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第一部
ハンデ
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三人を見ながらアルテは静かに口を開いた。
「ハンデをやろう。三人まとめてかかってこい」
その言葉を聞いて、ソルドーにケンとザーンはぽかんと口を大きくあける。そしてこらえきれないというように大声で笑い始めた。
「くくっ……くははは!!領主代行の息子だかなんだか知りませんが、大言壮語が過ぎますよ。あなたのようなガキがこの二人を相手に勝てるわけないでしょう!」
「なかなか面白ぇ冗談だが……舐めた口きいてると殺すぜ、クソガキ」
「止めなよ二人とも。きっと負けた時の言い訳がほしいのさ。ぼくとケンを二人同時に?笑えるよ。これでも冒険者だった時のランクは──」
嘲り笑う声を消すように、アルテアは挑発的にまた言う。
「冒険者で出世できなくてそこから逃げ出した雑魚ふたりと、自分を大物だと勘違いして息巻いている裏社会のせこい小物がひとり。何人相手にしたところで問題ない」
ぴしりと、空気の凍る音が聞こえるほど、嘲笑的な雰囲気から一変、あたりは静寂に包まれた。そしてザーンが細い目を開いて怪し笑みをたたえる。
「くく……口の利き方がなっていない子供にはお仕置きが必要だねぇ」
言い終わるや否や、怒りで目を血走らせながらザーンが一足飛びに斬りこんだ。 突進の勢いをそのまま利用して、上段に構えた剣を振り下ろす。風を切って迫る殺意の塊をアルテアは臆することなく捉え、半歩その身をずらしてそれをかわす。
かわされることは元より計算していたのか、ザーンはそれに慌てることなくすぐに剣を切り返し、アルテアの首めがけて下段から斜めに斬り上げた。
アルテアは右手に持っていた剣を相手の剣の軌道上に割り込ませその攻撃に対処した。鋼と鋼の衝突する鋭い音が鳴って火花が散った。
力任せに剣を押しこもうとするザーンを軽々と押しとどめ、涼し気にアルテアが言う。
「ただの挑発のつもりだったんだが……どうやら図星みたいだな。まさかこの程度だとは思わなかった。冒険者の頃のランクはDか、それともEか?」
「一太刀凌いだくらいで調子にのるなよ、ガキが……!!」
怒気をはらんだザーンの声を聞きながら、アルテアはケンとソルドーの方へと目を向ける。今のところ二人は静観しており動く様子はなかった。どうやらザーンひとりで十分だと考えているようだ。
「余所見とはずいぶんと余裕じゃないか、ええ?あの二人に加勢されるのが心配か?安心しろ、お前のようなガキ、ぼくひとりで──ぐぼぁっ!?」
突如ザーンがくぐもった悲鳴を上げた。意識外からの痛みにこらえきれず膝を折り、痛みの中枢である腹の方へと目をやった。 土で形づくられた人の腕のようなものが地面から伸びて、ザーンの腹へ拳をめり込ませていた。
「がはっ……!ば、ばかな……大地の造形は中級の魔法だぞ……!いったいいつ詠唱を……」
血を吐いてうずくまる様に地面に膝をつき驚愕するザーン。
「中級程度の魔法に詠唱なんか必要ない」
驚愕するザーンを冷ややかなに見下して、アルテアはザーンの顔に蹴りを繰り出す。咄嗟に腕を滑りこませて頭部への直撃を防いだザーンだったが、衝撃まで防ぐことはできずに暴風で飛ばされる木っ端のように吹っ飛び、地面に激しく打ち付けられて転がった。
蹴りを防いだ腕はあらぬ方向にひしゃげて曲がり、顔は血まみれになり大きく歪んでいてまるで防御したとは思えないありさまだった。
蹴り一発でぴくりとも動かなくなってしまったザーンを、残された二人が夢か幻でも見ているかのような顔で見つめていた。
「はは……はははは!おもしれぇ……やっと俺の相手に相応しいやつを見つけたぜ!」
強がりか本心か、ケンが口の端を吊り上げながら高笑いをしながら全身に魔力を滾らせ、彼の体から漏れ出た魔力がそのまま圧となって周囲に圧し掛かる。弱い者ならそれだけで戦意を喪失してしまうかもしれない。
