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第二部
女心は
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ハクのデモンストレーションが終わった後もリーナはハクにしがみついて魔法を教わっていた。リーナはアルテアが思っている以上に魔法が好きなようだ。
だから口では面倒だと言いつつもハクがリーナに魔法を教えてくれるのはありがたいことだった。魔法の知識は教えられるが、実際の魔法を使った訓練は今の自分にはできないからだ。
幼女と喋る魔導書と仔竜というなんとも奇妙な面子で仲睦まじく遊んでいる光景を見てアルテアは頬を緩めた。
こんな日がずっと続けばいい。そんなことを考えるが、それを自分が許さないこともわかっていた。
イーリスを勇者の使命から解放する。
ハクの記憶を探し出す。
自分の前世の世界を変えてみせる。
そのためにはどうしても故郷を離れなければならない。たとえ家族を悲しませることになったとしても、アルテアはそれをやり遂げると誓った。
家族を悲しませることも、悲しむ家族を見て自分が傷つくことも覚悟はできていた。
「わっ!な、なにこれ!?」
不意に後ろから声が聞こえた。
振り返るとそこには長く綺麗な茶髪を風にたなびかせて少女が立っていた。
少女はハクの放った魔法痕を見て目を剥くように驚いていた。
「すまん……ハクが少し調子に乗ってな」
アルテアは立ち上がって少女に歩み寄っていく。
「うわぁ……これ、ハクちゃんが?すごい魔法使いっていうのは本当なんだね……」
「ああ、普段の姿からはとてもそうは思えないけどな」
アルテアがそう言ってリーナや仔竜と戯れるハクの方へ視線をやると、その視線を追って少女もそちらに顔を向けた。
幼女と仔竜の扱いににてんてこ舞いなハクの姿を見て、二人でクスクスと顔を見合わせて笑いあった。
「そういえば、あの子は……?」
ノエルの視線の先に仔竜がいた。
アルテアがアーカディアとの件を説明すると、ノエルは「やっぱりアルくんはすごいね」と言って笑った。
「あの子はなんていうの?」
「ん?なにがだ?」
「名前だよ。なあの子はなんていう名前なの?」
ノエルにそう問われ、まだ名前を付けていなかったことに思い至った。
「ああ……そう言えばまだ名前つけてなかったな」
「もう、ダメだよ。ちゃんと名前つけてあげなきゃ!契約する子たちにとって名前ってとっても大事なんだから!」
召喚魔法を好んで使うノエルに言われると説得力があった。アルテアは自分の至らなさを素直に認めて良い名前をつけてやろうと密かに誓った。
「そうだな。良い名前をつけてやるよ」
「うん。あの子もきっと喜ぶよ」
仔竜を見るノエルの目はとても優しくて、自分を見る時のティアやアルゼイドの目に少し似ていた。
思わず見惚れてしまいそうになる自分に気づき、アルテアは少し慌てた様子で話題を変える。
「それで……今日はどうしたんだ。何か用か?」
アルテアが聞くと、ノエルはそれまで笑っていた顔を少ししかめて拗ねたような表情をつくった。
「むう。何か用がなきゃ、来ちゃダメなの?」
「い、いや……別にそういう訳じゃない。ただ、最近は昔みたいに頻繁に会ったり話したりはしてないだろ」
唇をとがらせて上目遣いで自分を見つめるノエルと目が合ってアルテアの視線が泳ぐ。
ノエルはアルテアより頭ひと部分ほど背が低いため、彼女と話す時はどうしても見下ろす形になる。だから必然、上目遣いのノエルと視線が合うことも少なくないのだがこれはアルテアの精神衛生上あまり良くなかった。
遠い祖先とはいえノエルにはエルフの血が混じっている。その影響なのか、彼女は年を経るごとに美しくなっている。
昔は愛嬌のある可愛らしさが全面的に押し出されていたが、今は女性としての成長段階の途中でもあり女性的な魅力も加味されてきている。
普段からティアやターニャといった美人に見慣れているアルテアでさえ、村の中で彼女より美しい女性はもはや存在しないと思えるほどだった。
ノエルはおそろしいまでの美を獲得しつつあるのだ。
女性に対する免疫の少ないアルテアにとって、そんな彼女の多種多様な表情の変化はとてつもない破壊力がある。だから最近は緊張してしまい、昔のように気軽に話すことが難しい。
