オタク思考強めな腐女子が頑張ってみた

mitokami

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 ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピコッ!
金髪ツインテールの縦巻きロール、アーモンド形の目に若葉色の瞳を持つ小柄な美少女が、風紀委員会の腕章自慢げに身に付け「校則違反ですわ!」と言って、仁王立ちで私達の目の前に立ちはだかった。
うん、校則違反なのは知ってる。「ファレーズ様先輩!婚約者とは言え、部外者を学園内に連れ込むなんて言語道断!!学園まで追い掛けて来てしまった婚約者様を一時保護されるのは兎も角、学園内でドレスを着させて連れ歩いたり、付け耳や付け角、色々な翼を背負わせて自由行動させるのは如何なモノかと思います!直ぐにでも、保護者の方に御迎えに来てもらうべきです!」でも、そうではない!そう言う事ではないのだよ!

 一緒に登校していたチュテレールは本気の大爆笑。名指しされたファレーズは苦笑いしながら、何か言いた気に私を見ている。
ははっ、慰めの言葉とかいらんし、逆に言うてきたら八つ当たりするで?私はファレーズに無言で意思を伝え、ピッコ、ピコッと軽い助走でチュテレールの尻に軽快な音を立ててバチン回し蹴りをかましピコッと着地してから、本来なら私が請け負っていなければイケナかったキャラ設定を請け負った風紀委員に所属する美少女の前に1歩ピッコッと踏み出した。

 学園内では身分は関係無い?そんなの関係無い!学園の風紀を護る風紀委員と言っても相手は確か、子爵令嬢で貴族社会的に私から見たら格下だ。そもそも、後輩だ!
私は貴族の礼儀作法に従い、利き足を軽く円を描く様に斜め後ろの内側へピッと引き、スカートを軽く摘み背筋を伸ばしたまま、もう片方の足を少しだけ曲げ、頭を下げる事無く相手を笑顔で見据え「ごきげんよう、風紀員の御嬢さん」と言いながら立派に貴族の挨拶カテーシーを決める。これでも、私だって貴族やからね!貴族として、貴族同士の挨拶くらい完璧に覚えてんねんで!!ピッ!コッ!
そして「私は東の辺境伯の姪ガルディア・エストゥ、これでも私、御嬢さんより1つ上の学年でしてよ?」と自己紹介してみた。(←これは、貴族としてマウント取ってみたって感じです)

 そこからの暫しの沈黙。ヒッと聞こえて来る程に息を呑み蒼褪める姿は、ちょっと脅かし過ぎたかなぁ?思たけど、彼女に取って忘れられぬエピソードと成った事だろう。コントみたくに何度も同じ相手に同じ扱いを受け、間違いを指摘し、場の雰囲気壊すてエピソードは、少ないに限るので、この1回で終了させたく思った私を許して欲しい。(←今まで嫌と言う程に経験してきた)
この行動の理由を知る2人、ファレーズは少し悩まし気に、チュテレールは「オマエ、本気で蹴ったな」と言いながらも、私がこの学園の在校生で、これでも風紀委員の彼女より1学年上の生徒である事を示してくれた。

 それにしてもだよ、このヒロインや悪役令嬢達と同学年の風紀委員の御嬢さん、ずるくない?本来の私の風紀委員の立ち位置に立ちながら、私より1つ年下なのに、私より身長がある上、(←普通に嫉妬です)小柄で細身で腰の括れた・・・・・巨乳・・やで!!(←寸胴さんとしての嫉妬です)胸肉、私に分けろし!(←貧乳にありがちな嫉妬です)でもこれ、恵まれたスタイルに嫉妬して貴族的な意地悪した訳では無いからね!(←嘘です!普通に体型に対する嫉妬心からの嫌がらせでした)

「失礼しましたガルディア様、でも、私服での登校や過度なアクセサリーの着用は、校則違反です」
「うん、知ってる…、でも、この子供服とか私が着たくて着てる訳じゃないし、ウサ耳や大きなリボンは勿論、この歩く度にピコピコ言う靴、履きたくて履いている訳ではないからね」と凄みのある硬い笑顔で主張するのと同時に服の裾に縫い込まれた刺繍を見せると、理解を得られた御様子で「あ、王家の紋章…何となく状況を把握しました…、御苦労されてるんですね……」って労いの言葉をくれて「誤解して申し訳ありませんでしたぁ~」と足早に去りながら私達を置き去りにしてくれた。けど、私的には何にも解決していません。

「所でさ、さっきの風紀委員の子、何処の誰さん?(こっちからちゃんと挨拶して名乗ったんに、貴族流儀の挨拶、ちゃんと返して貰えへんかったわ)」
「ん~…、確か…東方面の子爵家の御令嬢の一人的なアレ?」
「(アレてなんやねん)チューさん、それは何となく私でも把握してるし…、家名は?とか、名前は何て言うんやろ?とかの話」
「「さぁ~…」」「知らないし、興味なかったからなぁ~」「俺は北の人間だから、その情報事態が無いな」と言う感じで会話は迷走した。

・・・ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ・・・
「そんな事よりディア?歩き辛いだろ?俺が抱き上げて運ぼうか?」
「はぁ?いらんし!背ぇでっかいファーさんに運ばれたら目立ってしゃぁない」
・・・ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ・・・
「じゃ、俺が運ぼうか?」
「ようけ、いらへん!チューさん、荷物みたく運ぶつもりやろ!」
・・・ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ・・・
「…否定はしないけど……」
「せぇへんのかい!」
「…それにしても…律儀だな…、着替えたり履き替えたらいいのに……」
・・・ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピッコ、ピコッ。
「確かにそうやけど…、自室にはエリュプシオン出るかもやし、着替え取りに帰られへんねん……」
「「あぁ~…」」「俺等が女子寮の中までディアの着替えを取りに入る訳にいかないからなぁ……」「確かに、婚約者だからとて俺にも無理だな」
「やろ?」

 因みに現在、私は黄色系フリルに白いレースのエプロンドレスを着用、髪色に似たウサ耳にウサ尻尾装着、大きな白いレース付きリボンを後頭部に飾られ、歩く度にピコピコ言う黄色いウサちゃんシューズを履かされている。王弟であられる…スプランドゥール様のリクエストで……。
然も、全て子供用です。違和感なく着こなせてて、何だかとっても辛いです。

「うん、でも、凄く似合ってる…、可愛いよ、ディア!」
「これ、(違う種類のオシャレイ服装やったら)ファーさんに[ありがとう]とか言うべきなんやろけど…でもな…、小さい子用のドレス着せられてる時ん言われても、全くうれしゅうないで!ホンマ!自分が同じ立場に立ったらどうよ?」
「…、多分…俺が着れる様なそんな服が無いから分からないな……」
「せやな、ファーさん…でっかいもんなぁ~……」
「良いのか?それで」
「えぇ~ねん、えぇ~ねん…、チューさん!あんなぁ~…、世の中、諦めが肝心らしいで?」
「あぁ~…確かにな…、それ、王弟陛下から下賜された服だしな……」
「可愛いから良いじゃないか」
「「そう」」「やな」「だね」

 そや!今度、この理不尽に感じる心情を作品に生かしたろ!!全ての経験に無駄は無いんやし、無駄にしぃたら勿体無いわ!!勿体無い事したら勿体無いオバケさん出て、食い殺されてまうわ!(←注意・・! そんな猟奇的なモッタイナイオバケはいません)

 あぁ~どっちを生贄にしよか?幼児化するならやっぱ、ヴォルカンかなぁ?私が思った憤りを素直に出してくれそうやし…、でも、グラースも捨て難ないか?突然に幼児化しいて、目上ん人からの善意で…そう言う服を提供されたんやったら素直に抵抗できなさそうな雰囲気あるし…、もう、いっその事、両方を幼児化させてってネタも無きにしも非ず……。
元が学園モノでなければ、二次創作でありがちな園児設定や学校モノネタに突入させても良かったんけどなぁ~、どないしよか?悩むわぁ基本設定。と言っても、私ってばショタコンちゃうからショタネタの引き出し少ないんやけど、何処までが許される範囲やろかな?って悩むんよ。

 切っ掛けは後で考えるとして、ヴォルカン単品で幼児化させた設定なら、攻めと受けを両方描けん事は無いな。
安全ラインを描くなら性欲塗れからの突然なプラトニックな禁欲回。ヴォルカンが元に戻るまでグラースにオアズケを食らわす焦らしプレイ。
欲求不満に陥ったグラースは?って設定で、グラース攻めとグラース受けを双方強気と弱気設定で2種、ストーリー展開が描ける事だろう。そこに、元に戻りたいヴォルカンの盗られるかも?浮気されるかも?の焦りと苦悩を描くのも悪く無い。

 それに引き換え、グラース単品で幼児化させた設定だと、ヴォルカンの攻めでも、ヴォルカンの受けでも、双方で描き辛いなぁ~。ヴォルカンって我慢とか無理っぽやし、堪え性が存在してなさそう。多分、思い付くんは普通に犯罪事案必須やよな。この異世界で、その法律があるんか知らんけど普通に犯罪録に成るしで描かれへん。って事で!今回は二人共に幼児化させて、幼い子供の独占欲を描く事にした。

 久し振りに描くエロ無しストーリー。時には、隣に存在する権利を奪い合う幼稚な陣取り合戦も描くに楽しい。
一緒に居るだけで楽しい。手を繋ぐだけで幸せ。その先に辿り着くのが、その幸せが禁断のモノである現実。誰にも知られなければ引き裂かれる事は無いけど、って言う秘密含みの御話は嫌いじゃないなぁ~。描いてたら楽しく成ってしもたわ。と、言う事で、物理で薄くない薄い本が完成しました。と言う御話でした。
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