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武陵桃源の誓い①
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――――武陵桃源の誓い。
天帝のおわす霊峰の真下、中央に位置する大きな神殿の広間には、五年に一度四神たちが天帝に忠誠を誓い、さまざまな種族の聖獣や、霊獣たちが交流を深める大きな催事がある。
おもに、四神に仕える種族が招かれ身分の低い狗族や蛟族が呼ばれる事は無い。
少なくとも、鳴麗が知るかぎり狗族のカルマは彼(彼女?)は、天帝に対してもカルマなりの忠誠心はあるというのに、と不満に思っていた。
天帝の住居により近いこの場所は、空から良い香りが漂い、舞の得意な命鳥族の踊り子が優雅な舞を披露していた。
上座に玄天上帝を中心として四神が座り、それぞれの國が持ち寄った高級食材で作られた、豪華な食事を取り囲み和やかに雑談している。
炎のように真紅の髪をまとめ、武将の格好をした朱雀帝君陵光。四神で唯一の紅一点だが白虎帝に続き、気性が荒く戦好きだ。
また、その燃え上がるような瞳は美しくその繊細な美貌からは想像できないほど、荒々しく魔物を蹴散らすという。
その隣にいるのは、青い鬣のような美しい長い髪を垂らした、朱雀とは対象的に中性的な青年が青龍帝君孟章。
だが、その容姿とは対象的に数々の魔物と戦い武勇伝を残している龍族の始祖だ。
玄武とはまた雰囲気の異なる知性的な青龍帝だが、玄天上帝とはあまり仲がよく無いと言われているのだが噂の真相はわからない。
そして、玄武の隣に座って楽しく談笑し酒を飲んでいるのは、白虎帝だった。
「…………」
月の印が自分に現れた事で、あの時白虎帝が放った言葉を思い出した鳴麗は頬を染め、チラチラと伺うように見てしまった。
龍月に教えられたあの行為は、交尾の準備に必要なことだと教えられたが、どうしてやんごとなき白虎帝が、他の四神に使える一族に声をかけたのか理解できなかった。
ふと、白虎帝が鳴麗の視線に気付きそうになって慌てて背中を向けた。
「わっ! 鳴麗……」
「ひゃっ! す、水狼……」
振り向いた先には、水狼の胸板があり思わず鼻をぶつけた鳴麗は彼を見上げた。あの時の口づけを思い出して、鳴麗は頬を染め気まずくなって視線をそらした。
だが、鳴麗とは対象的に水狼は普段と変わらず、ぶつかってしまった衝撃で鳴麗が持っていた醸造酒が溢れ、正装にかかってしまった事に目を見開き鳴麗の服を拭いた。
「ごめん、俺がしっかり前を見とけば良かった。大丈夫?」
「う、うん……私もごめんね」
「俺の方こそごめん。鳴麗の姿が見えたから急いでたんだ。後ろから俺が声をかけたら驚くかなーって思ったんだけど、俺のほうが驚いたな」
鳴麗が謝罪すると、水狼はにっこりと微笑んだ。何となくあの時の事は触れない方が良いのだろうか、それとも自分にも『月の印』が来たことを話して、いろいろと相談に乗ってもらった方が良いのだろうかと、言葉を探していると見知った人に声をかけられた。
「ああ、鳴麗さんじゃないか。久しぶりだ……って、お前もいたんだな、水狼」
「静さん。お久しぶり」
「俺だって呼ばれてるに決まってるだろう。いて悪いのかよ、静」
声をかけてきたのは鹿族の静で、立派な角をここぞとばかりに着飾っている。鹿族は裕福な家庭が多く、また青龍帝に仕える事にプライドを持っている者が多い。
それが、良い方向に向けばよいが静はどちらかと言うと鼻につくタイプで、まともに相手をしているのは鳴麗くらいなものだ。
「ふんっ……。鳴麗さん、実はね。僕の一族は鹿族の中でも特に優秀なのは君も知っていると思うんだけど、この度は父に変わり青龍様に正式に側近として召し使えられる事になった。
青龍の爪を頂けるんだよ、素晴らしいものだ。……君みたいに知的な黒龍族の雌ならその価値がわかるだろうから、見せてあげたくてね」
「そうなんだ! 静さんすごいね。もうこんなに早くお父様の跡を継がれるんだね。わぁ、すごい……水晶みたい」
鳴麗は純粋に静を称えているが、水狼はまた始まったと言わんばかりにうんざりとしていた。この自慢も、素直に感動する性格の彼女を連れて、この場を早く立ち去りたい水狼だったが、不意に横から誰かに腕を取られて、驚いたように振り返った。
「水狼! 久しぶりだねっ……最近、忙しくて連絡取れなかったから、あんたが倒れて無いか心配してたんだよ」
「め……美杏か。おい、ちょっといきなり吃驚するだろ」
金色の髪を高い位置で括った美杏は、スリットの入った服で長い脚を披露していた。目尻の上がった勝ち気な美少女は、嬉しそうに水狼の腕に腕を絡ませている。
突然のことに、またしても酒を溢れさせた水狼は渋い顔をした。学業を共に学んでいた時から、美杏は周りの目を気にせず、積極的に水狼に好意を寄せていた。
そして、ちらりと鳴麗を見ると睨みつけられ反射的に尻尾がくるくると丸まって耳が頬につかんばかりに下がってしまった。
恋仲であるわけではないが、幼馴染で仲が良いせいか、美杏にとって疎ましい存在として鳴麗は一方的に嫌われている。
「鳴麗、久しぶりだね。水狼と話したいことたくさんあるんだ。だから、ちょっと借りていってもいいでしょ?」
「ひ、ひさしぶり。美杏ちゃん……う、うん」
「ふん。勝手に連れてくといいだろ、高飛車女。卒業してからもまだ水狼の尻を追いかけているようだが」
「はぁ……? ひっこんでなさいよ鹿野郎」
「おい、やめろよ二人とも。俺は鳴麗と話して……ちょ、ちょっと、待って! 鳴麗」
「あ、あの、水狼……ま、また後でね!」
静と美杏は個性が強く、ぶつかり合ってしまうので四人が同時に揃うとかなり賑やかになる。周りの霊獣達の視線が恥ずかしくなって、鳴麗はとりあえず三人から離れて広間の隅に寄ると壁伝いに歩いて、人気のない場所で休憩する事にした。
お酒はあまり得意ではないが、祝の席で振る舞われるこの酒は天帝からの贈り物と言われている。
弦をこする美しい音色と、それに合わせるように歌う美声を遠くで聞きながら、心を落ち着かせるようにグイッとお酒を飲んだ。
飲んだあとに、そう言えばこれは度数の高い酒だったと後悔する。
「お前、見かけによらず酒豪なのか? ぐいくい飲んで……ずいぶんとごきげんな様子だな」
「そんなこと、ありまひぇん!」
隣に来た背の高い雄に、からかわれるような口調で言われると、思わず腹が立って見上げると、そこにはニヤニヤと面白そうに笑う腕を組んだ白虎帝がいた。
天帝のおわす霊峰の真下、中央に位置する大きな神殿の広間には、五年に一度四神たちが天帝に忠誠を誓い、さまざまな種族の聖獣や、霊獣たちが交流を深める大きな催事がある。
おもに、四神に仕える種族が招かれ身分の低い狗族や蛟族が呼ばれる事は無い。
少なくとも、鳴麗が知るかぎり狗族のカルマは彼(彼女?)は、天帝に対してもカルマなりの忠誠心はあるというのに、と不満に思っていた。
天帝の住居により近いこの場所は、空から良い香りが漂い、舞の得意な命鳥族の踊り子が優雅な舞を披露していた。
上座に玄天上帝を中心として四神が座り、それぞれの國が持ち寄った高級食材で作られた、豪華な食事を取り囲み和やかに雑談している。
炎のように真紅の髪をまとめ、武将の格好をした朱雀帝君陵光。四神で唯一の紅一点だが白虎帝に続き、気性が荒く戦好きだ。
また、その燃え上がるような瞳は美しくその繊細な美貌からは想像できないほど、荒々しく魔物を蹴散らすという。
その隣にいるのは、青い鬣のような美しい長い髪を垂らした、朱雀とは対象的に中性的な青年が青龍帝君孟章。
だが、その容姿とは対象的に数々の魔物と戦い武勇伝を残している龍族の始祖だ。
玄武とはまた雰囲気の異なる知性的な青龍帝だが、玄天上帝とはあまり仲がよく無いと言われているのだが噂の真相はわからない。
そして、玄武の隣に座って楽しく談笑し酒を飲んでいるのは、白虎帝だった。
「…………」
月の印が自分に現れた事で、あの時白虎帝が放った言葉を思い出した鳴麗は頬を染め、チラチラと伺うように見てしまった。
龍月に教えられたあの行為は、交尾の準備に必要なことだと教えられたが、どうしてやんごとなき白虎帝が、他の四神に使える一族に声をかけたのか理解できなかった。
ふと、白虎帝が鳴麗の視線に気付きそうになって慌てて背中を向けた。
「わっ! 鳴麗……」
「ひゃっ! す、水狼……」