そんな彼の心中を知ってか知らずか、アルテアの言葉を聞いたノエルは眉をひそめて寂しげな顔に変える。
「そうだよね……最近はお互い別々の修行とかが多くて昔みたいに遊ぶこと、ほとんどなくなっちゃったね……」
瞳を潤ませるノエルにアルテアはぎょっとなる。普通に会話をしているつもりだったのに、とてもひどいことをしている気分になった。いや、きっとしているに違いない。
そう思ってしまうほど目の前で泣きそうになっている少女は儚く可憐だった。
「あ、いや……悪い……なんというか……すまん……」
言葉を詰まらせてたじたじになるアルテア。
その様子を見てノエルがそれまでの儚げな雰囲気から一転、「ぷっ……」と軽く吹き出して肩を小さく震わせてクスクスと小さく笑いをこぼした。
「アルくん……ごめん、冗談だよ」
笑いを堪えながら言うノエルを見て、自分はからかわれていたらしいと気づいた。
「……お前の泣き顔は心臓に悪い」
ぼそりと拗ねたようにアルテアは言う。
「ごめんって。アルくんの反応が面白いから、つい」
「つい、じゃねぇよ……まったく」
参ったとばかりにがしがしと頭をかくアルテアを見てノエルはまた笑った。
「とりあえず、座ろうよ。ーー地よ裂けろ」
ノエルが指を一振りすると地面が盛り上がってすぐさまイスの形に整えられた。
土でできたイスの表面は均整にならされていて歪さや凹凸がまるでなかった。見事な魔法にアルテアは心の中で唸る。そして何を話すでもなく、二人で並んで腰掛けてぼんやりとリーナたちの様子を眺めた。
「ふふ、なんだか子供の頃の私たちみたい。懐かしいね」
大切なものをしまった宝箱を開けるように、ノエルが言った。
子供の頃。
今はいない少女も交えて三人でよくここで魔法の鍛錬をした。アルテアにとっても大切な思い出だ。
「そうだな。よくここで、ああやって遊んだな」
「うん」
また会話が途切れて沈黙が続いた。だがそれは決して気まずい時間ではなかった。かつての思い出が沈黙を埋めていた。
ふたりは在りし日の思い出の中にいた。
楽しかった日々を思い返す。
それはとても心地よいものだった。だが、いつまでも浸っているわけにはいかない。
過去へは決して戻れず、現実は濁流のように凄まじい勢いで流れている。過去を見てばかりだとその濁流に飲み込まれ、前へ進むことができなくなってしまう。
「私、魔法学院へ行くよ」
不意に告げられた声は穏やかなものだったが、かたい決意を感じた。
ノエルはどこか遠くの、一点を見つめていた。きっとターニャに話があると言っていたのもこの話だったのだろう。
アルテアはわずかな沈黙のあとに口を開いた。
「……魔法学院か。王都のか?」
「うん。オレオール魔法学院」
「そうか。……ノエルは才能があるから合格間違いなしだ。きっと及びもつかないような魔法使いになるんだろうな」
アルテアが言うのを聞いてノエルは複雑そうな顔をするが、すぐに表情を戻す。
「アルくんは、どうするの」
「俺は旅に出るよ。冒険者だ」
「そっか。じゃあ……もう会えないのかな」
「そんなことはないだろ。王都なら立ち寄る機会もあるだろうし」
「絶対?」
顔を覗き込むようにして上目遣いで尋ねるノエルに若干気圧され、言葉を濁す。
「……未来のことは断言できん」
「もう……そこは絶対だ!って言うところだよ。アルくんはいつまで経っても女心がわかってないね」
「ふん。俺ごときにわかってたまるか。俺の倍以上生きてる父さんにだってわかってないんだぞ」
ノエルに、父を引き合いに出していかに女心が難解なものであるかを語り、ノエルはアルテアの話に耳を傾けて顔を綻ばせる。
「あはは……確かに、うちのお父さんもいっつもお母さんを怒らせてる」
「だろ?俺みたいな若輩者にはわからなくて当然なんだよ」
「うーん。そんなに難しいかな?簡単だと思うけどなぁ」
ノエルがイスの背もたれにもたれかかり、そして体を横に倒して何気なくアルテアの肩にちょこんと頭を乗せる。
ふわりと、ノエルの甘い香りがアルテアの鼻をついた。肩に感じるわずかな重さと柔らかさがなんとも心地良かった。だが、アルテアは小さく頭を振ってそんな気持ちを追い出した。
わずかな沈黙。そして回答。
「……いや。やっぱり、俺にはわからんよ」
「意地悪だね、アルくんは。……知ってたけど」
「すまん」
「うん、いいよ」
それきり、ふたりは話すことなく黙ってリーナたちを見守っていた。
だから口では面倒だと言いつつもハクがリーナに魔法を教えてくれるのはありがたいことだった。魔法の知識は教えられるが、実際の魔法を使った訓練は今の自分にはできないからだ。
幼女と喋る魔導書と仔竜というなんとも奇妙な面子で仲睦まじく遊んでいる光景を見てアルテアは頬を緩めた。
こんな日がずっと続けばいい。そんなことを考えるが、それを自分が許さないこともわかっていた。
イーリスを勇者の使命から解放する。
ハクの記憶を探し出す。
自分の前世の世界を変えてみせる。
そのためにはどうしても故郷を離れなければならない。たとえ家族を悲しませることになったとしても、アルテアはそれをやり遂げると誓った。
家族を悲しませることも、悲しむ家族を見て自分が傷つくことも覚悟はできていた。
「わっ!な、なにこれ!?」
不意に後ろから声が聞こえた。
振り返るとそこには長く綺麗な茶髪を風にたなびかせて少女が立っていた。
少女はハクの放った魔法痕を見て目を剥くように驚いていた。
「すまん……ハクが少し調子に乗ってな」
アルテアは立ち上がって少女に歩み寄っていく。
「うわぁ……これ、ハクちゃんが?すごい魔法使いっていうのは本当なんだね……」
「ああ、普段の姿からはとてもそうは思えないけどな」
アルテアがそう言ってリーナや仔竜と戯れるハクの方へ視線をやると、その視線を追って少女もそちらに顔を向けた。
幼女と仔竜の扱いににてんてこ舞いなハクの姿を見て、二人でクスクスと顔を見合わせて笑いあった。
「そういえば、あの子は……?」
ノエルの視線の先に仔竜がいた。
アルテアがアーカディアとの件を説明すると、ノエルは「やっぱりアルくんはすごいね」と言って笑った。
「あの子はなんていうの?」
「ん?なにがだ?」
「名前だよ。なあの子はなんていう名前なの?」
ノエルにそう問われ、まだ名前を付けていなかったことに思い至った。
「ああ……そう言えばまだ名前つけてなかったな」
「もう、ダメだよ。ちゃんと名前つけてあげなきゃ!契約する子たちにとって名前ってとっても大事なんだから!」
召喚魔法を好んで使うノエルに言われると説得力があった。アルテアは自分の至らなさを素直に認めて良い名前をつけてやろうと密かに誓った。
「そうだな。良い名前をつけてやるよ」
「うん。あの子もきっと喜ぶよ」
仔竜を見るノエルの目はとても優しくて、自分を見る時のティアやアルゼイドの目に少し似ていた。
思わず見惚れてしまいそうになる自分に気づき、アルテアは少し慌てた様子で話題を変える。
「それで……今日はどうしたんだ。何か用か?」
アルテアが聞くと、ノエルはそれまで笑っていた顔を少ししかめて拗ねたような表情をつくった。
「むう。何か用がなきゃ、来ちゃダメなの?」
「い、いや……別にそういう訳じゃない。ただ、最近は昔みたいに頻繁に会ったり話したりはしてないだろ」
唇をとがらせて上目遣いで自分を見つめるノエルと目が合ってアルテアの視線が泳ぐ。
ノエルはアルテアより頭ひと部分ほど背が低いため、彼女と話す時はどうしても見下ろす形になる。だから必然、上目遣いのノエルと視線が合うことも少なくないのだがこれはアルテアの精神衛生上あまり良くなかった。
遠い祖先とはいえノエルにはエルフの血が混じっている。その影響なのか、彼女は年を経るごとに美しくなっている。
昔は愛嬌のある可愛らしさが全面的に押し出されていたが、今は女性としての成長段階の途中でもあり女性的な魅力も加味されてきている。
普段からティアやターニャといった美人に見慣れているアルテアでさえ、村の中で彼女より美しい女性はもはや存在しないと思えるほどだった。
ノエルはおそろしいまでの美を獲得しつつあるのだ。
女性に対する免疫の少ないアルテアにとって、そんな彼女の多種多様な表情の変化はとてつもない破壊力がある。だから最近は緊張してしまい、昔のように気軽に話すことが難しい。
そんな彼の心中を知ってか知らずか、アルテアの言葉を聞いたノエルは眉をひそめて寂しげな顔に変える。
「そうだよね……最近はお互い別々の修行とかが多くて昔みたいに遊ぶこと、ほとんどなくなっちゃったね……」
