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第二部
名探偵だぞえ!アルテアくん
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盗賊が去って静まり返った森の中、彼らが去った方を見据えたアルテアは落ち着いた様子で呟いた。
「なるほど。そういうことか」
得心がいったというように、ふぅ、と短く息をつくアルテアと、一方でノエルは一目見てわかるほど狼狽していた。
「行っちゃうよ! いいの!?」
「だいじょうぶだ」
「でもリリちゃんがっ……!」
「ノエル、だいじょうぶだから落ち着け。それに、追うにしてもまずは縄を抜けないとだろ?」
「う、うん……」
アルテアは、焦りをあらわにするノエルを諌めながら体を何度かよじる。
「……よし」
すると、あっという間にアルテアを縛っていた縄が解けて地面に落ちた。
「えっ、どうやって抜けたの?!」
「関節を外すだけだ。慣れれば誰でも簡単にできるよ」
「それたぶん簡単じゃない……って、そんなことより、はやく私の縄もほどいてよ! すぐあの人たちを追わないと!」
ノエルは一瞬呆れたように嘆息したかと思えば、また急いで立ち上がろうとするのだが、焦っているせいで上手くバランスが取れずに転びそうになる。こんなに取り乱している彼女を見るのは初めてかもしれない。それだけリリネットのことが心配なのだろう。
アルテアはよろける彼女を支え、ゆっくり座らせる。
「だから落ち着け。そんな縄くらい、お前なら魔法でどうにでもできるだろ」
「え?」
「魔封石でもなんでもないただの縄なんだ。杖がなくても魔法は使えるだろ」
「あっ……」
ノエルが我に返ったように目を見開く。その頬がほんのりと赤く染まる。どうやら全く思い至らなかったらしい。
「んん」
ノエルが咳払いをする。
「風よ吹け」
きまりが悪そうに魔法を唱えると、手元のあたりで風が起こり、縄がきれいに断ち切られた。
彼女は立ち上がり、うっすらと縄の跡で赤くなった肌をさすり、ぐるぐると手首を回す。
「さすがだな」
アルテアはとりあえずそう言った。何がさすがなのかは自分でもよくわかっていない。
「おーい、ニイちゃんたち、こっちも頼まぁ!」
彼らのやり取りを見ていたリードが呼びかける。
「あ、はい! すぐ行きますね!」
「いや、そっちは必要ないだろう」
アルテアがリードの方へ向かおうとするノエルを制すると、ノエルは「え?」と首を捻ねり、リードはすっと目を細めた。
「……おいおいニイちゃん、そりゃどういうことだい」
「上手い演技でしたけど、さすがに違和感がありすぎますよ」
「違和感、ねぇ……。俺にゃなんのことだ皆目わからねぇな」
二人のやり取りに、ノエルは「え、え?」と困惑しながらしきりに二人に視線をさ迷わせる。
「まあ例えば、あの賊の女性が近寄ってきた時、リードさんたちはそれほど警戒してなかったし、彼女の話をすぐに信じたけどそれがまず不自然すぎる。賊が襲ってくると事前にわかっているんだから、もっと警戒していないとおかしい」
「ぬ……」
「た、たしかにそうかも」
アルテアの指摘リードは口ごもり、ノエルはうんうんと相槌をうつ。
「それに、あの女性は俺たちを一切攻撃しなかった」
「えっと、それは……変なことかな? ただ穏便に済ませたかっただけじゃないのかな。最後に私にも謝ってくれたし……」
「それがおかしい。だって俺たちはいまベルグ商会のふりをしてるんだぞ。前にお前が治した男はかなりの深手を負ってただろう。敵だと判断したやつには容赦がないはずだ。それに拘束もぬるすぎる。魔法使いを魔法が使えるまま拘束しても意味ないだろ」
「あっ、たしかに……!」
納得だというふうにノエルが唸る。一方リードは反論を投げかける。
「そりゃあ、あれだ。ベルグ商会から依頼を受けただけの運び屋かなんかだと思ったんだろうさ」
「それでもやっぱりおかしいですよ。ならなんでわざわざ俺たちの馬車まで盗ったのか、ということになる。善良な者からは盗らないんでしょう、彼らは」
「ぬぅ……」
「まあ、他にもまだありますよ。一つや二つなら偶然かもしれないけど、いくつも重なるとそれは意図的なものだ。……賊にはわざと襲われたんでしょう?」
アルテアからの再度の問いに、リードは諦めたように息を吐き、するりと縄を解いて自由になった両手を上げた。それに習い、スレインや他の男たちも縄を解いてすっと立ち上がった。
「……やれやれ、見破られちまうとはな。思ったよりずっとおっかねえニイちゃんだぜ」
