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第二章
24、皇帝陛下への謁見
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サラが王都に来て一カ月が過ぎた頃、体力もほとんど回復して、本格的にオリビアの代わりに侯爵令嬢としての教育を受け始めていたサラは、遂にマティアス侯爵からの命令を受けて、まさに今、ユスティヌス帝国の皇帝に会う為に、侯爵とキースと共に謁見の間に来ている。
皇帝とマティアス侯爵の会話の内容を聞いていると、すべて侯爵の思惑通り、皇帝はサラのことを「聖女オリビア」だと信じ、皇太子の婚約者としてどうか見定めている様子だった。
侯爵がグローリアでの一連の出来事を、真実を捻じ曲げながら都合のいいように説明をしている間も、サラは侯爵の前でヘマをしないようにと考えるだけで精一杯だった。
(どうしよう…!やっぱり皇帝よりも旦那様のほうが怖くて震えてしまう……!でも練習通りにすれば、きっとうまくやれるはずよ…!)
自分自身に何度そう言い聞かせても恐怖心は消えず、サラの変化を一番近くで見守ってきたキースは、その表情を見ただけで、いたたまれない気持ちになってしまった。
そんなキースが目のやり場に困っていると、皇族専用の奥の扉からエバニエルが姿を現した事に誰よりも早く気がついた。
(何故あいつが出てくるんだ…)
皇帝との謁見の場に顔を出したエバニエルが、聖女の姿を一目見に来ただけだとわかっていても、キースは嫌な予感しかせず、目が合ったエバニエルは笑顔で合図を送ってきた。
(あの表情は何かを企んでいるな。何をする気だ…)
エバニエルはタイミングを見計らって、すっと皇帝の前に歩み出て一礼すると、それだけで許しを得たと言わんばかりの態度で振り返り、マティアス侯爵家の三人に挨拶をした。
「久しぶりですね。マティアス侯爵」
皇帝との会話の途中で登場したエバニエルに対し、侯爵は表情を変えずに挨拶を述べた。
「…帝国第二の星にご挨拶申し上げます。最近はお見かけする機会が減っておりますが、よろしければまた息子との時間を作って頂ければ光栄です」
「お互いに役職に就いてからは自由な時間が減ってしまって、私も残念に思いますよ。本当はキース公子を私の近くに置きたかったのですが、彼が騎士としても優秀なのは仕方ない。またいろいろと話をしたいものだ。それから―――」
エバニエルはサラに視線を送り、目が合ったことを確認した。
「はじめまして、マティアス侯爵令嬢。ユスティヌス帝国第二皇子のエバニエルです」
エバニエルはキースよりも先に、サラに対して挨拶を仕掛けてきたが、緊張感を保っていたサラは練習していた通りに形式的な挨拶で返すことが出来た。
「マティアス家、長女のオリビア・マティアスです。兄のキースから殿下はとても博識で、他国からも一目置かれる存在だと聞いておりましたので、お会いできて光栄です」
侯爵の背後で人形のように青白い顔で立っていた令嬢がどんな反応をするのか期待していたエバニエルだったが、気が弱いのかと思えばそうでもなく、愛らしい潤んだ目で真っすぐな眼差しを向けられて、エバニエルの中で純粋に興味が沸き始めていた。
「エバニエル。急に出てきて無礼であるぞ」
皇帝は息子の非礼を軽く叱咤するが、エバニエルと同じように意味ありげな微笑みを浮かべている。
「失礼しました。陛下」
謝罪したエバニエルは、キースには一瞥しただけで、そのまま大人しく後ろへと下がった。
その後エバニエルの眼差しがサラだけに向けられている事に気づいたキースは、その顔を殴りたくなる衝動を抑えて、皇帝が座る玉座へと視線を戻した。
「さて、マティアス侯爵。そなたの娘であるオリビア嬢が聖女であるとわかり、忠実な臣下にこのような奇跡が起こった事はこの私も非常に喜ばしく思っている。しかし、グローリアでの噂話はここまで届いているが、その力が本物かどうか私の目で見てもわかるものだろうか?」
「陛下のおっしゃる通りです。しかしオリビアは聖女と自覚したばかりで、誘拐された事にもショックを受けており、まだ気力を完全に取り戻したわけではありません。残念ながら今すぐにその真価をお見せすることは難しいでしょう」
侯爵が一瞬だけ後方に立っているサラを見たが、その視線を感じただけでサラの体は凍り付いたように固まってしまう。皇帝はその様子を見て目を細めたが、侯爵は構わずそのまま話し続けた。
「しかし今後はいつでも陛下の目に届く所にいるように、すでに王都に呼び寄せております。もうしばらく静養させて体力を取り戻した後、必ず陛下と帝国の為にその力を惜しみなく発揮させる事を、ここに宣誓します」
サラの体力がほぼ回復している事は侯爵も知っているはずなのに、嘘をつく上手さと、それと相反した皇帝への忠誠の誓いを聞いて違和感を覚えたサラは、隣にいるキースの横顔をさりげなく伺った。
しかし彼は正面に向かい、視線を何処かに預けたまま何も感じてはいないようで、サラはこの駆け引きとも見えるやり取りが彼らの日常なのだと思い知った。
「ところで…」
続けて何かを言いかけた侯爵は、サラだけを見つめていたエバニエルにちらりと目をやった。
「エバニエル殿下がいらっしゃるということは、ロシエル殿下にもお目にかかれるかと思いましたが、本日はいらっしゃらないのですね」
エバニエルの顔から先ほどまでの余裕の表情が消えて、視線は別のところへ向けられた。キースはその様子を見ていなくても、エバニエルが第一皇太子である兄の名前を出されるだけで不愉快になることは知っていたので、この後どのような答えが返ってくるかも既にわかっていた。
「兄上は病弱なせいだと言って、陛下にも滅多に顔を見せに来ません。陛下はその理由をご存じでいながら私には明かしてはくれません。本当のところ、何処で何をしているのでしょうね」
皇帝はエバニエルと侯爵の会話に口を挟む気配もない。これ以上何も言うことはないのだろうと、そう解釈した侯爵は皇帝に一礼をして、キースとサラもそれに倣った。
「それでは、よろしければここで失礼いたします。ユスティヌスに永遠の繁栄と神の祝福があらんことを」
皇帝との謁見を終えて広間から出た後も、侯爵が近くにいるせいでサラの緊張はまだ続いていた。側にいるキースが心の支えになっているのは間違いない。
「キース。オリビアを連れてついて来なさい」
「はい」
キースはサラの手を自分の腕に回させて、一緒に歩くように促した。
その目は侯爵と同じブルーの色をしているが、優しい眼差しをしていたので、勇気づけられたサラは小さく頷いて歩き出した。
※ ※ ※
聖女との初の面談を終えた皇帝は、そのまま深く考え事をし始めた。しばらく無言のままの皇帝に向かってエバニエルは何を想っているのかと、さり気なく尋ねた。
「陛下。何かお気づきになったのですか?」
エバニエルの一言で、皇帝はその胸の内を隠さずにさらけ出した。
「マティアスの奴め…。誘拐された娘への同情を盾にして『聖女の力』をもったいぶって見せようとしなかったな。おかげで教会の上層部からも、まだ本物と認められないなどと言われ始めているのだ。令嬢は成人もしておらず、社交界デビューもまだの為、それを口実に名前だけを広めているが、あの様子だと噂通り本物の聖女である事に間違いはなさそうだ。いつまでその力を出し惜しみするつもりかは知らないが、教会だけでなく、この私をも振り回すとはいい度胸だ」
普段は重厚な性格で知られている皇帝だが、その鋭い眼光から静かに怒りを露わにする姿を見たエバニエルは、慎重に質問を重ねた。
「グローリアへ調査団の派遣が遅れた件もそうですが、私が密かに派遣した調査員達は全員戻ってきませんでした…。それもマティアス侯爵が関係しているのでしょうか」
「他の貴族も含め、誰もが『聖女の力』を欲している。誰が裏で動いていても不思議ではない。マティアス侯爵は娘を他人に奪われまいと、ずっとあの存在を隠してきたのだろう。…とにかく上手くやったものだ」
皇帝は胸の内を明かして少し気が楽になったのか、溜息をもらした。
「あの娘、今は父親の影に隠れて大人しい振りをしているが、あれは『聖女』という神々しい異名を与えられた、男を魅了する恐ろしい存在だ。エバニエルよ、忠告しておくぞ。聖女と関わる時は十分に気を付けろ」
聖女の存在を歓迎しているとばかり思っていた皇帝の意外な発言に、エバニエルは驚きを隠せなかった。自分の考えを改める必要があることを知りつつ、それでも皇帝からの忠告は馬鹿げていると苦笑交じりに受け止めていた。
「…はい。肝に銘じておきます」
(何故そこまで警戒する必要があるんだ?たしかに美しい顔立ちではあったが、気丈に微笑んで見せることもできない、まだ世間慣れもしていない少女だぞ。あれが男を魅了する存在になると言うのか?)
