43 / 88
第4章
可愛い
しおりを挟む
淡い緑色のふんわりとしたワンピース。襟元と首元には繊細な模様のレースが縫い付けられており、可愛らしさの中に上品さも醸し出している。スカートの丈は膝より少し上くらいの長さで、そこから伸びる脚はスラリとして美しい。薄い生地のタイツに、黒色の可愛らしいローファー。
淡く柔らかな髪にパールの髪飾り、耳と首元にも同じ宝石の装飾品。うっすらと化粧の施された顔は何時も以上に可愛らしく……
今まで見た事もないシンジュの可愛らしい姿を間の当たりにし、リベルテは言葉を失った。夕が女装する事は知っていたが、まさかシンジュまでしているとは思わなかった。
「あ、あの……や、やっぱり、へん、ですよね? だ、だって、これ……これは……」
何も話さないリベルテに、シンジュは大きな目を潤ませ、酷く落ち込んだ。似合わないのは百も承知で、鈴に着せてもらったは良いものの、リベルテの反応を見てシンジュは失敗したと思い込んでしまった。
「今直ぐ着替えて来ます!」と泣きながら立ち去ろうとするシンジュの腕を咄嗟に掴み、リベルテは「へ、変じゃない!」と必死に叫ぶ。
「えっと、その……す、すごく……可愛い……」
「え?」
真っ赤な顔で告げるリベルテと、同じく真っ赤な顔をしてリベルテを見詰めるシンジュ。段々と恥ずかしくなり、二人は咄嗟に距離を置き同時に俯いた。
「変じゃ、ないですか?」
「あぁ。その、可愛すぎて……困る」
「で、でも……これは、お、女の子が着る服だし……」
「全然気にならない」
「う、嘘じゃ……」
「俺がお前に嘘なんか言う訳ねえだろ」
「……よ、良かった」
「う!」
ふにゃりと笑うシンジュに、リベルテは我慢出来ず強く抱きしめた。「リベルさま?」と慌てたように聞くシンジュの声も耳に入らず、リベルテは心の中で何度も「可愛い」と言い続けていた。
リベルテに抱きしめられ、身動きが取れないシンジュはリベルテの名前を呼ぶが、何の反応も無く困り果てた。何時までこの状況が続くのか分からず、涙目になりそうになっていた時、ガチャリと部屋の扉が開いた。
「何をやっているんだ?」
「ゆ、ユリウス、さま」
「兄上。どうしよう、シンジュが可愛過ぎて辛い……」
「リベル、さま」
抱きしめている腕はそのままに、顔だけユリウスの方へ向けると、リベルテはだらしない顔をしてユリウスに「シンジュが可愛い」と言い続けた。シンジュの事を溺愛している事は昔から知っていたが、此処まで骨抜きにされている弟の姿を目の当たりにし、ユリウスは若干引きながらも「良かったな」と感想を述べた。
その後、漸く解放されたシンジュの姿を見て一瞬ユリウスも固まるが、直ぐに優しく微笑んだ。
「可愛いな」
「え?」
「だよな!? ほら、兄上もこう言ってるんだ。もっと自信持てよ。な?」
「え、あ……そ、その……」
「良く似合っている」
「……ぅう……」
「兄上、シンジュが可愛いのは仕方ねえけどさ」
「なんだ?」
「シンジュは、俺のだからな?」
「…………」
「いくら可愛くても、シンジュを幸せにするのは俺だからな」
「……それは、分かっているつもりだが……」
「俺」を強調して言うリベルテに、ユリウスは冷や汗を流しながら答えた。リベルテがシンジュを大切に思っている事も、初めて会った時からお互いに想い合っている事も、ユリウスは知っている。
シンジュの事を可愛いと言ったのは恋愛感情からではなく、弟や妹と言った家族愛の意味でユリウスは可愛いと言ったのだ。しかし、リベルテにはまだシンジュに恋愛感情を抱いていると思われたようで、かなり警戒されてしまった。
「安心しろ、俺が好きなのは……」
ユウだ。と続けようとした時、突然悲鳴が聞こえ、三人は驚き声のした方へ急いで向かった。
「往生際が悪ぃな! テメェ、それでも男か!?」
「男にこんなもん着せて街中歩かせようとする鬼畜野郎に言われたくありません! 何で俺なの!? シンジュだけで良いじゃねぇか! こんな姿、誰にも見られたく無い!」
「我儘言ってんじゃねぇ! さっさとその布を外せ!」
「絶対に嫌だ!」
「…………」
「…………」
「…………」
部屋の隅でもごもごと動く白い布の塊。その布の端を思いっきり引っ張っている鈴。悲鳴が聞こえたから何事かと思い、急いで駆け付けた3人は、目の前の現状が把握出来ず呆然と立ち尽くす。
「す、スズ? な、何をしてるんだ?」
「あぁ、丁度良い所に来たな。この馬鹿をさっさと連れてってくれ」
「ば、馬鹿って……」
「その白い布の中に居るのは、ユウさん、ですか?」
「あぁ、暴れ狂うコイツの手足を縛って着替えさせたは良いが、完成して縄を外した途端布を被って、部屋の端に逃げて、このザマだ」
「な、何でそんな事に……」
「ワンピースは嫌だと叫ぶもんだから、急遽衣装を変更したんだよ。着物なら良いだろうって言えば、了承したからな。それなのに……」
「着物は着物でも何で女性用何だよ! 俺が着たって似合わねぇだろ! 脱ぐ! 今直ぐ脱ぐ!」
「テメェこの野郎! それをセットするのにどれだけ時間が掛かったと思ってやがる! 脱いだら容赦しねぇからな! いい加減腹括りやがれ!」
「い、ぅわ!」
ファサリと宙を舞う白い布。鈴に強引に布を奪われたせいで、夕は前のめりになり、転びそうになる。強く目を閉じ、衝撃に備えるが、何時まで経っても転ぶ事は無く……
恐る恐る目を開け、ゆっくりと周囲を見渡すと、誰かが体を支えてくれているようだった。
「痛みは?」
「え?」
直ぐ近くで聞こえる声、顔を上に向けると、至近距離で見詰めてくるユリウスの顔。ユリウスが夕を支えている状況を理解するのに暫く時間が掛かり、全て理解した時には、夕は顔を真っ赤にして絶叫した。
「み、みみみ、見ないでください! こ、こここ、これは、その! す、鈴が勝手に! お、俺は似合わないって言ったのに! それなのに!」
「…………」
ユリウスから距離を置き、両手で顔を隠す夕。本人は似合わないと言うが、ユリウスは夕の姿に見惚れていた。白地に青い花柄の刺繍の入った着物。紺と青のグラデーションの袴。袴にも小さな月や花の刺繍が施されており、靴は焦げ茶のブーツ。
髪は黒髪のまま、白と水色の花をモチーフにした簪を挿し、顔には薄く化粧が施されている。以前は鈴に似せる為に少し派手な衣装を着ていたが、今回は夕の魅力を引き立たせる為なのか、控え目で上品な衣装で纏められていた。
「ユウさん、きれい……」
「綺麗じゃない!」
「俺、うっかり見惚れちまってた。人って此処まで変われるんだな」
「リベル」
「ひ!? ま、待て、待ってくれ兄上。お、俺の一番はシンジュだから……」
「…………」
「無理に褒めなくて良いですよ。平凡な俺には似合いませんから……直ぐに着替えて来ます」
酷く落ち込み、夕は部屋から出て行こうとした。しかし、扉の取っ手を掴もうとした時、そっと手を重ねられたと同時に、強い力で抱き寄せられてしまう。
「良く似合っている」
「ひゃ!?」
耳元で甘く囁かれ、夕は再び顔を真っ赤にして慌てて何かを言おうとしたが、気が付くと体が浮いていた。
「え?」
「存分に楽しんで来いよ」
「漸く、だな」
「は、はい。すごく、楽しみです」
「え? え?」
「出掛けて来る」
「あぁ」
「え? ちょ、ま……あの……」
どんどん話が進み、状況が理解出来ず戸惑う夕に、ユリウスが優しく微笑む。暴れようにも、ユリウスに抱き上げられている為、それも叶わず、夕はユリウスの腕の中で大人しくするしか出来なかった。楽しそうに話すリベルテ達の会話にも付いて行けず、ゆっくりと移動する足元の廊下を見詰め続けた。
淡く柔らかな髪にパールの髪飾り、耳と首元にも同じ宝石の装飾品。うっすらと化粧の施された顔は何時も以上に可愛らしく……
今まで見た事もないシンジュの可愛らしい姿を間の当たりにし、リベルテは言葉を失った。夕が女装する事は知っていたが、まさかシンジュまでしているとは思わなかった。
「あ、あの……や、やっぱり、へん、ですよね? だ、だって、これ……これは……」
何も話さないリベルテに、シンジュは大きな目を潤ませ、酷く落ち込んだ。似合わないのは百も承知で、鈴に着せてもらったは良いものの、リベルテの反応を見てシンジュは失敗したと思い込んでしまった。
「今直ぐ着替えて来ます!」と泣きながら立ち去ろうとするシンジュの腕を咄嗟に掴み、リベルテは「へ、変じゃない!」と必死に叫ぶ。
「えっと、その……す、すごく……可愛い……」
「え?」
真っ赤な顔で告げるリベルテと、同じく真っ赤な顔をしてリベルテを見詰めるシンジュ。段々と恥ずかしくなり、二人は咄嗟に距離を置き同時に俯いた。
「変じゃ、ないですか?」
「あぁ。その、可愛すぎて……困る」
「で、でも……これは、お、女の子が着る服だし……」
「全然気にならない」
「う、嘘じゃ……」
「俺がお前に嘘なんか言う訳ねえだろ」
「……よ、良かった」
「う!」
ふにゃりと笑うシンジュに、リベルテは我慢出来ず強く抱きしめた。「リベルさま?」と慌てたように聞くシンジュの声も耳に入らず、リベルテは心の中で何度も「可愛い」と言い続けていた。
リベルテに抱きしめられ、身動きが取れないシンジュはリベルテの名前を呼ぶが、何の反応も無く困り果てた。何時までこの状況が続くのか分からず、涙目になりそうになっていた時、ガチャリと部屋の扉が開いた。
「何をやっているんだ?」
「ゆ、ユリウス、さま」
「兄上。どうしよう、シンジュが可愛過ぎて辛い……」
「リベル、さま」
抱きしめている腕はそのままに、顔だけユリウスの方へ向けると、リベルテはだらしない顔をしてユリウスに「シンジュが可愛い」と言い続けた。シンジュの事を溺愛している事は昔から知っていたが、此処まで骨抜きにされている弟の姿を目の当たりにし、ユリウスは若干引きながらも「良かったな」と感想を述べた。
その後、漸く解放されたシンジュの姿を見て一瞬ユリウスも固まるが、直ぐに優しく微笑んだ。
「可愛いな」
「え?」
「だよな!? ほら、兄上もこう言ってるんだ。もっと自信持てよ。な?」
「え、あ……そ、その……」
「良く似合っている」
「……ぅう……」
「兄上、シンジュが可愛いのは仕方ねえけどさ」
「なんだ?」
「シンジュは、俺のだからな?」
「…………」
「いくら可愛くても、シンジュを幸せにするのは俺だからな」
「……それは、分かっているつもりだが……」
「俺」を強調して言うリベルテに、ユリウスは冷や汗を流しながら答えた。リベルテがシンジュを大切に思っている事も、初めて会った時からお互いに想い合っている事も、ユリウスは知っている。
シンジュの事を可愛いと言ったのは恋愛感情からではなく、弟や妹と言った家族愛の意味でユリウスは可愛いと言ったのだ。しかし、リベルテにはまだシンジュに恋愛感情を抱いていると思われたようで、かなり警戒されてしまった。
「安心しろ、俺が好きなのは……」
ユウだ。と続けようとした時、突然悲鳴が聞こえ、三人は驚き声のした方へ急いで向かった。
「往生際が悪ぃな! テメェ、それでも男か!?」
「男にこんなもん着せて街中歩かせようとする鬼畜野郎に言われたくありません! 何で俺なの!? シンジュだけで良いじゃねぇか! こんな姿、誰にも見られたく無い!」
「我儘言ってんじゃねぇ! さっさとその布を外せ!」
「絶対に嫌だ!」
「…………」
「…………」
「…………」
部屋の隅でもごもごと動く白い布の塊。その布の端を思いっきり引っ張っている鈴。悲鳴が聞こえたから何事かと思い、急いで駆け付けた3人は、目の前の現状が把握出来ず呆然と立ち尽くす。
「す、スズ? な、何をしてるんだ?」
「あぁ、丁度良い所に来たな。この馬鹿をさっさと連れてってくれ」
「ば、馬鹿って……」
「その白い布の中に居るのは、ユウさん、ですか?」
「あぁ、暴れ狂うコイツの手足を縛って着替えさせたは良いが、完成して縄を外した途端布を被って、部屋の端に逃げて、このザマだ」
「な、何でそんな事に……」
「ワンピースは嫌だと叫ぶもんだから、急遽衣装を変更したんだよ。着物なら良いだろうって言えば、了承したからな。それなのに……」
「着物は着物でも何で女性用何だよ! 俺が着たって似合わねぇだろ! 脱ぐ! 今直ぐ脱ぐ!」
「テメェこの野郎! それをセットするのにどれだけ時間が掛かったと思ってやがる! 脱いだら容赦しねぇからな! いい加減腹括りやがれ!」
「い、ぅわ!」
ファサリと宙を舞う白い布。鈴に強引に布を奪われたせいで、夕は前のめりになり、転びそうになる。強く目を閉じ、衝撃に備えるが、何時まで経っても転ぶ事は無く……
恐る恐る目を開け、ゆっくりと周囲を見渡すと、誰かが体を支えてくれているようだった。
「痛みは?」
「え?」
直ぐ近くで聞こえる声、顔を上に向けると、至近距離で見詰めてくるユリウスの顔。ユリウスが夕を支えている状況を理解するのに暫く時間が掛かり、全て理解した時には、夕は顔を真っ赤にして絶叫した。
「み、みみみ、見ないでください! こ、こここ、これは、その! す、鈴が勝手に! お、俺は似合わないって言ったのに! それなのに!」
「…………」
ユリウスから距離を置き、両手で顔を隠す夕。本人は似合わないと言うが、ユリウスは夕の姿に見惚れていた。白地に青い花柄の刺繍の入った着物。紺と青のグラデーションの袴。袴にも小さな月や花の刺繍が施されており、靴は焦げ茶のブーツ。
髪は黒髪のまま、白と水色の花をモチーフにした簪を挿し、顔には薄く化粧が施されている。以前は鈴に似せる為に少し派手な衣装を着ていたが、今回は夕の魅力を引き立たせる為なのか、控え目で上品な衣装で纏められていた。
「ユウさん、きれい……」
「綺麗じゃない!」
「俺、うっかり見惚れちまってた。人って此処まで変われるんだな」
「リベル」
「ひ!? ま、待て、待ってくれ兄上。お、俺の一番はシンジュだから……」
「…………」
「無理に褒めなくて良いですよ。平凡な俺には似合いませんから……直ぐに着替えて来ます」
酷く落ち込み、夕は部屋から出て行こうとした。しかし、扉の取っ手を掴もうとした時、そっと手を重ねられたと同時に、強い力で抱き寄せられてしまう。
「良く似合っている」
「ひゃ!?」
耳元で甘く囁かれ、夕は再び顔を真っ赤にして慌てて何かを言おうとしたが、気が付くと体が浮いていた。
「え?」
「存分に楽しんで来いよ」
「漸く、だな」
「は、はい。すごく、楽しみです」
「え? え?」
「出掛けて来る」
「あぁ」
「え? ちょ、ま……あの……」
どんどん話が進み、状況が理解出来ず戸惑う夕に、ユリウスが優しく微笑む。暴れようにも、ユリウスに抱き上げられている為、それも叶わず、夕はユリウスの腕の中で大人しくするしか出来なかった。楽しそうに話すリベルテ達の会話にも付いて行けず、ゆっくりと移動する足元の廊下を見詰め続けた。
133
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
人族は一人で生きられないらしい――獣人公爵に拾われ、溺愛されて家族になりました
よっちゃん
BL
人族がほとんど存在しない世界に、
前世の記憶を持ったまま転生した少年・レオン。
獣人が支配する貴族社会。
魔力こそが価値とされ、
「弱い人族」は守られるべき存在として扱われる世界で、
レオンは常識の違いに戸惑いながらも必死に生きようとする。
そんな彼を拾ったのは、
辺境を治める獣人公爵アルト。
寡黙で冷静、しかし一度守ると決めたものは決して手放さない男だった。
溺愛され、守られ、育てられる日々。
だが、レオンはただ守られるだけの存在で終わることを選ばない。