「凄いね、アル君。わたし全然気づかなかったよ……」
二人の賞賛にアルテアは、たまたまだと曖昧な笑顔でこたえた。
「で、説明してくれますよね?」
「ま、そうなるわな」
リードはボサボサの髪をガシガシとかいて苦笑いを浮かべる。
「まあ種明かしするとだな。俺が最初に説明した、賊が襲ってきたとこを返り討ちにするって作戦、ありゃ嘘だ」
すまねぇな、と頭を下げるリードにアルテアはただ頷き返した。その横でノエルが首を傾げる。
「えっと、じゃあ、ほんとの作戦は……?」
「奴らの拠点を突き止めてから奇襲をしかけて一網打尽にするつもりだ。実はな、以前からこの近辺ではあいつら賊による被害が頻発してんだ」
リードが事の経緯を改めて説明する。
王国の騎士団も賊を捕らえようと動いたが上手くいかなかったこと。連中は拠点を定期的に移動してる上に隠蔽系の魔道具も持っているらしく捕捉が困難なこと。
騎士団も治安維持や魔獣対策で人手不足、大規模な捜索を継続するのは難しいこと。
「そうやって対処が遅れるうちに、賊の規模は大きくなってますます被害が増える一方。民衆からは義賊だなんだと言われることも多いがよ、さすがに放置したままはマズイってんで、もっと前からベルグ商会と別口のとこから俺に依頼がきて動いてたんだ。そんでこの近辺の調査をしてたとこに、ニイちゃんたちと出会って先日の事件が起きたってわけだ」
「知らない方がいいだろうと、お二人に事情を隠しておくように提案したのは僕なんです。もちろん、やつらの拠点を掴めた時は改めて事情を説明するつもりでしたが……騙していたことには違いありません。申し訳ありません」
それまで黙って話を聞いていたスレインがそう申告して頭を下げた。
「リードさんは初めから事情を全て打ち明けた上で協力してもらおうとしていました。だから怒るなら僕に怒ってください」
「スレイン、おめぇ……」
腰を折り深々と頭を下げるスレインを見てなんとも言えない顔をするリード。
「そうすると決めたのはリーダである俺の判断だ。悪いのは俺だ。信用できねえってんなら、ここで別れてもらって構わねえ。もちろん、ここまでの報酬は払わせてもらう」
そう言ってまたリードが頭を下げた。
確かに、向こうから協力を仰いできたにも関わらず隠し事をしていたのは不誠実だろう。それも命の危険が伴う頼みなのに、だ。
彼らとの協力関係を打ち切るには十分な理由だろう。
だがそれはあくまでも一般論だ。
アルテアにとってはこの程度の謀など取るに足らないことで怒るほどのものではないし、そもそも無理をいって同行している自分に決定権はないと思っている。どうするかはノエルの判断に任せようと決め、彼女の言葉を待った。
少しして、ノエルは落ち着いた様子で話し始めた。
「えっと……お二人とも、頭を上げてください。確かに隠し事されてたのはムッとしましたけど……お二人の判断は正しいと思います。私、最初から全部知ってたらきっと上手く演技できませんでした。すぐに顔に出ちゃうから」
少しだけ困ったように、また照れたように、頬を掻きながらノエルが言うと、リードとスレインも頭を上げた。
「でも、いくらわざと襲われるようにしたからって、本当に攻撃されることもありましたよね? 運良く何も無かったですけど、もしそうなってたらどうするつもりだったんですか?」
ノエルがもっともなことを言う。確かに、一部の賊の彼女を見る目は尋常ではなかった。
それに対してリードがまた眉根を寄せて言葉に詰まる。
「あ~、それはだなぁ」
「内通者がいたんでしょう。たぶん、あの場を仕切っていた女の人かな。下っ端じゃ大して影響力もないだろうしもし何かあった時に場をコントロールできない」
言葉を濁すリードに代わって、アルテアが言うと、彼も頷き、改めて作戦を説明する。
「……そういうわけだ。これから奴らの跡を付けていた偵察隊、待機している討伐隊、それぞれと合流の後、賊の拠点に奇襲をしかけるって寸法だ」
そこまで言うと、リードはアルテアたちに向き直り、再び問いかけた。
「……危ない目に合わせる気はねえが、それでも危険なことに変わりはねえ。本当に大丈夫か?」
「私は平気です。それにリリちゃんのことが心配ですから。着いてくるなって言われても着いていきます!」
「俺も問題ありません」
ノエル、続いてアルテアが答えると、リードは彼らに礼を言って準備を整え始める。
「そうか……。改めて、よろしく頼むぜ。そうと決まれば善は急げだ! おい野郎ども、準備しろ!」
仕切り直すように手を鳴らし、よく通る声で指示を出す。しばらくして準備が整うと、隊列を組んで賊が消えていった山奥へと足を進める。
アルテアたちも彼らに続き、深い森の中へと踏み入った。
「なるほど。そういうことか」
得心がいったというように、ふぅ、と短く息をつくアルテアと、一方でノエルは一目見てわかるほど狼狽していた。
「行っちゃうよ! いいの!?」
「だいじょうぶだ」
「でもリリちゃんがっ……!」
「ノエル、だいじょうぶだから落ち着け。それに、追うにしてもまずは縄を抜けないとだろ?」
「う、うん……」
アルテアは、焦りをあらわにするノエルを諌めながら体を何度かよじる。
「……よし」
すると、あっという間にアルテアを縛っていた縄が解けて地面に落ちた。
「えっ、どうやって抜けたの?!」
「関節を外すだけだ。慣れれば誰でも簡単にできるよ」
「それたぶん簡単じゃない……って、そんなことより、はやく私の縄もほどいてよ! すぐあの人たちを追わないと!」
ノエルは一瞬呆れたように嘆息したかと思えば、また急いで立ち上がろうとするのだが、焦っているせいで上手くバランスが取れずに転びそうになる。こんなに取り乱している彼女を見るのは初めてかもしれない。それだけリリネットのことが心配なのだろう。
アルテアはよろける彼女を支え、ゆっくり座らせる。
「だから落ち着け。そんな縄くらい、お前なら魔法でどうにでもできるだろ」
「え?」
「魔封石でもなんでもないただの縄なんだ。杖がなくても魔法は使えるだろ」
「あっ……」
ノエルが我に返ったように目を見開く。その頬がほんのりと赤く染まる。どうやら全く思い至らなかったらしい。
「んん」
ノエルが咳払いをする。
「風よ吹け」
きまりが悪そうに魔法を唱えると、手元のあたりで風が起こり、縄がきれいに断ち切られた。
彼女は立ち上がり、うっすらと縄の跡で赤くなった肌をさすり、ぐるぐると手首を回す。
「さすがだな」
アルテアはとりあえずそう言った。何がさすがなのかは自分でもよくわかっていない。
「おーい、ニイちゃんたち、こっちも頼まぁ!」
彼らのやり取りを見ていたリードが呼びかける。
「あ、はい! すぐ行きますね!」
「いや、そっちは必要ないだろう」
アルテアがリードの方へ向かおうとするノエルを制すると、ノエルは「え?」と首を捻ねり、リードはすっと目を細めた。
「……おいおいニイちゃん、そりゃどういうことだい」
「上手い演技でしたけど、さすがに違和感がありすぎますよ」
「違和感、ねぇ……。俺にゃなんのことだ皆目わからねぇな」
二人のやり取りに、ノエルは「え、え?」と困惑しながらしきりに二人に視線をさ迷わせる。
「まあ例えば、あの賊の女性が近寄ってきた時、リードさんたちはそれほど警戒してなかったし、彼女の話をすぐに信じたけどそれがまず不自然すぎる。賊が襲ってくると事前にわかっているんだから、もっと警戒していないとおかしい」
「ぬ……」
「た、たしかにそうかも」
アルテアの指摘リードは口ごもり、ノエルはうんうんと相槌をうつ。
「それに、あの女性は俺たちを一切攻撃しなかった」
「えっと、それは……変なことかな? ただ穏便に済ませたかっただけじゃないのかな。最後に私にも謝ってくれたし……」
「それがおかしい。だって俺たちはいまベルグ商会のふりをしてるんだぞ。前にお前が治した男はかなりの深手を負ってただろう。敵だと判断したやつには容赦がないはずだ。それに拘束もぬるすぎる。魔法使いを魔法が使えるまま拘束しても意味ないだろ」
「あっ、たしかに……!」
納得だというふうにノエルが唸る。一方リードは反論を投げかける。
「そりゃあ、あれだ。ベルグ商会から依頼を受けただけの運び屋かなんかだと思ったんだろうさ」
「それでもやっぱりおかしいですよ。ならなんでわざわざ俺たちの馬車まで盗ったのか、ということになる。善良な者からは盗らないんでしょう、彼らは」
「ぬぅ……」
「まあ、他にもまだありますよ。一つや二つなら偶然かもしれないけど、いくつも重なるとそれは意図的なものだ。……賊にはわざと襲われたんでしょう?」
アルテアからの再度の問いに、リードは諦めたように息を吐き、するりと縄を解いて自由になった両手を上げた。それに習い、スレインや他の男たちも縄を解いてすっと立ち上がった。
「……やれやれ、見破られちまうとはな。思ったよりずっとおっかねえニイちゃんだぜ」
「凄いね、アル君。わたし全然気づかなかったよ……」
二人の賞賛にアルテアは、たまたまだと曖昧な笑顔でこたえた。
「で、説明してくれますよね?」
「ま、そうなるわな」