それほどの魔力を発するケンを見て、確かに大口をたたくだけのことはあると、アルテアは他人事のように思った。おそらくケンとザーンは以前に会った冒険者──クレイグやアーガス、エレナよりも個々人の力は上だろう。
だが、それだけだった。
自分の持つ力に信念もなく、想いもない。ただ己の気の向くままに力を振るっているだけ。暴力それ自体が目的なのだ。力に呑まれているというのはこういうことを言うのだろうか。ふとそう思った。
何も言わず、動きをみせないアルテアを見て、臆していると勘違いしたのか、ケンは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「はーっはっはっはっは!!これが俺の真の力だ!!いまさら後悔してもおせぇんだぜ!!」
大地を揺るがすほどの踏み込みをもってケンが突っ込んできた。
その速度はすさまじく、並大抵の者には目にも捉えられないほどの速度だった。
速度に加え、魔力を収束させることでさらに威力を激増させた拳がアルテアの眼前に飛び込んでくる。すんでのところで体をのけ反らせてそれを避ける。
爆発的な威力の拳が赤い毛先にかすって、ちっ!と高い音が鳴った。はらりと舞い散る赤い髪を見て攻撃があたったことに気を良くしたのか、ケンがさらに調子づく。
「おらおらぁ!まだまだいくぜぇ!!」
ケンの身体強化はかなりのレベルだった。
剣で軽く斬りつけたくらいでは逆にはじき返されるほど魔力で硬く強化されている。そしてそれはすなわち絶大な攻撃力ともなる。ケンが攻撃する度に暴風のような衝撃が巻き起こって平野の木々が轟と揺れた。
二人の戦いは常人の目で追える速さをとうに越えていた。戦いを眺めるノエルとソルドーも、二人がどういう攻防を繰り広げているのかはまるで見えていなかった。ただ吹き荒れる風と大地を揺らすような轟音が聞こえるのみだった。
縦横無尽、絶え間なく浴びせられる拳撃をアルテアは確実に見切っていた。時には避け、時には剣で撃ち落とすようにして弾いた。
たまに髪や頬をかするときはあるものの、直撃は未だに一発ももらっていない。攻撃があたらないことにだんだんと苛立ってきたのだろう、ケンの小さな舌打ちの音を聞いた。そろそろ頃合いかとアルテアは考えた。そろそろ決着をつけにくるはずだ。
その予想が当たり、ついに堪えきれなくなったのか、ケンは後ろに大きく飛退いて距離をとった。
そして膝を屈めて力を貯めるような姿勢になって腹の底から唸り声を出す。
体から湧き出す魔力で空気がピリピリと焼け付いていく。
「ちょろちょろ逃げ回ってばかりでうっとうしい野郎だ!!この一撃で塵も残らねぇほど粉々にしてやるよ!!」
避けられ続けることに業を煮やした結果、避けられないほどの速さをもって全力の一撃で決めにくることにしたようだ。確かに目を見張るほどの魔力だった。それに応じるようにアルテアも魔力を練り上げて自身の体を強化する。
魔力の高まりとは反対に辺りは不思議なほどしんとした静寂に包まれていた。風の気配すら感じない無音の中で二人の視線が交錯する。
先に動いたのはケンだった。
地面が蹴りだしの衝撃に耐えきれずに蜘蛛の巣上にひび割れ、陥没し、風に攫われたかのようにケンの姿が消えたあと、少し遅れて爆発を思わせる踏み込みの音が響いた。
迎え撃つためアルテアもまた強く大地を蹴り突っ込んでいく。
自分の顔に近づいてくる破壊の象徴のような禍々しい拳を強化した左腕で受け止める。
肩から先が吹き飛ばされたと錯覚するような衝撃が体を襲った。
しかしアルテアは眉一つ動かすことなくその衝撃に耐え、左手の手首を返して相手の腕を掴んで捉えた。
攻撃を防がれたことにケンの顔が驚愕に染まり、残った左腕で攻撃を繰り出すが。
アルテアは剣を振り上げ、襲い来る左腕を容赦なく斬り飛ばした。
そのまま間髪入れずに振り上げた剣をそのまま切り返し、ケンの肩口から胸にかけてを斜めに大きく斬り裂いた。
