8 / 10
Time After Time
しおりを挟む
僕はAグループになった。二人一組で分担して調べることになり、僕のペアは山田だった。
山田は大学の3回生でゼファーとDT250を持っている。災害時というのもあるが、今日はオフロードバイクのDT250で出るようだ。山田は悪路をものともせずにDT250を走らせるのだろう。
僕に「ゼファー使います?」と聞いてきたが、免許がないし運転の仕方を知らないから断った。僕は山田のバイクの後ろに乗らずにすめば、何でもいい。
僕たちは学生寮から南に下って海までを確認するルートだった。
まずは、阪急王子公園駅を目指してゆっくりと坂を下っていった。ところどころ家の塀が潰れて道路にはみ出していた。屋根瓦、自転車、よく分からない物が道路に散らばっている。
山田は「ここ気を付けて下さい!」と僕に注意を促しながらゆっくりとバイクを走らせる。道路に散らばった残骸を避けながら進んでいくと、道路が陥没しているところがあった。電信柱は斜めになっていて、橋は根元から盛り上がっていた。
スクーターから見ている限りでは、被害は少ないような気がした。ただ、阪急電車の線路を越えて少し行ったら、被害が増えていたように思う。
僕がスクーターをゆっくり走らせていたらラジオが聞こえた。僕も知っているKiss FM KOBEというローカルのFM放送局だ。
この地震の中放送しているのにびっくりした僕は、スクーターを停めた。
ラジオからは知っている曲が流れてきた。その曲は、亜紀がクイズを出した思い出の曲だった。
***
あれは亜紀と須磨海水浴場に行った時のことだ。
須磨は神戸で有名な海水浴場。念のために説明しておくと、神戸港は船の発着場だから海水浴はできない。神戸の海水浴場といえば須磨か舞子だ。
大阪には有名な海水浴場が無いし、京都は北側(日本海側)しか海に接していない。だから、兵庫、大阪、京都の人が神戸の海水浴場に押し掛ける。関東の湘南エリアの海水浴場をイメージしてもらえばいいかもしれない。
夏になると関西中から神戸の海水浴場に押し掛けるから、須磨海水浴場はものすごい混む。
が、舞子(アジュール舞子)はそれほど混んでいない。なぜかは分からないが、神戸で海水浴というと須磨なのだ。
車で行くと駐車場に停めるのに一苦労だから、僕と亜紀は電車で須磨海水浴場に行った。僕はJR三ノ宮までスクーターで行って、彼女と元町で合流した後、約15分かけてJR須磨駅まで行く。
JR須磨駅を出たら、たくさんの人が細い道を歩いていた。海の家の呼び込みの声が聞こえてくる。僕たちは人混みをかき分けて、比較的空いているところまで移動した。
「すごい人だね」と僕が言ったら、「そやな、ナンパも多いで」と亜紀は指さした。
亜紀が指さす方向を見たら、何人かの男の子が歩いてくる女の子のグループに声を掛けていた。男の子たちは断られたようだが、次に来た女の子のグループに声を掛けた。
次も軽くあしらわれ、男の子たちは次の女の子のグループへと歩いていく。
「あのメンタル、すごいなー」
「そんなもんやって。ナンパは成功する確率がすごい低いから」
「断られること前提に声を掛けていくんか……」
「そうやなー。中にはナンパされに来てる女の子もいるから、そんな女の子に会うまでナンパを続けなあかん」
「確率論の世界やな……」
「そういうこと」
亜紀はドヤ顔で僕に説明した。僕の国でも女性に声を掛けるナンパはよくあることだ。
でも、男の子たちを見ていて、少し可哀そうな気がした。あまりにも効率が悪すぎる……
「ナンパされに来てる女の子は『ナンパしてください!』ってプラカード持ってたらよくない? 効率的やのになー」
「まあ、それは女子のプライドが許さんやろなー」
「じゃあ、ナンパする男の子が『ナンパしてほしい女子は、僕に話しかけてください!』ってプラカード持つのは?」
「そんなん、自分から「私をナンパして下さい!」って行くわけないやん」
「そっか、ダメかー」
僕は亜紀と話しながら、ナンパしている男の子たちを見ていた。
男の子たちは全ての女の子グループに声を掛けているわけではなく、少しだが選り好みしているような気がする。
「あのグループには声を掛けへんのやな」
「まぁ、最低限は選んでるんやろな」
「あれだけ手あたり次第に声を掛けてるのになー。それでも、選ぶんやなー」