リードはボサボサの髪をガシガシとかいて苦笑いを浮かべる。
「まあ種明かしするとだな。俺が最初に説明した、賊が襲ってきたとこを返り討ちにするって作戦、ありゃ嘘だ」
すまねぇな、と頭を下げるリードにアルテアはただ頷き返した。その横でノエルが首を傾げる。
「えっと、じゃあ、ほんとの作戦は……?」
「奴らの拠点を突き止めてから奇襲をしかけて一網打尽にするつもりだ。実はな、以前からこの近辺ではあいつら賊による被害が頻発してんだ」
リードが事の経緯を改めて説明する。
王国の騎士団も賊を捕らえようと動いたが上手くいかなかったこと。連中は拠点を定期的に移動してる上に隠蔽系の魔道具も持っているらしく捕捉が困難なこと。
騎士団も治安維持や魔獣対策で人手不足、大規模な捜索を継続するのは難しいこと。
「そうやって対処が遅れるうちに、賊の規模は大きくなってますます被害が増える一方。民衆からは義賊だなんだと言われることも多いがよ、さすがに放置したままはマズイってんで、もっと前からベルグ商会と別口のとこから俺に依頼がきて動いてたんだ。そんでこの近辺の調査をしてたとこに、ニイちゃんたちと出会って先日の事件が起きたってわけだ」
「知らない方がいいだろうと、お二人に事情を隠しておくように提案したのは僕なんです。もちろん、やつらの拠点を掴めた時は改めて事情を説明するつもりでしたが……騙していたことには違いありません。申し訳ありません」
それまで黙って話を聞いていたスレインがそう申告して頭を下げた。
「リードさんは初めから事情を全て打ち明けた上で協力してもらおうとしていました。だから怒るなら僕に怒ってください」
「スレイン、おめぇ……」
腰を折り深々と頭を下げるスレインを見てなんとも言えない顔をするリード。
「そうすると決めたのはリーダである俺の判断だ。悪いのは俺だ。信用できねえってんなら、ここで別れてもらって構わねえ。もちろん、ここまでの報酬は払わせてもらう」
そう言ってまたリードが頭を下げた。
確かに、向こうから協力を仰いできたにも関わらず隠し事をしていたのは不誠実だろう。それも命の危険が伴う頼みなのに、だ。
彼らとの協力関係を打ち切るには十分な理由だろう。
だがそれはあくまでも一般論だ。
アルテアにとってはこの程度の謀など取るに足らないことで怒るほどのものではないし、そもそも無理をいって同行している自分に決定権はないと思っている。どうするかはノエルの判断に任せようと決め、彼女の言葉を待った。
少しして、ノエルは落ち着いた様子で話し始めた。
「えっと……お二人とも、頭を上げてください。確かに隠し事されてたのはムッとしましたけど……お二人の判断は正しいと思います。私、最初から全部知ってたらきっと上手く演技できませんでした。すぐに顔に出ちゃうから」
少しだけ困ったように、また照れたように、頬を掻きながらノエルが言うと、リードとスレインも頭を上げた。
「でも、いくらわざと襲われるようにしたからって、本当に攻撃されることもありましたよね? 運良く何も無かったですけど、もしそうなってたらどうするつもりだったんですか?」
ノエルがもっともなことを言う。確かに、一部の賊の彼女を見る目は尋常ではなかった。
それに対してリードがまた眉根を寄せて言葉に詰まる。
「あ~、それはだなぁ」
「内通者がいたんでしょう。たぶん、あの場を仕切っていた女の人かな。下っ端じゃ大して影響力もないだろうしもし何かあった時に場をコントロールできない」
言葉を濁すリードに代わって、アルテアが言うと、彼も頷き、改めて作戦を説明する。
「……そういうわけだ。これから奴らの跡を付けていた偵察隊、待機している討伐隊、それぞれと合流の後、賊の拠点に奇襲をしかけるって寸法だ」
そこまで言うと、リードはアルテアたちに向き直り、再び問いかけた。
「……危ない目に合わせる気はねえが、それでも危険なことに変わりはねえ。本当に大丈夫か?」
「私は平気です。それにリリちゃんのことが心配ですから。着いてくるなって言われても着いていきます!」
「俺も問題ありません」
ノエル、続いてアルテアが答えると、リードは彼らに礼を言って準備を整え始める。
「そうか……。改めて、よろしく頼むぜ。そうと決まれば善は急げだ! おい野郎ども、準備しろ!」
仕切り直すように手を鳴らし、よく通る声で指示を出す。しばらくして準備が整うと、隊列を組んで賊が消えていった山奥へと足を進める。
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