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しおりを挟む私は写真を撮るのが好きだ。下手だけど、楽しい。
ファインダーを覗いていると、哀しいことがあっても癒されるような気がするし、嫌なことがあってもまた頑張ろうという気持ちになれる気がした。
ただ、私は花をメインに撮影していたから、モノクロが主役の雪の季節は少し引きこもりがちになっていた。
しかし今年は違った。
雪の季節がやってきたある時、SNSで相互フォローしている一人、ヒロさんの写真がふと目に止まった。
ヒロさんの写真は、本当にアマチュアなのかと思うほど美しいものばかり。その写真も、やはり美しかった。
白く雪化粧された山々を背景に、真っ白な白鳥たちが湖面でゆったりとした時間を過ごしている様子を切り取った一枚だった。この地方の冬にはめったにない清々しい青空と、その色を写したような湖面の青が、雪景色と白鳥の白さを際立たせていた。
それを見たら、私も無性に白鳥に会いたくなった。その山々を見たくなった。ヒロさんのようにはいかなくても、彼のような雰囲気の写真を撮ってみたくなった。
私も挑戦してみようかな――。
そう思った私は次の休日、ヒロさんが撮影した場所まで行ってみることにした。
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