神ですら転生する時代になりました!!!

芝崎林也

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1章:女神の転生

2:決意

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(まさか私としたことがあんな失敗するなんて…)


(早く…天界に連絡を取らないと…)


アテナが天界と連絡を取るため呪文を唱えようとした。

しかし声が出ない。

よくよく体を調べてみると魔力もない。


(何なのこれ…どういうこと!?)


目の前も真っ暗。体の自由も利かない。


(まさかとは思うけど、もしかして…)


ふと、微かな光とともに、声が聞こえてきた。


「女王様、おめでとうございます、双子の男の子ですよ!」


少し騒がしい雑音の中から、ハッキリとした声が聞こえた。

まだ曖昧な意識の中、アテナは理解した。


    あぁ、私…男になったんだ─────と。


(いやそんなこと考えてる場合じゃない!!!)


(男になって、それも、双子!?)


(これは間違いないわ…さっきの少女の魔法に入ったせいで、二人まとめて同じ転生をしてしまったんだわ!)


隣から、赤ん坊の鳴き声が聞こえてくる。


(本来なら転生の記憶は3歳の頃に思い出すようになってるんだけど…私は女神だったから例外だったみたいね…)


そして女医から恐らく母親であろう人物に、アテナが渡される。


「良かった…無事に産まれてきてくれて…」


「よろしくね、『ナハト』…」


(私の名前はナハトと付けられたらしい…参ったな…)


「そして…貴方は『リヒト』…二人とも大きく育ってね。」


そう言うと母親の女性は精一杯の笑顔をこちらに向けた。


(そんな顔されると心が痛いじゃない…)


そしてアテナは、母親の顔を見て、決意した。


(いいわ。私の失敗だもの。この体の寿命分。精一杯貴方の息子を演じて見せるわ!)


そうしてアテナ、改めナハトは、睡眠欲に負け、眠りについた。


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