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1 零情報でアイツ捜し
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今世の俺を産んだ人[クリソベリル]は、異国、砂漠の国[デゼール]出身の元平民。同じくデゼール出身の第二王子カルセドニーの母、クリスタ妃の親族が、俺達が生まれ育つ国[ミーヌ]へ遊びに来た時、護衛として一緒に来た騎士の一人だったらしい。
公式には、俺達兄弟の父親、国王である[アンブル・ミーヌ]が、プラチナブロンドよりほんの少し青く、グレーにくすんだアッシュブロンドが物珍しく、宝石のように綺麗な翠眼や、鎧と兜の下に隠されていた綺麗な見目に惚れ込み、口説き落として側室に取り立てた事に成っているらしいが…、アガット兄さん&カルセドニー兄さん曰く…、この国の城で働く見習い料理人と恋仲に成って、料理人が見習いを卒業したら結婚する予定で、クリスタ妃の元に残ったクリソベリルが…、クリスタ妃と恋人を裏切って、自ら側室に入るとか有り得ない話だったのだと言っていた……。
「ベリルは笑顔が似合う美人で…腹の子の父親との結婚式の日を数日後に控え、待ち侘びていたのですよ」ともカルセドニー兄さんが言っている。
カルセドニー兄さんは更に語る。その話に寄ると…、俺達の父親は、クリスタ妃がプレゼントしたウエディングドレスを試着していたクリソベリルを見初め…、結婚式を取止めさせ…、夫と成る筈だった男を人質にされたクリソベリルは…、生んだ子を強制的に養子に出され…、その後、ジャッド兄さんが生まれるまで幽閉…、暫くしてから強制的に側室へと召し上げられ…、数年後、俺と[妹]が生まれたのだそうだ……。
前世でも良く存在していた事例だが…急成長した会社や芸能人の二代目から、乃至、三代目以降となる後継者等は、その成長過程での甘やかしが過ぎ、駄目人間に育って問題行動を起こしている事が多かった…、その例に漏れず…、前々から嫌悪感を禁じ得ない存在であった俺達の父親が、その類いの糞男だと知ってはいたものの…、ココまでド酷い人間だとは思っていなかった……。(いっその事、やっちまうか?Raise A 革命w)
その為の俺の理由をアガット兄さん&カルセドニー兄さんが、そう成ると思わぬまま俺に教えてくれる。
俺は、俺の母親が産褥死したのは「オマエの所為だ!」と国王である父親から数度、言われた事があった訳なのだが、真実は違った御様子だ。
今世の俺の母親は…、自分が産んだ子供…俺や、俺と一緒に生まれてきた妹を守る為…、殿を務め、騎士らしい死に方をしたらしい……。
何故に、そんな事に成ったのか?と言うと、総ては、下からの意見に対しては頑固で融通が利かない癖に、外面良夫と言う属性な為、外面対応の相手からの意見にはYes-manである俺達の父親が、神殿の人間が吹聴する迷信を盲信した事が事の始りだ。
俺達の父親は最初、俺の後に生まれた妹の誕生を喜び、母親譲りの容姿を褒め称え、エメラルドの様な瞳の色から名前を取って、俺の妹にも宝石の名前[エメロード]と名付けたそうなのだが…、産まれてきた子供を祝福する為に来た神殿関係者が「男女の双子は不吉だ」と言った事から…、事態は急変…、双子として生まれた俺と、俺の妹であるエメロードを神の御許に帰す…つまり、殺す事にしたらしい……。
それを国王が明言した時、その場は騒然と成ったそうだ。
その場に居合わせた今世の俺とエメロードの母親クリソベリルは怒り、産後間もない体で国王に絶縁の言葉を投げ付け、衛兵を突き飛ばし剣を奪い。神に祈りを捧げながら子を殺す事を推奨し…目の前で衛兵に殺すよう支持した神殿関係者を…子を殺すように支持された衛兵が持っていた剣で切り伏せ…、籠に入れられていた俺とエメロードを抱え、城から逃げ出す事に成ったと言う話だった……。
因みに、クリソベリルは根性のある女性だったそうで、幽閉を経ての妊娠出産だったのにも拘わらず。赤子を抱えて兵士を薙ぎ倒しながら城下まで逃走。
冒険者が集う治安の悪い酒場にて、国王の所有物で有る事を示す指輪と出産時の危険や痛みを軽減する腕輪、共に魔道具を対価に冒険者を雇い。俺とエメロードを別々の冒険者に預けたのだそうだ。
そして、俺を預かって対価に指輪を貰った冒険者達は逃げ切れず捕まり。エメロードを預かって腕輪を貰った冒険者達は、そのまま行方不明に成った。これが今に続く現実で、秘匿された過去だった。神殿関係者が、生まれて間もない赤子を殺す事を推奨した事。国王が、それを了承した事。その神殿関係者が、国王の側室に切り殺された事。全部、不都合な事らしい。
取り敢えず…俺にとって、そんな過去など須く…どうでも良い事だ……。
俺にとって重要なのは、アイツかもしれない、双子の妹[エメロード]に関する情報。髪色、目の色、大凡の顔立ち。