「みたいやな」
「でもさー、あの男の子たちに声を掛けられんかった女の子はショックじゃない?」
「あー、それは分かる。ナンパしてくるのは鬱陶(うっとう)しいけど、全く声を掛けられんかったら悲しいな」
「へー、女心は難しいなー」
僕はふと思いついた。
「今から亜紀があの男の子たちの前を通って、声を掛けられるか、掛けられへんかゲームする?」
「いーやーでーすー」
「自信がないとか?」
「ちーがーいーまーす。3人組の男の子は1人で歩いてる女の子に声掛けへんやろ」
「なんで?」
「私の取り合いで喧嘩になるわー」
「あー。まぁ、そういうことにしとこか」
その日は亜紀と海で泳いだり、ビールを飲んだり、焼きそばを食べたりして過ごした。夕方になったから亜紀に「そろそろ帰る?」と聞こうとしたら、亜紀は座って遠くを見ていた。
亜紀はたまにこんな感じになる。ふとした瞬間に、自分の人生がこれで良いのか? と考える。僕は亜紀に話しかけた。
「亜紀は迷子みたいだ」
「そうかな? みんな将来について悩んでると思うけど」
「まあね。僕もどうするか悩んでる」
「ホセも迷子なんだ。私たち二人とも迷子か……」
「だね」
亜紀は少し考えてから、笑いながら言った。
「もし君が迷子になったら、私を探して。そうすれば私が見つかるから」
「なんか、それ聞いたことがある。何だったっけ?」
「ヒントほしい?」
「うん」
「英語にしてみて」
「もし君が迷子…… If you’re lost……。あーっ分かった!」
「私、あの歌好きなんだ」
「僕も。続きは……もし君が倒れたら、私が支える……か」
「ホセが大変なときは、私が支えてあげる」
「じゃあ、亜紀が大変なときは、僕が支えるよ」
僕はそういうと亜紀にキスした。
さっき食べたカキ氷のイチゴの味がした。
山田は大学の3回生でゼファーとDT250を持っている。災害時というのもあるが、今日はオフロードバイクのDT250で出るようだ。山田は悪路をものともせずにDT250を走らせるのだろう。
僕に「ゼファー使います?」と聞いてきたが、免許がないし運転の仕方を知らないから断った。僕は山田のバイクの後ろに乗らずにすめば、何でもいい。
僕たちは学生寮から南に下って海までを確認するルートだった。
まずは、阪急王子公園駅を目指してゆっくりと坂を下っていった。ところどころ家の塀が潰れて道路にはみ出していた。屋根瓦、自転車、よく分からない物が道路に散らばっている。
山田は「ここ気を付けて下さい!」と僕に注意を促しながらゆっくりとバイクを走らせる。道路に散らばった残骸を避けながら進んでいくと、道路が陥没しているところがあった。電信柱は斜めになっていて、橋は根元から盛り上がっていた。
スクーターから見ている限りでは、被害は少ないような気がした。ただ、阪急電車の線路を越えて少し行ったら、被害が増えていたように思う。
僕がスクーターをゆっくり走らせていたらラジオが聞こえた。僕も知っているKiss FM KOBEというローカルのFM放送局だ。
この地震の中放送しているのにびっくりした僕は、スクーターを停めた。
ラジオからは知っている曲が流れてきた。その曲は、亜紀がクイズを出した思い出の曲だった。
***
あれは亜紀と須磨海水浴場に行った時のことだ。
須磨は神戸で有名な海水浴場。念のために説明しておくと、神戸港は船の発着場だから海水浴はできない。神戸の海水浴場といえば須磨か舞子だ。
大阪には有名な海水浴場が無いし、京都は北側(日本海側)しか海に接していない。だから、兵庫、大阪、京都の人が神戸の海水浴場に押し掛ける。関東の湘南エリアの海水浴場をイメージしてもらえばいいかもしれない。
夏になると関西中から神戸の海水浴場に押し掛けるから、須磨海水浴場はものすごい混む。
が、舞子(アジュール舞子)はそれほど混んでいない。なぜかは分からないが、神戸で海水浴というと須磨なのだ。
車で行くと駐車場に停めるのに一苦労だから、僕と亜紀は電車で須磨海水浴場に行った。僕はJR三ノ宮までスクーターで行って、彼女と元町で合流した後、約15分かけてJR須磨駅まで行く。
JR須磨駅を出たら、たくさんの人が細い道を歩いていた。海の家の呼び込みの声が聞こえてくる。僕たちは人混みをかき分けて、比較的空いているところまで移動した。
