βテストが終わる頃…

mitokami

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006 土→日

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 その日は、昼近くまで寝てブランチ。今日は昼過ぎに全員でログインするって話があったので間食用のスナック菓子とチョコレート菓子、保温ボトルに暖かい蜂蜜紅茶や濃縮紅茶を入れた冷たい炭酸のペットボトル(キャップに穴を開けストローを設置し、保温用のカバーに入れた物)を準備して、ゲームにログインした。

 そして私の方は、その日の夕方まで、トキワがログインしてないのも、寝坊か、他に用事が出来てソッチを優先させたのか?程度で、そんなに気には成ってはいなかったのだけど、そうじゃない人もいた。

 ネカマ陣営の岬が「個人的に約束してたのにトキワが来なかった…」と独り言コメント、又は愚痴を零し続け、最後には「誰か連絡を貰っていませんか?」と言うコメントを出して来たので、日付超えた深夜、トキワとダリアって表記されていた友人っぽい人と一緒に、ネット上で遊んでいた筈の夜宛てに「夜さん、日付を超えた深夜までトキワさんと一緒にココで誰かと一緒に遊んでいましたよね?何か聞いていませんか?」とコメントを打ったら、偶然なのか?必然なのか?突然、ログアウトされてしまった。正直、会話途中での無言で唐突なログアウトは、気に成ってしまうのでやめて欲しい。

 と、言う事で、正直、ホント普通に気に成ったので、本人に確かめる事が出来ない私は、祖母の葬式に参加できなかった身内の人として[夜]を私達に紹介したアミに「アミさんは、何か知っていますか?」と亜ぁ亜宛てにコメントを打ってみたら、「夜の家に行って来る」とアミもログアウトしてしまった。って、え?ナニコレ?ネットゲーム上ここで待てと?それは何時まで?
困った事に、そろそろ夕食の時間である。親に逆らえない生活環境、親に逆らえない御年頃、待ち続ける事が出来ない私は「何か進展あったら教えて下さい」と、アミ宛てにゲーム内メールと携帯電話スマホとにメールを送り付け「そろそろ夕飯の時間だし、アミさんにメールしてログアウトしようと思います。皆さん、今晩は如何しますか?」と、身内にて結成したギルド用のチャットでコメントしたら、残ったそれぞれから返信があったのだが、しかしな問題。

*クラマット*
「取り敢えず、スマホに電話しても和夫と連絡取れないので家に電話してみます」
で?もしもし?クラマットさん?今晩は如何しますのん?和夫って誰?若しくは、和夫て、どのプレイヤー?
*岬*
「了解w敦は任せろ!家電も知ってる」
敦とは?
*シュート*
「じゃ、そっちは任せてしまおうw」
で?だから、今晩は如何するんだ?ってば!
*Candy*
「コロちゃん!明日は暇?会いたい❤」
今晩は?
*サイコロ*
「アメちゃんは何時も唐突だね、梅田?」
*Candy*
「ヘップ、餡マーガリン!コーンスープ!!」
*サイコロ*
「了、じゃ、いつも通り」
何だか分からない内に話はまとま…ったのかは不明だが……。
*サイコロ*
「では、また明日w」
何となく面倒に成ってしまって、私はこの時点でログアウトした。

 そんな次の日の日曜日。
最近まで使用していた[こどもICOCA]が3月末付で期限切れ、まだ、新しいICOCAを購入していなかった為、恩着せがましい態度の母親の意向で、今年に入って何度目かの母親のICOCAを使用しての御出掛と成る。正直な話、最近は服装にまで口出しして来て腹立たしいが、交通費分は確実に得するので大人しく従う事にしている。
その上で「こころ千歳ちとせさんに迷惑掛けちゃ駄目よ?」と言う母親からの声掛けに「は~い」と適当に返事をしてCandy事、千歳ちとせさん。通称[アメちゃん]が待つ、駅へとバスと電車を乗り継いで向かう。

 因みに電車は先頭車両に乗って終点、折り返しの駅で下車。そのまま真直ぐ改札へ行き大階段を降りて、百貨店のコンコースウインドーを目指して歩き、ディスプレイされた7面の巨大なショーウインドウを話のネタにする為、全部チャックしてから某コーヒーショップへと向かうのが私のルーティーンだ。今回も、気に入ったディスプレイは写真に撮って保存しておこう♪

 そんなこんなして、約束の時間ギリで約束の場所へ到着。
そこで捜すのは、日本人にしては少し地黒で目鼻立ちが整ったハッキリした顔立ちに、付け睫毛不要の地睫毛の御蔭で本当は薄化粧な美人さん。最近、実父の仕事の関係でアメ村付近に生息中の為、何かしらに影響されて最新のギャルファッションに身を包んでいるアメちゃん。その人、一人の筈だったのだが、何故だか見覚えのある野郎共(内、一人は大人)が3人+見覚えが無い大人の男性1人が追加されて一緒に居た。アレは確か…祖母の葬式の時に居た[まこっちゃん]筋肉の憧れる貧弱兄さんと、[せいちゃん]前髪命のナルシスト、後は名前は何だったっけ?程度に面識が薄い親戚の兄さんと、最後にあの人は本気で誰でしょう?マジで見覚えあらへん、である。
彼等が何故に私とアメちゃんの待ち合わせ場所にいるのかは不明だが、アメちゃんが私を待ってくれている以上、合流しない訳にはイカナイ。なんやしらん…何か嫌やけども…、しゃぁ~ないなぁ~……。

 ここで余談なのだが、アメちゃんは私より5歳年上なのだけれど時々、小学生にも間違われる点だけ母親似の小柄な童顔女子である。
この時、見覚え無いのが捜査用の服を着用した私服警官で、今、職質されている場面。と言うネタ的な場面で無い事を祈りながら私が合流したのは本気の余談だ。昔から存在する刑事ドラマとかでは、単独行動して捜査する刑事が主人公だったりする場合が存在するが、現実問題、刑事は二人一組が基本らしい。私が生息する地域の派出所の御巡りさんとかは、何年か毎に、ものごっつう単独行動して個人宅をお巡りさんしてはるけどなw
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