瞳を潤ませるノエルにアルテアはぎょっとなる。普通に会話をしているつもりだったのに、とてもひどいことをしている気分になった。いや、きっとしているに違いない。
そう思ってしまうほど目の前で泣きそうになっている少女は儚く可憐だった。
「あ、いや……悪い……なんというか……すまん……」
言葉を詰まらせてたじたじになるアルテア。
その様子を見てノエルがそれまでの儚げな雰囲気から一転、「ぷっ……」と軽く吹き出して肩を小さく震わせてクスクスと小さく笑いをこぼした。
「アルくん……ごめん、冗談だよ」
笑いを堪えながら言うノエルを見て、自分はからかわれていたらしいと気づいた。
「……お前の泣き顔は心臓に悪い」
ぼそりと拗ねたようにアルテアは言う。
「ごめんって。アルくんの反応が面白いから、つい」
「つい、じゃねぇよ……まったく」
参ったとばかりにがしがしと頭をかくアルテアを見てノエルはまた笑った。
「とりあえず、座ろうよ。ーー地よ裂けろ」
ノエルが指を一振りすると地面が盛り上がってすぐさまイスの形に整えられた。
土でできたイスの表面は均整にならされていて歪さや凹凸がまるでなかった。見事な魔法にアルテアは心の中で唸る。そして何を話すでもなく、二人で並んで腰掛けてぼんやりとリーナたちの様子を眺めた。
「ふふ、なんだか子供の頃の私たちみたい。懐かしいね」
大切なものをしまった宝箱を開けるように、ノエルが言った。
子供の頃。
今はいない少女も交えて三人でよくここで魔法の鍛錬をした。アルテアにとっても大切な思い出だ。
「そうだな。よくここで、ああやって遊んだな」
「うん」
また会話が途切れて沈黙が続いた。だがそれは決して気まずい時間ではなかった。かつての思い出が沈黙を埋めていた。
ふたりは在りし日の思い出の中にいた。
楽しかった日々を思い返す。
それはとても心地よいものだった。だが、いつまでも浸っているわけにはいかない。
過去へは決して戻れず、現実は濁流のように凄まじい勢いで流れている。過去を見てばかりだとその濁流に飲み込まれ、前へ進むことができなくなってしまう。
「私、魔法学院へ行くよ」
不意に告げられた声は穏やかなものだったが、かたい決意を感じた。
ノエルはどこか遠くの、一点を見つめていた。きっとターニャに話があると言っていたのもこの話だったのだろう。
アルテアはわずかな沈黙のあとに口を開いた。
「……魔法学院か。王都のか?」
「うん。オレオール魔法学院」
「そうか。……ノエルは才能があるから合格間違いなしだ。きっと及びもつかないような魔法使いになるんだろうな」
アルテアが言うのを聞いてノエルは複雑そうな顔をするが、すぐに表情を戻す。
「アルくんは、どうするの」
「俺は旅に出るよ。冒険者だ」
「そっか。じゃあ……もう会えないのかな」
「そんなことはないだろ。王都なら立ち寄る機会もあるだろうし」
「絶対?」
顔を覗き込むようにして上目遣いで尋ねるノエルに若干気圧され、言葉を濁す。
「……未来のことは断言できん」
「もう……そこは絶対だ!って言うところだよ。アルくんはいつまで経っても女心がわかってないね」
「ふん。俺ごときにわかってたまるか。俺の倍以上生きてる父さんにだってわかってないんだぞ」
ノエルに、父を引き合いに出していかに女心が難解なものであるかを語り、ノエルはアルテアの話に耳を傾けて顔を綻ばせる。
「あはは……確かに、うちのお父さんもいっつもお母さんを怒らせてる」
「だろ?俺みたいな若輩者にはわからなくて当然なんだよ」
「うーん。そんなに難しいかな?簡単だと思うけどなぁ」
ノエルがイスの背もたれにもたれかかり、そして体を横に倒して何気なくアルテアの肩にちょこんと頭を乗せる。
ふわりと、ノエルの甘い香りがアルテアの鼻をついた。肩に感じるわずかな重さと柔らかさがなんとも心地良かった。だが、アルテアは小さく頭を振ってそんな気持ちを追い出した。
わずかな沈黙。そして回答。
「……いや。やっぱり、俺にはわからんよ」
「意地悪だね、アルくんは。……知ってたけど」
「すまん」
「うん、いいよ」
それきり、ふたりは話すことなく黙ってリーナたちを見守っていた。
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