次期君主は山猫を飼い慣らしたいらしい

mitokami

文字の大きさ
33 / 55
No04 次期君主も飼ってるからには山猫に愛されたい

033 誤解の上に成り立つ日常 3

しおりを挟む
 じんわり汗ばみ、互いに熱持つ身体。ジエンの身体の下で中途半端に押し寄せる快感に耐え兼ね、身動ぐシャンマオの動きで、目測がズレ…、何度か挿れ掛け、その瞬間に強張る…その先へジエンは挿れる事を躊躇し…、少し間を置いて、最初から遣り直す…と言うのを繰り返し……。今日は、昨晩も何度か出し、出し切ったのもあるのだろう。やたらと時間を掛けてシャンマオを攻め立てていた。
何度目かの中断で、意を決し、シャンマオは反撃に出る。半分寝返って、大きくなったままのジエンのモノを掴み「もう擦り付けて来んな!何度も繰り返されると痛いんだよ!!然も毎日毎日…、挿入しないなら、私が相手する必要ないだろ?自分だけで処理しろよ!」と言う。
ジエンは一瞬、驚いた表情を見せ「痛くしてゴメン」と言いながらも…、そのまま布団の中でシャンマオの腰を押さえ、正面に向かせ…、シャンマオの手が離れた事を良い事に、今度は正面から大きくなったままのモノをシャンマオの足の間に押し込んだ……。

「ちょっ…、今更、挿れて遣る気なのか?その周辺、擦られ過ぎて痛いんだけど……。」
「…挿れて良いの?」
「今更、尋ねて来るのか?ソレ…、駄目なら、隙を突いて切り落としてるよ?」
「……。」
ジエンは顔を強張らせた後、溜息を吐き、シャンマオの肩に顎を置き、全身の力を抜いてシャンマオに伸し掛かる。
シャンマオの方は、太股付近に感じる異物感が小さくなたのを感じ取りながら溜息を吐いた。

「ジエン…挿入無しで、私に性欲処理の相手をさせるだけなら…、方法を変更して貰っても良いかな?」
シャンマオの言葉にジエンが「性欲処理?!」と驚き飛び起きる。
「今まで良く分からなかったけど…、何だかんだ理由を付けて、挿入無しで相手をさせるってのも、そう言う事だろ?」
「違う!俺は、シャンマオの事を大事に思ってだな!」
「?、いやいや…、大事に思ってるなら…、今までの方法で毎日、ジエン自身が満足するまで相手させんの止めよ!出さなきゃ辛いって事なら…手伝わせてくれないか?」
「そっちこそ、何故に、そこまでして手伝いたいんだ?」
「私の身体が何かしら大きな反応見せるまで自分の処理を始めないジエンの遣り方だと、終わりが見えなくて私の方が辛いんだよ。主導権を渡して手伝わしてくれた方が、絶対に良い。若しくは、いっその事、早い段階で、相手の反応を直に身体を繋げて共有してみよ?モンファとかが、そうした方が満足度が高いから良いよって言ってた。」
「じゃ、今から挿れても良い?」
「…ホント、今日は、もう、勘弁して下さい……。って所で、ジエンは何故、手伝われるのをそこまで拒むんだ?何か理由でもあるのか?」
「……。」

 ジエンは黙り込んでしまった。ジエンが応えてくれそうに無い雰囲気なので、シャンマオが誘う様な手付きでジエンの下腹部へ手を伸ばすと、慌てた様子でジエンに手を掴まれ「駄目なんだ…嫌な事を思い出してしまって……。」と言う。
シャンマオは一瞬、ジエンの暗い表情から(強姦とかで、後ろの処女でも奪われたか?)と思ったのだが、シャンマオが想定する[そう言うの]とは少し違っていた。
「11歳を過ぎた年の頃…、成人したばかりの婕妤が、仔猫シャオマオを連れて…、父上に教えて貰った事を教えてくれるって言って部屋に遊びに来た事があるんだ……。」
「え?(姉とシーツー…双子の兄は、ジエンに一体何をしたんだろう?)」
シャンマオは一瞬…、シーツーもシャンマオと同じ知識を小さい頃、共有していた事を思い出し…、嫌な予感がして悪寒が走り鳥肌を立て…、反射的に掴まれていない方の手でジエンの口を塞いだ……。

 ジエンはその時、何を思ったのか?掴んでいたシャンマオの手を解放し、上体を少し起こし、今まで閉じられていたシャンマオの膝を自分の膝で割り、開いた足の間に下半身を入れて開いて行く。
シャンマオは、塞いでいたジエンの口から手を放し…、何時もとは違う角度で…、足の間に再び押し当てられたモノ…、珍しく意図を持って挿って来ようとするソレから逃げようとして後退り「今まで、頑なに挿れるの拒んでたのに何故・・・」と続く言葉を詰らせる……。シャンマオは上手に逃げ切れずに、まだ、ジエンの指しか受け入れた事が無かった場所をゆっくり、大きく熱いモノで押し広げられ、挿り切らずとも、その強い圧迫感から声を上げ、身体を大きく数回痙攣させた。
ジエンは、その挿るのを拒んだり誘うように緩んだり締め付けたりする穴に翻弄され、小さく喘ぐ様な声を上げ、直ぐ様、シャンマオの中に挿れ掛けた先っぽを引き抜き、温かい体液をシーツに滴らせ、疲れた様に吐息を吐いて「ゴメン」とだけ言ってシャンマオを逃がさぬ様に抱き締め、シャンマオの胸を枕に寝落ちするかの如く、眠ってしまう。
シャンマオは、その短い間に起きた出来事に精神的に対応できず「今のって、何だったんだ?」と呟くのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました

美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?

あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜

瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。 まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。 息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。 あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。 夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで…… 夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。

契約結婚のススメ

文月 蓮
恋愛
 研究一筋に生きてきた魔導士のレティシアは、研究を続けるために父に命じられた結婚をしかたなく承諾する。相手は社交界の独身女性憧れの的であるヴィラール侯爵アロイス。だが、アロイスもまた結婚を望んでいなかったことを知り、契約結婚を提案する。互いの思惑が一致して始まった愛のない結婚だったが、王の婚約者の護衛任務を受けることになったレティシアとアロイスの距離は徐々に縮まってきて……。シリアスと見せかけて、コメディです。「ムーンライトノベルズ」にも投稿しています。

処理中です...