リセットしてもヤンデレに犯される俺の話

多崎リクト

文字の大きさ
128 / 203
三部 賭け

6-⑦押してダメなら(三浦視点)

 何度体を繋げても涼太は逃げてしまう。海斗にはリセットボタンの存在に気づいてからのことしかわからないが、おそらくあの時点でも一度や二度セックスしたぐらいではなかったはずだ。
 口ではいやだいやだと拒むくせに快楽に弱い涼太はすぐにぐずぐずになって海斗を求めてくる。なのに、必ず最後にはリセットして逃げ出すのだ。
 リセットボタンの存在に気づいていないフリをして(実際本当にそれがあるという確証を持てなかったし)涼太を追いかけるのも楽しかったけど、どんなに涼太の体が堕ちていっても、進展する気配がない。

 賭けをしようと持ちかけたのはそんな状況を少しでも変えたかったからだ。海斗は涼太を諦める気なんて全く無い。ただ涼太が諦めて素直になってくれればいいのになと思いながら追いかける。

 何だかんだ言って涼太だって海斗のことを好きなはずなのに、なかなか素直にならない。
 結婚の話をした時だって満更でもなさそうな顔をしていたのに。そうやって無自覚にこちらを誘うのだからとんだ小悪魔だなあと思う。

 そうして逃げる涼太を追いかけるのは飽きないし、楽しい。だが世の中には『押してダメなら引いてみろ』という言葉がある。
 あえて涼太を追いかけず、不安にさせるのもいいかもしれない。もちろん一日経ってしまうと賭けが涼太の勝ちになってしまうからあくまで少しだけ。少しの間だけ、涼太から離れる。

「好きです、付き合ってください」

 そんな時、告白された。
 と言っても涼太以外の人間に興味のない海斗は『この後どうやって涼太とセックスしよう』とそればかり考えていた。しかも涼太ときたら少し離れたところからこの告白シーンを覗いているのだ。
 可哀想に、不安にさせてしまったのだろうか。そう思う一方でだらしなく口元が緩みそうになる。早く素直になればいいのに。

「こいつ変態だからやめた方がいいよ」

 飛び出してきた涼太がそう言って、女子生徒にビンタされる。素直に「俺の海斗を取らないで」って言えばいいのに。可愛らしい虚勢に興奮して、勃起してしまう。不安そうなその表情が堪らない。それだけで射精できる自信があったけれど、涼太の中に出さないともったいないので我慢した。

感想 161

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。