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第三十四話「ローマの休日」
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シンジは仕事の帰り、ふと目に付いた店でこの街のガイドブックを手に入れた。
「何を見ているのですか?」
レイチェルがシンジの手元を覗きこむ。明日は共に休みなので街を二人で歩こうと約束していた。
「ああ、この街の観光ガイドの冊子さ。皆、ここと職場と酒場を行き来しているだけだしね。どこか面白い場所でもあるかなと思って」
「へえ……、観光なんてどんな場所があるの?」
「飲食店の紹介。公園、乗馬倶楽部、武器屋、道具屋、雑貨屋か……」
「それじゃあ、お買い物ガイドブックですね」
レイチェルはそう言って笑う。
「美術館と博物館があるよ」
「あっ、それは行きたいわ」
この世界の美術館にはどんな絵が展示されているのだろうか? それと博物館。この世界の歴史が少しは分かるかとシンジは期待した。
「昔の宮殿が修復されて一般公開されているのか……」
北側の城壁と一体化している元宮殿の遺跡。皇都の次、第二都と呼ばれる所以だ。
「それとサウナなんてのも併設されているよ。ローマ風呂だって。何なのかな?」
「あっ、そこに私の店のママさんと御主人がよく行っている」
リリィの働いている衣料店での話だった。普通に人々が利用しているようだ。
「ふーーん、今度、皆で行ってみようか? 大浴場なんて現実でも最近行ってないし」
「えーーっ、駄目よ。そこって混浴なんだって」
「混浴か、いいじゃない?」
「やだ~~」
「夫婦やカップルは一緒に入りたいんだろうな。いや昔は風呂が一つは当たり前か。何せ本物のローマ風呂だし。明日いってみよう。レイチェルは嫌?」
「構いませんが……」
エミリーとリリィがニヤニヤしながら顔を見合わせる。
「抵抗があるならすぐに出ればいいさ」
街の中心部の部屋から北への通りを、シンジとレイチェルは並んで歩いた。
北には木々が生い茂る小高い丘があり、それも含めて古い宮殿の遺跡が残っていた。それを創造で補修し、公共施設として再整備しているのだ。
ガイドブックを見ながら美術館、博物館の入り口に向かうも、扉には整備中の札が掛けられていた。
「なんだ。まだ、オープン前なんだ」
「残念でしたね」
「風呂はやっているのになあ……」
ローマ風呂へ入り口は北の丘側にある。中に入ると左右男女別の入り口が見えた。
「脱衣所は別々なんだね。じゃあ、後でね」
「はい」
建物の壁は古い遺跡の様相で、積み上げられている煉瓦は風化した状態の表面だ。明かり取りの窓があり、木製の棚には衣類を入れる籠が並んでいる。
服を脱いだシンジは備え付けのタオルを持って、浴室へと移動する。
浴室は背の高い塀と石造りの建物に囲まれていた。青空の下の広い空間にいくつかの大きな浴槽がある。
湯気の上り方がそれぞれ違い、温度が違う事を伺わせた。幾人かの男女が思い思いに風呂を楽しんでいる。
建物の壁から何カ所かシャワーのように湯が流れ落ちている。シンジは頭からその湯をかぶり、女性の入り口を見ると、小さなタオルで大きな胸と下を必死に隠すレイチェルが、急ぎ足でこちらに向かって来る。
「本当に混浴です……」
「まあね、でも誰も気にしていないふうだよ。よく考えたらこの世界は姿かたち、容姿も変えられるんだし、現実じゃ知らない人ばかりなんだしね」
「でも……」
「旅の恥はかき捨て、より気楽なもんさ」
シンジたちは一番ぬるそうな湯船に漬かった。
「あれがサウナなのかな?」
「はい、確かガイドブックにそう書かれていた場所ですね」
横の建物にはサウナへの扉があり、若い女性のグループがそこから出て来る。
「ほら、あんな娘たちもいるよ」
「はい、そうですね。後で入ってみましょうか」
同年代の女性がいれば、レイチェルも気が楽だ。段々とこの場の雰囲気にも慣れてきている。
二人は熱い湯に移動して、しばらく漬かった。
北側は煉瓦造りの塀や建物の壁ではなくて、小高い丘の木々が茂っている。石の緩やかな階段が頂上に向かって伸びていた。
上は見晴らしの良い広場になっていて、このサウナのスペースに含まれている。大昔は要塞宮殿の見晴らし台として使われていたそうだ。
「ちょっとあっちの、お水のに入ってみます」
「ああ」
熱い湯から上がり、タオルで隠せそうで隠しきれない状態で、レイチェルは三十メートルほど離れた水風呂へと向かった。
そのレイチェルに裸の男が近づいてきて話しかける。
「何だ、あいつは! ナンパ野郎か??」
レイチェルは嫌がるふうでもなく、会話を交わしているように見えた。どうやら知合いのようだが、その金髪の男の話で、口を押さえて笑っている。
押さえていたタオルがめくれ落ち、片側の巨大惑星がポロリとこぼれた。
「くわっ!」
おい、なれ慣れしいぞっ! とシンジは心の中で叫び気色ばむ。
謎の男は軽く右手を上げて去り、レイチェルは水風呂に挑戦したが冷たいらしく、早々に出てこちらに戻って来た。
にやけた野郎だなっ! とシンジは心の中で毒づく。
「やっぱり冷たいのは苦手です。ああ、暖かい」
「あいつ、誰なの?」
「えっ? ああ、職場の同僚さんです。やっぱり知っている人に会うと恥ずかしいわあ」
レイチェルは両手で頬を抑える。
「あっそう、ふーん、楽しそうだったね」
「お世辞です。美しい姿だなんて。あーー、やだ。明日仕事に行くのが恥ずかしいわ」
「仕事、嫌なら止めれば?」
「えーー、どうしたの? 急に」
「別に……」
レイチェルはシンジの腕にしがみ付く。
「やきもちなのですか?」
「まあ……、ちょっとね……」
二人はサウナに入ってからシャワーで汗を流し、火照った体で丘の緩やかな階段を登った。
曲がりくねった石畳の上を裸足で歩く。段は少しあるだけで殆どがスロープ状になっていた。
シンジはタオルを使って隠そうかどうしようかと、逡巡しているレイチェルの手を握る。
「けっこう遠いね」
「はい」
シンジはレイチェルの手を握る。
前方からは先ほど見た若い女性のグループが、はしゃぎ合いながら下りてくる。周囲の状況に合わせて、片手も塞がれレイチェルも隠すのは止めた。
頂上の広場にはベンチなどもあり、数人の男女が景色を楽しんでいる。そこからはアーディーの街が一望できた。更に奥には大海原が広がっている。
「凄い景色ですね。これが人が創造して、できあがった世界なのですか……」
「ちょっと信じられないけれどね」
互いに現実の世界で別々に生きながら、この世界では手を握り合いお互いを感じ合っている。二人は二重の運命を歩んでいるとさえ言えた。
宮殿遺跡の全景が見渡せ、それは本当にローマ時代の遺跡のようだった。
「この建築物はいったい、いつの時代に創造されたのでしょうか?」
「青銅器の剣を使う、この世界の始まりの戦いを夢に見た奴がいるんだ」
シンジはこれを機会に同じ名の同級生、シンジがこの世界で見た夢について語った。
それはこの異世界の歴史の始まり、紀元前千五百年以上前から始まった創世の戦いの夢の話である。
「まあ、すると紀元前からこの世界は存在したのですか?」
「そうなるね」
シンジは調べたおおよその年代を話す
「メソポタミアじゃあ鉄器が使われ始めたのが紀元前千五百年らしい」
「それじゃあこの建物も?」
二人は遺跡を見下ろしながら話をする。
「ローマの建築物を作っていた連中が創造したのなら、紀元前六百年から西暦四百年ぐらいの間かな。青銅の剣の時代よりずっと後だね」
シンジはそれほど詳しくはないが、この遺跡群は古代ローマ建築の影響を受けているように感じる。
「そんなに昔から……」
「三千五百年前からこの世界は始まって、この景色は二千四百年以上前に創造された」
「信じられません。いったいこの世界は……」
「分からない……。最初は現実がこの世界に影響を及ぼしていると思ったけど、この世界が現実に影響しているとも思えてきたよ」
「はい」
世界の各地から集まって来た人間が、この異世界で交流を持ち、それは現実の世界にも反映されていたはずだった。
レイチェルはシンジと繋いでいた手に力を入れて、シンジも強く握り返す。
二人は風に吹かれる自分たちの今の姿をしばし忘れて、眼下に広がる自分たちを翻弄する世界と景色を眺めた。
「何を見ているのですか?」
レイチェルがシンジの手元を覗きこむ。明日は共に休みなので街を二人で歩こうと約束していた。
「ああ、この街の観光ガイドの冊子さ。皆、ここと職場と酒場を行き来しているだけだしね。どこか面白い場所でもあるかなと思って」
「へえ……、観光なんてどんな場所があるの?」
「飲食店の紹介。公園、乗馬倶楽部、武器屋、道具屋、雑貨屋か……」
「それじゃあ、お買い物ガイドブックですね」
レイチェルはそう言って笑う。
「美術館と博物館があるよ」
「あっ、それは行きたいわ」
この世界の美術館にはどんな絵が展示されているのだろうか? それと博物館。この世界の歴史が少しは分かるかとシンジは期待した。
「昔の宮殿が修復されて一般公開されているのか……」
北側の城壁と一体化している元宮殿の遺跡。皇都の次、第二都と呼ばれる所以だ。
「それとサウナなんてのも併設されているよ。ローマ風呂だって。何なのかな?」
「あっ、そこに私の店のママさんと御主人がよく行っている」
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「ふーーん、今度、皆で行ってみようか? 大浴場なんて現実でも最近行ってないし」
「えーーっ、駄目よ。そこって混浴なんだって」
「混浴か、いいじゃない?」
「やだ~~」
「夫婦やカップルは一緒に入りたいんだろうな。いや昔は風呂が一つは当たり前か。何せ本物のローマ風呂だし。明日いってみよう。レイチェルは嫌?」
「構いませんが……」
エミリーとリリィがニヤニヤしながら顔を見合わせる。
「抵抗があるならすぐに出ればいいさ」
街の中心部の部屋から北への通りを、シンジとレイチェルは並んで歩いた。
北には木々が生い茂る小高い丘があり、それも含めて古い宮殿の遺跡が残っていた。それを創造で補修し、公共施設として再整備しているのだ。
ガイドブックを見ながら美術館、博物館の入り口に向かうも、扉には整備中の札が掛けられていた。
「なんだ。まだ、オープン前なんだ」
「残念でしたね」
「風呂はやっているのになあ……」
ローマ風呂へ入り口は北の丘側にある。中に入ると左右男女別の入り口が見えた。
「脱衣所は別々なんだね。じゃあ、後でね」
「はい」
建物の壁は古い遺跡の様相で、積み上げられている煉瓦は風化した状態の表面だ。明かり取りの窓があり、木製の棚には衣類を入れる籠が並んでいる。
服を脱いだシンジは備え付けのタオルを持って、浴室へと移動する。
浴室は背の高い塀と石造りの建物に囲まれていた。青空の下の広い空間にいくつかの大きな浴槽がある。
湯気の上り方がそれぞれ違い、温度が違う事を伺わせた。幾人かの男女が思い思いに風呂を楽しんでいる。
建物の壁から何カ所かシャワーのように湯が流れ落ちている。シンジは頭からその湯をかぶり、女性の入り口を見ると、小さなタオルで大きな胸と下を必死に隠すレイチェルが、急ぎ足でこちらに向かって来る。
「本当に混浴です……」
「まあね、でも誰も気にしていないふうだよ。よく考えたらこの世界は姿かたち、容姿も変えられるんだし、現実じゃ知らない人ばかりなんだしね」
「でも……」
「旅の恥はかき捨て、より気楽なもんさ」
シンジたちは一番ぬるそうな湯船に漬かった。
「あれがサウナなのかな?」
「はい、確かガイドブックにそう書かれていた場所ですね」
横の建物にはサウナへの扉があり、若い女性のグループがそこから出て来る。
「ほら、あんな娘たちもいるよ」
「はい、そうですね。後で入ってみましょうか」
同年代の女性がいれば、レイチェルも気が楽だ。段々とこの場の雰囲気にも慣れてきている。
二人は熱い湯に移動して、しばらく漬かった。
北側は煉瓦造りの塀や建物の壁ではなくて、小高い丘の木々が茂っている。石の緩やかな階段が頂上に向かって伸びていた。
上は見晴らしの良い広場になっていて、このサウナのスペースに含まれている。大昔は要塞宮殿の見晴らし台として使われていたそうだ。
「ちょっとあっちの、お水のに入ってみます」
「ああ」
熱い湯から上がり、タオルで隠せそうで隠しきれない状態で、レイチェルは三十メートルほど離れた水風呂へと向かった。
そのレイチェルに裸の男が近づいてきて話しかける。
「何だ、あいつは! ナンパ野郎か??」
レイチェルは嫌がるふうでもなく、会話を交わしているように見えた。どうやら知合いのようだが、その金髪の男の話で、口を押さえて笑っている。
押さえていたタオルがめくれ落ち、片側の巨大惑星がポロリとこぼれた。
「くわっ!」
おい、なれ慣れしいぞっ! とシンジは心の中で叫び気色ばむ。
謎の男は軽く右手を上げて去り、レイチェルは水風呂に挑戦したが冷たいらしく、早々に出てこちらに戻って来た。
にやけた野郎だなっ! とシンジは心の中で毒づく。
「やっぱり冷たいのは苦手です。ああ、暖かい」
「あいつ、誰なの?」
「えっ? ああ、職場の同僚さんです。やっぱり知っている人に会うと恥ずかしいわあ」
レイチェルは両手で頬を抑える。
「あっそう、ふーん、楽しそうだったね」
「お世辞です。美しい姿だなんて。あーー、やだ。明日仕事に行くのが恥ずかしいわ」
「仕事、嫌なら止めれば?」
「えーー、どうしたの? 急に」
「別に……」
レイチェルはシンジの腕にしがみ付く。
「やきもちなのですか?」
「まあ……、ちょっとね……」
二人はサウナに入ってからシャワーで汗を流し、火照った体で丘の緩やかな階段を登った。
曲がりくねった石畳の上を裸足で歩く。段は少しあるだけで殆どがスロープ状になっていた。
シンジはタオルを使って隠そうかどうしようかと、逡巡しているレイチェルの手を握る。
「けっこう遠いね」
「はい」
シンジはレイチェルの手を握る。
前方からは先ほど見た若い女性のグループが、はしゃぎ合いながら下りてくる。周囲の状況に合わせて、片手も塞がれレイチェルも隠すのは止めた。
頂上の広場にはベンチなどもあり、数人の男女が景色を楽しんでいる。そこからはアーディーの街が一望できた。更に奥には大海原が広がっている。
「凄い景色ですね。これが人が創造して、できあがった世界なのですか……」
「ちょっと信じられないけれどね」
互いに現実の世界で別々に生きながら、この世界では手を握り合いお互いを感じ合っている。二人は二重の運命を歩んでいるとさえ言えた。
宮殿遺跡の全景が見渡せ、それは本当にローマ時代の遺跡のようだった。
「この建築物はいったい、いつの時代に創造されたのでしょうか?」
「青銅器の剣を使う、この世界の始まりの戦いを夢に見た奴がいるんだ」
シンジはこれを機会に同じ名の同級生、シンジがこの世界で見た夢について語った。
それはこの異世界の歴史の始まり、紀元前千五百年以上前から始まった創世の戦いの夢の話である。
「まあ、すると紀元前からこの世界は存在したのですか?」
「そうなるね」
シンジは調べたおおよその年代を話す
「メソポタミアじゃあ鉄器が使われ始めたのが紀元前千五百年らしい」
「それじゃあこの建物も?」
二人は遺跡を見下ろしながら話をする。
「ローマの建築物を作っていた連中が創造したのなら、紀元前六百年から西暦四百年ぐらいの間かな。青銅の剣の時代よりずっと後だね」
シンジはそれほど詳しくはないが、この遺跡群は古代ローマ建築の影響を受けているように感じる。
「そんなに昔から……」
「三千五百年前からこの世界は始まって、この景色は二千四百年以上前に創造された」
「信じられません。いったいこの世界は……」
「分からない……。最初は現実がこの世界に影響を及ぼしていると思ったけど、この世界が現実に影響しているとも思えてきたよ」
「はい」
世界の各地から集まって来た人間が、この異世界で交流を持ち、それは現実の世界にも反映されていたはずだった。
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