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蜜月①
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大理石で出来た浴場は、天国の色とりどりの美しい花が浮かべられ、夢のように甘い香りが二人を包み込んでいた。
隻眼の戦神は新妻であるエマを膝に乗せ、ローズブラウンの長い髪を梳きながら洗っていた。繊細な指の動きで地肌を洗うと、エマの体が徐々に解れていき、安堵するように吐息を吐いた。
暖かく心地よい湯が、死の世界で冷え切ってしまった体を温めてくれる。ヴィズルは詮索する事も無く、心地よい沈黙の中で凍り付いた体も心も、癒やしてくれるような気遣いを感じた。
「心地良いわ、ヴィズル。体もずいぶんと温まってきたみたい」
「そうか、ならば良い。ん……エマ。実はお前にもう一つ、話さなければならない事がある」
首筋からエマの肩まで優しく口付けると、ヴィズルは静かな声で言った。エマが彼をゆっくりと振り返ると、慈しむように鼻頭を擦りつけた。一体どんな事なのだろうと思いながら、彼の頬を撫でると、無言のまま先を促がした。
「死の世界の冥界の巫女に会い、バルドルが見た夢の事について聞いた。あいつが見た夢は、終焉の始まりを意味するようだ。それは避けられない運命のようだ。だがエマよ、予言に記されなかった俺とお前の子が、終焉を終わらせ新しい世界を作るという」
「私と、ヴィズルの子が……?」
ヴィズルは両手で、エマの腹部を撫でた。自分が彼の子を宿すなんて、まだ想像が出来ない。そしてその子が、神々と闇との最終戦争と呼ばれる終焉に終止符を打って、新世界を作るなんて、とても信じられ無いような告白だった。
本来、この世界にいるはずの無いエマと言う存在が主神であるヴィズルと愛し合う事によって、予言されていた未来を変え始めていた。
「子供を宿す事は、大変な事だろうからな。お前の体に負担が掛かってしまうかも知れん……それだけが心配だ。だが、俺とエマの子に未来を託したいと思っている……お前は、それでも大丈夫か?」
「子供を産んだことが無いから、どれだけ大変なのか分からないわ。でも、もう私は、今まで信じてきた信仰を捨てて、この世界で生きる事を選んだの。だから新しい家族が欲しい。私達の子供が未来を導くと言うなら支えたいわ」
女神となったエマの言葉は凛々しく力強かった。ヴィズルは柔らかな新妻の頬を撫でると今まで見せた事の無いような、優しい笑みを浮かべて言った。
「やはり、俺の隻眼に狂いはなかった。エマ……お前は俺の伴侶にふさわしい。血塗られた未来を俺のように悲観していない。お前の子はきっと強い子だ……、決められた運命をねじ伏せる事が出来るだろう」
「運命の子は貴方の子でもあるのよ……ヴィズル。愛してる」
エマは、この不器用で傲慢な皮を被った、慈愛深い主神への愛しさが体中に満ちていくのを感じた。言葉では言い表せない、本能的な部分でヴィズルの子を欲っした。
――――この人の子供が欲しい。
自ら唇を重ねたエマの体をヴィズルは抱きしめる。隻眼の戦神は啄むように唇を重ね合わるて、舌を挿入させる。それを受け入れるようにエマは舌を絡ませ、淫らな二人の舌がぬらぬらと蠢めいた。
「んっ……はぁ、ん……っ、ヴィズ、はぁ……んん、はぁ、ぁ……」
「はぁ……積極的になってきたな、エマ。はぁっ……んん、はぁ、ん……舌を絡めただけで、蕩けた目をしてる」
器用に舌の裏や口腔内をなぞられると、二人の隙間から熱い吐息が漏れた。覚えさせられたヴィズルの口付けは甘く、熱く、快楽で頭がぼんやりとしてくる。エマの快感を誘うように動く舌先に思わず弱々しく抱きついてしまうと、ヴィズルは銀の唾液の糸を引きながら、ゆっくりと舌先を離して笑った。
「俺との口付けが好きなようだな。今ここでお前を抱きたいが、ここじゃ、激しくできん……ベッドに行こう」
「…………」
ニヤリと笑う隻眼の戦神に、エマは頬を染めて無言のまま彼の胸元に頬を寄せ頷いた。こうして交わる時だけ恥じらいを見せる彼女が可愛らしく愛しい。華奢な裸体を軽々と抱き上げると体を拭き、天界一、美しいベッドへと向かった。
王宮には渡り烏の執事以外は誰もおらず、二人だけの楽園のようだった。
まるで主神ヴィズルと兄弟達が創造した始まりの人間、人々の始祖と呼ばれたアスクとエムブラのように、笑いあい裸のままシーツの海へと倒れ込む。
ベッドの周りには蠟燭が灯されていた。
二人は指先を重ね合わせると、ヴィズルは柔らかな桃色の下唇を優しく含んで甘く吸い上げると、角度を変えて深く口付けた。互いの唾液を交換するかのように舌を絡め合わせると熱い吐息がねっとりと絡みつく。
エマは、愛する隻眼の神の指を絡め直し、ゆっくりと首筋に唇を這わされる快楽に打ち震えた。薄く暖かな肌をたどるように舌が耳の根元までなぞると、小さな柔らかい耳朶をゆっくりと唇で包み込んだ。
「んっ、あっ……はぁっ、っ……ヴィズル、くすぐったいわ、んんっ、はぁっ、ぁっ」
耳朶を優しく愛撫し、エマの背中を撫でるヴィズルは、頬をほんのり薔薇色に染めて小さく抗議する彼女にくすりと笑った。小さな羽のような肩甲骨をを掌でなぞり、臀部の尾てい骨寸前まで指先で愛撫されると、体が徐々に熱くなってくるのを感じた。
「くすぐったいか、エマよ。だが、背中を撫でる度に吐息が上がっているな。ん……俺の妻になった証に、この雪のような滑らかな肌に痕をつけてやる……はぁ」
不敵にヴィズルは笑うと、首筋、鎖骨、胸元、脇腹、内腿に至るまで、口付けの痕をつけた。エマの薄い肌に薔薇を散らすように、最愛の夫の痕が付けられていく。
体中を舌と指先で丹念になぞられると、エマの呼吸は荒くなり肌が紅潮していくのを感じた。あえて局部や乳房に触れない、焦らすような前戯に、切なく体が疼いて欲情を誘う。
「はぁっ……はぁっ、んっ、はぁ……ねぇ、お願い、触れて欲しいの」
「ふっ……エマよ、俺に甘い声でおねだりするようになるとはな。強気なお前も可愛いが、素直に俺を求めるお前も愛しい」
耳元で熱く囁かれると、反射的にエマは彼の背中に手を回した。豊かな乳房を掌に捕えると、ゆっくりと押し上げるように愛撫する。脇と乳房の境目を辿るように舌で愛撫し、乳輪に向かって絵筆のように舌を動かすと、新妻の腰がビクビクと震えた。
「あっ、あっあっ、んぁっ、はぁっ、ああっ、んん、気持ちいい……わ、はぁっ、んっ、もう拒む、理由がないもの……、あっ、んん、あぁっ」
「俺を喜ばせるな、腰が抜けるまで抱くぞ。ん……んん、はぁ……っ、ほら、胸の蕾がいやらしく突起してきた」
言葉とは裏腹に、ヴィズルの愛撫は優しく乳房をただ優しく脇から撫でると、指の間に蕾を挟んで羽毛のように刺激する。分厚い舌先は、乳輪をなぞるように動いて、ツンと勃起した胸の蕾を舌先で突いた。
「あっ! はぁぁっ、んっ、んん、ヴィスル、ぁ、あ、いやぁ、ん、ぁ、そこ、んっ……!」
可愛らしいガーベラの蕾のような乳首を、舌先で刺激される度に掠れた甘い声が響き渡った。ヴィスルに快楽を教え込まれ、ぼんやりと瞳を潤ませるエマの臍に甘く口付けると、生まれたままの姿で横たわるエマの太腿を押し上げ、ゆっくりと開かせる。
朝露のように濡れた歌の女神の亀裂は慎ましく、神々の王の欲望を刺激するには十分なほどだった。
「あ、あまり見ないで……恥ずかしいの」
「恥じる事は無い。この俺を欲情させる、美しい華だ。もう俺が待てずに愛液で濡れている。これは、たっぷり愛でてやらないとな」
傲慢な神はニヤリと口端に笑みを浮かべた。エマの両腿を開くと、僅かに開いた撫子色の亀裂に舌を這わせて撫で上げた。
柔らかな舌の感触で、敏感な場所を下から舐めあげられると弱々しく甘い矯声が上がった。快楽に切なく表情を変え、エマの濡れた甘い体がビクビクと震える。
「あっあっ! ああっ、はぁっ、あっ、あっ、やぁ、ヴィスル、あっ、あっ、ひっ、はぁっ、あん、だめ、ヴィスル……舌は、あっ、はぁ、恥ずかしいのに、感じちゃうっ」
無毛の亀裂を割ると、やわらかな果実の実が露になり、そこを優しく舌で舐めて深く口付けるように吸い上げると、ガクガクと両足が震えるほどの快感を感じた。
全神経が、花弁に集まるような快感に蜜が溢れ、それを吸い取ると花弁の全体を円を描くように舌先で舐めた。甘い刺激に耐えられず、花弁の奥に実った花芯が固く勃起する。
「んぁっ、やぁ、やっ、ああっ、はぁっ、あっ、お願い、ヴィズル、そこを舐めて、ああっ、はぁんっ、じんじんしておかしくなり、そうなの」
「はぁっ……ん、そうだろうな。あえて触れないように焦らしていたからな……んっ……俺に花芯を舐めて欲しいのか? ならば、俺が舐めやすいように指で開いてみせろ」
エマは快楽を欲して涙ぐみ頷くと、震える細い指先で花弁を開けた。いやらしい神の王の舌先が器用に蕾に絡みつき、円を描くようにグリグリと撫でると電流が走ったように体が打ち震え、蜜穴から大量に愛液が溢れかえった。
矯声も上げる間もなく絶頂に達した新妻に笑みを浮かべると、ヴィズルは容赦なく固くなった花芯を舌先で転がせる。
時折優しく、深く口付けるように含んで吸い上げられるとあまりの気持ちよさに、あられもない声で喘いだ。
「あっ、ああっ、はぁぁっ、あっあっ、ヴィズル、だめ、ああっ、やぁぁん、こんなのっ、だめ、あっ、また、来ちゃう、あっ、気持ちいい、あぁぁっ!!」
エマが腰を浮かせると、涙が飛び散り絶頂に達した。全身の毛穴が開くような快感と共にドッと汗が滲む。ヴィズルは口元に飛び散った愛液を舌で舐め取りながら、構わずもう一度花芯に食らいつく。
そして、濡れて開いた亀裂を中指でなぞると、ゆっくりと膣内に挿入する。指の腹でエマの敏感な場所をノックするように押すと、ヴィズルの指を蠕動する肉壁が締め付け、淫らに奥へ奥へと誘い込もうとした。
「はぁっ、エマ………、構わん。何度でも達しろ。んっ……ここを押すと、膣内から愛液が溢れてくるな……んっ……はぁ、俺の指を誘うように、締め付けてくる。エマ、本当に、お前は、んん、淫らで艶やかな声で鳴く」
花芯の皮を剥くと、舌先で優しく突いて中指の動きを少し早めた。エマの瞳は涙で霞み、快楽で口端から銀糸が垂れた。おかしくなってしまうほど気持ちがいい。
「んぁっ、あっあっ、ああっ! もう、だめ、ああっ、ヴィズル……! あっああっ、いやぁん、もう、むり、あっあっ、いっちゃうっ!」
神々の王に言われるがまま、いやらしく花弁を自分の指で開いて大きく背中を反らすとエマは絶頂に達した。その瞬間、きらきらと輝く液体が飛び散る。自分の指も、ヴィズルの指も唇も淫らな愛液で濡らしてしまったエマは、不埒な自分に頬を染めて、荒い呼吸を繰り返した。
