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No02 次期君主は山猫を飼いたいらしい
007 妓楼→領主の館
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その日の内に『山猫』を捕獲して帰るつもりだっだ領主の息子ドウンと兵士達が…、妓楼の女衆の色々な圧力とシャンマオの顔色、妓楼の老板娘の「嫌われたら後が大変何じゃ無いのかい?」と言う忠告の御陰で…、「では、3日後に迎えに来る。」と言い残して、今回、金だけ置いて帰る事になったのは…、シャンマオの正しい性別を知らない妓楼の女衆の活躍の御陰だった……。
その活躍の原因は、妓楼にシャンマオが泊まった翌日に、100%血液が付着した布をシャンマオ自信がコッソリ自分で洗っているのを皆が知っているからだろう。その為、知らなかった者達が「このまま連れて行かれたら、シャンちゃんが血を吐いて倒れてしまうかもしれないじゃないですか!」と「無理をさせたらシャン兄が死んでしまう!」「連れて行くなら、もう少し良くなったからにして欲しい!」と願い出てくれたのだ。
でも正直(それは、吐血では無くて経血なんだけどなぁw、教えないけどww)な御話し、本当に誤解である。 その誤解がドウンに齎す結果、「この俺に怯む事も無く、挑む様な目を向けて来た若い女が存在するとは思わなかった。」と言うドウンの経験は更新され、[女は統合する意思を持って集団化すると怖い]と言う事をドウンが知るに至ったのである。
そして、シャンマオに与えられた「この3日の猶予」は、シャンマオ自身が生きて帰れなかった時の事を考え、しっかりと活用される。シャンマオは伝授したら活用できる馴染みの者達に、口伝とメモと実技で製品の製造技術を伝え、自分の客が、自分が戻らぬ事で困らない様に準備を整えた。最終日には、妓楼の空の馬車借り…、一人で山の上の方の住処に一度戻り…、一応、言葉が通じるか不明だが、土産の豚を与えながら鳥達に事情を話して聞かせ…、完成待ちの商品を無駄にしない為、干してた石鹸等の物を馬車に積めて妓楼へと戻って来た……。
妓楼に帰ると「逃げても良かったんだよ?」と口々、妓楼の皆はそれぞれに言っていたが、シャンマオは「それが齎す結果が、後味悪過ぎて無理w」と言い。迎えが来た時には、何時も山の方の住処に帰るのと同じ雰囲気で「置いて行く分の活用を任せたw」と、妓楼に残していく商品を老板娘に託し、持って行ける物は荷台へ乗せて貰い、シャンマオはドウンが乗って来た無駄に高そうな馬車の中に乗せられ、妓楼の者全員に見送られて、妓楼を後にする。
この見送りは、新規の茶飲み客を得る為の老板娘の策略であろう。一見の客に妓女の時間を売るつもりは無いが…、茶飲みで常連と成った者の中から、質の良い者を選んで上客にするのが、この界隈の定石だ……。
それに、今回この場に来ているドウンが連れて来た兵士達は、以前、妓楼に押し掛けて来た豪華な制服を着用した者達とは毛色が違っていて、明らかに男臭く、武骨であるが、金は持っていそうに見える。程良く搾り取れる常客候補も少なくない。
前にドウンを妓楼に連れて来た方の兵士達は、見目も重視された宦官で…、今回、ドウンが引き連れて来たのは…、ドウンの直接の部下なのだと見て取れる、上位の軍部の連中だった……。その内、更に上の方、ドウンの側近の役職であろう兵士2人は、シャンマオと顔馴染みで、妓楼の客だ。馬車に乗り込むシャンマオを見て、何とも言えない顔をしていた。
その表情の理由をシャンマオが知ったのは領主の巨大な屋敷の敷地内で待たされる事になった時の事だった。ドウンはシャンマオを自分の離宮に宿泊させるつもりでいたらしいが…、宦官からの噂を聞き付けた領主の『ダオレン』が[待った]を掛けたらしい……。「帰らずに待っていて欲しい。」と言って領主の元へ行ったドウンを見送り、車中でずっと、たわいもない会話をしながら、1本の糸と先曲がりの細い棒1本で作っていたレース編みを仕上げていたシャンマオは、この時、妓楼の客でもある彼等に話し掛けられる。
「シャンマオ!オマエ!!髭も生えね~し変だと思ってたら、宦官だったのか!」
「えぇっ?!(マジでか!女と疑う前に、先にそっちを疑いやがったw)」
「前から噂があったが、マジだったとはなぁ~……。」
「誰だよ…その話を広めた奴……。」
「「古株の常連客は皆、言ってたぞw」」
「?!」
「西から逃げてきた宦官のガキは、妓楼の老板娘を母親の様に慕って、昔から今も変わらず通ってるってw」
「そうそうwババアもオマエだけは特別扱いだもんなw宦官なら、妓女を孕ませないから安心して、自由にさせるよなw」
「えぇ~(子供の頃から、そんな風に思われてたのか、私)っつ~か、オマエ等、オカミをババア言うな!」
「「シャンマオ、自覚あるか?そう言うの極西の言葉でマザコンって言うんだろ?」」
「…ちっ(違うと否定も出来ないか?)……。」
その活躍の原因は、妓楼にシャンマオが泊まった翌日に、100%血液が付着した布をシャンマオ自信がコッソリ自分で洗っているのを皆が知っているからだろう。その為、知らなかった者達が「このまま連れて行かれたら、シャンちゃんが血を吐いて倒れてしまうかもしれないじゃないですか!」と「無理をさせたらシャン兄が死んでしまう!」「連れて行くなら、もう少し良くなったからにして欲しい!」と願い出てくれたのだ。
でも正直(それは、吐血では無くて経血なんだけどなぁw、教えないけどww)な御話し、本当に誤解である。 その誤解がドウンに齎す結果、「この俺に怯む事も無く、挑む様な目を向けて来た若い女が存在するとは思わなかった。」と言うドウンの経験は更新され、[女は統合する意思を持って集団化すると怖い]と言う事をドウンが知るに至ったのである。
そして、シャンマオに与えられた「この3日の猶予」は、シャンマオ自身が生きて帰れなかった時の事を考え、しっかりと活用される。シャンマオは伝授したら活用できる馴染みの者達に、口伝とメモと実技で製品の製造技術を伝え、自分の客が、自分が戻らぬ事で困らない様に準備を整えた。最終日には、妓楼の空の馬車借り…、一人で山の上の方の住処に一度戻り…、一応、言葉が通じるか不明だが、土産の豚を与えながら鳥達に事情を話して聞かせ…、完成待ちの商品を無駄にしない為、干してた石鹸等の物を馬車に積めて妓楼へと戻って来た……。
妓楼に帰ると「逃げても良かったんだよ?」と口々、妓楼の皆はそれぞれに言っていたが、シャンマオは「それが齎す結果が、後味悪過ぎて無理w」と言い。迎えが来た時には、何時も山の方の住処に帰るのと同じ雰囲気で「置いて行く分の活用を任せたw」と、妓楼に残していく商品を老板娘に託し、持って行ける物は荷台へ乗せて貰い、シャンマオはドウンが乗って来た無駄に高そうな馬車の中に乗せられ、妓楼の者全員に見送られて、妓楼を後にする。
この見送りは、新規の茶飲み客を得る為の老板娘の策略であろう。一見の客に妓女の時間を売るつもりは無いが…、茶飲みで常連と成った者の中から、質の良い者を選んで上客にするのが、この界隈の定石だ……。
それに、今回この場に来ているドウンが連れて来た兵士達は、以前、妓楼に押し掛けて来た豪華な制服を着用した者達とは毛色が違っていて、明らかに男臭く、武骨であるが、金は持っていそうに見える。程良く搾り取れる常客候補も少なくない。
前にドウンを妓楼に連れて来た方の兵士達は、見目も重視された宦官で…、今回、ドウンが引き連れて来たのは…、ドウンの直接の部下なのだと見て取れる、上位の軍部の連中だった……。その内、更に上の方、ドウンの側近の役職であろう兵士2人は、シャンマオと顔馴染みで、妓楼の客だ。馬車に乗り込むシャンマオを見て、何とも言えない顔をしていた。
その表情の理由をシャンマオが知ったのは領主の巨大な屋敷の敷地内で待たされる事になった時の事だった。ドウンはシャンマオを自分の離宮に宿泊させるつもりでいたらしいが…、宦官からの噂を聞き付けた領主の『ダオレン』が[待った]を掛けたらしい……。「帰らずに待っていて欲しい。」と言って領主の元へ行ったドウンを見送り、車中でずっと、たわいもない会話をしながら、1本の糸と先曲がりの細い棒1本で作っていたレース編みを仕上げていたシャンマオは、この時、妓楼の客でもある彼等に話し掛けられる。
「シャンマオ!オマエ!!髭も生えね~し変だと思ってたら、宦官だったのか!」
「えぇっ?!(マジでか!女と疑う前に、先にそっちを疑いやがったw)」
「前から噂があったが、マジだったとはなぁ~……。」
「誰だよ…その話を広めた奴……。」
「「古株の常連客は皆、言ってたぞw」」
「?!」
「西から逃げてきた宦官のガキは、妓楼の老板娘を母親の様に慕って、昔から今も変わらず通ってるってw」
「そうそうwババアもオマエだけは特別扱いだもんなw宦官なら、妓女を孕ませないから安心して、自由にさせるよなw」
「えぇ~(子供の頃から、そんな風に思われてたのか、私)っつ~か、オマエ等、オカミをババア言うな!」
「「シャンマオ、自覚あるか?そう言うの極西の言葉でマザコンって言うんだろ?」」
「…ちっ(違うと否定も出来ないか?)……。」
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