エバニエルはこれから面白い事になりそうだと思いながら、その考えが顔に出てしまう前に、静かに一礼をしてその場から退出した。
皇帝とマティアス侯爵の会話の内容を聞いていると、すべて侯爵の思惑通り、皇帝はサラのことを「聖女オリビア」だと信じ、皇太子の婚約者としてどうか見定めている様子だった。
侯爵がグローリアでの一連の出来事を、真実を捻じ曲げながら都合のいいように説明をしている間も、サラは侯爵の前でヘマをしないようにと考えるだけで精一杯だった。
(どうしよう…!やっぱり皇帝よりも旦那様のほうが怖くて震えてしまう……!でも練習通りにすれば、きっとうまくやれるはずよ…!)
自分自身に何度そう言い聞かせても恐怖心は消えず、サラの変化を一番近くで見守ってきたキースは、その表情を見ただけで、いたたまれない気持ちになってしまった。
そんなキースが目のやり場に困っていると、皇族専用の奥の扉からエバニエルが姿を現した事に誰よりも早く気がついた。
(何故あいつが出てくるんだ…)
皇帝との謁見の場に顔を出したエバニエルが、聖女の姿を一目見に来ただけだとわかっていても、キースは嫌な予感しかせず、目が合ったエバニエルは笑顔で合図を送ってきた。
(あの表情は何かを企んでいるな。何をする気だ…)
エバニエルはタイミングを見計らって、すっと皇帝の前に歩み出て一礼すると、それだけで許しを得たと言わんばかりの態度で振り返り、マティアス侯爵家の三人に挨拶をした。
「久しぶりですね。マティアス侯爵」
皇帝との会話の途中で登場したエバニエルに対し、侯爵は表情を変えずに挨拶を述べた。
「…帝国第二の星にご挨拶申し上げます。最近はお見かけする機会が減っておりますが、よろしければまた息子との時間を作って頂ければ光栄です」
「お互いに役職に就いてからは自由な時間が減ってしまって、私も残念に思いますよ。本当はキース公子を私の近くに置きたかったのですが、彼が騎士としても優秀なのは仕方ない。またいろいろと話をしたいものだ。それから―――」
エバニエルはサラに視線を送り、目が合ったことを確認した。
「はじめまして、マティアス侯爵令嬢。ユスティヌス帝国第二皇子のエバニエルです」
エバニエルはキースよりも先に、サラに対して挨拶を仕掛けてきたが、緊張感を保っていたサラは練習していた通りに形式的な挨拶で返すことが出来た。
「マティアス家、長女のオリビア・マティアスです。兄のキースから殿下はとても博識で、他国からも一目置かれる存在だと聞いておりましたので、お会いできて光栄です」
侯爵の背後で人形のように青白い顔で立っていた令嬢がどんな反応をするのか期待していたエバニエルだったが、気が弱いのかと思えばそうでもなく、愛らしい潤んだ目で真っすぐな眼差しを向けられて、エバニエルの中で純粋に興味が沸き始めていた。
「エバニエル。急に出てきて無礼であるぞ」
皇帝は息子の非礼を軽く叱咤するが、エバニエルと同じように意味ありげな微笑みを浮かべている。
「失礼しました。陛下」
謝罪したエバニエルは、キースには一瞥しただけで、そのまま大人しく後ろへと下がった。
その後エバニエルの眼差しがサラだけに向けられている事に気づいたキースは、その顔を殴りたくなる衝動を抑えて、皇帝が座る玉座へと視線を戻した。
「さて、マティアス侯爵。そなたの娘であるオリビア嬢が聖女であるとわかり、忠実な臣下にこのような奇跡が起こった事はこの私も非常に喜ばしく思っている。しかし、グローリアでの噂話はここまで届いているが、その力が本物かどうか私の目で見てもわかるものだろうか?」
「陛下のおっしゃる通りです。しかしオリビアは聖女と自覚したばかりで、誘拐された事にもショックを受けており、まだ気力を完全に取り戻したわけではありません。残念ながら今すぐにその真価をお見せすることは難しいでしょう」
侯爵が一瞬だけ後方に立っているサラを見たが、その視線を感じただけでサラの体は凍り付いたように固まってしまう。皇帝はその様子を見て目を細めたが、侯爵は構わずそのまま話し続けた。
「しかし今後はいつでも陛下の目に届く所にいるように、すでに王都に呼び寄せております。もうしばらく静養させて体力を取り戻した後、必ず陛下と帝国の為にその力を惜しみなく発揮させる事を、ここに宣誓します」
サラの体力がほぼ回復している事は侯爵も知っているはずなのに、嘘をつく上手さと、それと相反した皇帝への忠誠の誓いを聞いて違和感を覚えたサラは、隣にいるキースの横顔をさりげなく伺った。
しかし彼は正面に向かい、視線を何処かに預けたまま何も感じてはいないようで、サラはこの駆け引きとも見えるやり取りが彼らの日常なのだと思い知った。
「ところで…」
続けて何かを言いかけた侯爵は、サラだけを見つめていたエバニエルにちらりと目をやった。
「エバニエル殿下がいらっしゃるということは、ロシエル殿下にもお目にかかれるかと思いましたが、本日はいらっしゃらないのですね」
エバニエルの顔から先ほどまでの余裕の表情が消えて、視線は別のところへ向けられた。キースはその様子を見ていなくても、エバニエルが第一皇太子である兄の名前を出されるだけで不愉快になることは知っていたので、この後どのような答えが返ってくるかも既にわかっていた。
「兄上は病弱なせいだと言って、陛下にも滅多に顔を見せに来ません。陛下はその理由をご存じでいながら私には明かしてはくれません。本当のところ、何処で何をしているのでしょうね」
皇帝はエバニエルと侯爵の会話に口を挟む気配もない。これ以上何も言うことはないのだろうと、そう解釈した侯爵は皇帝に一礼をして、キースとサラもそれに倣った。
「それでは、よろしければここで失礼いたします。ユスティヌスに永遠の繁栄と神の祝福があらんことを」
皇帝との謁見を終えて広間から出た後も、侯爵が近くにいるせいでサラの緊張はまだ続いていた。側にいるキースが心の支えになっているのは間違いない。
「キース。オリビアを連れてついて来なさい」
「はい」
キースはサラの手を自分の腕に回させて、一緒に歩くように促した。
その目は侯爵と同じブルーの色をしているが、優しい眼差しをしていたので、勇気づけられたサラは小さく頷いて歩き出した。
※ ※ ※
聖女との初の面談を終えた皇帝は、そのまま深く考え事をし始めた。しばらく無言のままの皇帝に向かってエバニエルは何を想っているのかと、さり気なく尋ねた。
「陛下。何かお気づきになったのですか?」
エバニエルの一言で、皇帝はその胸の内を隠さずにさらけ出した。
「マティアスの奴め…。誘拐された娘への同情を盾にして『聖女の力』をもったいぶって見せようとしなかったな。おかげで教会の上層部からも、まだ本物と認められないなどと言われ始めているのだ。令嬢は成人もしておらず、社交界デビューもまだの為、それを口実に名前だけを広めているが、あの様子だと噂通り本物の聖女である事に間違いはなさそうだ。いつまでその力を出し惜しみするつもりかは知らないが、教会だけでなく、この私をも振り回すとはいい度胸だ」
普段は重厚な性格で知られている皇帝だが、その鋭い眼光から静かに怒りを露わにする姿を見たエバニエルは、慎重に質問を重ねた。
「グローリアへ調査団の派遣が遅れた件もそうですが、私が密かに派遣した調査員達は全員戻ってきませんでした…。それもマティアス侯爵が関係しているのでしょうか」
「他の貴族も含め、誰もが『聖女の力』を欲している。誰が裏で動いていても不思議ではない。マティアス侯爵は娘を他人に奪われまいと、ずっとあの存在を隠してきたのだろう。…とにかく上手くやったものだ」
皇帝は胸の内を明かして少し気が楽になったのか、溜息をもらした。
「あの娘、今は父親の影に隠れて大人しい振りをしているが、あれは『聖女』という神々しい異名を与えられた、男を魅了する恐ろしい存在だ。エバニエルよ、忠告しておくぞ。聖女と関わる時は十分に気を付けろ」
聖女の存在を歓迎しているとばかり思っていた皇帝の意外な発言に、エバニエルは驚きを隠せなかった。自分の考えを改める必要があることを知りつつ、それでも皇帝からの忠告は馬鹿げていると苦笑交じりに受け止めていた。
「…はい。肝に銘じておきます」
(何故そこまで警戒する必要があるんだ?たしかに美しい顔立ちではあったが、気丈に微笑んで見せることもできない、まだ世間慣れもしていない少女だぞ。あれが男を魅了する存在になると言うのか?)
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