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16話 待ちに待った展開
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「リアムさんー!大丈夫?」
私は部屋に入るなり病人にはかなり迷惑な大きさの声で叫んだ。部屋の中ではベットがあるだけで殺風景だ。ベットの側まで駆け寄るとリアムが体を起こそうとしていたので背中を起こしてあげ、手伝った。
「ありがとう、驚かしてすみませんね」
リアムは微笑んでみせた。本当に綺麗な笑みで見ているこちらまで元気をもらえそうだ。そんな彼が倒れたとは思えないくらいの笑顔だった。
「体調は大丈夫ですか?」
「ええ。最近の疲れが一気に出ただけだと思いますよ」
彼は落ち着いて話してくれた。まだ頬が赤いような気もするが。眼を伏せて悲しそうな顔をする彼を覗き込むと、もっと頬を赤くした。
「まだ顔赤いですし、寝てた方が…」
「あーあ、フライアに、リアムも奥手だなぁ、さっさと言えばいいのに」
ビトレがその小さい手を頭の後ろで交差させてノックもせずに図々しく部屋に乗り込んできた。
「あんま言いたくないけど、ボク、君たちの心の中覗けちゃったんだよね」
リアムと私は肩をビクッとさせてお互い目を逸らした。あまりにも気まずすぎる。そして何よりこのビトレの悪気のない顔がより怖く思えた。ビトレは私たちの近くをうろついてまだ何かを言おうとしていた。
「だから、リアムは…」
リアムは勢いよくわざわざ両手でビトレの口を塞いだ。そして私の方を見ると、また顔を逸らした。ビトレはリアムの両手からするりと抜けると大きくため息をついた。
「はぁ…どこまで言いたくないの?ねぇ、どうせ両思いなんだし早く言っちゃいなって」
相変わらずの破天荒さに私たちは驚きを隠せなかった。居ても立ってもいられなくて私がその場から立ち上がって離れようとした時、リアムは私の両手を握った。まだ熱があるのか熱い掌が感じられて、あまりの突然さに私がふらつくとリアムは立って私の腰に手を回した。
「フライアさん、私はあなたに会ったあの日、一目惚れしたんです」
リアムの真剣な眼差しは見ているには熱すぎて私は視線を逸らそうとすると、彼は私の乱れた髪の毛を耳にかけて、リアムの方に向かせた。そして、左手の薬指をさして私にアイコンタクトを取った。彼と会ってからの一瞬の出来事を示唆しているのだろう。
「あんな事も本当は一人でも良かった。でも、あなたの傍にずっと居たかった。御迷惑をかけて本当に申し訳なかったです」
謝られて今更感もあるが、何故か私に小さくなる国の王子は頼りなくて守りたくなった。横にいるビトレは顔を自らの両手で覆いかぶさっており、少しの配慮をしているつもりだろう。こうするように促したのはビトレだが、確かにいきなり目の前でそれをしだすリアムも悪いかもしれないが。
「フライアさん、色々と話してしまいましたが、私の言いたいことは1つです」
私は勘づいて真っ直ぐ彼を見つめた。その熱い視線に負けないように、と。
「フライアさん、
あなたの事が本当に大好きです。
単刀直入かもしれませんが、私にはこれ以上、言葉を紡げそうにないんですよ。
私と、付き合ってください」
私は部屋に入るなり病人にはかなり迷惑な大きさの声で叫んだ。部屋の中ではベットがあるだけで殺風景だ。ベットの側まで駆け寄るとリアムが体を起こそうとしていたので背中を起こしてあげ、手伝った。
「ありがとう、驚かしてすみませんね」
リアムは微笑んでみせた。本当に綺麗な笑みで見ているこちらまで元気をもらえそうだ。そんな彼が倒れたとは思えないくらいの笑顔だった。
「体調は大丈夫ですか?」
「ええ。最近の疲れが一気に出ただけだと思いますよ」
彼は落ち着いて話してくれた。まだ頬が赤いような気もするが。眼を伏せて悲しそうな顔をする彼を覗き込むと、もっと頬を赤くした。
「まだ顔赤いですし、寝てた方が…」
「あーあ、フライアに、リアムも奥手だなぁ、さっさと言えばいいのに」
ビトレがその小さい手を頭の後ろで交差させてノックもせずに図々しく部屋に乗り込んできた。
「あんま言いたくないけど、ボク、君たちの心の中覗けちゃったんだよね」
リアムと私は肩をビクッとさせてお互い目を逸らした。あまりにも気まずすぎる。そして何よりこのビトレの悪気のない顔がより怖く思えた。ビトレは私たちの近くをうろついてまだ何かを言おうとしていた。
「だから、リアムは…」
リアムは勢いよくわざわざ両手でビトレの口を塞いだ。そして私の方を見ると、また顔を逸らした。ビトレはリアムの両手からするりと抜けると大きくため息をついた。
「はぁ…どこまで言いたくないの?ねぇ、どうせ両思いなんだし早く言っちゃいなって」
相変わらずの破天荒さに私たちは驚きを隠せなかった。居ても立ってもいられなくて私がその場から立ち上がって離れようとした時、リアムは私の両手を握った。まだ熱があるのか熱い掌が感じられて、あまりの突然さに私がふらつくとリアムは立って私の腰に手を回した。
「フライアさん、私はあなたに会ったあの日、一目惚れしたんです」
リアムの真剣な眼差しは見ているには熱すぎて私は視線を逸らそうとすると、彼は私の乱れた髪の毛を耳にかけて、リアムの方に向かせた。そして、左手の薬指をさして私にアイコンタクトを取った。彼と会ってからの一瞬の出来事を示唆しているのだろう。
「あんな事も本当は一人でも良かった。でも、あなたの傍にずっと居たかった。御迷惑をかけて本当に申し訳なかったです」
謝られて今更感もあるが、何故か私に小さくなる国の王子は頼りなくて守りたくなった。横にいるビトレは顔を自らの両手で覆いかぶさっており、少しの配慮をしているつもりだろう。こうするように促したのはビトレだが、確かにいきなり目の前でそれをしだすリアムも悪いかもしれないが。
「フライアさん、色々と話してしまいましたが、私の言いたいことは1つです」
私は勘づいて真っ直ぐ彼を見つめた。その熱い視線に負けないように、と。
「フライアさん、
あなたの事が本当に大好きです。
単刀直入かもしれませんが、私にはこれ以上、言葉を紡げそうにないんですよ。
私と、付き合ってください」
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