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第2章 《煌帝剣戟》煌華学園予選 編
第23話 「好き」と生存競争
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――梅原中学 屋上――
屋上にやって来たアキは、俺の上で木下が馬乗りになり、カッターナイフを突き立てている状況を見ると声を荒らげた。
「木下! あんた何やってんの!?」
「何って言われてもな。
こいつが古流武術の道場に行ってたらしいからよ、腕試しをしてだけだよ。」
「カッターナイフを手に持って同級生に馬乗りになってる素行不良中学生のそんな言葉を、一体誰が信じると思ってんの!?」
木下は舌打ちをすると俺から離れ、カッターナイフを持ったままアキに近づいて行った。
「いちいちうるせぇな。
なんでもいいだろ? テメェに関係あんのか?」
「幼なじみだからね、心配するのは当然でしょ?」
「……ははん、そうかそうか。それなら仕方ない。」
木下はそう言うとカッターナイフを構える。口封じとしてアキを手にかけるつもりなのだろう。
……でも考えてみればこの状況、少しおかしい……。なんで木下は俺に苛立ちをつのらせただけで、こんなにも殺意に溢れているんだ?
そんなことを考えていると、ついに木下がアキに仕掛けた。
「お前は幼なじみが死ぬところを見ていなかった。
そういうことにしてもら―――」
「構えがド素人じゃん。」
アキは素早く木下の手をひねってカッターナイフを奪い取ると、刃を折り捨てた。そのまま制服の襟を掴み―――
「せぇーの!」
と掛け声とともに木下に背負い投げを食らわせた。受け身をとる暇もなくコンクリートに勢いよく叩きつけられた木下は……衝撃でのびてしまった。
「大丈夫リョーヤ?」
「……ああ、大丈夫。」
「そう、ならいいけどさ。
……なんで、やり返さなかったの?」
さっきの殺意に溢れた姿とは打って変わって、情けなく気を失っている木下の方を見た。
たしかに《超越者》である俺がその気になれば、あの状況は簡単に打開できただろう。だが―――
「能力を使ったら……木下を殺しかねないからな。
例え手足の一部を凍らせても、砕けると取り返しのつかないことになるし。」
想像しただけでも背筋がゾッとする。砕けた氷細工のようになった肉体はまず戻すことは不可能だろう……。
「そっか……それならしかたない……のかな? まぁ、リョーヤがそれで良いならなにも文句は無いけど。
あ、そういえば! やっぱりリョーヤはヒースネスに行くの?」
「《超越者》の行く学校のある、あの学園都市?
……正直まだ迷ってるかな。」
《超越者》になった中高生は年齢に関係なくヒースネスにある学園、煌華学園か修帝学園のいずれかに受験し1年生として入学することができる。
しかし入学がなんらかの事情によって困難な場合は、政府に申請すれば多少の制約はあっても一般人と変わらない生活を送ることができる。
俺の場合は……別にヒースネスに行ってもいいのだが……
「……怖いんだよ。俺の氷や冷気がこの中学と同じように、からかいの対象になるかもしれないと思うとね……。」
ここの教室でのけ者扱いをされるのは、あと少しで卒業だと思えば我慢できる。けど、全く新しい環境で同じ目に遭うのだけは耐え難い。
「だから、とりあえず近くの公立高校に進学するよ。
そうすれば、ちょっとは環境も変わるだろうからなんとかなるだろうし!」
「……いいの? それで。」
「え?」
アキは真っ直ぐ俺の目を見てきた。彼女の明るい茶色の瞳を見ているとなんだか小っ恥ずかしい。思わず顔を背けようとすると、両手で無理やり首を捻られて戻された。
「いぃててて! 何すん―――」
「リョーヤはそれでいいの?」
「……」
アキは眉をピクリとも動かさず、ただひたすら真っ直ぐ俺を見てもう一度問いかける。
「きっとその高校に行っても、ここと同じような仕打ちを受けると思うの。
毎日のけ者扱いされて、抵抗できないのを知ってさっきみたいなことをされるかもしれない。
それを3年間耐えていける自信ある?」
「……ないな。」
「でしょ?
それに、ヒースネスには《超越者》の人たちがたくさんいるんでしょ? その中にはきっと氷使いもいるはず。なら、よっぽどのことがない限りからかわれないと思うの。」
「……」
「それにねリョーヤの氷、私は好きだよ? 見る角度を変えると、ところどころ虹色になってさ、キラキラしてて素敵じゃん?」
その言葉を聞いた瞬間、俺は救われたような気になった。初めて言われた、俺の氷が好きだってことを。散々その1年間からかわれ続けた俺の氷を、家族以外の他の人が認めてくれた。
……悪くないな、この気持ちは。持つべきはやっぱり自分を分かってくれる友達かな。
「……ありがとう、そう言ってくれて嬉しいよ。
……アキはさ、俺が煌華か修帝に行くって言ったらどうする?」
「今の話の流れで、少なくとも引き止めたりしないことは分かってるでしょ?
