妻が自称ユーチューバーになった話

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あんたは社畜タイプやな

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「人を分類するタイプを4つ思い付いたーーー!」

妻は私の方へニヤニヤしながらやってきた。どうせ、私の悪口を言うのだ。

「へー」と私は興味なさそうに返す。

「どんなタイプがあるか聞きたいやろ?」
「別に……」
「まあ、ええから聞き。まずは天才タイプや!」

この残念な感じ……何と表現すればいいのか。
きっと、小学生が考えたような4タイプなのだろう。
私は話の腰を折らないように慎重に尋ねる。

「天才タイプは何でもできるタイプなんやな?」
「そうやな。次は経営者タイプ。カリスマ性があって会社をグイグイ引っ張るタイプや」

私は一応会社を経営しているので、妻に確認する。

「そうすると、私はこのタイプでしょうか? いちおう、会社経営してるやん?」
「違う。あんたはカリスマ性が無いから経営者タイプじゃない!」
「へー、違うんや。じゃあ、何タイプ?」

妻は私の顔を見て言った。

「あんたは社畜タイプやな」

きっと、いいタイプではないだろう。それだけは分かる。
私は「社畜タイプ」が何なのかを尋ねることにした。

「社畜タイプってどんなタイプ?」
「社畜タイプはそのままやなー。毎日毎日、来る日も来る日も同じルーティーンができるねん」
「根気強いタイプってこと?」
「良い言い方をしたらな。社畜タイプは飽きもせずに同じことを繰り返しできんねん」
「会社には必要なタイプやで」
「そう、必要やで。毎日毎日YouTubeを投稿してるやろ?」
「そうやな」
「だから社畜!」

私は妻の書道動画を毎日YouTubeで配信している。
自分で言うのも何だが、私は毎日何かをし続けるのを苦に思わないタイプだ。

妻は真面目にコツコツYouTubeを配信する善良な労働者(私)を社畜と分類しているのだ。

――全国の真面目な人に謝った方がいいぞ!

そう思ったものの、喧嘩するのが面倒だから話題を変える。

「ちなみに、自分は何タイプなん?」
「私は、芸術家タイプやな」

妻は常に私よりも上に立とうとする。今回の構図はこうだ。

芸術家タイプ(妻) > 社畜タイプ(私)


「芸術家タイプはどんなタイプなん?」
「芸術家タイプは、アイデアはいいんやけど、すぐに飽きる。だから長続きしーひん」
「飽きっぽいタイプなんやなー」
「そうやな。例えば芸術家タイプの私がYouTubeの配信をしたとする」
「ふーん、配信したらいいやん」
「あかんねん。すぐに飽きるねん。初めは毎日配信してるけど、そのうち1週間に1回になり……1カ月に1回になる」
「ユーチューバーとしては、あかんなー」
「人には向き不向きがあんねん。だから、配信するのは社畜タイプの仕事や」

こうして私は今日も妻の書道動画をYouTubeで配信するのであった。


***

さて、YouTubeに話を移そう。

私の妻は書道動画をYouTubeに投稿している自称ユーチューバーだ。そして、私は妻のアシスタントとして、妻の書く動画を撮影、編集、YouTubeに投稿している。

YouTubeを始めて6カ月経った。

いくつか分かったことがあるので、書いてみようと思う。

・その1:チャンネル登録者数は一定数を超えてからは増えやすい

YouTubeを始めて6カ月のチャンネル登録者は以下のように推移していった。

・開始から100人達成:3カ月
・100人達成後、200人達成:1カ月+1週間
・200人達成後、300人達成:1カ月+1週間
・300人達成後、400人達成:約2週間

グラフにするとこんな感じだ。


 

増えるタイミングを予想するのは難しいものの、チャンネル登録者数が増えれば、新規登録者が増えやすくなる。

ただ、何がきっかけでチャンネル登録するのかは謎だ。

そして、一度チャンネル登録したにも関わらず、手間を掛けて登録解除する人もいる。
何のために登録解除するのか? ……謎だな。



・その2:動画再生回数はチャンネル登録者数に比例しない

これは「その1」とは逆だ。チャンネル登録者数が増えても、劇的に動画再生回数が増加するわけではない。

こちらは週次の動画再生回数を時系列にしたものだ。チャンネル登録者数が増えても動画再生回数には大きく影響しない(多少は増える)。
これは、先ほどのチャンネル登録者数と見比べてもらえれば明らかだ。




私が配信しているのは全て同じ形式の書道動画。文字とバックグラウンド音楽は違うものの、動画自体の見た目に大差はない。
なので、動画によってヒットする・ヒットしないは関係ないはずだ。

結局のところ、配信したタイミング(日時・曜日)の影響が大きいのかな……と思っている。


<つづく>
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