僕と猫とゲートキーパー ー 勝手に他人の半生を書いてみた(第3章)

kkkkk

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何かしたい少年と2億円ほしい女

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作戦が成功したものの、武はこの一酸化炭素攻撃を快く思っていない。

――おもしろくない・・・

何か別のことをしたい武と2億円まるまるゲットしたいお菊さん。
妥協点を探す攻防が始まる。

前鬼は一酸化炭素中毒で倒れたテロリスト2人を拘束し、後方で待機していた警察官に身柄を引き渡した。テロリスト2人は気絶しているだけで死んではいないようだ。

拘束したテロリストの無線に「どうしたんだ? 応答しろ!」とピーチ・ボーイズのメンバーから状況確認の連絡があった。
前鬼は無線に出ようか迷ったものの声が違うとバレてしまうから止めた。

しばらくすると、仲間に連絡が付かないことを不思議に思った1人のテロリストが入り口に近づいてきた。次の標的だ。
見張りの2人が見当たらないので、そのテロリストは入り口付近をウロウロしている。

前鬼がお菊さんに新しいテロリストが入り口付近に来たことを伝えると、お菊さんは水蒸気の球体をもう一つ作った。

お菊さんは武に「一酸化炭素入れて」と依頼したのだが、当の武は何か新しい攻撃方法を模索したい年頃だ。
だから武は「別の方法を試してみない?」とお菊さんに相談した。

お菊さんは武の相談を笑顔で聞いたものの、内心不安を感じている。

――やはりこの子は危機意識が足りない・・・

ついさっき油断してテロリストに殺されそうになったばかりなのに、もう忘れているのだろうか?

――別の方法? 今から?

別の方法を考えている間にテロリストに気付かれて攻撃されるかもしれない。
お菊さんとしては、テロリストがもう近くに来ているから、このタイミングでの作戦変更は避けたい。
お菊さんは武をやんわりと説得することにした。

「テロリストがもう来てるから、今回は一酸化炭素をお願い。次のテロリストを倒すときは別の方法でもいいから」

次のテロリストが直ぐにやってこないとは限らないが、とにかく今は目の前のテロリストを攻撃しないといけないのだ。お菊さんとしては次善策だが、この際仕方ない。

武は不服そうな顔をしているものの「分かったよ」と言うと一酸化炭素を球体の中に放出した。

お菊さんは武が一酸化炭素で充満させた球体をテロリストの方へ飛ばして攻撃に入った。

お菊さんがテロリストを始末している間、武は暇だから次の作戦を考えることにした。

武が物理攻撃をして被害が出たらお菊さんは怒るだろう。
だから、物理攻撃以外の方法でテロリストを捕獲しないといけない。

――物理攻撃以外で面白そうな倒し方・・・

武はヘリウムガスを吸って声が変わるパーティグッズを思い出した。
ヘリウムガスを吸って声を出すと高い声に聞こえるやつだ。
ヘリウムは空気よりも軽いので、音を空気の約3倍の速さで伝えるから声が高く聞こえる。

――変な声が出たらおもしろそう!

格好いい攻撃ではないが、おもしろそうだ。
武は次の水蒸気の球体にヘリウムを入れることにした。

でも、ヘリウムは軽いから球体の中を全部ヘリウムにすると、球体が浮いてどこかにいってしまうかもしれない。球体をテロリストに被せられないと声が変わらないから、空気よりも軽くしないために一酸化炭素を入れることにする。

次の作戦が決まったので、武は廃ビルの入口を確認した。
すると、ちょうどお菊さんが球体を使ってテロリストを気絶させたところだった。

テロリストは残り2人。
逆に言えば、『ヘリウム声変わり作戦』のチャンスはあと2回だ。
激しい戦闘になると『ヘリウム声変わり作戦』は使えない。だから、テロリストよりも先に行動する必要がある。

前鬼に居場所を聞いてみたが「分からない」と言われた。追跡装置のようなものは持っていないようだ。

――残り2人のテロリストはどこにいるのか?
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