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一気に記憶を思い出す切っ掛けと成った事柄を夢と分かる夢で繰り返す。やけに鮮明な夢。
透明とは言い難く青っぽかったり緑がかっていたり、斑があったり気泡が入っていたり、くすんでいたり白っぽく成っていたりした全面硝子張りの温室から見える景色。その日は気持ちが良い程に晴れていて、見上げた空には雲一つなかった。
「イィ~レちゃん!たすけて!」
「てつだって!!」
私が授乳を御手伝いできるように成った頃だったかに施設へ来て、その当時まで生き残っていた活発で優しい子だったスリと甘えん坊で泣き虫だったフォオが私を呼んでいる。自分の夢なのに、この先の出来事を見たくないから手伝いに行きたくないのに、夢に逆らえず私は何時の間にか走り出していた。
温室から出ると、私もスリもフォオも着用している御揃いの薄汚れた白い布の服擬きを着ている皆が皆、ちょこまか走り回る牙の生えた鼠やぴょんぴょん跳ねまわる角のある兎を必死になって追い掛けている姿が見えた。皆は罰を受けさせられるのが嫌で必死に成っていた。
何匹か掴まえ魔法陣が描かれた小屋に放り込み、走り回ってはまた掴まえてを繰り返していると、半泣き状態で息を切らし、これ以上走る事が出来なくなったフォオに「あとはまかせて!」と言い、角のある白い兎を追い掛け乍らスリが雑木林に入って行くのが見えた。
「そっちは駄目だ!」と叫んで引き留める事も出来ない夢。そこでスリを追い掛けなければ見なくて済むのに、選択肢が無く、追い掛ける事に成る夢。
人員不足で管理されていない雑木林。低い所にも枝葉が伸び、背の高い下草で私は思うように進めないのに、私より小柄で背の低いスリはどんどん先に進んでしまう。「そっちはダメ!」「そっちに行かないで!」手を伸ばしたって、声も願いも手も届かない夢。多分、今の私か、今の私に成る前の私が心の底からの叫ぶ夢。
夢だから何度願っても、白い兎が嘲笑うかの如くにスリを堀の淵へと連れて行く。
「ホント駄目!戻って!」「こっちへ来て!そっちに行っちゃ駄目だ!」「もう、イヤ!ヤメテ!!」どんなに願っても思いは声に出せず。スリは堀へ落ちてしまう。溺れ、暴れて生じる水音で、スリが捕食者を呼び寄せてしまう夢。スリが食べられてしまう夢。
水面にサァーっと広がって行く赤。現実は勿論、夢の中でも、私は堀の淵で立ち止まり、足が竦んで動けない。スリを助ける為に決死の覚悟で飛び込む事も、見たくない光景から目を逸らす事も出来なかった現実と同じ夢。
これは、幾つかある私の繰り返し見る悪夢の一つである。
そんな悪夢を見始める。ほんの少し前の事。スリが死んでしまった後の事。
スリが死んでしまった事で、商品と成る子供に欠員が出てしまった結果。そのスリの代わりに…何処からか新しく子供が連れて来られたのは…、実験用の動物を逃がした事と、同じ商品である子を死なせてしまった事に因る罪に対する罰を私達が連帯責任で受けさせられて…追加で私より幼い…甘えん坊でとても泣き虫だった子が1人追加で死んでしまい…、施設の職員の人が蹴った所為で死んでしまったのにも拘らず…それも私達の所為だと罪を着せられ罰せられ…、その末に更に鞭で打たれた背中が痛くて眠れぬ夜を過ごした翌日の朝の事だった……。
今回も何処から攫って来たのか?買って来たのか?幼い子供、乳幼児を連れた施設外の職員と、葬儀を行う祭司が何処からともなくやって来て、今回は早々に、体罰を加えて商品を死なせた職員達を力の限り怒鳴り付ける光景を見る事に成った。
その罵声より得た情報から、如何やら殺すのは勿論、私達商品に残る様な傷を付けてはいけなかったらしい事が私達にも周知される事に成る。
この後、私達は健康診断を受けさせられ、傷の手当てをして貰い。選別される事に成った結果、取り敢えず、死んだ子の近くに居た所為で他の子より酷く鞭で打たれた私と、出荷待ちだった一番年長の子が傷物に分類されたっぽい。
その日から、私と年長の子は礼儀作法はまだ受けなきゃだけど、夜伽関連の授業は受けなくて良く成り、メイドや使用人の真似事と武術や殺しの訓練が始まった。つまり、この日から私と年長の子の使用用途が変わったっぽい。
アレから私の夢見は悪いのだけど、幸い、私は体を動かすのが苦ではないから、気を紛れさせれて現実に耐える事が出来た。
後、暗殺の実習訓練の為、美味しい茶を入れるのも…貴族向けや庶民向けの御菓子を作るのも…、前世、副業で週末猟師をしていた為に…食材を締めて吊るして血抜きして…皮を剥ぎ鞣し…肉を取り分け…料理をするのだって嫌じゃなかった……。寧ろ、料理を作ってから味見をするまでが楽しみで、更に、それを復讐に使えるのも悪くは無いのではなかろうか?と思えて頑張れた。
料理は、嚥下し毒の効果が表れるまでバレない程度の毒の量を覚える為の勉強が主だった為、普通に食べたら死が待ち構えているので、美味しく作れても思う存分に味見できなくて残念ではあったのだけれども、禁止されたのにも拘らず体罰を与える気であっただろう一部の職員達を殺せて良かったと思う。私達の安全的にも…施設の無駄削減の為にも…良かったと思う……。
そんなこんなで、やる気が無かった訳では無い事から、私の暗殺関連の授業の成績は良く、8歳の時には、立派な潜入系の暗殺道具に成っていた。この世界での見習いが8歳からだからって理由で、そうならずにはいられなかった可能性は無きにしも非ずなのだけど、誓いから3年経たずで毒殺する仕事に就いてしまうとは、何の因果だろうか?
因みに初仕事は、傭兵見習いに変装しての野営地にての暗殺。指先に針を突き刺し赤い雫を1滴、飲食物に混ぜるだけの簡単な御仕事だった。
最初は、前世の記憶の所為で躊躇してしまうかなぁ~って思っていたけれど、逆で、前世の記憶があったからこそ、気兼ね無く毒殺する事ができた。見習いの子等を性的に食べ、殺してしまう程に味わって…、やった事も、殺してしまった事も…、悪い事だとすら思っていない傭兵団の教育係達を殺すのに…、罪悪感すら感じる事は無かった……。
前世では、毒親系や性犯罪者、殺人犯でも殺しちゃ駄目ってルールがあって、刑が終われば再犯率度外視で自由に成っちゃう世界だったから、凄く嫌で不愉快だった気がしないでもない。
刑が軽くて模範囚を演じれば早期出所も可能だったし、再犯率も低いとは到底言えないモノだったし、の、憤りに由来する反動だったのかもしれない。身近な知人の毒親・性犯罪者・殺人犯に対する憎悪が罪悪感を麻痺させ、今の私に味方してくれている事は間違いないだろう。
暗殺が出来なければ自分が殺される。今回であれば、暗殺対象を殺す為の生贄にされる所だった私。
私自身が毒入りの餌にされなくて良かった半面、今世で、毒物を入れた容器を捜索していた人達には申し訳ない気もし無いではない。けれど、物証が無いから私が疑われる事も無くて良かった。と、まぁ、色々あったけど、私は自分の意思で口にする様になった毒で死ぬ事も苦しむ事も無く、傷物だった御蔭で子供好きな獲物用の使い捨て暗殺道具にされる事も無く、生き残る事ができている。
但し、私達【暗殺道具】に賃金が払われる事は勿論、道具に自由は存在してはいない。任務には監視役が付いて来て、任務中に手にした現金は、必ず取り上げられてしまう事が気に入らなかった。軍資金は無いけど、そろそろ施設から逃げ出してやろうかな?と思わないでもない日常。何度か暗殺に駆り出されて、運良く、俗に言う悪人だけを暗殺する仕事しかしないで済んでいた日々を超えた先の御話。
その当時の私には、まだ理解できなかった感情だけど、私と同様、傷物に分類された年長の子であるセブ兄さんが、任務中に暗殺対象の身近に居た暗殺対象では無い人物を殺してしまい。その事を悔やんで失意の先に自殺してしまった事を知る。
私達とは別種の暗殺業を生業とする人達が噂話をしていた。
* 強い毒を体内に宿す7が、手を出してはイケナイ領域に踏み込み、踏み外してしまったらしい。
* 7は、暗殺対象に近付く為の猶予期間に暗殺対象が弄んでいた奴隷に同情してしまい。同情心から奴隷に手を差し伸べ、何時の間にか互いの境遇に共感し、思いを寄せ合う事に成ったらしい。