もちろん応援するし、できる限り手伝う。だって幼なじみなんだから!」
アキはそう言うと親指を立てて「任せて」と言った。まったく、頼りになる幼なじみだな。
「分かった。
来年度入学試験の願書提出期間はもう終わっちゃったから、再来年度の試験を受けることを考えてみるよ。」
「うん! 絶対その方がいい!
ならそれまで道場に戻らない? 師匠もきっと喜んで稽古つけてくれると思うよ?」
「そうだな。それも考えてみる。」
あの古流武術道場はアキ以外に生徒はほとんどいない。だからアキが師匠に話せば、元生徒の俺がもう一度稽古つけてもらうのも難しい話ではないだろう。
というのも、実はアキと俺は同じ道場に通っていた同期なのだ。俺は中学2年になる時に勉強との両立が厳しくなってきたので辞めたのだが、アキは中学生のうちは続けていくつもりらしい。アキがさっきの木下にかました背負い投げはその道場で教わったものだ。
「よし、そしたら教室に戻ろっか!
もう昼休みも、終わっちゃうし。
ちなみに、そこで未だにだらしなくのびてる人は、せいぜい保健室の前まで運ぶだけでいいと思うよ?」
「分かったよ。俺が運んでおく。
ありがとな、アキ。」
「いいのいいの!」
その後、俺は家族と話し合って煌華学園を受験することに決めた。俺のこの才能を生かしきるにはこの道しかない、という結論に至ったのだ。
両親も初めは消極的だったが、話し合いの末にようやく受験と入学を許可してくれた。
そして密かに俺はこんな目標を立てた。
《煌帝剣戟》で優勝し、最強の《超越者》になる
その目標こそが、俺の煌華学園に入学した意味になると思ったからだ。
そう、俺はあの夏の日に―――
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
――煌華学園 第1アリーナ――
「……負けられない。」
ヒュームの振り下ろすリクシードの刃が俺を切り裂こうとするその刹那、全身から莫大な冷気を吹雪の如く放出した。
これにはヒュームも驚いたのか、リクシードを振り下ろす手を止めて防御の姿勢をとった。
「お前に中学校生活を破綻されていたと思うと、殺意が湧いてくる。
俺はあの時の、中学にいた時の『俺』のような生活を送ることを拒否してここに来た。
先生を含めたクラス全員からヒトとして扱われなかったあの時期にどれくらい俺が我慢してきたか、首謀者のお前には見当もつかないだろうな。
けど、あの夏の日に俺はたった1人のかけがえの無い友人に、自分の価値を認めてもらった。
他人からの評価や価値なんてものは、どうでもいいと思われるかもしれない。けどな、俺はそれでも嬉しかった。自分の一部である《超越者》としての能力を『好き』って言われたことがすごく嬉しかった。」
「ぐっぅ………!」
俺は話しながら、冷気を放出させつつミステインをゆっくり構える。そろそろ長話も終わらせよう。
「なのにお前は、俺の能力の産物である氷を―――他人に好意を持ってもらえた俺の氷を、よくも『贋造品』なんて言ってくれたな。
なら教えてやるよ。そんな贋造品の氷でも使いこなせれば、お前の腐った根性と自称純粋な氷を打ち砕くことは可能だってことをな!」
「………言いたいことはそれだけかい?」
それまで俺のセリフになんの反応を示さなかったヒュームが、ようやく動き出した。
「キミの言葉、素晴らしいね。カッコつけて難しい言葉を使うことなく自分の気持ちを正直に簡潔に告げる、賞賛にも値するよ。
けど、それは一般論さ。ぼくの心には全く響かない、強いていえば不快感を募らせるBGMでしかない。
ぼくが思うのはただ一つ、自分の身を案じることだけさ。トップランカーとして氷の能力を持つこの学園の生徒はぼくだけで十分、のし上がってきそうな脅威は排除する。
来るなら来てみなよ。キミの氷のことごとくと同時にその精神も砕いてあげるから。」
ヒュームはそう言うと、自身の凍気で俺の冷気を相殺した。
「さぁ、これは生き残りをかけた生存競争さ。勝者には地位を与えられ、敗者は積み重ねたもの全てを失う。
もちろん全力で来てみなよ。じゃないと、ぼくに負けちゃうよ?」
「……当たり前だ。そのつもりで行かせてもらう。」
この学園における生存をかけた試合の後半戦が、今始まった。
屋上にやって来たアキは、俺の上で木下が馬乗りになり、カッターナイフを突き立てている状況を見ると声を荒らげた。
「木下! あんた何やってんの!?」
「何って言われてもな。
こいつが古流武術の道場に行ってたらしいからよ、腕試しをしてだけだよ。」
「カッターナイフを手に持って同級生に馬乗りになってる素行不良中学生のそんな言葉を、一体誰が信じると思ってんの!?」
木下は舌打ちをすると俺から離れ、カッターナイフを持ったままアキに近づいて行った。
「いちいちうるせぇな。
なんでもいいだろ? テメェに関係あんのか?」
「幼なじみだからね、心配するのは当然でしょ?」
「……ははん、そうかそうか。それなら仕方ない。」
木下はそう言うとカッターナイフを構える。口封じとしてアキを手にかけるつもりなのだろう。
……でも考えてみればこの状況、少しおかしい……。なんで木下は俺に苛立ちをつのらせただけで、こんなにも殺意に溢れているんだ?
そんなことを考えていると、ついに木下がアキに仕掛けた。
「お前は幼なじみが死ぬところを見ていなかった。
そういうことにしてもら―――」
「構えがド素人じゃん。」
アキは素早く木下の手をひねってカッターナイフを奪い取ると、刃を折り捨てた。そのまま制服の襟を掴み―――
「せぇーの!」
と掛け声とともに木下に背負い投げを食らわせた。受け身をとる暇もなくコンクリートに勢いよく叩きつけられた木下は……衝撃でのびてしまった。
「大丈夫リョーヤ?」
「……ああ、大丈夫。」
「そう、ならいいけどさ。
……なんで、やり返さなかったの?」
さっきの殺意に溢れた姿とは打って変わって、情けなく気を失っている木下の方を見た。
たしかに《超越者》である俺がその気になれば、あの状況は簡単に打開できただろう。だが―――
「能力を使ったら……木下を殺しかねないからな。
例え手足の一部を凍らせても、砕けると取り返しのつかないことになるし。」
想像しただけでも背筋がゾッとする。砕けた氷細工のようになった肉体はまず戻すことは不可能だろう……。
「そっか……それならしかたない……のかな? まぁ、リョーヤがそれで良いならなにも文句は無いけど。
あ、そういえば! やっぱりリョーヤはヒースネスに行くの?」
「《超越者》の行く学校のある、あの学園都市?
……正直まだ迷ってるかな。」
《超越者》になった中高生は年齢に関係なくヒースネスにある学園、煌華学園か修帝学園のいずれかに受験し1年生として入学することができる。
しかし入学がなんらかの事情によって困難な場合は、政府に申請すれば多少の制約はあっても一般人と変わらない生活を送ることができる。
俺の場合は……別にヒースネスに行ってもいいのだが……
「……怖いんだよ。俺の氷や冷気がこの中学と同じように、からかいの対象になるかもしれないと思うとね……。」
ここの教室でのけ者扱いをされるのは、あと少しで卒業だと思えば我慢できる。けど、全く新しい環境で同じ目に遭うのだけは耐え難い。
「だから、とりあえず近くの公立高校に進学するよ。
そうすれば、ちょっとは環境も変わるだろうからなんとかなるだろうし!」
「……いいの? それで。」
「え?」
アキは真っ直ぐ俺の目を見てきた。彼女の明るい茶色の瞳を見ているとなんだか小っ恥ずかしい。思わず顔を背けようとすると、両手で無理やり首を捻られて戻された。
「いぃててて! 何すん―――」
「リョーヤはそれでいいの?」
「……」
アキは眉をピクリとも動かさず、ただひたすら真っ直ぐ俺を見てもう一度問いかける。
「きっとその高校に行っても、ここと同じような仕打ちを受けると思うの。
毎日のけ者扱いされて、抵抗できないのを知ってさっきみたいなことをされるかもしれない。
それを3年間耐えていける自信ある?」
「……ないな。」
「でしょ?
それに、ヒースネスには《超越者》の人たちがたくさんいるんでしょ? その中にはきっと氷使いもいるはず。なら、よっぽどのことがない限りからかわれないと思うの。」
「……」
「それにねリョーヤの氷、私は好きだよ? 見る角度を変えると、ところどころ虹色になってさ、キラキラしてて素敵じゃん?」
その言葉を聞いた瞬間、俺は救われたような気になった。初めて言われた、俺の氷が好きだってことを。散々その1年間からかわれ続けた俺の氷を、家族以外の他の人が認めてくれた。
……悪くないな、この気持ちは。持つべきはやっぱり自分を分かってくれる友達かな。
「……ありがとう、そう言ってくれて嬉しいよ。
……アキはさ、俺が煌華か修帝に行くって言ったらどうする?」
「今の話の流れで、少なくとも引き止めたりしないことは分かってるでしょ?
