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17.さよなら
田川の後ろ姿は、あっという間にドアの向こうに消えた。
私は彼の動きの素早さにぽかんとし、何度か瞬きを繰り返していたが、ふうっとため息をつく。
「田川さんって、意外と強引なところがあるんだね」
「まぁね。でもだいたいが気遣いからくるものだよ。たぶん今のもそう」
征也は苦笑して言いながら私の傍を通り抜け、ドアの前に立って振り返る。
「まぁ、いいさ。美祈ちゃん、帰ろう」
「一人で帰れる。ちゃんとタクシー拾うから」
「俺がいるのに、わざわざタクシーでもないだろ。送るよ」
「でも、悪いから」
「悪いって何が?」
征也は理由が思いつかないという顔をした。
その様子に私は苛立ち、口元が引きつりそうになったが、どうにか抑え込む。
「だって、征也君には彼女がいるから。あの人といつから付き合ってるのか分からないけど、少なくともこれからは、こういうことしなくていいよ。彼女さん、自分の彼氏が他の女の人と二人きりになったりするのは、嫌に決まってる」
「そんなこと言われたら寂しいじゃないか。これまで仲良くしてきたのにさ。そもそも俺にとっての美祈ちゃんは妹みたいな存在だし、美祈ちゃんにとっても俺は兄貴みたいなものだろ?それに、そのことは彼女も知ってるよ。この前偶然会ったあの後、美祈ちゃんのこと、話したんだ。そもそも俺の彼女は、こんなことくらいで目くじら立てるような人じゃないから大丈夫だよ」
「そう、なんだ……」
彼女に話したということは、本当に征也は私のことを「妹」のような存在だとしか思っていなかったのだ。やっぱりと思って心が体が重くなる。
「とにかく送る。美祈ちゃん、おいで」
征也は少し強引な響きを含ませながら、今までと変わらない柔らかな声で私を呼んだ。
促す彼の声を完全には拒否できない自分に呆れながら、私はのろのろと彼の方へと足を踏み出した。複雑な気持ちを抱えたまま征也と共に店を出て、裏手にある駐車場へと向かう。
私より一足早く車に着いて、征也はさっと助手席側に回り込んでドアを開けた。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
礼を言って私は車に乗り込んだ。シートベルトをかけながら、征也が運転席に乗るのを待つ。
「じゃ、行こうか」
「お願いします」
征也は駐車場から車を出して、私のマンションへと向かって車を走らせた。
しばらくして、私は固い声で彼に言う。
「ねぇ、征也君。やっぱりこういうのは、今日で最後にしようね」
「こういうのって、家まで送ること?」
「これも含めて、征也君に甘やかしてもらうこと全般っていう意味」
彼は前を見たまま困ったように笑う。
「何度も言うようだけど、気にしなくていいんだよ。だって、毎回ってわけじゃないし、俺がそうしたいだけだから。それに甘えるっていうけど、今まで美祈ちゃんが俺に甘えてくれたことって、そんなにあったかな?むしろもっと甘えてほしいくらいなんだけど。俺が兄代わりとしてできることって言ったら、こういうことを含めて、今はせいぜいがこれくらいしかないんだしさ」
兄代わり、妹みたい、妹同然――。
今夜、征也の口から出たそれらの言葉たちを、私は心の中で反芻した。結局のところ、彼と私はその関係性から抜け出すことができなかったのだと、改めてそのことを思い知る。
未練がましいことを承知で思うのは、征也が彼女に出会うよりも早く、私が真剣な告白をしていたら、今頃彼の隣にいたのは自分だったのだろうかということだ。しかし、告白したからと言って、征也が振り向いてくれたかどうかは分からないわけで、そんなことを今さら考えた所でどうしようもないのだ。
私は自らをあざ笑うかのような笑みを口元に刻み、それを収めてからガラスに映った征也の横顔に告げる。
「ねぇ、征也君。私の兄代わりはもう卒業していいよ。私、来年には三十才になるのよ。もう『兄』に頼るような年じゃないんだから」
「俺としては、もう少しだけ美祈ちゃんの『兄』でいたいと思ってるんだけどな」
私に追い打ちをかけるようなことを征也は言い、のんびりと感慨深げに吐息する。
「それにしても、もうそんなになるのか。そりゃそうか。俺も来年は三十六になるもんな。そう言えば、俺たちが初めて顔を合わせたのっていつだっけ。美祈ちゃんが中学生の時?」
「うん。中学一年生の夏」
「ということは、俺は大学一年生か。俺と美祈ちゃんの付き合いも長くなったもんだ」
「本当だね」
『十年ひと昔』などと言うけれど、それ以上の長い年月、私はこの人に片想いをしてきたのだ。そう思うと、自分の一途さと純情を褒めてあげたいような気持ちにならないでもない。
「そろそろだよ」
征也の声にはっとして、私はフロントガラスの向こう側に目をやった。私のマンションが視界に入ってきた。
「征也君、送ってくれてありがとう。カフェオレも、ご馳走様」
「どういたしまして」
征也は今日もマンションのエントランス手前に車を寄せる。
「今日は顔を見られて良かったし、安心した。また前みたいに顔出してよ。あんまり間が空くと、今回みたいに心配になってしまうから」
「うん……」
私は曖昧に頷きながらシートベルトを外す。
短すぎる返事を怪しく思ったらしく、征也は私の顔をのぞき込む。
「俺がこっちに来てからは、あまりやり取りしてなかったけど、また時々メールするよ。その時は美祈ちゃんも返事、ちゃんと返してくれよ」
「う、うん……」
私は笑顔を貼り付けながら思う。これからも征也とこんな風に過ごしたいのなら、今まで通りの態度を通し、彼の「妹分」でいた方がいいのだろう。けれど、彼女の存在を知ってしまってはもう、私にそれはできない。
だったら、この恋をすっぱりと忘れるために、今までの彼への想いをすべて吐き出してしまった方がいいのではないか。
すでにもう、前を向こうという気にはなってはいたが、より早く前に進んで行くためには、その方がいいような気がした。
「ねぇ、征也君。私ね……」
「ん?」
征也は先を促すように小首を傾げた。
その目を見た途端言葉に詰まったが、私は声を励ます。
「あのね。私、征也君のこと、ずっと大好きだったよ」
彼はくすっと笑う。
「いつもそう言ってくれるよね。ありがと。俺も美祈ちゃんのこと、好きだよ」
やっぱり、と思った。彼は私の言葉を本気には捉えていない。オオカミ少年ではないけれど、この結果を招いたのは、軽い口調で好きだと言い続けてきた自分だ。私は自分に対してのため息をつき、それから彼の目を真っすぐに見つめた。
「私ね、本当に真剣に征也君が大好きだったの。あなたにとって、私は『妹のような子』だったんだろうけど、私にとってのあなたは、初めて会った時からずっと『兄のような人』なんかじゃなかった。いつかあなたの恋人にしてほしいって思ってた。それはもう、実現しない夢になっちゃったけど」
「え……」
征也の表情が固まった。その口元が、言葉を探して開いたり閉じたりを繰り返す。
この後に彼の口から出る言葉はもう分かっている。きっとこうやって彼を見つめるのも最後だろうと思いながら、私は笑顔を作った。
「征也君、本当に、ありがとう」
それは、これまでの様々な想いを込めた言葉だった。彼の表情を確かめる前に、私はドアに手をかけた。
ガチャリという音に続いて、征也のかすれ声が聞こえる。
「美祈ちゃんのことは、俺……。ごめん」
「大丈夫。分かってるから。おやすみなさい」
私は振り向かずに車から降りた。ドアを閉めた後はそのままマンションに入ろうと思ったが、思い直して振り返り、窓越しに征也を見た。私が好きになったのはこの人だったと、いつか懐かしく思い出せるように、彼の顔を瞼に焼き付けておきたいと思った。
征也が窓を開けた。
「美祈ちゃんのことを大事に思う気持ちは、変わらないからね」
それには答えず、私は無言のまま微笑みを返す。
征也は悲しい顔を見せたまま窓を閉めた。
私は唇を動かす。
さよなら――。
征也の表情が強張ったのが分かった。
何かを堪えるかのように、彼は口元をきゅっと引き結んだまま前を向き、ハンドルを握った。
車が静かに走り出す。
私は彼の車が見えなくなるまで、その場に突っ立っていた。
私は彼の動きの素早さにぽかんとし、何度か瞬きを繰り返していたが、ふうっとため息をつく。
「田川さんって、意外と強引なところがあるんだね」
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征也は苦笑して言いながら私の傍を通り抜け、ドアの前に立って振り返る。
「まぁ、いいさ。美祈ちゃん、帰ろう」
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「でも、悪いから」
「悪いって何が?」
征也は理由が思いつかないという顔をした。
その様子に私は苛立ち、口元が引きつりそうになったが、どうにか抑え込む。
「だって、征也君には彼女がいるから。あの人といつから付き合ってるのか分からないけど、少なくともこれからは、こういうことしなくていいよ。彼女さん、自分の彼氏が他の女の人と二人きりになったりするのは、嫌に決まってる」
「そんなこと言われたら寂しいじゃないか。これまで仲良くしてきたのにさ。そもそも俺にとっての美祈ちゃんは妹みたいな存在だし、美祈ちゃんにとっても俺は兄貴みたいなものだろ?それに、そのことは彼女も知ってるよ。この前偶然会ったあの後、美祈ちゃんのこと、話したんだ。そもそも俺の彼女は、こんなことくらいで目くじら立てるような人じゃないから大丈夫だよ」
「そう、なんだ……」
彼女に話したということは、本当に征也は私のことを「妹」のような存在だとしか思っていなかったのだ。やっぱりと思って心が体が重くなる。
「とにかく送る。美祈ちゃん、おいで」
征也は少し強引な響きを含ませながら、今までと変わらない柔らかな声で私を呼んだ。
促す彼の声を完全には拒否できない自分に呆れながら、私はのろのろと彼の方へと足を踏み出した。複雑な気持ちを抱えたまま征也と共に店を出て、裏手にある駐車場へと向かう。
私より一足早く車に着いて、征也はさっと助手席側に回り込んでドアを開けた。
「どうぞ」
「あ、ありがとう」
礼を言って私は車に乗り込んだ。シートベルトをかけながら、征也が運転席に乗るのを待つ。
「じゃ、行こうか」
「お願いします」
征也は駐車場から車を出して、私のマンションへと向かって車を走らせた。
しばらくして、私は固い声で彼に言う。
「ねぇ、征也君。やっぱりこういうのは、今日で最後にしようね」
「こういうのって、家まで送ること?」
「これも含めて、征也君に甘やかしてもらうこと全般っていう意味」
彼は前を見たまま困ったように笑う。
「何度も言うようだけど、気にしなくていいんだよ。だって、毎回ってわけじゃないし、俺がそうしたいだけだから。それに甘えるっていうけど、今まで美祈ちゃんが俺に甘えてくれたことって、そんなにあったかな?むしろもっと甘えてほしいくらいなんだけど。俺が兄代わりとしてできることって言ったら、こういうことを含めて、今はせいぜいがこれくらいしかないんだしさ」
兄代わり、妹みたい、妹同然――。
今夜、征也の口から出たそれらの言葉たちを、私は心の中で反芻した。結局のところ、彼と私はその関係性から抜け出すことができなかったのだと、改めてそのことを思い知る。
未練がましいことを承知で思うのは、征也が彼女に出会うよりも早く、私が真剣な告白をしていたら、今頃彼の隣にいたのは自分だったのだろうかということだ。しかし、告白したからと言って、征也が振り向いてくれたかどうかは分からないわけで、そんなことを今さら考えた所でどうしようもないのだ。
私は自らをあざ笑うかのような笑みを口元に刻み、それを収めてからガラスに映った征也の横顔に告げる。
「ねぇ、征也君。私の兄代わりはもう卒業していいよ。私、来年には三十才になるのよ。もう『兄』に頼るような年じゃないんだから」
「俺としては、もう少しだけ美祈ちゃんの『兄』でいたいと思ってるんだけどな」
私に追い打ちをかけるようなことを征也は言い、のんびりと感慨深げに吐息する。
「それにしても、もうそんなになるのか。そりゃそうか。俺も来年は三十六になるもんな。そう言えば、俺たちが初めて顔を合わせたのっていつだっけ。美祈ちゃんが中学生の時?」
「うん。中学一年生の夏」
「ということは、俺は大学一年生か。俺と美祈ちゃんの付き合いも長くなったもんだ」
「本当だね」
『十年ひと昔』などと言うけれど、それ以上の長い年月、私はこの人に片想いをしてきたのだ。そう思うと、自分の一途さと純情を褒めてあげたいような気持ちにならないでもない。
「そろそろだよ」
征也の声にはっとして、私はフロントガラスの向こう側に目をやった。私のマンションが視界に入ってきた。
「征也君、送ってくれてありがとう。カフェオレも、ご馳走様」
「どういたしまして」
征也は今日もマンションのエントランス手前に車を寄せる。
「今日は顔を見られて良かったし、安心した。また前みたいに顔出してよ。あんまり間が空くと、今回みたいに心配になってしまうから」
「うん……」
私は曖昧に頷きながらシートベルトを外す。
短すぎる返事を怪しく思ったらしく、征也は私の顔をのぞき込む。
「俺がこっちに来てからは、あまりやり取りしてなかったけど、また時々メールするよ。その時は美祈ちゃんも返事、ちゃんと返してくれよ」
「う、うん……」
私は笑顔を貼り付けながら思う。これからも征也とこんな風に過ごしたいのなら、今まで通りの態度を通し、彼の「妹分」でいた方がいいのだろう。けれど、彼女の存在を知ってしまってはもう、私にそれはできない。
だったら、この恋をすっぱりと忘れるために、今までの彼への想いをすべて吐き出してしまった方がいいのではないか。
すでにもう、前を向こうという気にはなってはいたが、より早く前に進んで行くためには、その方がいいような気がした。
「ねぇ、征也君。私ね……」
「ん?」
征也は先を促すように小首を傾げた。
その目を見た途端言葉に詰まったが、私は声を励ます。
「あのね。私、征也君のこと、ずっと大好きだったよ」
彼はくすっと笑う。
「いつもそう言ってくれるよね。ありがと。俺も美祈ちゃんのこと、好きだよ」
やっぱり、と思った。彼は私の言葉を本気には捉えていない。オオカミ少年ではないけれど、この結果を招いたのは、軽い口調で好きだと言い続けてきた自分だ。私は自分に対してのため息をつき、それから彼の目を真っすぐに見つめた。
「私ね、本当に真剣に征也君が大好きだったの。あなたにとって、私は『妹のような子』だったんだろうけど、私にとってのあなたは、初めて会った時からずっと『兄のような人』なんかじゃなかった。いつかあなたの恋人にしてほしいって思ってた。それはもう、実現しない夢になっちゃったけど」
「え……」
征也の表情が固まった。その口元が、言葉を探して開いたり閉じたりを繰り返す。
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「征也君、本当に、ありがとう」
それは、これまでの様々な想いを込めた言葉だった。彼の表情を確かめる前に、私はドアに手をかけた。
ガチャリという音に続いて、征也のかすれ声が聞こえる。
「美祈ちゃんのことは、俺……。ごめん」
「大丈夫。分かってるから。おやすみなさい」
私は振り向かずに車から降りた。ドアを閉めた後はそのままマンションに入ろうと思ったが、思い直して振り返り、窓越しに征也を見た。私が好きになったのはこの人だったと、いつか懐かしく思い出せるように、彼の顔を瞼に焼き付けておきたいと思った。
征也が窓を開けた。
「美祈ちゃんのことを大事に思う気持ちは、変わらないからね」
それには答えず、私は無言のまま微笑みを返す。
征也は悲しい顔を見せたまま窓を閉めた。
私は唇を動かす。
さよなら――。
征也の表情が強張ったのが分かった。
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