「すごい人だね」と僕が言ったら、「そやな、ナンパも多いで」と亜紀は指さした。
亜紀が指さす方向を見たら、何人かの男の子が歩いてくる女の子のグループに声を掛けていた。男の子たちは断られたようだが、次に来た女の子のグループに声を掛けた。
次も軽くあしらわれ、男の子たちは次の女の子のグループへと歩いていく。
「あのメンタル、すごいなー」
「そんなもんやって。ナンパは成功する確率がすごい低いから」
「断られること前提に声を掛けていくんか……」
「そうやなー。中にはナンパされに来てる女の子もいるから、そんな女の子に会うまでナンパを続けなあかん」
「確率論の世界やな……」
「そういうこと」
亜紀はドヤ顔で僕に説明した。僕の国でも女性に声を掛けるナンパはよくあることだ。
でも、男の子たちを見ていて、少し可哀そうな気がした。あまりにも効率が悪すぎる……
「ナンパされに来てる女の子は『ナンパしてください!』ってプラカード持ってたらよくない? 効率的やのになー」
「まあ、それは女子のプライドが許さんやろなー」
「じゃあ、ナンパする男の子が『ナンパしてほしい女子は、僕に話しかけてください!』ってプラカード持つのは?」
「そんなん、自分から「私をナンパして下さい!」って行くわけないやん」
「そっか、ダメかー」
僕は亜紀と話しながら、ナンパしている男の子たちを見ていた。
男の子たちは全ての女の子グループに声を掛けているわけではなく、少しだが選り好みしているような気がする。
「あのグループには声を掛けへんのやな」
「まぁ、最低限は選んでるんやろな」
「あれだけ手あたり次第に声を掛けてるのになー。それでも、選ぶんやなー」
「みたいやな」
「でもさー、あの男の子たちに声を掛けられんかった女の子はショックじゃない?」
「あー、それは分かる。ナンパしてくるのは鬱陶(うっとう)しいけど、全く声を掛けられんかったら悲しいな」
「へー、女心は難しいなー」
僕はふと思いついた。
「今から亜紀があの男の子たちの前を通って、声を掛けられるか、掛けられへんかゲームする?」
「いーやーでーすー」
「自信がないとか?」
「ちーがーいーまーす。3人組の男の子は1人で歩いてる女の子に声掛けへんやろ」
「なんで?」
「私の取り合いで喧嘩になるわー」
「あー。まぁ、そういうことにしとこか」
その日は亜紀と海で泳いだり、ビールを飲んだり、焼きそばを食べたりして過ごした。夕方になったから亜紀に「そろそろ帰る?」と聞こうとしたら、亜紀は座って遠くを見ていた。
亜紀はたまにこんな感じになる。ふとした瞬間に、自分の人生がこれで良いのか? と考える。僕は亜紀に話しかけた。
「亜紀は迷子みたいだ」
「そうかな? みんな将来について悩んでると思うけど」
「まあね。僕もどうするか悩んでる」
「ホセも迷子なんだ。私たち二人とも迷子か……」
「だね」
亜紀は少し考えてから、笑いながら言った。
「もし君が迷子になったら、私を探して。そうすれば私が見つかるから」
「なんか、それ聞いたことがある。何だったっけ?」
「ヒントほしい?」
「うん」
「英語にしてみて」
「もし君が迷子…… If you’re lost……。あーっ分かった!」
「私、あの歌好きなんだ」
「僕も。続きは……もし君が倒れたら、私が支える……か」
「ホセが大変なときは、私が支えてあげる」
「じゃあ、亜紀が大変なときは、僕が支えるよ」
僕はそういうと亜紀にキスした。
さっき食べたカキ氷のイチゴの味がした。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
離婚する両親のどちらと暮らすか……娘が選んだのは夫の方だった。
しゃーりん
恋愛
夫の愛人に子供ができた。夫は私と離婚して愛人と再婚したいという。
私たち夫婦には娘が1人。
愛人との再婚に娘は邪魔になるかもしれないと思い、自分と一緒に連れ出すつもりだった。
だけど娘が選んだのは夫の方だった。
失意のまま実家に戻り、再婚した私が数年後に耳にしたのは、娘が冷遇されているのではないかという話。
事実ならば娘を引き取りたいと思い、元夫の家を訪れた。
再び娘が選ぶのは父か母か?というお話です。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる