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橋本くんが嫌いなタイプ。
①
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ださいよなあ。
書道なんて。
男子たち「おおー!」
赤井「人気女子ランキング1位は大宗!」
「すげーよな。あれ。大胸」
「ダントツだな。」
(あの胸!)
赤井「やっぱり1位か、大宗 司
はるちゃんどう思うよ」
橋本「んー?おれぇ?」
どう思うよって聞かれたから
ロングヘアーは嫌い。
胸が大きかったりしたらもっと嫌。
そう言ったら
怒られた。
橋本「やっぱりー女の子は小さくて細くないとね。」
そう言ってスレンダーな女子の腰に抱きついた。
橋本 遥、16歳
面が良くて、よくモテる。
成績は…男の子はおバカなのがいいのよ。
好きなタイプは、スレンダーで短髪の小柄な子
嫌いなタイプ、大宗 司。
女みたいな名前だとよく言われるが男だ。
彼女は長身のロングヘアーに、巨乳のメリハリボディ。
オマケに
司「ねぇノート早く出してくんない?あんただけなんだけど」
可愛げすらない。
先生「おーし、席つけぇ。席替えすっぞ。」
まさかの席替え。気に入ってたのに?!この席。
先生「おお。橋本、お前これかけ。」
遥「座席表、?」
先生「お前字だけはきれいだろ?」
遥「いやいやそんな。」
こーゆー先生も嫌いだ。
先生「くじ引いたなー?番号のことに移動しろー」
ゲェ。
遥「お前かよ前の席。」
司「こっちのセリフだし。」
窓側1番後ろ。いい席だと思ったのに。
赤井「おお!はるちゃん、まじで字きれーだよなぁ」
遥「まあな、生まれつきってやつ?」
司「…うそつき。」
遥「嘘じゃないですー」
司「…ならそれでいいけどね」
イラつく。
遥「話したいならそう言えよな。
素直じゃねぇのは、かぁいくねぇーよ」
司「…なんか言った?」
遥「男みてぇな名前だなって」
司「あんたに言われたくない。遥ちゃん?」
遥「はぁ?おまえな」
赤井「なんかさ、、大宗さんとはるちゃん。仲良いね?仲良いっていうか、お似合いじゃん?」
遥「ないよ。そんなの。」
司「こっちこそ。」
遥「…俺ショートが好みだし。切れば?」
司「切んないよ。しばらくは。」
遥「席座れば?論国の若松先生、時間に厳しいから」
赤井「おす。」
先生「この時の、メロスは計算によるとー」
わぁ。
胸がでけーとこんなふうになんのか後ろ。
メモを書いて前へ投げる
〈胸が突っ張って後ろブラちょー透けてるよ
上になんかきたら?〉
ぽん。
メモが帰ってきた。
〈うるさい。見んな。〉
か。かわいくねぇ!
キーンコーン
中井「つーちゃん。ご飯食べよ。」
つーちゃん?ものは言いようだな。
赤井「はるちゃん?メシ食わねーの?」
遥「お前、中井さん狙ってるって言ってなかった?」
赤井「…言ってた!めっちゃ。いってた!」
遥「つーちゃん♡俺らもご飯一緒していー?」
司「何、その呼び方」
遥「ダメだった?つーちゃん♡」
赤井「ねー!お願い!この時間いっつもはるちゃんの追っかけ女子が凄くてさ。俺らもここで食べちゃダメ?」
中井「つーちゃん。いいんじゃない?ここ空き教室だし、誰も使ってないし。」
司「いいよ。別に最初からダメなんて言うつもり無かった。」
赤井「意外。大宗さんははるちゃんのこと苦手だと思ってた。」
司「別に、橋本くんは…」
遥「なに」
司「なんでもないや」
なんだそれ。なんだそれ。
気になるじゃんね。そんなん。
「橋本ー今日ケ丘と合コンどうする?」
遥「橋本は今日S女のことデート♡」
S女「なんか、遥くんチャラーい」
遥「そっちもじゃん。男の家くるなんてさ」
S女 「あ!これ懐かしい。習字セットだ。」
遥「あーね」
S女「私捨てちゃったや。」
遥「捨てられずにいるんだよね。」
S女「へぇ。そうなんだ。
遥くん、今日お父さんは?」
遥「お父さんは遅くまでお仕事」
S女「お母さんは?」
遥「お母さんは、うちはいないの」
S女「へぇ可哀想~私がお母さん役してあげる。よちよち」
ー捨てられずにいるんだよね。ー
「はる、あんた字、きれいね」
その小さな思い出を手放せずにいる
ほんと。ださいよなあ…
男子「ほんっとすげーんだって!大宗の体育!」
男子「もう目が離せないよなっ」
そんな男子達に一瞬視線を送り、しかめた顔で前を向く。
遥「そんな嫌なら上羽織れば?嫌そうにしたりするくせに、そーゆーのなんもしねぇじゃん。」
司「何。あたしが悪いの?」
遥「そうじゃなくてさ、言わせといたままでいいわけ?」
司「良い、わけない。でも。仕方ないじゃん。こっちだって人間なんだよ。夏は暑いし、体育は汗かくし、上着なんて着てらんないんだよ。完璧な人にはわかんないよ」
遥「そんなんだから大胸とか言われんだよ。
男子なんてそんなもんだし、まぁ。生まれ持っちまったもんは仕方ねぇんじゃねえの?
ちょっとくらいかわいくやめてって言ってみればいいのに」
司「…」
遥「俺からも」
司「人のコンプレックスつついて、何様のつもり?」
遥「遥様?ほんとかわいくねぇの」
震える肩が見えなかったわけじゃない。
女相手にムキになって
ださいよな
遥「あれ、今日つーちゃんは?」
中井「なんか貰いに行くものあるからって」
赤井「お前なんかしたの?」
遥「してねーよ」
俺のせいか。
いつだって、相手が喜ぶ言葉投げかけてきたろ。
なんで出来ないんだよ。
なぁ。
なんでだ?
書道なんて。
男子たち「おおー!」
赤井「人気女子ランキング1位は大宗!」
「すげーよな。あれ。大胸」
「ダントツだな。」
(あの胸!)
赤井「やっぱり1位か、大宗 司
はるちゃんどう思うよ」
橋本「んー?おれぇ?」
どう思うよって聞かれたから
ロングヘアーは嫌い。
胸が大きかったりしたらもっと嫌。
そう言ったら
怒られた。
橋本「やっぱりー女の子は小さくて細くないとね。」
そう言ってスレンダーな女子の腰に抱きついた。
橋本 遥、16歳
面が良くて、よくモテる。
成績は…男の子はおバカなのがいいのよ。
好きなタイプは、スレンダーで短髪の小柄な子
嫌いなタイプ、大宗 司。
女みたいな名前だとよく言われるが男だ。
彼女は長身のロングヘアーに、巨乳のメリハリボディ。
オマケに
司「ねぇノート早く出してくんない?あんただけなんだけど」
可愛げすらない。
先生「おーし、席つけぇ。席替えすっぞ。」
まさかの席替え。気に入ってたのに?!この席。
先生「おお。橋本、お前これかけ。」
遥「座席表、?」
先生「お前字だけはきれいだろ?」
遥「いやいやそんな。」
こーゆー先生も嫌いだ。
先生「くじ引いたなー?番号のことに移動しろー」
ゲェ。
遥「お前かよ前の席。」
司「こっちのセリフだし。」
窓側1番後ろ。いい席だと思ったのに。
赤井「おお!はるちゃん、まじで字きれーだよなぁ」
遥「まあな、生まれつきってやつ?」
司「…うそつき。」
遥「嘘じゃないですー」
司「…ならそれでいいけどね」
イラつく。
遥「話したいならそう言えよな。
素直じゃねぇのは、かぁいくねぇーよ」
司「…なんか言った?」
遥「男みてぇな名前だなって」
司「あんたに言われたくない。遥ちゃん?」
遥「はぁ?おまえな」
赤井「なんかさ、、大宗さんとはるちゃん。仲良いね?仲良いっていうか、お似合いじゃん?」
遥「ないよ。そんなの。」
司「こっちこそ。」
遥「…俺ショートが好みだし。切れば?」
司「切んないよ。しばらくは。」
遥「席座れば?論国の若松先生、時間に厳しいから」
赤井「おす。」
先生「この時の、メロスは計算によるとー」
わぁ。
胸がでけーとこんなふうになんのか後ろ。
メモを書いて前へ投げる
〈胸が突っ張って後ろブラちょー透けてるよ
上になんかきたら?〉
ぽん。
メモが帰ってきた。
〈うるさい。見んな。〉
か。かわいくねぇ!