斬り飛ばされてくるくると宙を舞う自分の腕をどこか他人事のように見つめるケン。
その口からどろりとした血が流れ出て、彼の目は焦点を失った。
「ハンデをやろう。三人まとめてかかってこい」
その言葉を聞いて、ソルドーにケンとザーンはぽかんと口を大きくあける。そしてこらえきれないというように大声で笑い始めた。
「くくっ……くははは!!領主代行の息子だかなんだか知りませんが、大言壮語が過ぎますよ。あなたのようなガキがこの二人を相手に勝てるわけないでしょう!」
「なかなか面白ぇ冗談だが……舐めた口きいてると殺すぜ、クソガキ」
「止めなよ二人とも。きっと負けた時の言い訳がほしいのさ。ぼくとケンを二人同時に?笑えるよ。これでも冒険者だった時のランクは──」
嘲り笑う声を消すように、アルテアは挑発的にまた言う。
「冒険者で出世できなくてそこから逃げ出した雑魚ふたりと、自分を大物だと勘違いして息巻いている裏社会のせこい小物がひとり。何人相手にしたところで問題ない」
ぴしりと、空気の凍る音が聞こえるほど、嘲笑的な雰囲気から一変、あたりは静寂に包まれた。そしてザーンが細い目を開いて怪し笑みをたたえる。
「くく……口の利き方がなっていない子供にはお仕置きが必要だねぇ」
言い終わるや否や、怒りで目を血走らせながらザーンが一足飛びに斬りこんだ。 突進の勢いをそのまま利用して、上段に構えた剣を振り下ろす。風を切って迫る殺意の塊をアルテアは臆することなく捉え、半歩その身をずらしてそれをかわす。
かわされることは元より計算していたのか、ザーンはそれに慌てることなくすぐに剣を切り返し、アルテアの首めがけて下段から斜めに斬り上げた。
アルテアは右手に持っていた剣を相手の剣の軌道上に割り込ませその攻撃に対処した。鋼と鋼の衝突する鋭い音が鳴って火花が散った。
力任せに剣を押しこもうとするザーンを軽々と押しとどめ、涼し気にアルテアが言う。
「ただの挑発のつもりだったんだが……どうやら図星みたいだな。まさかこの程度だとは思わなかった。冒険者の頃のランクはDか、それともEか?」
「一太刀凌いだくらいで調子にのるなよ、ガキが……!!」
怒気をはらんだザーンの声を聞きながら、アルテアはケンとソルドーの方へと目を向ける。今のところ二人は静観しており動く様子はなかった。どうやらザーンひとりで十分だと考えているようだ。
「余所見とはずいぶんと余裕じゃないか、ええ?あの二人に加勢されるのが心配か?安心しろ、お前のようなガキ、ぼくひとりで──ぐぼぁっ!?」
突如ザーンがくぐもった悲鳴を上げた。意識外からの痛みにこらえきれず膝を折り、痛みの中枢である腹の方へと目をやった。 土で形づくられた人の腕のようなものが地面から伸びて、ザーンの腹へ拳をめり込ませていた。
「がはっ……!ば、ばかな……大地の造形は中級の魔法だぞ……!いったいいつ詠唱を……」
血を吐いてうずくまる様に地面に膝をつき驚愕するザーン。
「中級程度の魔法に詠唱なんか必要ない」
驚愕するザーンを冷ややかなに見下して、アルテアはザーンの顔に蹴りを繰り出す。咄嗟に腕を滑りこませて頭部への直撃を防いだザーンだったが、衝撃まで防ぐことはできずに暴風で飛ばされる木っ端のように吹っ飛び、地面に激しく打ち付けられて転がった。
蹴りを防いだ腕はあらぬ方向にひしゃげて曲がり、顔は血まみれになり大きく歪んでいてまるで防御したとは思えないありさまだった。
蹴り一発でぴくりとも動かなくなってしまったザーンを、残された二人が夢か幻でも見ているかのような顔で見つめていた。
「はは……はははは!おもしれぇ……やっと俺の相手に相応しいやつを見つけたぜ!」
強がりか本心か、ケンが口の端を吊り上げながら高笑いをしながら全身に魔力を滾らせ、彼の体から漏れ出た魔力がそのまま圧となって周囲に圧し掛かる。弱い者ならそれだけで戦意を喪失してしまうかもしれない。
それほどの魔力を発するケンを見て、確かに大口をたたくだけのことはあると、アルテアは他人事のように思った。おそらくケンとザーンは以前に会った冒険者──クレイグやアーガス、エレナよりも個々人の力は上だろう。
だが、それだけだった。
自分の持つ力に信念もなく、想いもない。ただ己の気の向くままに力を振るっているだけ。暴力それ自体が目的なのだ。力に呑まれているというのはこういうことを言うのだろうか。ふとそう思った。
何も言わず、動きをみせないアルテアを見て、臆していると勘違いしたのか、ケンは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「はーっはっはっはっは!!これが俺の真の力だ!!いまさら後悔してもおせぇんだぜ!!」
大地を揺るがすほどの踏み込みをもってケンが突っ込んできた。
その速度はすさまじく、並大抵の者には目にも捉えられないほどの速度だった。
速度に加え、魔力を収束させることでさらに威力を激増させた拳がアルテアの眼前に飛び込んでくる。すんでのところで体をのけ反らせてそれを避ける。
爆発的な威力の拳が赤い毛先にかすって、ちっ!と高い音が鳴った。はらりと舞い散る赤い髪を見て攻撃があたったことに気を良くしたのか、ケンがさらに調子づく。
「おらおらぁ!まだまだいくぜぇ!!」
ケンの身体強化はかなりのレベルだった。
剣で軽く斬りつけたくらいでは逆にはじき返されるほど魔力で硬く強化されている。そしてそれはすなわち絶大な攻撃力ともなる。ケンが攻撃する度に暴風のような衝撃が巻き起こって平野の木々が轟と揺れた。
二人の戦いは常人の目で追える速さをとうに越えていた。戦いを眺めるノエルとソルドーも、二人がどういう攻防を繰り広げているのかはまるで見えていなかった。ただ吹き荒れる風と大地を揺らすような轟音が聞こえるのみだった。
縦横無尽、絶え間なく浴びせられる拳撃をアルテアは確実に見切っていた。時には避け、時には剣で撃ち落とすようにして弾いた。
たまに髪や頬をかするときはあるものの、直撃は未だに一発ももらっていない。攻撃があたらないことにだんだんと苛立ってきたのだろう、ケンの小さな舌打ちの音を聞いた。そろそろ頃合いかとアルテアは考えた。そろそろ決着をつけにくるはずだ。
その予想が当たり、ついに堪えきれなくなったのか、ケンは後ろに大きく飛退いて距離をとった。
そして膝を屈めて力を貯めるような姿勢になって腹の底から唸り声を出す。
体から湧き出す魔力で空気がピリピリと焼け付いていく。
「ちょろちょろ逃げ回ってばかりでうっとうしい野郎だ!!この一撃で塵も残らねぇほど粉々にしてやるよ!!」
避けられ続けることに業を煮やした結果、避けられないほどの速さをもって全力の一撃で決めにくることにしたようだ。確かに目を見張るほどの魔力だった。それに応じるようにアルテアも魔力を練り上げて自身の体を強化する。
魔力の高まりとは反対に辺りは不思議なほどしんとした静寂に包まれていた。風の気配すら感じない無音の中で二人の視線が交錯する。
先に動いたのはケンだった。
地面が蹴りだしの衝撃に耐えきれずに蜘蛛の巣上にひび割れ、陥没し、風に攫われたかのようにケンの姿が消えたあと、少し遅れて爆発を思わせる踏み込みの音が響いた。
迎え撃つためアルテアもまた強く大地を蹴り突っ込んでいく。
自分の顔に近づいてくる破壊の象徴のような禍々しい拳を強化した左腕で受け止める。
肩から先が吹き飛ばされたと錯覚するような衝撃が体を襲った。
しかしアルテアは眉一つ動かすことなくその衝撃に耐え、左手の手首を返して相手の腕を掴んで捉えた。
攻撃を防がれたことにケンの顔が驚愕に染まり、残った左腕で攻撃を繰り出すが。
アルテアは剣を振り上げ、襲い来る左腕を容赦なく斬り飛ばした。
そのまま間髪入れずに振り上げた剣をそのまま切り返し、ケンの肩口から胸にかけてを斜めに大きく斬り裂いた。
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