オタク思考強めな腐女子が頑張ってみた

mitokami

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 攻略対象イケメンである幼馴染達、ファレーズとチュテレールの所為で…、持つ事が難しく成っていた女友達と…今年はオタク風味強めな文化的な秋(薄い本も本は本)と言う名の[読書の秋]を一緒に過ごし…、気付けば冬…、オーブ王女様が譲り受け与えられた離宮、本来ならば舞踏会が開催されるべき大きなホールにて…、オーブ王女様の計らいで、女性に寄る女性の為の…男が男と恋愛する物語の展示即売会[参加しない壁の花は、矢追いを愛でているの会]が実施された……。その名称の一部[やおい]て出て来た時、ホンマびっくりしたでw(確か、愛の天使の悪戯、又は誤射から来た[矢追い]やよw生まれる性別間違えたってのは、BL違くて別口やから間違わんとってな?)

 [やおい]は、昭和や平成の時代に海外へと[yaoi]として進出してはった日本生まれのスラングなんやけど、私の転生前、令和の時代の日本では[やおい]又は[801]は死語ん成りはってて鳴りを潜めて久しかったんやわ、まさか異世界にも来てはったとは思わんかったよ。ってのは置いておいて、なんでやろな?御仲間が増えたんは喜ばしいんやけどホンマ、アカン事してしもた気ぃする。然も、イベントやってる会場の光景。前世でも観たし見たし経験もしぃたし参加もしぃた気がする光景に似てはる。だから、こんないな大っぴらにヤラカシてまうと不味い気ぃ~は、しぃたんけど後の祭りやったなぁ~。

 後日、従弟のチュテレールに「発端犯人はオマエだろ!」と服の襟捕まれ捕獲されて、校舎裏のベンチに正座させられ「婦女子が衆道の話を描き散らすんじゃない!」って御説教されました。その上で「もう二度とするなよ?」って言われましたが、無理です。この溢れ出る情熱?(煩悩!)を心の内に留めて置くとか、出来ません!そこん所は、御理解頂きたい。と、そっぽ向いて舌打ちで御返事したら、思いっきり溜息を吐かれました。今回も、諦めてくれたんかな?

 婚約者のファレーズの方は、内心的に付いては兎も角、比較的に穏やかな対応で、何でか「推しと言うのは、恋愛感情とは違うんだよな?」と質問して来て、私は単品で推さない主義な為「推しと自分が恋愛?無いわぁ~、割り込みとか有り得へんやろ?推しカプは遠くから眺めるもんやで」と言ったら、疑問符を浮かべつつも納得してくれた御様子です。
ここで勘違いしそうに成った事が1つ。ファレーズって私に気があるのか?て思てんけど、ちょっと自意識過剰やった気いするわ。最近、ファレーズはチュテレールに(チューさん同い年やろ?私も現在の自分の姿を考えて同じ事を思たけど、失礼な話やな!→)「ロリコンか?」と指摘され(アンジュから聞いた話から、ゲームでは普通にヒロインアンジュと浮気してたて話やけども→)「ディアは俺の婚約者だぞ?性的対象に見れるか否かは別として、浮気させたら駄目だろ?」と答えていた。
恋愛感情ではなく倫理観から来る御気持ちなのだそうだ。ゲームでは倫理観が迷子やったんにな!おもろいわぁw

 それより何より問題は、[参加しない壁の花は、矢追いを愛でているの会]に出品された作品達。
今世、祖父の思い付きで入れられた辺境騎士団に入ってからの幼少期、私は「そんな事もできへんの?」と言う言葉で身近な大人達を無意識に誘導し、半数程の騎士団員を御母さんオカン化させていたらしい。
辺境騎士団員と知り合った御令嬢達が物語る作品に、オカンキャラな騎士に優しくされて恋してしまう見習い騎士の話が割と結構と言うか、ホント多いのだ。読めば、明らかにモデル様の姿が頭にハッキリと浮かんでしまうのが、証拠である。(やべぇ…モデル様に気付かれたら、私が断罪されかねねぇ……)

 ここで、私は断言する!
(こっから脱線→)下剋上は好っきゃけど、女性的な方が受けでネコなのよりも、優しくて綺麗だったり、女性的である方が[攻め]で、粗野で乱暴な方が[受け]であって欲しい!(←下剋上が好きな人種にありがちな思考)その内でなら、タチで攻めでも、ネコが攻めでも両方共に有り寄りの有りなのだ!(←個人的な意見です。)リバでも良いよ!(←ホント、個人的な意見です。)

 どうせなら、甲斐甲斐しく御世話してくれる見習い騎士に恋心を抱いてしまった騎士が倫理観に苛まれ、自分の恋心を必死に全否定。それに気付いた見習い騎士が実は自分の容姿に自信を持った策略家なドS系で、必死に自分の恋心に抵抗している騎士の事を見てたら、本能が疼きイジメたくなってしまって、な御話のが萌える!
いっその事、(こっから更に脱線→)次の新作をソッチ的な感じで書き上げてみるか?グラースは、ヴォルカンに対して甲斐甲斐しく御世話している訳ですし?と、プロットを書き始めてたら、グラースに発見されてしもた。ホントしもたぁ~、授業中やからて油断しとったわぁ~、こんな時に二人一組に成って何かしらさせる教師が存在するとは思わなんだ!後、婚約者持ちの野郎が婚約者持ちの女生徒である私に「エストゥ譲、私と組みなさい!」て声掛けるってのも想定外の事だ。…で、暫しの沈黙が訪れた……。

 グラースは明らかに作り笑いをしていた。
「意外な趣味を御持ちですね、エストゥ譲(授業中に何てモノを執筆してるんですか!)」
「(やっべ、読まれてもた)婚約者以外の女性に笑顔で気軽に声を掛けるウェストゥ様程では、御座いません事よ?(ほっとけ、組みたきゃ男に声掛けろし!)」
「はははっ、取り敢えず(黙っててあげますから)組んで貰っても良いですか?」
「ふふふっ、私より同性の方の方が宜しいのではありませんか?(評価目当てやろ?卑怯者が、他を当たれし!)」
私とグラースは表面上だけで微笑み合った副音声付きの会話の応酬、談笑する風に睨み合いをした訳ですが、教師が私に向けて「実力差があり過ぎる相手と組む事は看過できない(教師への迷惑を考えろ)」「オマエ等と組んだ生徒の評価が出来なくなるだろ?(面倒だから組んどけ)」「クラス代表として力を合わせて頑張って欲しい(教師の評価の為に!)」と言って割って入り、結局グラースと組む事に成りました。残念無念。
「で?何するんやっけ?」
「気の毒ですよ?先生の授業や話を聞いてあげて下さいね?」
私はうっかり何をするか?までは聞き逃してしまっていたけど、何やらクラス対抗で何かしらやるらしい。

 すっかり忘れていたけれど、この世界の学校にも学生らしいイベントがあった御様子。スルーしてしまったが、秋にも運動会があったらしいのだ。
そう言えば…見習いなら参加できたらしいが…、正式な騎士団員は参加できないとかで、1年目同様2年目も…先輩であるファレーズの下でチュテレールと一緒に救護係させられたっけ……。辺境騎士団でも似た様な事やってた所為で記憶に留めてへんかったわwそう言えば、アンジュが「何で保険係が不要なんですか!」て騒いどったな。ちゃんと救護を学んだ人間が存在すんのに、ド素人集めて怪我人の治療させる訳あらへんやろ?(←注意・・! 騎士団へ正式に加入する事で、今までずっと、幾つものフラグを消失させていた事に気付けていない)

 …で、今回のクラス対抗なんちゃら…への話に戻る……。要約すると、魔法主体の文化祭みたいなやつだ。[魔法祭]と言うらしい。
1年目は己の固有魔法に不慣れな者も多数存在し、事故の危険を鑑みて、御客さん側として参加する事が通例と成っている。と言う体制で運営されている。去年、私はチュテレールと一緒に、東の辺境伯騎士団所属の先輩方が一番多く在籍するクラスの[お好み焼き]の露店の裏側でキャベツを刻んでいたけれどもね…、因みにファレーズの方も、自分の所属する北の辺境伯騎士団の先輩方の多い露店で手伝わされてたなぁ~……。
2年目は、展示。クラス毎にテーマを決め、個人個人の固有魔術を駆使し展示物を作成して、集客力と作品の評価を競うらしい。今年、私達がやんなきゃイケナイ事だけど、何故か何時の間にか知らん内にテーマとか色々と決定していた。(←先生の話を何一つ聞いていなかっただけだけど)
テーマは[光と闇の美術館]、中央にグラースが作成した光り輝く大きな氷の像を配置し、中央から段々と彫刻とか銅像的な物の色合いを暗く落として、最後に漆黒の彫刻とか銅像的な物で囲い込む事が決定している。との事だった。

光と影なら未だしも、光と闇て中二病を患った様な作品のテーマやなぁ~…、誰の発案なんやろか?気に成るけども……。
「ウェストゥ様が光り輝く氷像を作るなら、私に仕事は無いのでは?」
「ありますよ?さすがの私だって氷の像は作れても、それを光らせるのは無理です」
「え?それて私に氷像を光らせろと?」
「薄紫色に発光するスライムを飼ってるエストゥ譲なら出来るでしょう?」
「んん?シングの事?でも、ウチの子使うんやったら、もっと光ってはるウィルオウィスプのがえぇ~んとちゃうん?」と、ウィルオウィスプを出して「これが、ウィルオウィスプなw」と紹介したら「今直ぐ、飼ってる他のヤツも全部出して貰って良ろしいですか?」とグラースに言われた。何や知らん、グラースて…意外と好奇心旺盛なんやなぁ…知らんかったわ……。でもそれて、良いネタに成りそやな!
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