学院での出会い。
貴族社会に潜む差別と陰謀。
そして「番」という、深く重い絆。
レオンは学び、考え、
自分にしかできない魔法理論を武器に、
少しずつ“並び立つ覚悟”を身につけていく。
獣人と人族。
価値観も、立場も、すべてが違う二人が、
それでも選び合い、家族になるまでの物語。
溺愛×成長×異世界BL。
読後に残るのは、
「ここに居場所があっていい」と思える、あたたかな幸福。
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
呪われた辺境伯は、異世界転生者を手放さない
波崎 亨璃
BL
ーーー呪われた辺境伯に捕まったのは、俺の方だった。
異世界に迷い込んだ駆真は「呪われた辺境伯」と呼ばれるレオニスの領地に落ちてしまう。
強すぎる魔力のせいで、人を近づけることができないレオニス。
彼に触れれば衰弱し、最悪の場合、命を落とす。
しかしカルマだけはなぜかその影響を一切受けなかった。その事実に気づいたレオニスは次第にカルマを手放さなくなっていく。
「俺に触れられるのは、お前だけだ」
呪いよりも重い執着と孤独から始まる、救済BL。
となります。
【完結】テルの異世界転換紀?!転がり落ちたら世界が変わっていた。
カヨワイさつき
BL
小学生の頃両親が蒸発、その後親戚中をたらいまわしにされ住むところも失った田辺輝(たなべ てる)は毎日切り詰めた生活をしていた。複数のバイトしていたある日、コスプレ?した男と出会った。
異世界ファンタジー、そしてちょっぴりすれ違いの恋愛。
ドワーフ族に助けられ家族として過ごす"テル"。本当の両親は……。
そして、コスプレと思っていた男性は……。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件
表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。
病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。
この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。
しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。
ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。
強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。
これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。
甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。
本編完結しました。
続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください
異世界オークションで売られた俺、落札したのは昔助けた狼でした
うんとこどっこいしょ
BL
異世界の闇オークションで商品として目覚めた青年・アキラ。
獣人族たちに値踏みされ、競りにかけられる恐怖の中、彼を千枚の金貨で落札したのは、銀灰色の髪を持つ狼の獣人・ロウだった。
怯えるアキラに、ロウは思いがけない言葉を告げる。
「やっと会えた。お前は俺の命の恩人だ」
戸惑うアキラの脳裏に蘇るのは、かつて雨の日に助けた一匹の子狼との記憶。
獣人世界を舞台に、命の恩人であるアキラと、一途に想い続けた狼獣人が紡ぐ、執着と溺愛の異世界BLロマンス。
第一章 完結
第二章 完結
第三章 完結
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる