6 / 15
1 零情報でアイツ捜し
006
しおりを挟む
所謂、公然の秘密。王家の者と王族の側近の者しか知らない設定の緊急脱出用の隠し通路。実は、一部分を城で働くメイド達と共有していて各所で使う消耗品や日常頻繁に使う掃除道具を置いておく場所とかもあるぞwな、御客様や城で普通に働く貴族とかは知らないかもねwと言う隠し通路を利用し、俺とカルセドニー兄さんは城下へと出掛けた。
因みに、出掛けるに際し…、兄にはローブ着せてフードを目深に被ってて貰うだけで良いだろう(本音:俺よりも更に綺麗な顔は変装させようがねぇ~な…城下で絡まれるのも面倒だ、隠しちまえ)と思って俺のフード付きのローブの予備を貸し出したのだが…、兄さんは俺が変装しているのを指摘し、如何しても自分もしたいと言い出し…、更に俺にその変装を手伝えと言うので…、空気読めよ!的な腹立たしさと、少しばかりの好奇心&出来心でカルセドニー兄さんを女装風味に仕上げた訳だが…、俺ってばヤッテハイケナイ事をしてしまったかもしれない……。一応男物の服装なのに美女にしか見えない。
そう言えば、この世界にも傾城傾国的な意味を持つ言葉があった気がする。
とある世界では、キリスト系の宗教が男色を毛嫌いするから、絶世の美女を指す言葉として途中で伝え変えられたみたいだけど、俺が何処かしらかの前世で見た事ある傾城傾国は宦官、つまり男だったと記憶している。今の格好(女装系)のカルセドニー兄さんなら、傾城傾国、その美貌で国を傾けられんじゃね?でも、まぁ~いっかwってな感じで…、カルセドニー兄さんを連れて行った…高級な酒場……。
うん、今は従業員から店主まで魅了されてて雰囲気的にはOKなんだろうけど、きっと密かに、すっげ~店に迷惑掛けてるね!一部の従業員が、今後も使い物にならなく成ったっぽい。悪い事をしてしまった。と、少し反省しなければいけない案件だ。
店に入るなり、色々な場所から何でか感嘆の声が上がり、案内役のウエイターが頬を染めて動かなくなった。声を上げた客やウエイターの視線の先を追うと店に入ったからか?フードを脱いだカルセドニー兄さんの綺麗な顔があった。(兄よ?何故にフードを脱いだし!)近くを通り掛かったウエイトレスも、頬を染めて動かなくなった。(問答無用で、どっちも魅了しちまうのかよ…)俺よりも顔面偏差値の御高いカルセドニー兄さんは、存在自体が別格らしく、魅了スキルを所持していないのにも拘わらず、明らかに見た者を魅了してしまっている。(素面で魅了された者は、暫く仕事が手に付かなく成ったやも知れないなぁ~…)
店内の不穏な空気を感じ、店の奥から出て来た用心棒らしき男達も、色々な魔法やスキル対策をしているであろう店主にまで、手を合わせ拝まれる俺の兄っていったい何者?この場に居合わせた者達全員から酒やツマミを貢がられるて、どう言う事だ?(若しかして、女装顔のカルセドニー兄さんに寄る魅惑的な仕草や表情は、魔法やスキルでは無いから、魅了系対策アイテムが効果を発揮できないって事か?)
俺は天を仰ぎ、きっと俺の所為じゃ無い筈!多分だけどwと今を逃避し、静かに、こう言う日もあるさと受け入れ…、「ありがとう」と何の抵抗もなく貢がれ、幼少期に初めて出会った頃の様に俺を「サフィー」と呼びながら微笑を浮かべて、貰った物を嬉しそうに選別し…俺に下げ渡すカルセドニー兄さんから受け取った杯を…俺は苦笑いしてから呷る……。(って…、え?これって城でも口にする事の少ない希少な種類の上級ワインでは?)
そして俺は思い出す。カルセドニー兄さんの母君の母国は、初代国王がワイン通で、ワインの為にエルフの姫君を娶って栄えたワイン大国。エルフ感のある耳を持っていなくても、その血には見目麗しく酒好きなエルフの血が流れていて、目視と嗅覚でワインの善し悪しを判断し、その御眼鏡に適わなかった酒は「ありがとうございます、そうだ、アナタも一緒に飲んで下さい」と貢いできた相手を籠絡しながら飲ませ「このワインも良いですが、私はC共和国やM共和国産、カベルネ・ソーヴィニヨン種の赤や白も飲んでみたいですねぇ~」と金の無さそうな者には安いが旨いワインをリクエスト、有り余る程に持っていそうなのには希少種の御高いワインをリクエストしていた。(これは素か?地か?それとも、本気で腹黒いのだろうか?)
何は兎も角、俺ってば、御忍びを教えてはイケナイ人種に御忍びの楽しさを教えてしまったのかもしれない。(この所為で我が国が滅びたらどうしよう…)と思い悩むくらい。化粧したカルセドニー兄さんの人心掌握技術はヤバかったのである。
因みに、出掛けるに際し…、兄にはローブ着せてフードを目深に被ってて貰うだけで良いだろう(本音:俺よりも更に綺麗な顔は変装させようがねぇ~な…城下で絡まれるのも面倒だ、隠しちまえ)と思って俺のフード付きのローブの予備を貸し出したのだが…、兄さんは俺が変装しているのを指摘し、如何しても自分もしたいと言い出し…、更に俺にその変装を手伝えと言うので…、空気読めよ!的な腹立たしさと、少しばかりの好奇心&出来心でカルセドニー兄さんを女装風味に仕上げた訳だが…、俺ってばヤッテハイケナイ事をしてしまったかもしれない……。一応男物の服装なのに美女にしか見えない。
そう言えば、この世界にも傾城傾国的な意味を持つ言葉があった気がする。
とある世界では、キリスト系の宗教が男色を毛嫌いするから、絶世の美女を指す言葉として途中で伝え変えられたみたいだけど、俺が何処かしらかの前世で見た事ある傾城傾国は宦官、つまり男だったと記憶している。今の格好(女装系)のカルセドニー兄さんなら、傾城傾国、その美貌で国を傾けられんじゃね?でも、まぁ~いっかwってな感じで…、カルセドニー兄さんを連れて行った…高級な酒場……。
うん、今は従業員から店主まで魅了されてて雰囲気的にはOKなんだろうけど、きっと密かに、すっげ~店に迷惑掛けてるね!一部の従業員が、今後も使い物にならなく成ったっぽい。悪い事をしてしまった。と、少し反省しなければいけない案件だ。
店に入るなり、色々な場所から何でか感嘆の声が上がり、案内役のウエイターが頬を染めて動かなくなった。声を上げた客やウエイターの視線の先を追うと店に入ったからか?フードを脱いだカルセドニー兄さんの綺麗な顔があった。(兄よ?何故にフードを脱いだし!)近くを通り掛かったウエイトレスも、頬を染めて動かなくなった。(問答無用で、どっちも魅了しちまうのかよ…)俺よりも顔面偏差値の御高いカルセドニー兄さんは、存在自体が別格らしく、魅了スキルを所持していないのにも拘わらず、明らかに見た者を魅了してしまっている。(素面で魅了された者は、暫く仕事が手に付かなく成ったやも知れないなぁ~…)
店内の不穏な空気を感じ、店の奥から出て来た用心棒らしき男達も、色々な魔法やスキル対策をしているであろう店主にまで、手を合わせ拝まれる俺の兄っていったい何者?この場に居合わせた者達全員から酒やツマミを貢がられるて、どう言う事だ?(若しかして、女装顔のカルセドニー兄さんに寄る魅惑的な仕草や表情は、魔法やスキルでは無いから、魅了系対策アイテムが効果を発揮できないって事か?)
俺は天を仰ぎ、きっと俺の所為じゃ無い筈!多分だけどwと今を逃避し、静かに、こう言う日もあるさと受け入れ…、「ありがとう」と何の抵抗もなく貢がれ、幼少期に初めて出会った頃の様に俺を「サフィー」と呼びながら微笑を浮かべて、貰った物を嬉しそうに選別し…俺に下げ渡すカルセドニー兄さんから受け取った杯を…俺は苦笑いしてから呷る……。(って…、え?これって城でも口にする事の少ない希少な種類の上級ワインでは?)
そして俺は思い出す。カルセドニー兄さんの母君の母国は、初代国王がワイン通で、ワインの為にエルフの姫君を娶って栄えたワイン大国。エルフ感のある耳を持っていなくても、その血には見目麗しく酒好きなエルフの血が流れていて、目視と嗅覚でワインの善し悪しを判断し、その御眼鏡に適わなかった酒は「ありがとうございます、そうだ、アナタも一緒に飲んで下さい」と貢いできた相手を籠絡しながら飲ませ「このワインも良いですが、私はC共和国やM共和国産、カベルネ・ソーヴィニヨン種の赤や白も飲んでみたいですねぇ~」と金の無さそうな者には安いが旨いワインをリクエスト、有り余る程に持っていそうなのには希少種の御高いワインをリクエストしていた。(これは素か?地か?それとも、本気で腹黒いのだろうか?)
何は兎も角、俺ってば、御忍びを教えてはイケナイ人種に御忍びの楽しさを教えてしまったのかもしれない。(この所為で我が国が滅びたらどうしよう…)と思い悩むくらい。化粧したカルセドニー兄さんの人心掌握技術はヤバかったのである。
0
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
2週目の人生ですが、生きていた世界にファンタジーがあるとは思ってなかった
竹桜
ファンタジー
1人で生きていた男はある事故に巻き込まれて、死んでしまった。
何故か、男は生きていた世界に転生したのだ。
2週目の人生を始めたが、あまり何も変わらなかった。
ある出会いと共に男はファンタジーに巻き込まれていく。
1周目と2週目で生きていた世界で。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる