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24.冗談じゃないよ
私の方に向き直った塚本の表情は固く、明らかに緊張していた。
彼はかすれた低い声で言う。
「二人があまりにも仲良さそうだったから、嫉妬したんだよ」
「どうして?」
私は瞬きを繰り返しながら、心の中で彼の言葉を反芻する。徐々にその意味を飲み込み始めて頭に浮かんだのは、「まさか」という思いだった。だから、どきどきと鳴り響いている鼓動を無視して、彼は私をからかおうとしているだけなのだと思おうとする。
「酔ってるのね。そういう冗談は言わない方がいいと思うよ」
「冗談なんかじゃないよ」
塚本にきっとした目で見つめられて、私は戸惑い口をつぐむ。
「俺、ずっと……」
意を決したような顔つきで塚本が言葉を続けようとした時、それに重なるようにこの二次会の幹事が声を上げた。どうやらそろそろ終わりの時間らしい。
それをきっかけに、ここはいわゆる公の場だったことを改めて思い出した。私と塚本の会話など誰も気に留めてはいないだろうが、なんとなく周りが気になって身をすくませた。
幹事の進行で、揃って前に進み出てきた新郎新婦が、今日この場に集まってくれた皆に対して感謝の言葉を述べ始める。二人の挨拶が終わり、幹事が会場の面々に向かって大きな声で告げる。
「新郎新婦がお見送りしまぁす」
ざわざわと賑やかに皆それぞれに席を立ち、新郎新婦と何かしらの言葉を交わしては次々と外へ出て行く。
「私たちも出ましょうか」
私はぎこちなく言って塚本を促した。彼が何を言おうとしたのか、おおよその察しはついたが、あえてそのことには気づいていない体を装う。
言葉を飲み込んだままとなってしまった塚本は、消化不良のような顔つきでスツールから降りた。
人々は新郎新婦と言葉を交わす順番を待って並んでいる。その最も後ろの方へ回ろうと足を踏み出しかけた時、亜由美の声が聞こえた。
「美祈ちゃん!塚本さん!」
声の方に首を回して見ると、従妹が手を振っていた。
その屈託のない笑顔にほっとして、私も彼女に手を振り返す。
亜由美はせっかく並んでいた列から外れて、私たちの方へとやって来た。
「二人とも、ここにいたんだね。なかなか戻って来ないから、どこか別のグループと一緒に飲んでるのかと思ったよ」
「ごめんね。戻ろうと思ったら、席が塞がってたから」
謝る私に亜由美は苦笑を見せる。
「あぁ、あれね。すみれ姉の会社の後輩っていう人たちが、新吾君と誠人君と喋ってみたいって言って来たのよ。すみれ姉ったら、どんだけ周りに従兄自慢してたんだって話よね」
「人気者は大変だね」
私の相槌に亜由美は肩をすくめる。
「新吾君は愛想を振り撒いていたけど、誠人君は『俺たちは見世物じゃないぞ』とでも言いたそうな顔してた。……ところで、一つ気になったんだけど」
亜由美は私と塚本を交互に見て、不思議そうに首を傾げる。
「塚本さんは、お友達の方に戻ったわけじゃなかったんだね」
亜由美の言葉を聞いた途端、塚本の目が泳いだような気がした。しかしそれは一瞬のことで、すぐに私のよく知る表情に戻る。
「ちょっと外の空気を吸いに出てたんですよ。戻ってきたらカウンターに遠野さんが座っているのに気がついて、それでちょっと隣にお邪魔したんです」
にこやかに答える塚本を、亜由美は不躾なほどしげしげと眺めた。しかし腑に落ちたように口元をふっと緩めた後、意味ありげな笑みを刻む。
「ま、そういうことにしておきましょうか」
「そういうこともなにも、ほんとですよ」
真顔で念を押す塚本を「はいはい」と軽く流し、亜由美は私の腕に自分の腕を絡める。
「すみれ姉たちに挨拶しに行こう。ちなみに新吾君たちは、もう先に出てるはずよ」
私は従妹に促されて列の方に足を向けた。
しかし塚本はまだカウンター前に立っている。
塚本が着いてこないことに気がついた亜由美が彼に声をかける。
「塚本さん、行きますよ!」
亜由美に呼ばれた塚本は、一瞬迷うような素振りを見せた後、ゆっくりと私たちの方へとやって来た。
列の最後尾にくっついて、流れに乗って新郎新婦の前まで進んだ私たちは、それぞれに祝福の言葉を伝える。
「美祈ちゃん、今日はありがとうね」
すみれは嬉しそうに言って私を見て、それから塚本をも見て、おやっという顔をした。ただそれだけで、すみれは何も言わなかったが、明らかに私と塚本の関係性に興味を抱いたような顔をしていた。
そして案の定、私の去り際に彼女はこっそりと耳打ちする。
「今度詳しく聞くからね」
「詳しくも何も、話せることなんてまったくないよ」
苦笑しつつ私もまたこっそりと返し、店を後にした。
三人で階段のある方へと向かい、途中の踊り場に立っていた新吾と誠人、そしてすみれの華道教室の友人二人と合流する。
早速新吾が私たちに訊ねる。
「この後どうする?もう一軒行こうかって話になってるんだけど。場所は隣のビルのショットバー。さっき電話してみたら、席は用意できるってさ」
亜由美は即答する。
「行く!」
「美祈は?」
「私は帰るね」
「そうか。じゃあ、塚本さんは?美祈がいなくても大丈夫なら、一緒にどうですか?」
「お誘いありがとうございます。でもこの後、仲間内で飲む予定になってるので、皆さんで楽しんで下さい」
「そっかぁ」
亜由美は残念そうに言ってから、何事か考えを巡らせるかのように小首を傾げた。いったい何を思いついたのか、従妹はにやりと口元を歪めて私の肩を抱く。
「塚本さんにお願いがあるんですけど。そのお店に行く前に、美祈ちゃんを送ってもらえませんか。別に家までってわけじゃなく、駅前のタクシー乗り場まででいいので」
私は亜由美をたしなめる。
「ちょっと亜由美ちゃん!何、勝手なこと言ってるの。塚本さんにも都合があるんだから。それに私は一人で帰れるよ」
塚本のことを思いやってのような言い方をしたが、少しの時間でも今夜この後は彼と二人きりにはなりたくはなく、それを阻止したいというのが本音だった。
「まぁまぁ」
亜由美は私の言葉を軽く流し、塚本の意思を確かめるように彼の顔をのぞき込んだ。
塚本は私をちらりと見て、苦笑いする。
「送るのは全く構わないんですけど、遠野さんは俺に送られるのはご不満みたいですよね」
「べ、別に、不満という訳じゃないわよ。ただ、ほら、お友達を待たせたら申し訳ないだろうし……」
「店は駅前なんだ。だから俺は全然問題ないよ」
「でも、やっぱり悪いから……」
私たちのやり取りを黙って聞いていた新吾が口を挟む。
「送ってくれるっていうんだから、ここは素直にありがとうって言っとけ」
にやにやしながら亜由美も言う。
「そうだよ。その方が可愛いよ」
「可愛くなくてごめんなさいね」
憎まれ口をたたく私を塚本は面白そうな顔をして見ている。それに若干の苛立ちを覚えつつも、結局私は頷いた。ふと視線を感じて周りに目をやると、従兄妹たち三人に加えて、すみれの友人たちまでもが生暖かい目をして私と塚本を見ていた。
この場にいるみんなが、何やら誤解しているらしいことに気づき、恥ずかしくなった。急いで彼らの誤解を正さなければと思って口を開きかけ、しかしすぐに閉じる。皆、ただでさえお酒が入った状態なのだ。下手に弁解することで、ますます誤解が大きくなる可能性もある。それならば今は黙ったままでいいやと、投げやりな気分で思い直す。どのみち駅前まで出た方がタクシーを拾いやすい。諦めた私はぎこちない笑みを塚本に向ける。
「じゃあ、途中まで、いいかな?」
彼はくすりと笑う。
「もちろんだよ」
「ありがとう」
「よし、じゃあ、とりあえず外に出ようか」
私と塚本との間でようやく話がついたと見て、新吾が私たちを促した。
彼はかすれた低い声で言う。
「二人があまりにも仲良さそうだったから、嫉妬したんだよ」
「どうして?」
私は瞬きを繰り返しながら、心の中で彼の言葉を反芻する。徐々にその意味を飲み込み始めて頭に浮かんだのは、「まさか」という思いだった。だから、どきどきと鳴り響いている鼓動を無視して、彼は私をからかおうとしているだけなのだと思おうとする。
「酔ってるのね。そういう冗談は言わない方がいいと思うよ」
「冗談なんかじゃないよ」
塚本にきっとした目で見つめられて、私は戸惑い口をつぐむ。
「俺、ずっと……」
意を決したような顔つきで塚本が言葉を続けようとした時、それに重なるようにこの二次会の幹事が声を上げた。どうやらそろそろ終わりの時間らしい。
それをきっかけに、ここはいわゆる公の場だったことを改めて思い出した。私と塚本の会話など誰も気に留めてはいないだろうが、なんとなく周りが気になって身をすくませた。
幹事の進行で、揃って前に進み出てきた新郎新婦が、今日この場に集まってくれた皆に対して感謝の言葉を述べ始める。二人の挨拶が終わり、幹事が会場の面々に向かって大きな声で告げる。
「新郎新婦がお見送りしまぁす」
ざわざわと賑やかに皆それぞれに席を立ち、新郎新婦と何かしらの言葉を交わしては次々と外へ出て行く。
「私たちも出ましょうか」
私はぎこちなく言って塚本を促した。彼が何を言おうとしたのか、おおよその察しはついたが、あえてそのことには気づいていない体を装う。
言葉を飲み込んだままとなってしまった塚本は、消化不良のような顔つきでスツールから降りた。
人々は新郎新婦と言葉を交わす順番を待って並んでいる。その最も後ろの方へ回ろうと足を踏み出しかけた時、亜由美の声が聞こえた。
「美祈ちゃん!塚本さん!」
声の方に首を回して見ると、従妹が手を振っていた。
その屈託のない笑顔にほっとして、私も彼女に手を振り返す。
亜由美はせっかく並んでいた列から外れて、私たちの方へとやって来た。
「二人とも、ここにいたんだね。なかなか戻って来ないから、どこか別のグループと一緒に飲んでるのかと思ったよ」
「ごめんね。戻ろうと思ったら、席が塞がってたから」
謝る私に亜由美は苦笑を見せる。
「あぁ、あれね。すみれ姉の会社の後輩っていう人たちが、新吾君と誠人君と喋ってみたいって言って来たのよ。すみれ姉ったら、どんだけ周りに従兄自慢してたんだって話よね」
「人気者は大変だね」
私の相槌に亜由美は肩をすくめる。
「新吾君は愛想を振り撒いていたけど、誠人君は『俺たちは見世物じゃないぞ』とでも言いたそうな顔してた。……ところで、一つ気になったんだけど」
亜由美は私と塚本を交互に見て、不思議そうに首を傾げる。
「塚本さんは、お友達の方に戻ったわけじゃなかったんだね」
亜由美の言葉を聞いた途端、塚本の目が泳いだような気がした。しかしそれは一瞬のことで、すぐに私のよく知る表情に戻る。
「ちょっと外の空気を吸いに出てたんですよ。戻ってきたらカウンターに遠野さんが座っているのに気がついて、それでちょっと隣にお邪魔したんです」
にこやかに答える塚本を、亜由美は不躾なほどしげしげと眺めた。しかし腑に落ちたように口元をふっと緩めた後、意味ありげな笑みを刻む。
「ま、そういうことにしておきましょうか」
「そういうこともなにも、ほんとですよ」
真顔で念を押す塚本を「はいはい」と軽く流し、亜由美は私の腕に自分の腕を絡める。
「すみれ姉たちに挨拶しに行こう。ちなみに新吾君たちは、もう先に出てるはずよ」
私は従妹に促されて列の方に足を向けた。
しかし塚本はまだカウンター前に立っている。
塚本が着いてこないことに気がついた亜由美が彼に声をかける。
「塚本さん、行きますよ!」
亜由美に呼ばれた塚本は、一瞬迷うような素振りを見せた後、ゆっくりと私たちの方へとやって来た。
列の最後尾にくっついて、流れに乗って新郎新婦の前まで進んだ私たちは、それぞれに祝福の言葉を伝える。
「美祈ちゃん、今日はありがとうね」
すみれは嬉しそうに言って私を見て、それから塚本をも見て、おやっという顔をした。ただそれだけで、すみれは何も言わなかったが、明らかに私と塚本の関係性に興味を抱いたような顔をしていた。
そして案の定、私の去り際に彼女はこっそりと耳打ちする。
「今度詳しく聞くからね」
「詳しくも何も、話せることなんてまったくないよ」
苦笑しつつ私もまたこっそりと返し、店を後にした。
三人で階段のある方へと向かい、途中の踊り場に立っていた新吾と誠人、そしてすみれの華道教室の友人二人と合流する。
早速新吾が私たちに訊ねる。
「この後どうする?もう一軒行こうかって話になってるんだけど。場所は隣のビルのショットバー。さっき電話してみたら、席は用意できるってさ」
亜由美は即答する。
「行く!」
「美祈は?」
「私は帰るね」
「そうか。じゃあ、塚本さんは?美祈がいなくても大丈夫なら、一緒にどうですか?」
「お誘いありがとうございます。でもこの後、仲間内で飲む予定になってるので、皆さんで楽しんで下さい」
「そっかぁ」
亜由美は残念そうに言ってから、何事か考えを巡らせるかのように小首を傾げた。いったい何を思いついたのか、従妹はにやりと口元を歪めて私の肩を抱く。
「塚本さんにお願いがあるんですけど。そのお店に行く前に、美祈ちゃんを送ってもらえませんか。別に家までってわけじゃなく、駅前のタクシー乗り場まででいいので」
私は亜由美をたしなめる。
「ちょっと亜由美ちゃん!何、勝手なこと言ってるの。塚本さんにも都合があるんだから。それに私は一人で帰れるよ」
塚本のことを思いやってのような言い方をしたが、少しの時間でも今夜この後は彼と二人きりにはなりたくはなく、それを阻止したいというのが本音だった。
「まぁまぁ」
亜由美は私の言葉を軽く流し、塚本の意思を確かめるように彼の顔をのぞき込んだ。
塚本は私をちらりと見て、苦笑いする。
「送るのは全く構わないんですけど、遠野さんは俺に送られるのはご不満みたいですよね」
「べ、別に、不満という訳じゃないわよ。ただ、ほら、お友達を待たせたら申し訳ないだろうし……」
「店は駅前なんだ。だから俺は全然問題ないよ」
「でも、やっぱり悪いから……」
私たちのやり取りを黙って聞いていた新吾が口を挟む。
「送ってくれるっていうんだから、ここは素直にありがとうって言っとけ」
にやにやしながら亜由美も言う。
「そうだよ。その方が可愛いよ」
「可愛くなくてごめんなさいね」
憎まれ口をたたく私を塚本は面白そうな顔をして見ている。それに若干の苛立ちを覚えつつも、結局私は頷いた。ふと視線を感じて周りに目をやると、従兄妹たち三人に加えて、すみれの友人たちまでもが生暖かい目をして私と塚本を見ていた。
この場にいるみんなが、何やら誤解しているらしいことに気づき、恥ずかしくなった。急いで彼らの誤解を正さなければと思って口を開きかけ、しかしすぐに閉じる。皆、ただでさえお酒が入った状態なのだ。下手に弁解することで、ますます誤解が大きくなる可能性もある。それならば今は黙ったままでいいやと、投げやりな気分で思い直す。どのみち駅前まで出た方がタクシーを拾いやすい。諦めた私はぎこちない笑みを塚本に向ける。
「じゃあ、途中まで、いいかな?」
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