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ヴォルカン王子に私が横柄な態度を取った。と言う話は、休憩時間を介して広まり、昼休みの時間に従弟のチュテレール、放課後までには学年の違う婚約者のファレーズにも届き、職権乱用する為だけに図書委員会に入っていた私の元へ、2人を誘ってくれた。
「おい!ディア!!ヴォルカン王子に喧嘩売ったってマジか?」
「あ、チュ~さん…」
「あ、チュ~さん…じゃない!誰にでも所かまわず噛み付くなよ!!何処の野犬だよ、オマエは!」
「野犬て…、失礼くない?って言うか、多分やけど喧嘩とか売ってへんし、噛み付いたつもりもないよ?冤罪押し付けて来るからつい、煽っちゃっただけやし」
「って…煽りもするなよ……」
チュテレールは眉間にしわを寄せ溜息を吐き、頭を抱えて苦笑いしてくれている。
続いてやって来たのは、ファレーズ。
「あ!ディア!!俺との事を疑って王子に喧嘩を売ったってホントか?確かに護衛として王子と御一緒するけど、そう言う種類の誤解は困るよ!」
如何言う誤解か?は置いておいて、ファレーズに届くまでに何かしらの勘違いがあったらしく、間違った情報を手にファレーズは弁解しに来てくれた。だが、そのネタは少し美味しい。
チュテレールは、その時の不意打ち的なネタに吹き出し、続いて肩を震わせ「それ、マジでか!」と堪え切れずに笑い出す。私の方はと言うと、ファレーズが持ってきた誤解のシチュエーションが、有り寄りの有かもしれないと思って楽しく成ってしまっていたと言う事は言うまでも無い。今度、ファレーズ×ヴォルカン王子又はヴォルカン王子×ファレーズで何か物語ろう。「ファーさん、婚約破棄して欲しく成ったら何時でも言って良いよ」と思わず私は、いつも通りに満面の笑みで何時もの言葉を返してしまっていた。
ファレーズは「え?いやいや、今回のは特に信じてね!俺は[この剣]に誓って、ソッチ系ではないから!男としてディアを裏切る様な事もしてないから!!」と困惑顔。ソッチ系とはドッチ系?って質問してみたくはあるけれども、そもそもんな事を勝手に剣に誓うなし!剣は王家にでも捧げとけ、本気目に私の事で、剣に誓いを立ててもろても困ります。と、ココで私的に大事な事だから、もう少し詳しく宣言する。
私的な正直な御話。王子とファレーズの間にそう言う事があったとして、私的には全くと言って良い程に裏切りではない!寧ろ、請う程に超御期待、御褒美だ。そう、本質的に(BL好きの者には)期待通りと言えるのだよ!本人には絶対に言わないけどね!!怒るだろうからw
「ディア?オマエ、今、何か良からぬ事を考えてたりしないか?」
ちっ!チュテレールめ!!微妙に察しが良くて良ろしくない!これを機にファレーズ×ヴォルカン、又はヴォルカン×ファレーズで、新しく色々と創作しようと考えたのに気付いたのか?
「何の事かな?」
私とチュテレールは暫く互いを見据え、笑顔を絶やさなかった。
「従姉弟同士で仲良しなのは良い事だけど、ディアの婚約者は俺だぞ、2人共、相手を間違えるなよ?」
それに引き換え、ファレーズは何とも鈍くて何よりです。鈍過ぎて、純粋過ぎて…、何や知らん、ファレーズの婚約者としての自分の腐女子っぷりとの対比がヤベェ…、御蔭で、何だか私が私として存在すると言う事実にも妙な罪悪感を…止め処なく覚えるんだけど…、如何だろう……。うぅ~ん、これは、おいしゅうない。
ホント、オイシクナイカラ気分を変えて「所でさ、2人は生徒会役員だよね?今日も放課後は、生徒会の仕事があるんじゃないの?」と、問い掛けてみる。私の問い掛けに、ファレーズが「騎士団では、そう言う関係を持つ者が少なからず居たからな」と強調し「だから一応、疑いを晴らしてから、王子に同行するつもりだったんだよ」と苦笑い。「騎士団での常識は、騎士団だけのモノだからね!!本当に誤解しないでくれよ!」と必死さも見せてくれる。あらやだっ!ファーさんってば、そう言う人達がいたのには気付いてたのねぇ~、でも、そう言う人達を増やしたん私やし、その発展に貢献したんも私だから、何の問題も無いんだよ!勿論、そんな事は教えんけどw
チュテレールの方は「王子の性格なら、言い掛かり付けに…、こっちへ来るかと先回りしたつもりだったんだけどな……」との事だった。え?王子って、根に持つタイプなん?メンドクサ!って、あれ?これフラグちゃうやろな?こっち来たら嫌やで?と、思ってたらチュテレールの予想通りに王子達、図書館に来やがりました。
私が個人的に、ヴォルカンが来るとしたら多分こんな感じって思った通り、ヴォルカンは私の想定範囲内の行動で、図書館の扉を勢い良くバンッと両開きにし「金髪のちびっ子は何処に居る!」って大声を張り上げながら、大きな靴音を立て、室内に入って来やがりました。無駄に叫ぶなや、王子よ!ここは図書館だぞ!!静かにしろし!後、それ私の事か?失敬な!チビ言うなし!!腹立つなぁもうっ!
そんな王子の後から「王子!御待ち下さい!!また、人違いの可能性がありますよ!」と駆け込んで来るグラース。
私は[連れを置いてけぼりにしたんなや]ってのと…、またって何だ?またって…、私が改変した穴埋めの如くに存在する風紀委員の金髪ツインテの娘の所に間違って(?)行ってしまって赤っ恥でもかいて来たのか?ってかまあ…、そもそもはあっちのが本来の標的で、アンジュとトラブっている相手であろうが…、色々と、本当に沢山、本気で間違って勘違いしてる可能性があるとか、気付…、うん、気付かんのかもやな、猪突猛進なヴォルカン王子やし…、ホント、王子が人様に迷惑かけなや…とか色々思いながら…、私は図書委員の仕事を普通に続け、王子達の事を無視する事にした…のだが…、案の定と言うか何て言うか…、チュテレールとファレーズが近くに居たのもあって、王子は目敏く私を見付けてくれやがりましたね!あぁ~めでたくない…めでたくない……。
そんでもって、王子ってばやっぱり、自信満々な態度で私の方に着やがりました。で、「ガルディア譲!アンジュがファレーズ先輩と話しているのを見て嫉妬し、意地悪をしたそうだな?」だってさ…、何言ってんだか……。
「…(気の所為かな?前にも王子に同じ事を言われた気がするよ)…あぁ~…寝言か……」
「私の言葉を寝言扱いするな!」
ヴォルカンが怒り狂っているのは取り敢えず放置。
ヴォルカンに言われた事に対し、私が口にした言葉が余程面白かったのだろうか?チュテレールが噴き出し、肩を震わせ、また笑いだした。コイツ、こんなに笑い上戸だったったけか?
ヴォルカンに付いて来たグラースは呆気に取られ、ファレーズは「アンジュって誰だ?」とか言っている。攻略に度合いや数値があるとしたらちょっと低過ぎと違う?アンちゃん…、つか、私の事を知ってて私の婚約者を攻略しようとするとか…、かまやしないけど…モラルの無い酷い女だよ…、人様に…と言うか…王子とグラースの婚約者には確実に迷惑掛けてやがるんだろうなこれ…、拘りたかねぇ~けど…、1回くらいは、そうとは知られんよ~に貶めたったろぉ~かなぁ~…暇があって気が向いたら…やけども……。
そういや、ヴォルカンとグラースの婚約者やチュテレールの今の婚約者って誰で、どの娘やろか?顔も名前も知らんし?又は覚えて無いし、今のアンちゃんの事もよぉ~知らんわ、夏休みんでも祖父ん家に帰って、ブリュイヌ(祖父が住む騎士団の寮専属の高齢なメイド様・年齢不詳)にでも聞いたろっかなて、思っていました。これは、この現時点での御話。本当の予定は未定であります。こうして、私は思うだけ思って忘れてしまいました。私の興味が薄い事に対する記憶力って、こんなものです。
「おい!ディア!!ヴォルカン王子に喧嘩売ったってマジか?」
「あ、チュ~さん…」
「あ、チュ~さん…じゃない!誰にでも所かまわず噛み付くなよ!!何処の野犬だよ、オマエは!」
「野犬て…、失礼くない?って言うか、多分やけど喧嘩とか売ってへんし、噛み付いたつもりもないよ?冤罪押し付けて来るからつい、煽っちゃっただけやし」
「って…煽りもするなよ……」
チュテレールは眉間にしわを寄せ溜息を吐き、頭を抱えて苦笑いしてくれている。
続いてやって来たのは、ファレーズ。
「あ!ディア!!俺との事を疑って王子に喧嘩を売ったってホントか?確かに護衛として王子と御一緒するけど、そう言う種類の誤解は困るよ!」
如何言う誤解か?は置いておいて、ファレーズに届くまでに何かしらの勘違いがあったらしく、間違った情報を手にファレーズは弁解しに来てくれた。だが、そのネタは少し美味しい。
チュテレールは、その時の不意打ち的なネタに吹き出し、続いて肩を震わせ「それ、マジでか!」と堪え切れずに笑い出す。私の方はと言うと、ファレーズが持ってきた誤解のシチュエーションが、有り寄りの有かもしれないと思って楽しく成ってしまっていたと言う事は言うまでも無い。今度、ファレーズ×ヴォルカン王子又はヴォルカン王子×ファレーズで何か物語ろう。「ファーさん、婚約破棄して欲しく成ったら何時でも言って良いよ」と思わず私は、いつも通りに満面の笑みで何時もの言葉を返してしまっていた。
ファレーズは「え?いやいや、今回のは特に信じてね!俺は[この剣]に誓って、ソッチ系ではないから!男としてディアを裏切る様な事もしてないから!!」と困惑顔。ソッチ系とはドッチ系?って質問してみたくはあるけれども、そもそもんな事を勝手に剣に誓うなし!剣は王家にでも捧げとけ、本気目に私の事で、剣に誓いを立ててもろても困ります。と、ココで私的に大事な事だから、もう少し詳しく宣言する。
私的な正直な御話。王子とファレーズの間にそう言う事があったとして、私的には全くと言って良い程に裏切りではない!寧ろ、請う程に超御期待、御褒美だ。そう、本質的に(BL好きの者には)期待通りと言えるのだよ!本人には絶対に言わないけどね!!怒るだろうからw
「ディア?オマエ、今、何か良からぬ事を考えてたりしないか?」
ちっ!チュテレールめ!!微妙に察しが良くて良ろしくない!これを機にファレーズ×ヴォルカン、又はヴォルカン×ファレーズで、新しく色々と創作しようと考えたのに気付いたのか?
「何の事かな?」
私とチュテレールは暫く互いを見据え、笑顔を絶やさなかった。
「従姉弟同士で仲良しなのは良い事だけど、ディアの婚約者は俺だぞ、2人共、相手を間違えるなよ?」
それに引き換え、ファレーズは何とも鈍くて何よりです。鈍過ぎて、純粋過ぎて…、何や知らん、ファレーズの婚約者としての自分の腐女子っぷりとの対比がヤベェ…、御蔭で、何だか私が私として存在すると言う事実にも妙な罪悪感を…止め処なく覚えるんだけど…、如何だろう……。うぅ~ん、これは、おいしゅうない。
ホント、オイシクナイカラ気分を変えて「所でさ、2人は生徒会役員だよね?今日も放課後は、生徒会の仕事があるんじゃないの?」と、問い掛けてみる。私の問い掛けに、ファレーズが「騎士団では、そう言う関係を持つ者が少なからず居たからな」と強調し「だから一応、疑いを晴らしてから、王子に同行するつもりだったんだよ」と苦笑い。「騎士団での常識は、騎士団だけのモノだからね!!本当に誤解しないでくれよ!」と必死さも見せてくれる。あらやだっ!ファーさんってば、そう言う人達がいたのには気付いてたのねぇ~、でも、そう言う人達を増やしたん私やし、その発展に貢献したんも私だから、何の問題も無いんだよ!勿論、そんな事は教えんけどw
チュテレールの方は「王子の性格なら、言い掛かり付けに…、こっちへ来るかと先回りしたつもりだったんだけどな……」との事だった。え?王子って、根に持つタイプなん?メンドクサ!って、あれ?これフラグちゃうやろな?こっち来たら嫌やで?と、思ってたらチュテレールの予想通りに王子達、図書館に来やがりました。
私が個人的に、ヴォルカンが来るとしたら多分こんな感じって思った通り、ヴォルカンは私の想定範囲内の行動で、図書館の扉を勢い良くバンッと両開きにし「金髪のちびっ子は何処に居る!」って大声を張り上げながら、大きな靴音を立て、室内に入って来やがりました。無駄に叫ぶなや、王子よ!ここは図書館だぞ!!静かにしろし!後、それ私の事か?失敬な!チビ言うなし!!腹立つなぁもうっ!
そんな王子の後から「王子!御待ち下さい!!また、人違いの可能性がありますよ!」と駆け込んで来るグラース。
私は[連れを置いてけぼりにしたんなや]ってのと…、またって何だ?またって…、私が改変した穴埋めの如くに存在する風紀委員の金髪ツインテの娘の所に間違って(?)行ってしまって赤っ恥でもかいて来たのか?ってかまあ…、そもそもはあっちのが本来の標的で、アンジュとトラブっている相手であろうが…、色々と、本当に沢山、本気で間違って勘違いしてる可能性があるとか、気付…、うん、気付かんのかもやな、猪突猛進なヴォルカン王子やし…、ホント、王子が人様に迷惑かけなや…とか色々思いながら…、私は図書委員の仕事を普通に続け、王子達の事を無視する事にした…のだが…、案の定と言うか何て言うか…、チュテレールとファレーズが近くに居たのもあって、王子は目敏く私を見付けてくれやがりましたね!あぁ~めでたくない…めでたくない……。
そんでもって、王子ってばやっぱり、自信満々な態度で私の方に着やがりました。で、「ガルディア譲!アンジュがファレーズ先輩と話しているのを見て嫉妬し、意地悪をしたそうだな?」だってさ…、何言ってんだか……。
「…(気の所為かな?前にも王子に同じ事を言われた気がするよ)…あぁ~…寝言か……」
「私の言葉を寝言扱いするな!」
ヴォルカンが怒り狂っているのは取り敢えず放置。
ヴォルカンに言われた事に対し、私が口にした言葉が余程面白かったのだろうか?チュテレールが噴き出し、肩を震わせ、また笑いだした。コイツ、こんなに笑い上戸だったったけか?
ヴォルカンに付いて来たグラースは呆気に取られ、ファレーズは「アンジュって誰だ?」とか言っている。攻略に度合いや数値があるとしたらちょっと低過ぎと違う?アンちゃん…、つか、私の事を知ってて私の婚約者を攻略しようとするとか…、かまやしないけど…モラルの無い酷い女だよ…、人様に…と言うか…王子とグラースの婚約者には確実に迷惑掛けてやがるんだろうなこれ…、拘りたかねぇ~けど…、1回くらいは、そうとは知られんよ~に貶めたったろぉ~かなぁ~…暇があって気が向いたら…やけども……。
そういや、ヴォルカンとグラースの婚約者やチュテレールの今の婚約者って誰で、どの娘やろか?顔も名前も知らんし?又は覚えて無いし、今のアンちゃんの事もよぉ~知らんわ、夏休みんでも祖父ん家に帰って、ブリュイヌ(祖父が住む騎士団の寮専属の高齢なメイド様・年齢不詳)にでも聞いたろっかなて、思っていました。これは、この現時点での御話。本当の予定は未定であります。こうして、私は思うだけ思って忘れてしまいました。私の興味が薄い事に対する記憶力って、こんなものです。
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