「エマ……そんなに俺を煽るな。もう我慢ができん……挿れるぞ」
「ん……挿れて。ヴィズルと一緒に一つになりたいの……」
ヴィズルは、エマの額、そして頬に口付けた。
隻眼の戦神は新妻であるエマを膝に乗せ、ローズブラウンの長い髪を梳きながら洗っていた。繊細な指の動きで地肌を洗うと、エマの体が徐々に解れていき、安堵するように吐息を吐いた。
暖かく心地よい湯が、死の世界で冷え切ってしまった体を温めてくれる。ヴィズルは詮索する事も無く、心地よい沈黙の中で凍り付いた体も心も、癒やしてくれるような気遣いを感じた。
「心地良いわ、ヴィズル。体もずいぶんと温まってきたみたい」
「そうか、ならば良い。ん……エマ。実はお前にもう一つ、話さなければならない事がある」
首筋からエマの肩まで優しく口付けると、ヴィズルは静かな声で言った。エマが彼をゆっくりと振り返ると、慈しむように鼻頭を擦りつけた。一体どんな事なのだろうと思いながら、彼の頬を撫でると、無言のまま先を促がした。
「死の世界の冥界の巫女に会い、バルドルが見た夢の事について聞いた。あいつが見た夢は、終焉の始まりを意味するようだ。それは避けられない運命のようだ。だがエマよ、予言に記されなかった俺とお前の子が、終焉を終わらせ新しい世界を作るという」
「私と、ヴィズルの子が……?」
ヴィズルは両手で、エマの腹部を撫でた。自分が彼の子を宿すなんて、まだ想像が出来ない。そしてその子が、神々と闇との最終戦争と呼ばれる終焉に終止符を打って、新世界を作るなんて、とても信じられ無いような告白だった。
本来、この世界にいるはずの無いエマと言う存在が主神であるヴィズルと愛し合う事によって、予言されていた未来を変え始めていた。
「子供を宿す事は、大変な事だろうからな。お前の体に負担が掛かってしまうかも知れん……それだけが心配だ。だが、俺とエマの子に未来を託したいと思っている……お前は、それでも大丈夫か?」
「子供を産んだことが無いから、どれだけ大変なのか分からないわ。でも、もう私は、今まで信じてきた信仰を捨てて、この世界で生きる事を選んだの。だから新しい家族が欲しい。私達の子供が未来を導くと言うなら支えたいわ」
女神となったエマの言葉は凛々しく力強かった。ヴィズルは柔らかな新妻の頬を撫でると今まで見せた事の無いような、優しい笑みを浮かべて言った。
「やはり、俺の隻眼に狂いはなかった。エマ……お前は俺の伴侶にふさわしい。血塗られた未来を俺のように悲観していない。お前の子はきっと強い子だ……、決められた運命をねじ伏せる事が出来るだろう」
「運命の子は貴方の子でもあるのよ……ヴィズル。愛してる」
エマは、この不器用で傲慢な皮を被った、慈愛深い主神への愛しさが体中に満ちていくのを感じた。言葉では言い表せない、本能的な部分でヴィズルの子を欲っした。
――――この人の子供が欲しい。
自ら唇を重ねたエマの体をヴィズルは抱きしめる。隻眼の戦神は啄むように唇を重ね合わるて、舌を挿入させる。それを受け入れるようにエマは舌を絡ませ、淫らな二人の舌がぬらぬらと蠢めいた。
「んっ……はぁ、ん……っ、ヴィズ、はぁ……んん、はぁ、ぁ……」
「はぁ……積極的になってきたな、エマ。はぁっ……んん、はぁ、ん……舌を絡めただけで、蕩けた目をしてる」
器用に舌の裏や口腔内をなぞられると、二人の隙間から熱い吐息が漏れた。覚えさせられたヴィズルの口付けは甘く、熱く、快楽で頭がぼんやりとしてくる。エマの快感を誘うように動く舌先に思わず弱々しく抱きついてしまうと、ヴィズルは銀の唾液の糸を引きながら、ゆっくりと舌先を離して笑った。
「俺との口付けが好きなようだな。今ここでお前を抱きたいが、ここじゃ、激しくできん……ベッドに行こう」
「…………」
ニヤリと笑う隻眼の戦神に、エマは頬を染めて無言のまま彼の胸元に頬を寄せ頷いた。こうして交わる時だけ恥じらいを見せる彼女が可愛らしく愛しい。華奢な裸体を軽々と抱き上げると体を拭き、天界一、美しいベッドへと向かった。
王宮には渡り烏の執事以外は誰もおらず、二人だけの楽園のようだった。
まるで主神ヴィズルと兄弟達が創造した始まりの人間、人々の始祖と呼ばれたアスクとエムブラのように、笑いあい裸のままシーツの海へと倒れ込む。
ベッドの周りには蠟燭が灯されていた。
二人は指先を重ね合わせると、ヴィズルは柔らかな桃色の下唇を優しく含んで甘く吸い上げると、角度を変えて深く口付けた。互いの唾液を交換するかのように舌を絡め合わせると熱い吐息がねっとりと絡みつく。
エマは、愛する隻眼の神の指を絡め直し、ゆっくりと首筋に唇を這わされる快楽に打ち震えた。薄く暖かな肌をたどるように舌が耳の根元までなぞると、小さな柔らかい耳朶をゆっくりと唇で包み込んだ。
「んっ、あっ……はぁっ、っ……ヴィズル、くすぐったいわ、んんっ、はぁっ、ぁっ」
耳朶を優しく愛撫し、エマの背中を撫でるヴィズルは、頬をほんのり薔薇色に染めて小さく抗議する彼女にくすりと笑った。小さな羽のような肩甲骨をを掌でなぞり、臀部の尾てい骨寸前まで指先で愛撫されると、体が徐々に熱くなってくるのを感じた。
「くすぐったいか、エマよ。だが、背中を撫でる度に吐息が上がっているな。ん……俺の妻になった証に、この雪のような滑らかな肌に痕をつけてやる……はぁ」
不敵にヴィズルは笑うと、首筋、鎖骨、胸元、脇腹、内腿に至るまで、口付けの痕をつけた。エマの薄い肌に薔薇を散らすように、最愛の夫の痕が付けられていく。
体中を舌と指先で丹念になぞられると、エマの呼吸は荒くなり肌が紅潮していくのを感じた。あえて局部や乳房に触れない、焦らすような前戯に、切なく体が疼いて欲情を誘う。
「はぁっ……はぁっ、んっ、はぁ……ねぇ、お願い、触れて欲しいの」
「ふっ……エマよ、俺に甘い声でおねだりするようになるとはな。強気なお前も可愛いが、素直に俺を求めるお前も愛しい」
耳元で熱く囁かれると、反射的にエマは彼の背中に手を回した。豊かな乳房を掌に捕えると、ゆっくりと押し上げるように愛撫する。脇と乳房の境目を辿るように舌で愛撫し、乳輪に向かって絵筆のように舌を動かすと、新妻の腰がビクビクと震えた。
「あっ、あっあっ、んぁっ、はぁっ、ああっ、んん、気持ちいい……わ、はぁっ、んっ、もう拒む、理由がないもの……、あっ、んん、あぁっ」
「俺を喜ばせるな、腰が抜けるまで抱くぞ。ん……んん、はぁ……っ、ほら、胸の蕾がいやらしく突起してきた」
言葉とは裏腹に、ヴィズルの愛撫は優しく乳房をただ優しく脇から撫でると、指の間に蕾を挟んで羽毛のように刺激する。分厚い舌先は、乳輪をなぞるように動いて、ツンと勃起した胸の蕾を舌先で突いた。
「あっ! はぁぁっ、んっ、んん、ヴィスル、ぁ、あ、いやぁ、ん、ぁ、そこ、んっ……!」
可愛らしいガーベラの蕾のような乳首を、舌先で刺激される度に掠れた甘い声が響き渡った。ヴィスルに快楽を教え込まれ、ぼんやりと瞳を潤ませるエマの臍に甘く口付けると、生まれたままの姿で横たわるエマの太腿を押し上げ、ゆっくりと開かせる。
朝露のように濡れた歌の女神の亀裂は慎ましく、神々の王の欲望を刺激するには十分なほどだった。
「あ、あまり見ないで……恥ずかしいの」
「恥じる事は無い。この俺を欲情させる、美しい華だ。もう俺が待てずに愛液で濡れている。これは、たっぷり愛でてやらないとな」
傲慢な神はニヤリと口端に笑みを浮かべた。エマの両腿を開くと、僅かに開いた撫子色の亀裂に舌を這わせて撫で上げた。
柔らかな舌の感触で、敏感な場所を下から舐めあげられると弱々しく甘い矯声が上がった。快楽に切なく表情を変え、エマの濡れた甘い体がビクビクと震える。
「あっあっ! ああっ、はぁっ、あっ、あっ、やぁ、ヴィスル、あっ、あっ、ひっ、はぁっ、あん、だめ、ヴィスル……舌は、あっ、はぁ、恥ずかしいのに、感じちゃうっ」
無毛の亀裂を割ると、やわらかな果実の実が露になり、そこを優しく舌で舐めて深く口付けるように吸い上げると、ガクガクと両足が震えるほどの快感を感じた。
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「んぁっ、やぁ、やっ、ああっ、はぁっ、あっ、お願い、ヴィズル、そこを舐めて、ああっ、はぁんっ、じんじんしておかしくなり、そうなの」
「はぁっ……ん、そうだろうな。あえて触れないように焦らしていたからな……んっ……俺に花芯を舐めて欲しいのか? ならば、俺が舐めやすいように指で開いてみせろ」
エマは快楽を欲して涙ぐみ頷くと、震える細い指先で花弁を開けた。いやらしい神の王の舌先が器用に蕾に絡みつき、円を描くようにグリグリと撫でると電流が走ったように体が打ち震え、蜜穴から大量に愛液が溢れかえった。
矯声も上げる間もなく絶頂に達した新妻に笑みを浮かべると、ヴィズルは容赦なく固くなった花芯を舌先で転がせる。
時折優しく、深く口付けるように含んで吸い上げられるとあまりの気持ちよさに、あられもない声で喘いだ。
「あっ、ああっ、はぁぁっ、あっあっ、ヴィズル、だめ、ああっ、やぁぁん、こんなのっ、だめ、あっ、また、来ちゃう、あっ、気持ちいい、あぁぁっ!!」
エマが腰を浮かせると、涙が飛び散り絶頂に達した。全身の毛穴が開くような快感と共にドッと汗が滲む。ヴィズルは口元に飛び散った愛液を舌で舐め取りながら、構わずもう一度花芯に食らいつく。
そして、濡れて開いた亀裂を中指でなぞると、ゆっくりと膣内に挿入する。指の腹でエマの敏感な場所をノックするように押すと、ヴィズルの指を蠕動する肉壁が締め付け、淫らに奥へ奥へと誘い込もうとした。
「はぁっ、エマ………、構わん。何度でも達しろ。んっ……ここを押すと、膣内から愛液が溢れてくるな……んっ……はぁ、俺の指を誘うように、締め付けてくる。エマ、本当に、お前は、んん、淫らで艶やかな声で鳴く」
花芯の皮を剥くと、舌先で優しく突いて中指の動きを少し早めた。エマの瞳は涙で霞み、快楽で口端から銀糸が垂れた。おかしくなってしまうほど気持ちがいい。
「んぁっ、あっあっ、ああっ! もう、だめ、ああっ、ヴィズル……! あっああっ、いやぁん、もう、むり、あっあっ、いっちゃうっ!」
神々の王に言われるがまま、いやらしく花弁を自分の指で開いて大きく背中を反らすとエマは絶頂に達した。その瞬間、きらきらと輝く液体が飛び散る。自分の指も、ヴィズルの指も唇も淫らな愛液で濡らしてしまったエマは、不埒な自分に頬を染めて、荒い呼吸を繰り返した。
「エマ……そんなに俺を煽るな。もう我慢ができん……挿れるぞ」
「ん……挿れて。ヴィズルと一緒に一つになりたいの……」
ヴィズルは、エマの額、そして頬に口付けた。
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