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しおりを挟むええい、もう! なんなのよあの悪役令嬢は!
ちっともヒロインをいじめに来ないし、喋り方は体育会系だし、挑戦しにきた攻略対象2と3を返り討ちにしちゃうから私がその二人と出会えないじゃない!
「食らえ! これが俺の編みだした新技! スパーメテオアタックだぁぁっ!!」
「甘いっ!!」
「ぐああああっ! 馬鹿なっ……! あれを打ち返すなどっ!!」
「こうなっては私も本気を出さなければいけないようですね……行くぞ、お前達!! フォーメーションZ! 『鳳凰飛翔天空の陣』!!」
「そこだっ!!」
「ま、まさか、この陣の綻びを瞬時に見つけ出すとはっ……!! くっ……このままでは終わらんぞぉっ!! 鳳凰は何度でも蘇るっ!!」
今日もまた2と3が公爵令嬢に倒されてしまったわよ!
こうなったら、ヒロインである私が悪役令嬢を倒して二人を救うしかないわ!
「待ちなさい! 次は私が相手よ!」
「マジっすか! っしゃあ! 負けないッスよ!」
ふっ。愚かな!
私を誰だと思っているの?
前世では小学校でドッヂボールクラブに所属し、中学では全国大会に出場したこともあるのよ!!
「そりゃっ!」
「むっ! とうっ!」
「甘いっ! 覚悟っ!」
「なんとっ? ていっ!」
ボールをキャッチして投げ返す。どちらもボールに当たることなくラリーが続いていく。
くっ……しつこいわ! 悪役令嬢の癖に!
だけど私は負けない!
「ヒロインの底力を思い知るがいい! 『トルネードボール』!!」
私の必殺技は竜巻のごとく悪役令嬢を襲い、その手を弾いてコート外に飛び出したわ!
「やったわ!! 私の勝ちよっ!!」
「くぅぅ~、負けたッス!!」
悪役令嬢が悔しそうに地団駄を踏む。おほほほ! その顔が見たかったのよ!!
「エリザベータ……覚悟はいいかい?」
クリストファーが悪役令嬢に歩み寄った。おお! ここで断罪が始まるのね!
「エリザベータ。僕達にはアンジェラ嬢の存在が必要なんだ」
「クリス様……わかったッス。認めるッス!」
やったー!! やっぱり最後はヒロインが勝つのよ!! あーはっはっはっ!!
「そう、彼女が僕らのチームに入ってくれれば、五人揃う! 大会に出場できるよ!」
クリストファーが笑顔で言った。
大会?
それから、私はクリストファー、悪役令嬢、2と3の四人と共に五人チーム制ドッヂボール大会に出場し、隣国の王子率いる「チーム凛極」や聖女で構成された「チーム聖娘」を倒し、決勝戦で魔王率いる「チーム魔界天昇」を破ってこの世界に平和をもたらしたわ!
凱旋した私達を、一人で畑を守っていたその4が温かく迎えてくれて、国中が私達の勝利を祝って盛大な祝勝パレードが行われたわ!
ん? 確かゲームのハッピーエンドは盛大な結婚パレードだったのに……
なんでこんなことになってんのよ!?
「それもこれも全部、悪役令嬢が体育会系なせいよっ!! 責任取んなさいよっ!!」
「うっす! なんだかわからないけど、スンマセン! 校庭百周してきますっ!!」
~おしまい~
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巷の肉体関係(高校生のガキが・・・(#^ω^))のまさに対極、この上なく健やか爽やかな肉体による対話、大好きです!こんな幸せ世界をありがとう
想像してた体育会系悪役令嬢と違った。。。笑笑
しかも、ドッヂボールって。
平和で楽しいお話しありがとうございます!
プププッ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )面白すぎる!
何度も繰り返し読んでしまいました。
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とっても楽しい作品をありがとうございました!!