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Immoral passion
廃モーテルから救出後、ピジョンは面会謝絶の状態が続く。
「う……」
寝室のベッドにはあちこち包帯を巻かれた弟子が眠っている。寝汗をびっしょりかいて酷く苦しげだ。眉間には苦痛の色濃い皺が刻まれている。
神父は夜通し弟子に付き添っていた。膝には読みもしない聖書が開かれている。
モッズコートは脱がしてタオルで体を浄めた。素肌には無数の生傷と痣が散りばめられ正視に堪えない。
「喉が渇きましたか」
白磁の水差しを傾けて指先を濡らし、それをピジョンの唇に持っていく。
ライオンの巣から逃れてなお、彼は覚めない悪夢の中にいる。
「ッ……は……」
悩ましげに顰めた眉根の下、キツく閉じた瞼が不規則に微痙攣する。また熱が上がったのだろうか?しっとり汗ばむ額に手を翳した次の瞬間、予想外の出来事が起きた。
「ィきた……」
ピジョンが無意識に神父の手をとって自らの胸元へ導く。濡れ透けのシャツを尖らす乳首が艶めかしい。
喉仏と胸板が呼吸に合わせて上下し、性急に跳ね回る鼓動が手のひらに直接伝わる。
胸元に添えた手を腹から腰へ、そして股間へともぐらせ、熱と悪寒と薬の後遺症で朦朧としたピジョンが呟く。
「おねが……らくに……」
舌足らずな懇願。
切羽詰まった催促。
焦点の合わない薄目が力尽きて閉ざされ、じんわり涙が滲み出す。
神父は辛うじて理性の此岸に踏みとどまり、厳しい表情で諫める。
「いけません」
「っ……」
「離しなさい。君は正気ではないのです」
ピジョンは言うことを聞かない。神父の手に縋り付いて離さない。ズボンの股間ははち切れそうにいきりたち、内腿がぴくぴく痙攣している。
触ってもらえない切なさにじれったく腰を揺すり、ズボンの膨らみをシーツに擦り付けて、汗みずくで自らを慰める。
「は……、」
昨日まで健やかに笑っていた青年の堕落ぶりにうちのめされ、罪悪感が胸の底まで根を張っていく。
ピジョンがこんな状態になったのは自分のせい、全て自分が悪い。
ならば覚悟を決めて責任をとるべきだ。
カソックの袖をまくり、水差しから垂らした水で手を浄め、蒸れた股間を暴く。
ジッパーを下ろす音がやけに大きく響き、既に勃起したペニスが露わになる。
「手だけですよ」
禁欲の誓いを破り、行き場のない熱をこもらせた下半身に奉仕する。
耳元で囁き、ペニスを持った両手をゆっくり回す。
まだ十代後半の弟子のペニスは急角度でそそりたち、機械的な摩擦に反応する。
「あッ、ンっは」
ピジョンのペニスはすんなりと長く形がいい。そのペニスが神父の手淫によって固さを増し、亀頭から先走りの濁流を流す。寝ていても感じるのか、シーツを蹴って身悶える痴態に生唾を呑む。
「ぁッ、あっぁっ、ンっくぁ」
すみずみまで回った媚薬が皮膚と粘膜を余さず性感帯に作り替え、排泄器官を掴まれた青年がシーツを巻き込んで昂っていく。
鈴口を人さし指でひっかき、カリ首を摘まんで裏筋をくすぐり、張り詰めた睾丸をもてあそぶ。
ピジョンが浅ましく腰を浮かしぐりぐりと股間を押し付けてくる。神父は寸止めで射精を引き延ばし、残酷な試練を課す。
「反らないで。やりにくいです」
先走りでぬる付く陰茎を両手で捧げ持ち、にちゃにちゃといやらしく捏ね回す。膝に絡んだズボンが開脚を阻み、身動きを封じられたピジョンがわななく。
「あぅ、は、熱っ、あぁ」
膝裏が硬直と弛緩を繰り返す。
神父は弟子の股ぐらに手を突っ込み、色事に慣れた指遣いでペニスを愛撫する。
口を使えば早く事が済むが、さすがに抵抗を感じる。
「私の手がわかりますか」
嘗てスナイパーライフルの組み立て方と使い方を教えた手で、被虐の官能に目覚めた青年をさらに欲深く淫らに、眠りながらでもイける身体に開発していく。
鈴口からしとど溢れ出す罪深いぬめりに手が塗れ、指の股が粘性の糸を引き、擦り傷だらけの股ぐらと内腿を汚していく。
「あ――――――――ッ……」
「苦しいなら全部出しておしまいなさい」
ねちねちぐちゅぐちゅと淫猥な水音をたてぬかるんだ股間を責め立てる。奉仕に徹する師の手ほどきに狂おしく身をよじり、羽ばたけず這いずり回る鳩さながらシャツをはだけていくピジョン。
「聞き分けのない子ですね、一人じゃ上手にできないでしょうに」
気持ち良すぎておかしくなるのが怖いのか、寝返りで逃げようとするのを許さじと押さえこみ、ぢゅくぢゅく熟す股ぐらを漉して唆す。
「何もかも手放して、今だけは忘れて、気持ちよくなっていいんですよ」
恐怖も恥辱も拭い去り、感じることだけに集中させたい。シーツを蹴って抵抗する痴態を歯痒げに見下ろし、先走りに塗れた手に唾の粘りを足す。
どうして彼がこんな目に?
彼が何をしたというのだ、答えろ怠惰で無能な神よ。
ピジョンの尊厳を打ち砕いた双子への殺意が暴走し、膨れ上がる憎悪と憤怒で視界が赤く染まる。
「はぁ……あぁ……」
鈴口からとぷとぷ分泌された先走りを潤滑剤にし、根元から先端までリズミカルに摺り下ろす。
ピジョンは自分の身に起きる異変にわけもわからず慄き、戸惑い、怯え、首に絡み付いた鎖をしゃぶっていた。
「っは……ン、っく」
ぴちゃぴちゃと舌を蠢かせ小粒の鎖をしゃぶるピジョンの顔に、昔恋した女の面影を見出す。
体の芯で情欲が燃え上がり束の間自制を忘れる。
口寂しさが極まり鎖を甘噛みする痴態に駆り立てられ、血液が一か所に集まり、限界まで膨張したペニスを一際強く揉みしだく。
「~~~~~~~~~~~~んン――――――ッ」
鎖を噛まされたピジョンが勢いよく仰け反り、背徳の絶頂で白濁をしぶく。神父はあえて躱さず、その全てを顔面に受けた。
「良いのです。その調子で貴方の中に撒かれた悪い種子を一粒残らず追い出してしまいなさい」
「……ふ……」
長い生殺しの果てに漸く射精に至り、萎えたペニスをティッシュとタオルで拭い、憔悴しきった顔を覗きこむ。
「……おやすみなさい」
赤ん坊を世話するように下着とズボンまで整え、静かに席を外す。
「神よ」
部屋の隅に行き、思いきり腕を振り抜く。壁を殴り付けた衝撃で拳が痺れ、激痛が骨まで響く。
「見ていますか、神よ」
もういちど血を吐くように天に問い、壁に突いた手を強く握りこみ、赤く底光りする双眸で皮肉な運命を呪詛する。
「本当に性悪だ。反吐が出ます」
貴方も、私も。
「う……」
寝室のベッドにはあちこち包帯を巻かれた弟子が眠っている。寝汗をびっしょりかいて酷く苦しげだ。眉間には苦痛の色濃い皺が刻まれている。
神父は夜通し弟子に付き添っていた。膝には読みもしない聖書が開かれている。
モッズコートは脱がしてタオルで体を浄めた。素肌には無数の生傷と痣が散りばめられ正視に堪えない。
「喉が渇きましたか」
白磁の水差しを傾けて指先を濡らし、それをピジョンの唇に持っていく。
ライオンの巣から逃れてなお、彼は覚めない悪夢の中にいる。
「ッ……は……」
悩ましげに顰めた眉根の下、キツく閉じた瞼が不規則に微痙攣する。また熱が上がったのだろうか?しっとり汗ばむ額に手を翳した次の瞬間、予想外の出来事が起きた。
「ィきた……」
ピジョンが無意識に神父の手をとって自らの胸元へ導く。濡れ透けのシャツを尖らす乳首が艶めかしい。
喉仏と胸板が呼吸に合わせて上下し、性急に跳ね回る鼓動が手のひらに直接伝わる。
胸元に添えた手を腹から腰へ、そして股間へともぐらせ、熱と悪寒と薬の後遺症で朦朧としたピジョンが呟く。
「おねが……らくに……」
舌足らずな懇願。
切羽詰まった催促。
焦点の合わない薄目が力尽きて閉ざされ、じんわり涙が滲み出す。
神父は辛うじて理性の此岸に踏みとどまり、厳しい表情で諫める。
「いけません」
「っ……」
「離しなさい。君は正気ではないのです」
ピジョンは言うことを聞かない。神父の手に縋り付いて離さない。ズボンの股間ははち切れそうにいきりたち、内腿がぴくぴく痙攣している。
触ってもらえない切なさにじれったく腰を揺すり、ズボンの膨らみをシーツに擦り付けて、汗みずくで自らを慰める。
「は……、」
昨日まで健やかに笑っていた青年の堕落ぶりにうちのめされ、罪悪感が胸の底まで根を張っていく。
ピジョンがこんな状態になったのは自分のせい、全て自分が悪い。
ならば覚悟を決めて責任をとるべきだ。
カソックの袖をまくり、水差しから垂らした水で手を浄め、蒸れた股間を暴く。
ジッパーを下ろす音がやけに大きく響き、既に勃起したペニスが露わになる。
「手だけですよ」
禁欲の誓いを破り、行き場のない熱をこもらせた下半身に奉仕する。
耳元で囁き、ペニスを持った両手をゆっくり回す。
まだ十代後半の弟子のペニスは急角度でそそりたち、機械的な摩擦に反応する。
「あッ、ンっは」
ピジョンのペニスはすんなりと長く形がいい。そのペニスが神父の手淫によって固さを増し、亀頭から先走りの濁流を流す。寝ていても感じるのか、シーツを蹴って身悶える痴態に生唾を呑む。
「ぁッ、あっぁっ、ンっくぁ」
すみずみまで回った媚薬が皮膚と粘膜を余さず性感帯に作り替え、排泄器官を掴まれた青年がシーツを巻き込んで昂っていく。
鈴口を人さし指でひっかき、カリ首を摘まんで裏筋をくすぐり、張り詰めた睾丸をもてあそぶ。
ピジョンが浅ましく腰を浮かしぐりぐりと股間を押し付けてくる。神父は寸止めで射精を引き延ばし、残酷な試練を課す。
「反らないで。やりにくいです」
先走りでぬる付く陰茎を両手で捧げ持ち、にちゃにちゃといやらしく捏ね回す。膝に絡んだズボンが開脚を阻み、身動きを封じられたピジョンがわななく。
「あぅ、は、熱っ、あぁ」
膝裏が硬直と弛緩を繰り返す。
神父は弟子の股ぐらに手を突っ込み、色事に慣れた指遣いでペニスを愛撫する。
口を使えば早く事が済むが、さすがに抵抗を感じる。
「私の手がわかりますか」
嘗てスナイパーライフルの組み立て方と使い方を教えた手で、被虐の官能に目覚めた青年をさらに欲深く淫らに、眠りながらでもイける身体に開発していく。
鈴口からしとど溢れ出す罪深いぬめりに手が塗れ、指の股が粘性の糸を引き、擦り傷だらけの股ぐらと内腿を汚していく。
「あ――――――――ッ……」
「苦しいなら全部出しておしまいなさい」
ねちねちぐちゅぐちゅと淫猥な水音をたてぬかるんだ股間を責め立てる。奉仕に徹する師の手ほどきに狂おしく身をよじり、羽ばたけず這いずり回る鳩さながらシャツをはだけていくピジョン。
「聞き分けのない子ですね、一人じゃ上手にできないでしょうに」
気持ち良すぎておかしくなるのが怖いのか、寝返りで逃げようとするのを許さじと押さえこみ、ぢゅくぢゅく熟す股ぐらを漉して唆す。
「何もかも手放して、今だけは忘れて、気持ちよくなっていいんですよ」
恐怖も恥辱も拭い去り、感じることだけに集中させたい。シーツを蹴って抵抗する痴態を歯痒げに見下ろし、先走りに塗れた手に唾の粘りを足す。
どうして彼がこんな目に?
彼が何をしたというのだ、答えろ怠惰で無能な神よ。
ピジョンの尊厳を打ち砕いた双子への殺意が暴走し、膨れ上がる憎悪と憤怒で視界が赤く染まる。
「はぁ……あぁ……」
鈴口からとぷとぷ分泌された先走りを潤滑剤にし、根元から先端までリズミカルに摺り下ろす。
ピジョンは自分の身に起きる異変にわけもわからず慄き、戸惑い、怯え、首に絡み付いた鎖をしゃぶっていた。
「っは……ン、っく」
ぴちゃぴちゃと舌を蠢かせ小粒の鎖をしゃぶるピジョンの顔に、昔恋した女の面影を見出す。
体の芯で情欲が燃え上がり束の間自制を忘れる。
口寂しさが極まり鎖を甘噛みする痴態に駆り立てられ、血液が一か所に集まり、限界まで膨張したペニスを一際強く揉みしだく。
「~~~~~~~~~~~~んン――――――ッ」
鎖を噛まされたピジョンが勢いよく仰け反り、背徳の絶頂で白濁をしぶく。神父はあえて躱さず、その全てを顔面に受けた。
「良いのです。その調子で貴方の中に撒かれた悪い種子を一粒残らず追い出してしまいなさい」
「……ふ……」
長い生殺しの果てに漸く射精に至り、萎えたペニスをティッシュとタオルで拭い、憔悴しきった顔を覗きこむ。
「……おやすみなさい」
赤ん坊を世話するように下着とズボンまで整え、静かに席を外す。
「神よ」
部屋の隅に行き、思いきり腕を振り抜く。壁を殴り付けた衝撃で拳が痺れ、激痛が骨まで響く。
「見ていますか、神よ」
もういちど血を吐くように天に問い、壁に突いた手を強く握りこみ、赤く底光りする双眸で皮肉な運命を呪詛する。
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