振り向いた先には、水狼の胸板があり思わず鼻をぶつけた鳴麗は彼を見上げた。あの時の口づけを思い出して、鳴麗は頬を染め気まずくなって視線をそらした。
だが、鳴麗とは対象的に水狼は普段と変わらず、ぶつかってしまった衝撃で鳴麗が持っていた醸造酒が溢れ、正装にかかってしまった事に目を見開き鳴麗の服を拭いた。
「ごめん、俺がしっかり前を見とけば良かった。大丈夫?」
「う、うん……私もごめんね」
「俺の方こそごめん。鳴麗の姿が見えたから急いでたんだ。後ろから俺が声をかけたら驚くかなーって思ったんだけど、俺のほうが驚いたな」
鳴麗が謝罪すると、水狼はにっこりと微笑んだ。何となくあの時の事は触れない方が良いのだろうか、それとも自分にも『月の印』が来たことを話して、いろいろと相談に乗ってもらった方が良いのだろうかと、言葉を探していると見知った人に声をかけられた。
「ああ、鳴麗さんじゃないか。久しぶりだ……って、お前もいたんだな、水狼」
「静さん。お久しぶり」
「俺だって呼ばれてるに決まってるだろう。いて悪いのかよ、静」
声をかけてきたのは鹿族の静で、立派な角をここぞとばかりに着飾っている。鹿族は裕福な家庭が多く、また青龍帝に仕える事にプライドを持っている者が多い。
それが、良い方向に向けばよいが静はどちらかと言うと鼻につくタイプで、まともに相手をしているのは鳴麗くらいなものだ。
「ふんっ……。鳴麗さん、実はね。僕の一族は鹿族の中でも特に優秀なのは君も知っていると思うんだけど、この度は父に変わり青龍様に正式に側近として召し使えられる事になった。
青龍の爪を頂けるんだよ、素晴らしいものだ。……君みたいに知的な黒龍族の雌ならその価値がわかるだろうから、見せてあげたくてね」
「そうなんだ! 静さんすごいね。もうこんなに早くお父様の跡を継がれるんだね。わぁ、すごい……水晶みたい」
鳴麗は純粋に静を称えているが、水狼はまた始まったと言わんばかりにうんざりとしていた。この自慢も、素直に感動する性格の彼女を連れて、この場を早く立ち去りたい水狼だったが、不意に横から誰かに腕を取られて、驚いたように振り返った。
「水狼! 久しぶりだねっ……最近、忙しくて連絡取れなかったから、あんたが倒れて無いか心配してたんだよ」
「め……美杏か。おい、ちょっといきなり吃驚するだろ」
金色の髪を高い位置で括った美杏は、スリットの入った服で長い脚を披露していた。目尻の上がった勝ち気な美少女は、嬉しそうに水狼の腕に腕を絡ませている。
突然のことに、またしても酒を溢れさせた水狼は渋い顔をした。学業を共に学んでいた時から、美杏は周りの目を気にせず、積極的に水狼に好意を寄せていた。
そして、ちらりと鳴麗を見ると睨みつけられ反射的に尻尾がくるくると丸まって耳が頬につかんばかりに下がってしまった。
恋仲であるわけではないが、幼馴染で仲が良いせいか、美杏にとって疎ましい存在として鳴麗は一方的に嫌われている。
「鳴麗、久しぶりだね。水狼と話したいことたくさんあるんだ。だから、ちょっと借りていってもいいでしょ?」
「ひ、ひさしぶり。美杏ちゃん……う、うん」
「ふん。勝手に連れてくといいだろ、高飛車女。卒業してからもまだ水狼の尻を追いかけているようだが」
「はぁ……? ひっこんでなさいよ鹿野郎」
「おい、やめろよ二人とも。俺は鳴麗と話して……ちょ、ちょっと、待って! 鳴麗」
「あ、あの、水狼……ま、また後でね!」
静と美杏は個性が強く、ぶつかり合ってしまうので四人が同時に揃うとかなり賑やかになる。周りの霊獣達の視線が恥ずかしくなって、鳴麗はとりあえず三人から離れて広間の隅に寄ると壁伝いに歩いて、人気のない場所で休憩する事にした。
お酒はあまり得意ではないが、祝の席で振る舞われるこの酒は天帝からの贈り物と言われている。
弦をこする美しい音色と、それに合わせるように歌う美声を遠くで聞きながら、心を落ち着かせるようにグイッとお酒を飲んだ。
飲んだあとに、そう言えばこれは度数の高い酒だったと後悔する。
「お前、見かけによらず酒豪なのか? ぐいくい飲んで……ずいぶんとごきげんな様子だな」
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