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11.約束の日-3
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北川の後に着いて行った先は、レストランと同じフロアにあるバーだった。
出迎えた男性スタッフに声をかけて、北川は奥の方のボックス席に足を向けた。
私たちは向かい合うようにして椅子に腰を下ろし、それぞれにドリンクを注文した。
しばらくしてグラスが運ばれてくる。
「いただきます……」
グラスを手に取り、冷たい一口で唇と喉を湿らせる。早く話そうと、ごくりと生唾を飲み込む。かすれそうになる声を励まして私は口を開いた。
「レストランでの話の続きですけど……」
「うん」
北川はテーブルの上に腕を置き、軽く身を乗り出す。
彼との距離が近づいて、緊張する。
「恥ずかしくて、ショックだったんです……」
一瞬の間を空けて彼はゆっくりと訊き返す。
「……恥ずかしくて、ショック?」
「えぇ」
私はぽつぽつと話し出した。彼の反応が怖くて声が震える。
「覚えているか分からないけど……。あなたの部屋で初めて体に触れられたあの時。私、あぁいうことをするのは初めてだった。だんだん自分が自分じゃなくなっていった。いやらしい姿を好きな人に見られてしまったと思った。そうしたら、そんな自分がものすごく恥ずかしくて嫌でたまらなくなった。初めて見たあなたの『男の顔』も衝撃的だった。だから逃げてしまった。その後も、自分の気持ちが落ち着くまでは、あなたの顔をまともに見られない、だから会えないと思って、避け続けた。あの頃よりは遥かに大人になった今なら、どうしてあんなことくらいであなたから逃げたのか、自分に呆れてしまう。だけど、あの時の私はそんな風に思ってしまった。くだらない理由だって思ったでしょ?一方的にあなたから急に逃げた理由がそんなことだったと知って、腹が立ったよね。自分でも最低だったと思う。当時の私は自分の感情を持て余すばかりで、あなたの気持ちを考える余裕がなかった。思ったことを素直に話していれば、あなたを長い間悩ませることはなかった。ものすごく後悔している。本当に、本当にごめんなさい……」
彼は黙ったまま話を聞いている。その表情は読めなかったが、少なくとも怒りは感じ取れない。
「あなたを嫌いになったわけじゃなかったの。ただ私が、色んな意味で未熟だった。あなたは――拓真君は、何も悪くないの」
私は深々と頭を下げた。
「本当にごめんなさい」
はじめはこの再会を喜べなかった。けれど今は、再び彼――拓真に会えて良かったと思える。そのおかげで当時のことを彼に話すことができた。
一つだけ私にとって予想外だったのは、彼を好きだという気持ちが改めて生まれてしまったことだ。
私に対する彼の好意を感じても、それは私が抱いているものとは別物だろう。だから期待はしないが、あえて気持ちを打ち明けようかとも考える。彼への想いは隠したままでいようと思っていたが、今はむしろ、彼に告白し、その恋心を木っ端みじんに砕いてもらった方が、今度こそ本当に前に進むことができるのではないかと思う。いずれにせよ、まずは太田との別れ話を済ませなくてはならない。その後のことはそれからだ。
「明日からはまた、同僚としてよろしくお願いします」
言うべきことは言えたはずと思う。全身を固くしながら彼の言葉を待った。
彼は少し考え込むようにうつむいていたが、顔を上げてこう言った。
「俺のこと、今はどう思ってる?」
「え?」
「さっきの話だと、俺のことが嫌いになったわけじゃなかった、って言ってたよね。だったら、今は?」
彼は私を見つめ、さらに言葉を重ねる。
「改めて交際を申し込んだら、君は頷いてくれる?」
思いがけない言葉に私は絶句した。本心なのかどうか探るように彼の顔を見る。真剣な表情に目が離せなくなった。
「昔も今も、俺は君が好きだ。あの後まったく恋愛をしなかったとは言わない。だけどなかなか続かなかった。別れ際に相手から言われてはじめて気がついたよ。『あなたが見ているのは、私じゃない別の誰かだ』って。もう二度と会えない人だと思いながらも、俺は結局君を忘れられないでいたんだな」
彼の言葉に心臓がどきどきと言い出した。
「碧ちゃんは、さおりさんとずっと連絡を取っていたんだよね?」
「え?えぇ、すごくたまに、だけど」
「さおりさんって、今もフリーカメラマンやってるよね。去年だったかな。こっちの友達の結婚式に招待された時に、偶然彼女に会ったんだ。仕事の依頼を受けたって言ってた。その時に少しだけ話す時間があってね。碧ちゃんが今どこで働いているのか、教えてもらったんだ」
「そんなこと、さおりさんからひと言も聞いてない……」
「うん。俺が口留めしていたからだと思う。彼女、約束を守ってくれたんだな。それでさ、碧ちゃんがここで働いていることを知ったんだ。彼女、うちの企画部にも出入りしてるんだって?」
「えぇ……」
大学卒業後、実はしばらくの間、さおりとは疎遠になっていた。しかし数年前のある時、社内で偶然会い、それ以来再び連絡を取り合うようになっていた。
「それでね。色々あって、ここへの転職を決めたんだ」
私はまじまじと彼を見た。「色々あって」の「色々」もそうだが、それ以上に気になる言葉があった。ごくりと生唾を飲み込み、おずおずと訊ねる。
「まさかとは思うけど、この会社に転職してきたのは私がいたからじゃ、ないわよね……?」
「端的に言うとそういうことになるかな」
さらりと答える彼に、私は呆気にとられた。
「そんな、自分の生活をがらりと変えてまで?例えばさおりさんに今の連絡先や住所を聞いて、電話するとか部屋を訪ねるとかは考えなかったの?」
「電話は出ないだろうと思ったし、アパートだって直接訪ねたところで会ってはもらえないだろうと思った。きっとそうだったでしょ?」
あっさりと言われて言葉に詰まる。確かに彼の言う通りだ。実は拓真の連絡先はまだスマホに残っている。けれど、電話がかかってきたとしても出なかっただろう。彼が部屋を訪ねて来たとしても、会わなかったはずだ。なぜなら、彼はあの時のことを怒っていると思っていたからだ。
「だからこの会社で働こうと思った。こんなことをして、まるでストーカーだっていう自覚はあるよ。俺、自分では淡白な方だと思っていたけど、君に関してはそうじゃなかったみたいだ」
拓真は苦笑した。
「話がそれたね。俺さ、碧ちゃんが今、太田さんと付き合っていることは知っていたよ。君には話していなかったけど、実は歓迎会の時に、太田さんの方から言ってきたんだ。ここだけの話だけど、って言ってね。どうしてわざわざ俺に行ってくるんだろうと思った。だけど、俺と君の関係を知っていたわけではなさそうだったから、たぶん、俺が独身っていうことで牽制でもかけてきたんだろう。それを聞いた俺は、君が彼と一緒にいて幸せなら、このまま黙って身を引こうと思っていた。だけど俺の目には、君が幸せそうに見えなかった。だからもしもまだ、俺への気持ちが残っているのなら、太田さんと別れて俺を選んでほしい。あの頃以上に君を大切にする。だからもう一度俺と付き合ってくれないか」
太田と簡単には別れられないだろうという暗い予感のせいで、すぐには頷けない。それに、彼を傷つけるようなことをした私なんかで本当にいいのかと思う。
悩む私に、拓真は真摯な眼差しを向けている。
「今の気持ちを正直に話してくれないか。そしてもし答えがノーなら、はっきりと振ってほしい。それで今度こそきっぱりと諦める。今後君を追いかけるようなことはしない」
私はテーブルの上で指をぎゅっと組み、かすれ声で話し出す。
「あんな風に拓真君から逃げてしまったこと、ずっと後悔してた。ほんとはね、あの後時間がたってしまっていたけど、電話したの。正直に話して謝ろう、あなたを好きな気持ちは変わらないことを伝えようと思った。でも、その時電話はつながらなかった。だから勇気を出して部屋まで行った。だけどもう空っぽだった。春だったから、あぁ、就職でどこかに引っ越したんだなって思った。自業自得だって悔やみながら、拓真君のこと、早く忘れなきゃと思い続けた。やっと次の恋を探そうと思えるようになって、その時私を好きだと言ってくれたのが太田さんだったの。私、もう二十六だし、いつまでも昔のことを引きずってちゃいけない、前に進まなきゃ、って思ってたから、彼と付き合い出した。だけど色んなことがあって、もう別れたいって思っているの。そのことは、彼にはまだ伝えていない。だからまだ、簡単には頷けないの。そんな状態の私であっても、待っていてもらえますか?」
北川は私の目を覗き込み、念を押す。
「それは、イエスっていう意味でいいの?」
「えぇ」
「分かった。その時を待つよ。必ず俺の元に戻ってきて」
「約束する」
「そしてもう一つ、今度は黙って俺の前からいなくならないでほしい」
拓真の言葉に胸が痛い。
「今度はそんなことはしない。嫌なことや気になることがあったら、一人で飲み込まないで、ちゃんと拓真君に言うわ」
「うん、きっとそうして。というか、そういう気持ちにさせないように努力するよ」
「拓真君、本当にありがとう」
私は心の底から感謝の言葉を彼に伝えた。緊張が解けたせいなのか、それとも彼の許しを得たという安堵か、涙がこぼれる。
拓真の手が伸び、その指先で私の頬から涙をそっと払う。
低く響く声で彼は言った。
「好きだよ、碧ちゃん」
彼の言葉を私は幸せな気持ちで噛みしめた。
出迎えた男性スタッフに声をかけて、北川は奥の方のボックス席に足を向けた。
私たちは向かい合うようにして椅子に腰を下ろし、それぞれにドリンクを注文した。
しばらくしてグラスが運ばれてくる。
「いただきます……」
グラスを手に取り、冷たい一口で唇と喉を湿らせる。早く話そうと、ごくりと生唾を飲み込む。かすれそうになる声を励まして私は口を開いた。
「レストランでの話の続きですけど……」
「うん」
北川はテーブルの上に腕を置き、軽く身を乗り出す。
彼との距離が近づいて、緊張する。
「恥ずかしくて、ショックだったんです……」
一瞬の間を空けて彼はゆっくりと訊き返す。
「……恥ずかしくて、ショック?」
「えぇ」
私はぽつぽつと話し出した。彼の反応が怖くて声が震える。
「覚えているか分からないけど……。あなたの部屋で初めて体に触れられたあの時。私、あぁいうことをするのは初めてだった。だんだん自分が自分じゃなくなっていった。いやらしい姿を好きな人に見られてしまったと思った。そうしたら、そんな自分がものすごく恥ずかしくて嫌でたまらなくなった。初めて見たあなたの『男の顔』も衝撃的だった。だから逃げてしまった。その後も、自分の気持ちが落ち着くまでは、あなたの顔をまともに見られない、だから会えないと思って、避け続けた。あの頃よりは遥かに大人になった今なら、どうしてあんなことくらいであなたから逃げたのか、自分に呆れてしまう。だけど、あの時の私はそんな風に思ってしまった。くだらない理由だって思ったでしょ?一方的にあなたから急に逃げた理由がそんなことだったと知って、腹が立ったよね。自分でも最低だったと思う。当時の私は自分の感情を持て余すばかりで、あなたの気持ちを考える余裕がなかった。思ったことを素直に話していれば、あなたを長い間悩ませることはなかった。ものすごく後悔している。本当に、本当にごめんなさい……」
彼は黙ったまま話を聞いている。その表情は読めなかったが、少なくとも怒りは感じ取れない。
「あなたを嫌いになったわけじゃなかったの。ただ私が、色んな意味で未熟だった。あなたは――拓真君は、何も悪くないの」
私は深々と頭を下げた。
「本当にごめんなさい」
はじめはこの再会を喜べなかった。けれど今は、再び彼――拓真に会えて良かったと思える。そのおかげで当時のことを彼に話すことができた。
一つだけ私にとって予想外だったのは、彼を好きだという気持ちが改めて生まれてしまったことだ。
私に対する彼の好意を感じても、それは私が抱いているものとは別物だろう。だから期待はしないが、あえて気持ちを打ち明けようかとも考える。彼への想いは隠したままでいようと思っていたが、今はむしろ、彼に告白し、その恋心を木っ端みじんに砕いてもらった方が、今度こそ本当に前に進むことができるのではないかと思う。いずれにせよ、まずは太田との別れ話を済ませなくてはならない。その後のことはそれからだ。
「明日からはまた、同僚としてよろしくお願いします」
言うべきことは言えたはずと思う。全身を固くしながら彼の言葉を待った。
彼は少し考え込むようにうつむいていたが、顔を上げてこう言った。
「俺のこと、今はどう思ってる?」
「え?」
「さっきの話だと、俺のことが嫌いになったわけじゃなかった、って言ってたよね。だったら、今は?」
彼は私を見つめ、さらに言葉を重ねる。
「改めて交際を申し込んだら、君は頷いてくれる?」
思いがけない言葉に私は絶句した。本心なのかどうか探るように彼の顔を見る。真剣な表情に目が離せなくなった。
「昔も今も、俺は君が好きだ。あの後まったく恋愛をしなかったとは言わない。だけどなかなか続かなかった。別れ際に相手から言われてはじめて気がついたよ。『あなたが見ているのは、私じゃない別の誰かだ』って。もう二度と会えない人だと思いながらも、俺は結局君を忘れられないでいたんだな」
彼の言葉に心臓がどきどきと言い出した。
「碧ちゃんは、さおりさんとずっと連絡を取っていたんだよね?」
「え?えぇ、すごくたまに、だけど」
「さおりさんって、今もフリーカメラマンやってるよね。去年だったかな。こっちの友達の結婚式に招待された時に、偶然彼女に会ったんだ。仕事の依頼を受けたって言ってた。その時に少しだけ話す時間があってね。碧ちゃんが今どこで働いているのか、教えてもらったんだ」
「そんなこと、さおりさんからひと言も聞いてない……」
「うん。俺が口留めしていたからだと思う。彼女、約束を守ってくれたんだな。それでさ、碧ちゃんがここで働いていることを知ったんだ。彼女、うちの企画部にも出入りしてるんだって?」
「えぇ……」
大学卒業後、実はしばらくの間、さおりとは疎遠になっていた。しかし数年前のある時、社内で偶然会い、それ以来再び連絡を取り合うようになっていた。
「それでね。色々あって、ここへの転職を決めたんだ」
私はまじまじと彼を見た。「色々あって」の「色々」もそうだが、それ以上に気になる言葉があった。ごくりと生唾を飲み込み、おずおずと訊ねる。
「まさかとは思うけど、この会社に転職してきたのは私がいたからじゃ、ないわよね……?」
「端的に言うとそういうことになるかな」
さらりと答える彼に、私は呆気にとられた。
「そんな、自分の生活をがらりと変えてまで?例えばさおりさんに今の連絡先や住所を聞いて、電話するとか部屋を訪ねるとかは考えなかったの?」
「電話は出ないだろうと思ったし、アパートだって直接訪ねたところで会ってはもらえないだろうと思った。きっとそうだったでしょ?」
あっさりと言われて言葉に詰まる。確かに彼の言う通りだ。実は拓真の連絡先はまだスマホに残っている。けれど、電話がかかってきたとしても出なかっただろう。彼が部屋を訪ねて来たとしても、会わなかったはずだ。なぜなら、彼はあの時のことを怒っていると思っていたからだ。
「だからこの会社で働こうと思った。こんなことをして、まるでストーカーだっていう自覚はあるよ。俺、自分では淡白な方だと思っていたけど、君に関してはそうじゃなかったみたいだ」
拓真は苦笑した。
「話がそれたね。俺さ、碧ちゃんが今、太田さんと付き合っていることは知っていたよ。君には話していなかったけど、実は歓迎会の時に、太田さんの方から言ってきたんだ。ここだけの話だけど、って言ってね。どうしてわざわざ俺に行ってくるんだろうと思った。だけど、俺と君の関係を知っていたわけではなさそうだったから、たぶん、俺が独身っていうことで牽制でもかけてきたんだろう。それを聞いた俺は、君が彼と一緒にいて幸せなら、このまま黙って身を引こうと思っていた。だけど俺の目には、君が幸せそうに見えなかった。だからもしもまだ、俺への気持ちが残っているのなら、太田さんと別れて俺を選んでほしい。あの頃以上に君を大切にする。だからもう一度俺と付き合ってくれないか」
太田と簡単には別れられないだろうという暗い予感のせいで、すぐには頷けない。それに、彼を傷つけるようなことをした私なんかで本当にいいのかと思う。
悩む私に、拓真は真摯な眼差しを向けている。
「今の気持ちを正直に話してくれないか。そしてもし答えがノーなら、はっきりと振ってほしい。それで今度こそきっぱりと諦める。今後君を追いかけるようなことはしない」
私はテーブルの上で指をぎゅっと組み、かすれ声で話し出す。
「あんな風に拓真君から逃げてしまったこと、ずっと後悔してた。ほんとはね、あの後時間がたってしまっていたけど、電話したの。正直に話して謝ろう、あなたを好きな気持ちは変わらないことを伝えようと思った。でも、その時電話はつながらなかった。だから勇気を出して部屋まで行った。だけどもう空っぽだった。春だったから、あぁ、就職でどこかに引っ越したんだなって思った。自業自得だって悔やみながら、拓真君のこと、早く忘れなきゃと思い続けた。やっと次の恋を探そうと思えるようになって、その時私を好きだと言ってくれたのが太田さんだったの。私、もう二十六だし、いつまでも昔のことを引きずってちゃいけない、前に進まなきゃ、って思ってたから、彼と付き合い出した。だけど色んなことがあって、もう別れたいって思っているの。そのことは、彼にはまだ伝えていない。だからまだ、簡単には頷けないの。そんな状態の私であっても、待っていてもらえますか?」
北川は私の目を覗き込み、念を押す。
「それは、イエスっていう意味でいいの?」
「えぇ」
「分かった。その時を待つよ。必ず俺の元に戻ってきて」
「約束する」
「そしてもう一つ、今度は黙って俺の前からいなくならないでほしい」
拓真の言葉に胸が痛い。
「今度はそんなことはしない。嫌なことや気になることがあったら、一人で飲み込まないで、ちゃんと拓真君に言うわ」
「うん、きっとそうして。というか、そういう気持ちにさせないように努力するよ」
「拓真君、本当にありがとう」
私は心の底から感謝の言葉を彼に伝えた。緊張が解けたせいなのか、それとも彼の許しを得たという安堵か、涙がこぼれる。
拓真の手が伸び、その指先で私の頬から涙をそっと払う。
低く響く声で彼は言った。
「好きだよ、碧ちゃん」
彼の言葉を私は幸せな気持ちで噛みしめた。
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