5 / 15
005
しおりを挟む
魔法使いの懐、ライトアーマーの胸当て部分の収納力って如何言う状態に成っているのだろうか?出された物品の数と大きさから疑問が生じるが、答えてくれなさそうなので聞かないでおく事とした。そんな直後の御話。
魔法使いが懐から取り出し、テーブルの上に置いて僕に差し出して来た物は、僕の両親の形見の品々だった。
魔王討伐に参加させられる前、魔王討伐に参加させられる事に成った切っ掛けの事件。義賊ギルドの古参メンバー達の男女間のトラブルの末の仲間の裏切りで、僕自身も捕まってしまった時に取り上げられた品物。父親も愛用していたと言う短剣と、母親が肌身離さず身に着けていた指輪。家宅捜索で押収された母親の形見の装飾品セットである。
準備が整ったら、王宮の宝物庫にも探しに行ってみようと思っていた品物でもある。
「王都全域の押収品倉庫を回ってたみたいだから記録調べて、変な移動記録がある品物を王宮魔導士権限フル稼働させて回収して来たんだけど、如何だろう?」
魔法使いには、僕が王都に帰って来てから今日まで押収品倉庫に忍び込んで品物を探していた事がバレていたらしい。
でも、取り敢えず。「ありがとう」と言う言葉を口にした。御礼を言うのは変な気もしたが、伝えたかったから僕は感謝の言葉を口にしたのだ。
そう言えば、魔法使いは、ずっとマーキングの魔法掛けっぱなしにしていたって言っていた。それに魔法使いが僕に付けたマーキングを外したと言う雰囲気も今まで無かった気がする。それで気付かれたんだろう。ちょっとストーカーチックで怖い気もするが、気にしないでおこう。
「これ以上と無い報酬だよ…」
但し、権限フル稼働させてまでして、僕への報酬を準備したのだから、それ相応にヤバイ仕事が待っているのは間違いない。魔法使いは自分が苦労した分だけに、僕を報酬だけ渡して逃がしてくれはしないだろう。
「で?魔法使いさんは僕に何を望むの?」
僕は意を決し、この場で覚悟を決めた。
魔法使いは笑顔を崩す事無く「私は魔法関連の罠や鍵にしか対処できないから、物理の罠に対する索敵と、それ系の罠の解除、序に開錠と施錠も御願いする事に成ると思うんだ♪」と言う。
「(依頼が普通に、明らか怪しい…)何をヤラカス積りですか?」
「簒奪?いや、違うか?簒奪されたモノを返還させようかと思っててね」
「サンダツ?」
「そう、簒奪♪偶然なんだけど最近、先王の息子さんの御子息を見付けちゃったんだよねぇ~、宰相さんに教えてあげたら喜んじゃって、正当な継承者に返還させようって話に成ったんだ♪」
「それって俗に言う御家騒動的なアレ?」
「理解が早くて助かるよ♪参加してくれるよね?」
「もし、嫌だって言ったら?」
「私が直々に、地獄の果てでも何処までも追い掛けて追い詰めます!」
どう考えてもきっと、魔法使いの追跡からは逃れきれないであろう。だから、仕方が無いから諦める事にした。
「…(酷い話だ)…っ巻き込まれたぁ~……」
「うん、巻き込んであげた♪ヨロシクね?」
こうして僕は良く解らない内に、魔法使いに寄って、とんでもない事に巻き込まれてしまったっぽい。
ホント、酷い話だ。僕は深呼吸し気持ちを切り替える。
「で?魔法使いさんが今回の事に参加する理由は何ですか?」
魔法使いの所為で厄介事に巻き込まれるのだから、これくらいは聴いても良いだろう。と思い。「面倒臭がり屋の魔法使いさんが何の義理も無く、正義や正当性の為だけに動いたりはしないでしょ?」と、僕は少し嫌な言い方をしてしまったかもしれない。
でも、魔法使いは嫌な顔はしていなかった。だが、しかし「その通りだよ、義賊君♪」と楽し気に返し「実はね…、あの糞野郎(国王)様…私との約束を反故にして…、私が尊敬する姉さん達や私の可愛い天使ちゃん達に手を出した挙句の果てに後宮へ放り込んで…既に何人も死なせてやがったんですよ…、これに対して怒らずにして、何に対して怒れましょうか?って話なんだよね……」と、先程と同じ笑顔なのに種類の違う笑顔、闇を孕んだ瞳で理由を話してくれた。
僕は、普通に後悔した。話を聞いて心底、後悔した。知らない方が良かったのではないだろうか?ってレベルで後悔した。