もちろん応援するし、できる限り手伝う。だって幼なじみなんだから!」
アキはそう言うと親指を立てて「任せて」と言った。まったく、頼りになる幼なじみだな。
「分かった。
来年度入学試験の願書提出期間はもう終わっちゃったから、再来年度の試験を受けることを考えてみるよ。」
「うん! 絶対その方がいい!
ならそれまで道場に戻らない? 師匠もきっと喜んで稽古つけてくれると思うよ?」
「そうだな。それも考えてみる。」
あの古流武術道場はアキ以外に生徒はほとんどいない。だからアキが師匠に話せば、元生徒の俺がもう一度稽古つけてもらうのも難しい話ではないだろう。
というのも、実はアキと俺は同じ道場に通っていた同期なのだ。俺は中学2年になる時に勉強との両立が厳しくなってきたので辞めたのだが、アキは中学生のうちは続けていくつもりらしい。アキがさっきの木下にかました背負い投げはその道場で教わったものだ。
「よし、そしたら教室に戻ろっか!
もう昼休みも、終わっちゃうし。
ちなみに、そこで未だにだらしなくのびてる人は、せいぜい保健室の前まで運ぶだけでいいと思うよ?」
「分かったよ。俺が運んでおく。
ありがとな、アキ。」
「いいのいいの!」
その後、俺は家族と話し合って煌華学園を受験することに決めた。俺のこの才能を生かしきるにはこの道しかない、という結論に至ったのだ。
両親も初めは消極的だったが、話し合いの末にようやく受験と入学を許可してくれた。
そして密かに俺はこんな目標を立てた。
《煌帝剣戟》で優勝し、最強の《超越者》になる
その目標こそが、俺の煌華学園に入学した意味になると思ったからだ。
そう、俺はあの夏の日に―――
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――煌華学園 第1アリーナ――
「……負けられない。」
ヒュームの振り下ろすリクシードの刃が俺を切り裂こうとするその刹那、全身から莫大な冷気を吹雪の如く放出した。
これにはヒュームも驚いたのか、リクシードを振り下ろす手を止めて防御の姿勢をとった。
「お前に中学校生活を破綻されていたと思うと、殺意が湧いてくる。
俺はあの時の、中学にいた時の『俺』のような生活を送ることを拒否してここに来た。
先生を含めたクラス全員からヒトとして扱われなかったあの時期にどれくらい俺が我慢してきたか、首謀者のお前には見当もつかないだろうな。
けど、あの夏の日に俺はたった1人のかけがえの無い友人に、自分の価値を認めてもらった。
他人からの評価や価値なんてものは、どうでもいいと思われるかもしれない。けどな、俺はそれでも嬉しかった。自分の一部である《超越者》としての能力を『好き』って言われたことがすごく嬉しかった。」
「ぐっぅ………!」
俺は話しながら、冷気を放出させつつミステインをゆっくり構える。そろそろ長話も終わらせよう。
「なのにお前は、俺の能力の産物である氷を―――他人に好意を持ってもらえた俺の氷を、よくも『贋造品』なんて言ってくれたな。
なら教えてやるよ。そんな贋造品の氷でも使いこなせれば、お前の腐った根性と自称純粋な氷を打ち砕くことは可能だってことをな!」
「………言いたいことはそれだけかい?」
それまで俺のセリフになんの反応を示さなかったヒュームが、ようやく動き出した。
「キミの言葉、素晴らしいね。カッコつけて難しい言葉を使うことなく自分の気持ちを正直に簡潔に告げる、賞賛にも値するよ。
けど、それは一般論さ。ぼくの心には全く響かない、強いていえば不快感を募らせるBGMでしかない。
ぼくが思うのはただ一つ、自分の身を案じることだけさ。トップランカーとして氷の能力を持つこの学園の生徒はぼくだけで十分、のし上がってきそうな脅威は排除する。
来るなら来てみなよ。キミの氷のことごとくと同時にその精神も砕いてあげるから。」
ヒュームはそう言うと、自身の凍気で俺の冷気を相殺した。
「さぁ、これは生き残りをかけた生存競争さ。勝者には地位を与えられ、敗者は積み重ねたもの全てを失う。
もちろん全力で来てみなよ。じゃないと、ぼくに負けちゃうよ?」
「……当たり前だ。そのつもりで行かせてもらう。」
この学園における生存をかけた試合の後半戦が、今始まった。
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