「うわぁ、汚い顔だなあ」
「おい!説明やめるぞ!」
と、拳を上に掲げたので、とりあえず謝る。
「すいません、で、他には?」
うむ、と
「その銃の横にイヤホンジャックがあるだろ?そこにこのイヤホン・・・未使用だぞ。を付けろ。」
はい、と言い、イヤホンを耳とジャックに入れる。
すると、ノイズ混じりの音が耳から聞こえる。
「どうだ?このイヤホン機能は銃口付近から遠くの対象の声や音を拾うことができるんだ。でも、その間に壁とか結界とかそういうものがあると聞こえないぞ。」
例えばと、
「ほら、そこの出口から廊下へ出てみろ、その二十メートル先に女子生徒が二人で話しているからその会話を拾ってみろ。」
二十メートルも離れてるのに拾えるのかなあ、と半信半疑で銃口を女子生徒へ向ける。
暫くして、ノイズ混じりだった声が今ははっきりと聞こえ、
「ねぇ、知ってる?一年の加賀って人女装趣味あるらしいよ、」
「あ、知ってる知ってる。しかもノーパンだったんでしょ?変態だね。」
聞きたくないことが聞こえたが気にしない。僕はそっとイヤホンを外す。
目から、悲しみの涙が流れるが無視する。
すると、先生が、
「あとは、スコープに写った対象を撃つだけだ。ほら、そこに的出すから撃ってみろ。」
と、中村先生が手から緑色の、盾?否、的を出し、五十メートル先に移動させた。
・・・よく狙って、スコープの中心に重なったところを撃つんだ。
直後、銃口から白い光の一閃が飛び、的に風穴を開ける。
先生は、関心したように、頷き
「お前、なかなかセンスあるかもな。あと、この銃弾今は白いけど、ちょっとした魔力調整で色が変えられるぞ。」
成程。と、加賀は頷き、
「それで、校舎の破壊はどの程度まで許されるんですか?」
と、先生は、ハスキーボイスで顔半分に影を作り、
「・・・かすり傷一つにつき、現金百円没収・・・。」
「待ってください!十個かすり傷つけたら千円没収されるんですよね?その千円はどうなるんですか?」
「・・・俺のパチンコ代・・・」
「この人最低だあーー!」
そんな馬鹿みたいな話をし始めてから三十分が経ち、ようやく、
「よし、じゃあフィールドは校舎で、それぞれの魔術を用い相手のコア(心臓部)を破壊するか魔力を枯らすことで死とする。制限時間は三十分。やられても訓練用の身体を用いるから、やられたらここに戻る。腕とか吹き飛ばされると、魔力で再生されるから行動は問題ないが、魔力で再生されるわけだから魔力を消費する。魔力が枯れれば死だ。気をつけろ?
ハンデをやる。三回お前は死んでいもいい。俺は一回でも死んだら負けだ。
つまり、三十分以内に俺を倒せない、もしくはお前が四回死んだらお前の負けだ。
逆にお前が四回死なずに 三十分以内に俺を倒せばお前の勝ちだ。」
ちなみに、と
「お前の魔術は姿を変える+スナイパーライフルというのは俺は知ってるからな、俺の魔術も紹介しよう。」
と、手から黒い的のようなものと、腰から槍のようなものが出てくる。
「俺は、防御を得意とする魔術。回路は槍だ。」
まあ、と
「頑張ろうぜ。」
と、ニヤニヤしている。
すると、体育館に入ってくるものが二人いた。
一人は三十代の女性教師、山本先生だ。
そして、もう一人は。
「あの時の泥!」
「泥とか言うな!」
すこし怒っている泥を一度見た山本先生がこちらへ視線を向け、
「お前、泥とか言ってるけど、こいつはこの学園の生徒会長だぞ?」
そう言われて怒っていた泥は生徒会長・・・
「え?!生徒会長?!」
いかにも、と彼女は偉そうに、
「先輩、しかも生徒会長を泥呼ばわりとはいい度胸だな、おい。」
「す、すいません知らなかったんです!」
「まあいい、今度から私のことは純恋さんと呼べ。わかったな?」
はい、と加賀はいい、そして、
「お二人ともどうしてこんな所に?」
生徒会長が答える。
「見学と審判をな。先生方と私の粋なはからいのお陰で戦闘を行えるのだぞ?感謝して欲しいなあ。」
・・・別にこのまま帰れるなら帰りたいところだ。
と、中村先生は
「ほら、加賀。始めるぞ、」
すると、足元に魔法陣のようなものな現れ、そのまま抵抗もできず床にのまれる。
気がつくと僕は、服がセーラー服からジャージに変わっていて、体育館にいたはずなのに、どこかの廊下に今いる。
「何が起こったんだ・・・?」
すると、横にあった廊下の窓ガラスに生徒会長の姿がうつり、そこから音が発せられる。
「うおぉ?!泥?!」
と、彼女は不機嫌そうに、
「誰が泥だ!純恋さんと呼べといっただろう。」
実はな、
「山本先生がこの学校の模擬戦闘システムを作動させたんだ。戦闘する人を選択して、学園の何処かにランダムに転送される。転送されると訓練用の身体になるから死なないし、崩れた身体も再生するから安心しろ。あと、これは学園の本体ではなくて仮想、魔術で作られたものだから、学生はいないし、いくらぶっ壊しても大丈夫だぞ。」
あれ?かすり傷イコール罰金ってのは?どういうこと?
さあ、
「この校舎全体を使って、中村先生を倒すんだ!」
すると目の前に、否、空中に文字が浮かび上がり、
「ただいまから、加賀河割と中村先生の模擬戦闘を開始します。」
目の前にあった文字が消え、開始までの時間を告げる数字が浮かび上がる。
3・2・1 開始!
・・・どうやら開始したらしい。とりあえず、先生を見つけるため歩き回ってみるかー。
すると、僕は階段にたどり着き、今いる階を調べる。
どうやらここは六階らしい。
それじゃあ、上の階でも行って、全体をまず見渡そうかなあ。と、階段を上に上がろうとした直後、
上の階から下りてきた中村先生に僕はばったり会う。
「「あ」」
超遠距離型の僕は、超近接型の中村先生に素手でボコボコにされてから槍で突かれ死んだ。
・・・くそっ!何が何でも早すぎるだろ!三十秒も経ってないぞ!
加賀の穿かれた身体が床に沈み体育館へ転送された。
すると、生徒会長は転送された加賀を見て、
「早すぎるぞ・・・加賀。」
「しょうがないじゃないか!まさかあんなにすぐバッタリアウトは想像してないですよ!」
・・・駆逐してやる!
「おまえ、遠距離なんだからもっと緊張感持てよ」
「わかりました!次は気をつけますよ!」
二階に転送された僕は、「今度は上にいるだろう」と考える。
とりあえず距離をとろうと思った僕は、一階へ進むため階段を下りる。
が、しかし
一階へ進むことに気を取られていた加賀は、上から下りてきた中村先生に背後からコアをぶち抜かれた。
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