キーンコーン
中井「つーちゃん。ご飯食べよ。」
つーちゃん?ものは言いようだな。
赤井「はるちゃん?メシ食わねーの?」
遥「お前、中井さん狙ってるって言ってなかった?」
赤井「…言ってた!めっちゃ。いってた!」
遥「つーちゃん♡俺らもご飯一緒していー?」
司「何、その呼び方」
遥「ダメだった?つーちゃん♡」
赤井「ねー!お願い!この時間いっつもはるちゃんの追っかけ女子が凄くてさ。俺らもここで食べちゃダメ?」
中井「つーちゃん。いいんじゃない?ここ空き教室だし、誰も使ってないし。」
司「いいよ。別に最初からダメなんて言うつもり無かった。」
赤井「意外。大宗さんははるちゃんのこと苦手だと思ってた。」
司「別に、橋本くんは…」
遥「なに」
司「なんでもないや」
なんだそれ。なんだそれ。
気になるじゃんね。そんなん。
「橋本ー今日ケ丘と合コンどうする?」
遥「橋本は今日S女のことデート♡」
S女「なんか、遥くんチャラーい」
遥「そっちもじゃん。男の家くるなんてさ」
S女 「あ!これ懐かしい。習字セットだ。」
遥「あーね」
S女「私捨てちゃったや。」
遥「捨てられずにいるんだよね。」
S女「へぇ。そうなんだ。
遥くん、今日お父さんは?」
遥「お父さんは遅くまでお仕事」
S女「お母さんは?」
遥「お母さんは、うちはいないの」
S女「へぇ可哀想~私がお母さん役してあげる。よちよち」
ー捨てられずにいるんだよね。ー
「はる、あんた字、きれいね」
その小さな思い出を手放せずにいる
ほんと。ださいよなあ…
男子「ほんっとすげーんだって!大宗の体育!」
男子「もう目が離せないよなっ」
そんな男子達に一瞬視線を送り、しかめた顔で前を向く。
遥「そんな嫌なら上羽織れば?嫌そうにしたりするくせに、そーゆーのなんもしねぇじゃん。」
司「何。あたしが悪いの?」
遥「そうじゃなくてさ、言わせといたままでいいわけ?」
司「良い、わけない。でも。仕方ないじゃん。こっちだって人間なんだよ。夏は暑いし、体育は汗かくし、上着なんて着てらんないんだよ。完璧な人にはわかんないよ」
遥「そんなんだから大胸とか言われんだよ。
男子なんてそんなもんだし、まぁ。生まれ持っちまったもんは仕方ねぇんじゃねえの?
ちょっとくらいかわいくやめてって言ってみればいいのに」
司「…」
遥「俺からも」
司「人のコンプレックスつついて、何様のつもり?」
遥「遥様?ほんとかわいくねぇの」
震える肩が見えなかったわけじゃない。
女相手にムキになって
ださいよな
遥「あれ、今日つーちゃんは?」
中井「なんか貰いに行くものあるからって」
赤井「お前なんかしたの?」
遥「してねーよ」
俺のせいか。
いつだって、相手が喜ぶ言葉投げかけてきたろ。
なんで出来ないんだよ。
なぁ。
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