* 7は恋を知ったから、自らの意思で死んでしまったらしい。
* 結果的に、恋人を自らの毒で殺してしまった7は、後追い自殺をしたのだそうだ。
透明とは言い難く青っぽかったり緑がかっていたり、斑があったり気泡が入っていたり、くすんでいたり白っぽく成っていたりした全面硝子張りの温室から見える景色。その日は気持ちが良い程に晴れていて、見上げた空には雲一つなかった。
「イィ~レちゃん!たすけて!」
「てつだって!!」
私が授乳を御手伝いできるように成った頃だったかに施設へ来て、その当時まで生き残っていた活発で優しい子だったスリと甘えん坊で泣き虫だったフォオが私を呼んでいる。自分の夢なのに、この先の出来事を見たくないから手伝いに行きたくないのに、夢に逆らえず私は何時の間にか走り出していた。
温室から出ると、私もスリもフォオも着用している御揃いの薄汚れた白い布の服擬きを着ている皆が皆、ちょこまか走り回る牙の生えた鼠やぴょんぴょん跳ねまわる角のある兎を必死になって追い掛けている姿が見えた。皆は罰を受けさせられるのが嫌で必死に成っていた。
何匹か掴まえ魔法陣が描かれた小屋に放り込み、走り回ってはまた掴まえてを繰り返していると、半泣き状態で息を切らし、これ以上走る事が出来なくなったフォオに「あとはまかせて!」と言い、角のある白い兎を追い掛け乍らスリが雑木林に入って行くのが見えた。
「そっちは駄目だ!」と叫んで引き留める事も出来ない夢。そこでスリを追い掛けなければ見なくて済むのに、選択肢が無く、追い掛ける事に成る夢。
人員不足で管理されていない雑木林。低い所にも枝葉が伸び、背の高い下草で私は思うように進めないのに、私より小柄で背の低いスリはどんどん先に進んでしまう。「そっちはダメ!」「そっちに行かないで!」手を伸ばしたって、声も願いも手も届かない夢。多分、今の私か、今の私に成る前の私が心の底からの叫ぶ夢。
夢だから何度願っても、白い兎が嘲笑うかの如くにスリを堀の淵へと連れて行く。
「ホント駄目!戻って!」「こっちへ来て!そっちに行っちゃ駄目だ!」「もう、イヤ!ヤメテ!!」どんなに願っても思いは声に出せず。スリは堀へ落ちてしまう。溺れ、暴れて生じる水音で、スリが捕食者を呼び寄せてしまう夢。スリが食べられてしまう夢。
水面にサァーっと広がって行く赤。現実は勿論、夢の中でも、私は堀の淵で立ち止まり、足が竦んで動けない。スリを助ける為に決死の覚悟で飛び込む事も、見たくない光景から目を逸らす事も出来なかった現実と同じ夢。
これは、幾つかある私の繰り返し見る悪夢の一つである。
そんな悪夢を見始める。ほんの少し前の事。スリが死んでしまった後の事。
スリが死んでしまった事で、商品と成る子供に欠員が出てしまった結果。そのスリの代わりに…何処からか新しく子供が連れて来られたのは…、実験用の動物を逃がした事と、同じ商品である子を死なせてしまった事に因る罪に対する罰を私達が連帯責任で受けさせられて…追加で私より幼い…甘えん坊でとても泣き虫だった子が1人追加で死んでしまい…、施設の職員の人が蹴った所為で死んでしまったのにも拘らず…それも私達の所為だと罪を着せられ罰せられ…、その末に更に鞭で打たれた背中が痛くて眠れぬ夜を過ごした翌日の朝の事だった……。
今回も何処から攫って来たのか?買って来たのか?幼い子供、乳幼児を連れた施設外の職員と、葬儀を行う祭司が何処からともなくやって来て、今回は早々に、体罰を加えて商品を死なせた職員達を力の限り怒鳴り付ける光景を見る事に成った。
その罵声より得た情報から、如何やら殺すのは勿論、私達商品に残る様な傷を付けてはいけなかったらしい事が私達にも周知される事に成る。
この後、私達は健康診断を受けさせられ、傷の手当てをして貰い。選別される事に成った結果、取り敢えず、死んだ子の近くに居た所為で他の子より酷く鞭で打たれた私と、出荷待ちだった一番年長の子が傷物に分類されたっぽい。
その日から、私と年長の子は礼儀作法はまだ受けなきゃだけど、夜伽関連の授業は受けなくて良く成り、メイドや使用人の真似事と武術や殺しの訓練が始まった。つまり、この日から私と年長の子の使用用途が変わったっぽい。
アレから私の夢見は悪いのだけど、幸い、私は体を動かすのが苦ではないから、気を紛れさせれて現実に耐える事が出来た。
後、暗殺の実習訓練の為、美味しい茶を入れるのも…貴族向けや庶民向けの御菓子を作るのも…、前世、副業で週末猟師をしていた為に…食材を締めて吊るして血抜きして…皮を剥ぎ鞣し…肉を取り分け…料理をするのだって嫌じゃなかった……。寧ろ、料理を作ってから味見をするまでが楽しみで、更に、それを復讐に使えるのも悪くは無いのではなかろうか?と思えて頑張れた。
料理は、嚥下し毒の効果が表れるまでバレない程度の毒の量を覚える為の勉強が主だった為、普通に食べたら死が待ち構えているので、美味しく作れても思う存分に味見できなくて残念ではあったのだけれども、禁止されたのにも拘らず体罰を与える気であっただろう一部の職員達を殺せて良かったと思う。私達の安全的にも…施設の無駄削減の為にも…良かったと思う……。
そんなこんなで、やる気が無かった訳では無い事から、私の暗殺関連の授業の成績は良く、8歳の時には、立派な潜入系の暗殺道具に成っていた。この世界での見習いが8歳からだからって理由で、そうならずにはいられなかった可能性は無きにしも非ずなのだけど、誓いから3年経たずで毒殺する仕事に就いてしまうとは、何の因果だろうか?
因みに初仕事は、傭兵見習いに変装しての野営地にての暗殺。指先に針を突き刺し赤い雫を1滴、飲食物に混ぜるだけの簡単な御仕事だった。
最初は、前世の記憶の所為で躊躇してしまうかなぁ~って思っていたけれど、逆で、前世の記憶があったからこそ、気兼ね無く毒殺する事ができた。見習いの子等を性的に食べ、殺してしまう程に味わって…、やった事も、殺してしまった事も…、悪い事だとすら思っていない傭兵団の教育係達を殺すのに…、罪悪感すら感じる事は無かった……。
前世では、毒親系や性犯罪者、殺人犯でも殺しちゃ駄目ってルールがあって、刑が終われば再犯率度外視で自由に成っちゃう世界だったから、凄く嫌で不愉快だった気がしないでもない。
刑が軽くて模範囚を演じれば早期出所も可能だったし、再犯率も低いとは到底言えないモノだったし、の、憤りに由来する反動だったのかもしれない。身近な知人の毒親・性犯罪者・殺人犯に対する憎悪が罪悪感を麻痺させ、今の私に味方してくれている事は間違いないだろう。
暗殺が出来なければ自分が殺される。今回であれば、暗殺対象を殺す為の生贄にされる所だった私。
私自身が毒入りの餌にされなくて良かった半面、今世で、毒物を入れた容器を捜索していた人達には申し訳ない気もし無いではない。けれど、物証が無いから私が疑われる事も無くて良かった。と、まぁ、色々あったけど、私は自分の意思で口にする様になった毒で死ぬ事も苦しむ事も無く、傷物だった御蔭で子供好きな獲物用の使い捨て暗殺道具にされる事も無く、生き残る事ができている。
但し、私達【暗殺道具】に賃金が払われる事は勿論、道具に自由は存在してはいない。任務には監視役が付いて来て、任務中に手にした現金は、必ず取り上げられてしまう事が気に入らなかった。軍資金は無いけど、そろそろ施設から逃げ出してやろうかな?と思わないでもない日常。何度か暗殺に駆り出されて、運良く、俗に言う悪人だけを暗殺する仕事しかしないで済んでいた日々を超えた先の御話。
その当時の私には、まだ理解できなかった感情だけど、私と同様、傷物に分類された年長の子であるセブ兄さんが、任務中に暗殺対象の身近に居た暗殺対象では無い人物を殺してしまい。その事を悔やんで失意の先に自殺してしまった事を知る。
私達とは別種の暗殺業を生業とする人達が噂話をしていた。
* 強い毒を体内に宿す7が、手を出してはイケナイ領域に踏み込み、踏み外してしまったらしい。
* 7は、暗殺対象に近付く為の猶予期間に暗殺対象が弄んでいた奴隷に同情してしまい。同情心から奴隷に手を差し伸べ、何時の間にか互いの境遇に共感し、思いを寄せ合う事に成ったらしい。
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