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腐女子や腐男子と言う単語が普及する前、存在する前の昭和の時代。幼馴染みと呼ぶには縁遠く、友達と呼ぶにも微妙に不適切、知人と呼ぶには縁があって違和感を禁じ得ない相手[美鈴]は、ナオさん達が所属するサークルと言うモノに参加させて貰っていて、薄い本の作成&販売等を一役買い。実質、小学2年生の頃から「何が駄目なん?コンナん私等が生まれた頃から描かれてる有名な漫画発進で、アニメ化までされてるネタやろw」と公言し、完全にそっち方面に向かって腐り切っていた。
そんな美鈴や、その周囲の人間が、作り上げる作品の中で知らず知らずに僕の性癖を肯定してくれるから、御陰で時々忘れそうに成る世間一般とのズレ…、今、思えば…若い頃から違和感を感じていたモノだ……。と、僕は気の所為や気の迷いでは無く、本当に同性で無ければ駄目なのだと気付く切っ掛けとなった想い出を思い出し、昔に思いを馳せる。
当時、抽選で当たらなければ入居できず。部屋も選べず。一部屋の入居者が2人以上でなければ、入居できない筈の緑や公園の多い団地の一室に、ナオさんは高校生の頃からアトリエを持っていた。
小2の頃に、ナオさん達の働き掛けで母親から逃がして貰い。僕が預けられた家からは少し離れていたけど…、[僕の救いの神]ナオさんに何時でも遊びに来て良いと言われていた僕は…、その部屋に頻繁に出入りし…、その近所の棟に住んでいた美鈴とは、気不味い感がありつつも、適当に挨拶する程度の関係を続けていた…そんな、数年後のある日……。
ナオさんの事を本気で好きだ(まだ当時は、本当の性別を知らなかったw)し、僕は美鈴達が創作する薄い本に出てくる男達とは違って、まだ、同性に憧れる事が多い時期なだけだと思い込んでいた[高校時代の僕]は、裸で大人の男性と抱き合うナオさんに遭遇する。
あの日も何時も通り、階段の下のポストの南京錠を開けて部屋の鍵を取り出し、ナオさんのアトリエへと向かっていた。
階段を上り部屋へ辿り着くと、何故か、その時は扉が閉まり切らず開いている。僕は泥棒の可能性を考え静かに玄関内に入る。すると、玄関から続く点々と脱ぎ捨てられた衣服の道、2DKの部屋で寝室として使っている部屋からベットが軋む音、囁き合う声、甘える様な口調のナオさんの声と、時に切羽詰まった様な喘ぎ声が聞こえてくる。
今まで、恋多きナオさんに対して何度も失恋してきたけど、僕が、こう言うシチュエーションに遭遇するのは初めての事だった。
まだ、ナオさんの秘密を知らなかった当時の僕は、好奇心と性欲に駆られ、玄関直通である目の前の襖からは開けても見えないと判断し、足音を立てない様に気を付けながら、開けっぱなしのキッチンに続く引き戸を通り過ぎ、襖が取り外され一つの部屋の様に成ったダイニングキッチン兼アトリエへ、テーブルの近くに落ちているナオさんの物であろう白いレースの下着に息を飲み、好奇心に負け続け、高鳴る鼓動を胸に、更に襖を取ってカーテンで仕切ってある寝室のカーテンの隙間から中を覗いてしまう。
僕から見て向かいの窓、白いレースのカーテン越しに差し込む光の中で体を仰け反らし、その時、ナオさんは歓喜の声を上げていた。その光景は、夜間にライトを浴びせられた野生動物の様に、僕の心と体を完全に捕らえてしまう。
ベットに仰向けに寝転がる浅黒い肌の引き締まった体の男と対照的に、ナオさんの肢体は白く華奢であり。ナオさんから時々、発せられる鼻に掛かった声は甘く甘美で…、風に翻弄される旗の様に身をくねらせ、滴る汗…、乱れ体に張り付いた長い髪までも繊細な芸術品の様に綺麗だった……。正直、僕は暫くの間、その光景に目を奪われていた。
「もう無理…」と言って、ナオさんの動きが止まると…、男の日差しに焼けた手が…、両手をついて腰を振っていた体制のまま、弧を描く様に軽く仰け反ったままのナオさんの平らな胸に伸び…、嬲る様に爪を立ててナオさんを苛みながら、ゆっくりと下へ…、上半身を起こしてナオさんの下半身のモノの先をまず指先で虐め、片手で掴み親指と人差し指で弄び…、呼吸を乱し始め体を震わせるナオさんに小さく悲鳴を上げさせて「まだ、オアズケだよw」と男は言う……。
ナオさんは苦し気に「放して・握らないで・もう出させて」と目尻に涙を浮かべ、更にモノの先を弄られ短く悲鳴を上げ、言われるがまま、息絶え絶えに腰を振り始める。
男は何度も、ナオさんを鳴かせ、ナオさんに懇願させ…、幾度と無く、動きが緩慢に成ってきたり、動きを止めたナオさんを再度、繰り返し動かし続けていた……。
僕は何よりも、ナオさんに触れる事を許された相手の男に対し、羨ましく妬ましく思う。
それから、自分の意思とは反して下半身から自分の体が熱く成って行くのに抗えず。駄目だと思いながらも手は下の方へと伸び、服の上から何度も自分のモノに躊躇しながらも触れ、仕舞いには前を軽く寛げ、視界の先のナオさんを見詰めながら、下着の中で自分の硬く成ったモノに触って、堪った欲望に従い始め、仕舞いには外に出して、気付けばモノから熱を何度も溢れ出させていた。
そんな美鈴や、その周囲の人間が、作り上げる作品の中で知らず知らずに僕の性癖を肯定してくれるから、御陰で時々忘れそうに成る世間一般とのズレ…、今、思えば…若い頃から違和感を感じていたモノだ……。と、僕は気の所為や気の迷いでは無く、本当に同性で無ければ駄目なのだと気付く切っ掛けとなった想い出を思い出し、昔に思いを馳せる。
当時、抽選で当たらなければ入居できず。部屋も選べず。一部屋の入居者が2人以上でなければ、入居できない筈の緑や公園の多い団地の一室に、ナオさんは高校生の頃からアトリエを持っていた。
小2の頃に、ナオさん達の働き掛けで母親から逃がして貰い。僕が預けられた家からは少し離れていたけど…、[僕の救いの神]ナオさんに何時でも遊びに来て良いと言われていた僕は…、その部屋に頻繁に出入りし…、その近所の棟に住んでいた美鈴とは、気不味い感がありつつも、適当に挨拶する程度の関係を続けていた…そんな、数年後のある日……。
ナオさんの事を本気で好きだ(まだ当時は、本当の性別を知らなかったw)し、僕は美鈴達が創作する薄い本に出てくる男達とは違って、まだ、同性に憧れる事が多い時期なだけだと思い込んでいた[高校時代の僕]は、裸で大人の男性と抱き合うナオさんに遭遇する。
あの日も何時も通り、階段の下のポストの南京錠を開けて部屋の鍵を取り出し、ナオさんのアトリエへと向かっていた。
階段を上り部屋へ辿り着くと、何故か、その時は扉が閉まり切らず開いている。僕は泥棒の可能性を考え静かに玄関内に入る。すると、玄関から続く点々と脱ぎ捨てられた衣服の道、2DKの部屋で寝室として使っている部屋からベットが軋む音、囁き合う声、甘える様な口調のナオさんの声と、時に切羽詰まった様な喘ぎ声が聞こえてくる。
今まで、恋多きナオさんに対して何度も失恋してきたけど、僕が、こう言うシチュエーションに遭遇するのは初めての事だった。
まだ、ナオさんの秘密を知らなかった当時の僕は、好奇心と性欲に駆られ、玄関直通である目の前の襖からは開けても見えないと判断し、足音を立てない様に気を付けながら、開けっぱなしのキッチンに続く引き戸を通り過ぎ、襖が取り外され一つの部屋の様に成ったダイニングキッチン兼アトリエへ、テーブルの近くに落ちているナオさんの物であろう白いレースの下着に息を飲み、好奇心に負け続け、高鳴る鼓動を胸に、更に襖を取ってカーテンで仕切ってある寝室のカーテンの隙間から中を覗いてしまう。
僕から見て向かいの窓、白いレースのカーテン越しに差し込む光の中で体を仰け反らし、その時、ナオさんは歓喜の声を上げていた。その光景は、夜間にライトを浴びせられた野生動物の様に、僕の心と体を完全に捕らえてしまう。
ベットに仰向けに寝転がる浅黒い肌の引き締まった体の男と対照的に、ナオさんの肢体は白く華奢であり。ナオさんから時々、発せられる鼻に掛かった声は甘く甘美で…、風に翻弄される旗の様に身をくねらせ、滴る汗…、乱れ体に張り付いた長い髪までも繊細な芸術品の様に綺麗だった……。正直、僕は暫くの間、その光景に目を奪われていた。
「もう無理…」と言って、ナオさんの動きが止まると…、男の日差しに焼けた手が…、両手をついて腰を振っていた体制のまま、弧を描く様に軽く仰け反ったままのナオさんの平らな胸に伸び…、嬲る様に爪を立ててナオさんを苛みながら、ゆっくりと下へ…、上半身を起こしてナオさんの下半身のモノの先をまず指先で虐め、片手で掴み親指と人差し指で弄び…、呼吸を乱し始め体を震わせるナオさんに小さく悲鳴を上げさせて「まだ、オアズケだよw」と男は言う……。
ナオさんは苦し気に「放して・握らないで・もう出させて」と目尻に涙を浮かべ、更にモノの先を弄られ短く悲鳴を上げ、言われるがまま、息絶え絶えに腰を振り始める。
男は何度も、ナオさんを鳴かせ、ナオさんに懇願させ…、幾度と無く、動きが緩慢に成ってきたり、動きを止めたナオさんを再度、繰り返し動かし続けていた……。
僕は何よりも、ナオさんに触れる事を許された相手の男に対し、羨ましく妬ましく思う。
それから、自分の意思とは反して下半身から自分の体が熱く成って行くのに抗えず。駄目だと思いながらも手は下の方へと伸び、服の上から何度も自分のモノに躊躇しながらも触れ、仕舞いには前を軽く寛げ、視界の先のナオさんを見詰めながら、下着の中で自分の硬く成ったモノに触って、堪った欲望に従い始め、仕舞いには外に出して、気付けばモノから熱を何度も溢れ出させていた。
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