正直、この時の魔法使いの笑顔と発せられる声色は、今まで経験した中で一番恐ろしいモノだったのではないかと思われる程に恐ろしかったからだ。もしも、今回の件を本当に断ったりしていたら、僕は如何なっていただろうか?想像できないが、色々な意味で危険で危なかったに違いない。
魔法使いは王様を「気に入れば平民にも手を出す好色漢、明らかに堪え性の無い王様」と称していた。僕はその時、魔法使いが王様に対して、一定以上の憤りを抱えているであろう事に気付くべきだったのかもしれない。
そう言えば、王都から魔王討伐へ旅立つ時、魔法使いへの見送りに来ていたのは綺麗で煌びやかな踊り子さん達の集団だった気がする。多分…王様は…、魔法使いの言葉から推測するに、その何人かに手を出してしまったんだろうな…、で、後宮に入れて死なせちゃって、その後宮に生き残りが居て今に至るって所か…、後宮に入れられた女性が全滅していたとしたら…、ヤバかっただろうな…、魔法使いなら、王宮…若しくは王都全域に…特大級の全体攻撃用の魔法を気が済むまでぶっ込んでいたかもしれない……。そう考えただけでも僕の肝は冷え、胃が痛くなった。
何故なら魔法使いには、その手の前科が幾つかあるのだ。
魔王討伐へ向かう旅の途中での御話。迷子に成っていた兄妹を保護し親元へ送り届けた村での出来事が、旅に出てからの最初の惨事だった気がする。
そう、その村の教会にて、僧侶が勇者に実績を積ませる為の山賊退治を頼まれ、勇者を煽てて動かし山賊退治に出掛け帰って来た翌朝に、村消失事件の切っ掛けは発生した。
その村の村人として生き残った山賊の残党達が報復行動の一つとして、僕等が保護して親元に送り届けた兄妹の両親を脅した上、幼い兄妹に手を掛けてしまったのだ。その為、兄妹の両親が最初に「村民全員を守れもしないオマエ達が山賊に手を出したから、こんな事に成ったんだ」と僕等を詰り、他の村民達も、そこに賛同してしまった。中には当たり前で間違っていない事かの如くに「山賊の御蔭で村は潤っていた」「何て事をしてくれたのだ」と言ってしまう村民まで存在していた。
普通なら、そんな意見でも多勢に無勢で押し切れ、そこで一般的な冒険者は引き下がるモノだったのかもしれない。今までそう言う事があった時も、普段なら、山賊を討伐に来た者達が引き下がって、盗賊を討伐した事を後悔しながら去っていたのかもしれない。
そこに例外が存在する何て事を山賊の残党も村民も思いもしなかったのではなかろうか?実際、大多数の意見に飲まれ、山賊討伐の依頼を持って来た僧侶さんは勿論、勇者さんも大盾さんも僕も、気持ち的に引き下がる所だった。
そんな中で例外なのは、魔法使いさんだけだった。魔法使いは躊躇無く、詰め寄る村民全員を諸共、盗賊の残党達も須らく魔法で束縛した。
それから魔法使いが最初に声を掛けたのは、山賊の報復を僕達の代わりに受けた兄妹の両親だったと僕は記憶している。
「オマエ等…ほぼ無傷だな…、何故に命掛けで子供達を守ろうとしなかった?」
魔法使いの言葉が、憤りを含んだ静かな声色だった事を僕は今でも覚えている。その後、兄妹の両親や村民達は「山賊に逆らえる訳がない」「戦う力を持たない者の気持ちも知らないくせに!」とか言っていた気がする。
ただ、村民達が言い訳をすればする程、フードを目深に被った魔法使いの目が剣呑さを含み、山賊の残党までもが村民の言葉に賛同する程に成った頃、魔法使いの堪忍袋の緒が切れたらしい。何らかの魔法が場を満たした。
魔法使いが「オマエ等の村の為に、旅人が山賊の犠牲に成っても仕方が無いとでも言いたいのか?」と言った後、何も気付いていない村の大人や老人は勿論、村の子供達もが[仕方が無い事だ]と肯定し、魔法使いは「改善の余地無しだな」と言った。
そして、次の瞬間には、その場から村民も山賊の残党も、村が存在していた筈の場所すらも跡形が無く消え去る事と成る。唯一残ったのは…、突然に森の中に佇む事と成った村の小さな教会だけ…、唐突に発生した出来事に対して場違いながら…こうやって森の中の廃教会は誕生するのかもしれない……。と思ったのは、何年前の出来事であっただろうか?