今まで零情報で当てもなく捜索してきた事に比べれば、気分的に楽に成った。それと一応、俺を産むより先にクリソベリルが産んだ子の方の情報も調べておこうと思う。今世では…、そっちの可能性も捨て切れないのだから……。
・・・to be continued・・・
公式には、俺達兄弟の父親、国王である[アンブル・ミーヌ]が、プラチナブロンドよりほんの少し青く、グレーにくすんだアッシュブロンドが物珍しく、宝石のように綺麗な翠眼や、鎧と兜の下に隠されていた綺麗な見目に惚れ込み、口説き落として側室に取り立てた事に成っているらしいが…、アガット兄さん&カルセドニー兄さん曰く…、この国の城で働く見習い料理人と恋仲に成って、料理人が見習いを卒業したら結婚する予定で、クリスタ妃の元に残ったクリソベリルが…、クリスタ妃と恋人を裏切って、自ら側室に入るとか有り得ない話だったのだと言っていた……。
「ベリルは笑顔が似合う美人で…腹の子の父親との結婚式の日を数日後に控え、待ち侘びていたのですよ」ともカルセドニー兄さんが言っている。
カルセドニー兄さんは更に語る。その話に寄ると…、俺達の父親は、クリスタ妃がプレゼントしたウエディングドレスを試着していたクリソベリルを見初め…、結婚式を取止めさせ…、夫と成る筈だった男を人質にされたクリソベリルは…、生んだ子を強制的に養子に出され…、その後、ジャッド兄さんが生まれるまで幽閉…、暫くしてから強制的に側室へと召し上げられ…、数年後、俺と[妹]が生まれたのだそうだ……。
前世でも良く存在していた事例だが…急成長した会社や芸能人の二代目から、乃至、三代目以降となる後継者等は、その成長過程での甘やかしが過ぎ、駄目人間に育って問題行動を起こしている事が多かった…、その例に漏れず…、前々から嫌悪感を禁じ得ない存在であった俺達の父親が、その類いの糞男だと知ってはいたものの…、ココまでド酷い人間だとは思っていなかった……。(いっその事、やっちまうか?Raise A 革命w)
その為の俺の理由をアガット兄さん&カルセドニー兄さんが、そう成ると思わぬまま俺に教えてくれる。
俺は、俺の母親が産褥死したのは「オマエの所為だ!」と国王である父親から数度、言われた事があった訳なのだが、真実は違った御様子だ。
今世の俺の母親は…、自分が産んだ子供…俺や、俺と一緒に生まれてきた妹を守る為…、殿を務め、騎士らしい死に方をしたらしい……。
何故に、そんな事に成ったのか?と言うと、総ては、下からの意見に対しては頑固で融通が利かない癖に、外面良夫と言う属性な為、外面対応の相手からの意見にはYes-manである俺達の父親が、神殿の人間が吹聴する迷信を盲信した事が事の始りだ。
俺達の父親は最初、俺の後に生まれた妹の誕生を喜び、母親譲りの容姿を褒め称え、エメラルドの様な瞳の色から名前を取って、俺の妹にも宝石の名前[エメロード]と名付けたそうなのだが…、産まれてきた子供を祝福する為に来た神殿関係者が「男女の双子は不吉だ」と言った事から…、事態は急変…、双子として生まれた俺と、俺の妹であるエメロードを神の御許に帰す…つまり、殺す事にしたらしい……。
それを国王が明言した時、その場は騒然と成ったそうだ。
その場に居合わせた今世の俺とエメロードの母親クリソベリルは怒り、産後間もない体で国王に絶縁の言葉を投げ付け、衛兵を突き飛ばし剣を奪い。神に祈りを捧げながら子を殺す事を推奨し…目の前で衛兵に殺すよう支持した神殿関係者を…子を殺すように支持された衛兵が持っていた剣で切り伏せ…、籠に入れられていた俺とエメロードを抱え、城から逃げ出す事に成ったと言う話だった……。
因みに、クリソベリルは根性のある女性だったそうで、幽閉を経ての妊娠出産だったのにも拘わらず。赤子を抱えて兵士を薙ぎ倒しながら城下まで逃走。
冒険者が集う治安の悪い酒場にて、国王の所有物で有る事を示す指輪と出産時の危険や痛みを軽減する腕輪、共に魔道具を対価に冒険者を雇い。俺とエメロードを別々の冒険者に預けたのだそうだ。
そして、俺を預かって対価に指輪を貰った冒険者達は逃げ切れず捕まり。エメロードを預かって腕輪を貰った冒険者達は、そのまま行方不明に成った。これが今に続く現実で、秘匿された過去だった。神殿関係者が、生まれて間もない赤子を殺す事を推奨した事。国王が、それを了承した事。その神殿関係者が、国王の側室に切り殺された事。全部、不都合な事らしい。
取り敢えず…俺にとって、そんな過去など須く…どうでも良い事だ……。
俺にとって重要なのは、アイツかもしれない、双子の妹[エメロード]に関する情報。髪色、目の色、大凡の顔立ち。
今まで零情報で当てもなく捜索してきた事に比べれば、気分的に楽に成った。それと一応、俺を産むより先にクリソベリルが産んだ子の方の情報も調べておこうと思う。今世では…、そっちの可能性も捨て切れないのだから……。
・・・to be continued・・・
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