「僕に会いに来た理由、(凄く暇でって)やっぱり嘘だったじゃないですか……」
「え?全くの嘘ではないよ?暇だったから育ての親や一緒に育った姉さん達と妹弟達の近況を知って、暇だから思い立って君に会いに来たんだよ?」
「…(これは思ったより魔法使いさん、御怒りの上での事かも知れない)…」
大方、魔法使いが暇だったのは、魔王討伐と言う実績の結果とは言え、後から入って来た新入り上官に対し、元からいた宮廷魔導士達が、上層部の事情も知らずに意地の悪い事をした結果であろう。
この際だから、僕が巻き込まれて苦労する分、王様も宮廷魔導士の方々も後で苦労し、今後、相応の後悔もして欲しい。と、僕が思うに至ったのは言うまでも無い。
魔法使いが懐から取り出し、テーブルの上に置いて僕に差し出して来た物は、僕の両親の形見の品々だった。
魔王討伐に参加させられる前、魔王討伐に参加させられる事に成った切っ掛けの事件。義賊ギルドの古参メンバー達の男女間のトラブルの末の仲間の裏切りで、僕自身も捕まってしまった時に取り上げられた品物。父親も愛用していたと言う短剣と、母親が肌身離さず身に着けていた指輪。家宅捜索で押収された母親の形見の装飾品セットである。
準備が整ったら、王宮の宝物庫にも探しに行ってみようと思っていた品物でもある。
「王都全域の押収品倉庫を回ってたみたいだから記録調べて、変な移動記録がある品物を王宮魔導士権限フル稼働させて回収して来たんだけど、如何だろう?」
魔法使いには、僕が王都に帰って来てから今日まで押収品倉庫に忍び込んで品物を探していた事がバレていたらしい。
でも、取り敢えず。「ありがとう」と言う言葉を口にした。御礼を言うのは変な気もしたが、伝えたかったから僕は感謝の言葉を口にしたのだ。
そう言えば、魔法使いは、ずっとマーキングの魔法掛けっぱなしにしていたって言っていた。それに魔法使いが僕に付けたマーキングを外したと言う雰囲気も今まで無かった気がする。それで気付かれたんだろう。ちょっとストーカーチックで怖い気もするが、気にしないでおこう。
「これ以上と無い報酬だよ…」
但し、権限フル稼働させてまでして、僕への報酬を準備したのだから、それ相応にヤバイ仕事が待っているのは間違いない。魔法使いは自分が苦労した分だけに、僕を報酬だけ渡して逃がしてくれはしないだろう。
「で?魔法使いさんは僕に何を望むの?」
僕は意を決し、この場で覚悟を決めた。
魔法使いは笑顔を崩す事無く「私は魔法関連の罠や鍵にしか対処できないから、物理の罠に対する索敵と、それ系の罠の解除、序に開錠と施錠も御願いする事に成ると思うんだ♪」と言う。
「(依頼が普通に、明らか怪しい…)何をヤラカス積りですか?」
「簒奪?いや、違うか?簒奪されたモノを返還させようかと思っててね」
「サンダツ?」
「そう、簒奪♪偶然なんだけど最近、先王の息子さんの御子息を見付けちゃったんだよねぇ~、宰相さんに教えてあげたら喜んじゃって、正当な継承者に返還させようって話に成ったんだ♪」
「それって俗に言う御家騒動的なアレ?」
「理解が早くて助かるよ♪参加してくれるよね?」
「もし、嫌だって言ったら?」
「私が直々に、地獄の果てでも何処までも追い掛けて追い詰めます!」
どう考えてもきっと、魔法使いの追跡からは逃れきれないであろう。だから、仕方が無いから諦める事にした。
「…(酷い話だ)…っ巻き込まれたぁ~……」
「うん、巻き込んであげた♪ヨロシクね?」
こうして僕は良く解らない内に、魔法使いに寄って、とんでもない事に巻き込まれてしまったっぽい。
ホント、酷い話だ。僕は深呼吸し気持ちを切り替える。
「で?魔法使いさんが今回の事に参加する理由は何ですか?」
魔法使いの所為で厄介事に巻き込まれるのだから、これくらいは聴いても良いだろう。と思い。「面倒臭がり屋の魔法使いさんが何の義理も無く、正義や正当性の為だけに動いたりはしないでしょ?」と、僕は少し嫌な言い方をしてしまったかもしれない。
でも、魔法使いは嫌な顔はしていなかった。だが、しかし「その通りだよ、義賊君♪」と楽し気に返し「実はね…、あの糞野郎(国王)様…私との約束を反故にして…、私が尊敬する姉さん達や私の可愛い天使ちゃん達に手を出した挙句の果てに後宮へ放り込んで…既に何人も死なせてやがったんですよ…、これに対して怒らずにして、何に対して怒れましょうか?って話なんだよね……」と、先程と同じ笑顔なのに種類の違う笑顔、闇を孕んだ瞳で理由を話してくれた。
僕は、普通に後悔した。話を聞いて心底、後悔した。知らない方が良かったのではないだろうか?ってレベルで後悔した。
正直、この時の魔法使いの笑顔と発せられる声色は、今まで経験した中で一番恐ろしいモノだったのではないかと思われる程に恐ろしかったからだ。もしも、今回の件を本当に断ったりしていたら、僕は如何なっていただろうか?想像できないが、色々な意味で危険で危なかったに違いない。
魔法使いは王様を「気に入れば平民にも手を出す好色漢、明らかに堪え性の無い王様」と称していた。僕はその時、魔法使いが王様に対して、一定以上の憤りを抱えているであろう事に気付くべきだったのかもしれない。
そう言えば、王都から魔王討伐へ旅立つ時、魔法使いへの見送りに来ていたのは綺麗で煌びやかな踊り子さん達の集団だった気がする。多分…王様は…、魔法使いの言葉から推測するに、その何人かに手を出してしまったんだろうな…、で、後宮に入れて死なせちゃって、その後宮に生き残りが居て今に至るって所か…、後宮に入れられた女性が全滅していたとしたら…、ヤバかっただろうな…、魔法使いなら、王宮…若しくは王都全域に…特大級の全体攻撃用の魔法を気が済むまでぶっ込んでいたかもしれない……。そう考えただけでも僕の肝は冷え、胃が痛くなった。
何故なら魔法使いには、その手の前科が幾つかあるのだ。
魔王討伐へ向かう旅の途中での御話。迷子に成っていた兄妹を保護し親元へ送り届けた村での出来事が、旅に出てからの最初の惨事だった気がする。
そう、その村の教会にて、僧侶が勇者に実績を積ませる為の山賊退治を頼まれ、勇者を煽てて動かし山賊退治に出掛け帰って来た翌朝に、村消失事件の切っ掛けは発生した。
その村の村人として生き残った山賊の残党達が報復行動の一つとして、僕等が保護して親元に送り届けた兄妹の両親を脅した上、幼い兄妹に手を掛けてしまったのだ。その為、兄妹の両親が最初に「村民全員を守れもしないオマエ達が山賊に手を出したから、こんな事に成ったんだ」と僕等を詰り、他の村民達も、そこに賛同してしまった。中には当たり前で間違っていない事かの如くに「山賊の御蔭で村は潤っていた」「何て事をしてくれたのだ」と言ってしまう村民まで存在していた。
普通なら、そんな意見でも多勢に無勢で押し切れ、そこで一般的な冒険者は引き下がるモノだったのかもしれない。今までそう言う事があった時も、普段なら、山賊を討伐に来た者達が引き下がって、盗賊を討伐した事を後悔しながら去っていたのかもしれない。
そこに例外が存在する何て事を山賊の残党も村民も思いもしなかったのではなかろうか?実際、大多数の意見に飲まれ、山賊討伐の依頼を持って来た僧侶さんは勿論、勇者さんも大盾さんも僕も、気持ち的に引き下がる所だった。
そんな中で例外なのは、魔法使いさんだけだった。魔法使いは躊躇無く、詰め寄る村民全員を諸共、盗賊の残党達も須らく魔法で束縛した。
それから魔法使いが最初に声を掛けたのは、山賊の報復を僕達の代わりに受けた兄妹の両親だったと僕は記憶している。
「オマエ等…ほぼ無傷だな…、何故に命掛けで子供達を守ろうとしなかった?」
魔法使いの言葉が、憤りを含んだ静かな声色だった事を僕は今でも覚えている。その後、兄妹の両親や村民達は「山賊に逆らえる訳がない」「戦う力を持たない者の気持ちも知らないくせに!」とか言っていた気がする。
ただ、村民達が言い訳をすればする程、フードを目深に被った魔法使いの目が剣呑さを含み、山賊の残党までもが村民の言葉に賛同する程に成った頃、魔法使いの堪忍袋の緒が切れたらしい。何らかの魔法が場を満たした。
魔法使いが「オマエ等の村の為に、旅人が山賊の犠牲に成っても仕方が無いとでも言いたいのか?」と言った後、何も気付いていない村の大人や老人は勿論、村の子供達もが[仕方が無い事だ]と肯定し、魔法使いは「改善の余地無しだな」と言った。
そして、次の瞬間には、その場から村民も山賊の残党も、村が存在していた筈の場所すらも跡形が無く消え去る事と成る。唯一残ったのは…、突然に森の中に佇む事と成った村の小さな教会だけ…、唐突に発生した出来事に対して場違いながら…こうやって森の中の廃教会は誕生するのかもしれない……。と思ったのは、何年前の出来事であっただろうか?
「僕に会いに来た理由、(凄く暇でって)やっぱり嘘だったじゃないですか……」
「え?全くの嘘ではないよ?暇だったから育ての親や一緒に育った姉さん達と妹弟達の近況を知って、暇だから思い立って君に会いに来たんだよ?」
「…(これは思ったより魔法使いさん、御怒りの上での事かも知れない)…」
大方、魔法使いが暇だったのは、魔王討伐と言う実績の結果とは言え、後から入って来た新入り上官に対し、元からいた宮廷魔導士達が、上層部の事情も知らずに意地の悪い事をした結果であろう。
この際だから、僕が巻き込まれて苦労する分、王様も宮廷魔導士の方々も後で苦労し、今後、相応の後悔もして欲しい。と、僕が思うに至ったのは言うまでも無い。
1
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
婚約破棄から50年後
あんど もあ
ファンタジー
王立学園の卒業パーティーで、王子が婚約者に婚約破棄を宣言した。王子は真に愛する女性と結ばれ、めでたしめでたし。
そして50年後、王子の孫の王子は、婚約破棄された女性の孫と婚約する事に。そこで明かされた婚約破棄の真実とは。
《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。
ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」
その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。
無魔力の令嬢、婚約者に裏切られた瞬間、契約竜が激怒して王宮を吹き飛ばしたんですが……
タマ マコト
ファンタジー
王宮の祝賀会で、無魔力と蔑まれてきた伯爵令嬢エリーナは、王太子アレクシオンから突然「婚約破棄」を宣告される。侍女上がりの聖女セレスが“新たな妃”として選ばれ、貴族たちの嘲笑がエリーナを包む。絶望に胸が沈んだ瞬間、彼女の奥底で眠っていた“竜との契約”が目を覚まし、空から白銀竜アークヴァンが降臨。彼はエリーナの涙に激怒し、王宮を半壊させるほどの力で彼女を守る。王国は震え、エリーナは自分が竜の真の主であるという運命に巻き込まれていく。
冷遇王妃はときめかない
あんど もあ
ファンタジー
幼いころから婚約していた彼と結婚して王妃になった私。
だが、陛下は側妃だけを溺愛し、私は白い結婚のまま離宮へ追いやられる…って何てラッキー! 国の事は陛下と側妃様に任せて、私はこのまま離宮で何の責任も無い楽な生活を!…と思っていたのに…。
私はもう必要ないらしいので、国を護る秘術を解くことにした〜気づいた頃には、もう遅いですよ?〜
AK
ファンタジー
ランドロール公爵家は、数百年前に王国を大地震の脅威から護った『要の巫女』の子孫として王国に名を残している。
そして15歳になったリシア・ランドロールも一族の慣しに従って『要の巫女』の座を受け継ぐこととなる。
さらに王太子がリシアを婚約者に選んだことで二人は婚約を結ぶことが決定した。
しかし本物の巫女としての力を持っていたのは初代のみで、それ以降はただ形式上の祈りを捧げる名ばかりの巫女ばかりであった。
それ故に時代とともにランドロール公爵家を敬う者は減っていき、遂に王太子アストラはリシアとの婚約破棄を宣言すると共にランドロール家の爵位を剥奪する事を決定してしまう。
だが彼らは知らなかった。リシアこそが初代『要の巫女』の生まれ変わりであり、これから王国で発生する大地震を予兆し鎮めていたと言う事実を。
そして「もう私は必要ないんですよね?」と、そっと術を解き、リシアは国を後にする決意をするのだった。
※小説家になろう・カクヨムにも同タイトルで投稿しています。
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる