この広い世界で2人は出逢う

月風 夜闇

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プロローグ

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  少女は誰にも気付かれないようにそっとため息をついた。
「また悠果と離れちゃった…」
少女の学校では始業式の日にクラス発表が行われる。そして今日は始業式だったのだ。
少女はクラス発表の紙を見て、もう一度ため息をついた。

  そのすぐ側では黒峯辰馬くろみねたつまが少女と同じようにため息をついている。
「よぉ辰馬!お前何組だった?」
凪斗なぎとか…そっちは何組だったんだ?」
「ん?俺?俺は3組だったぞ!鈴川は1組だってよ…んで?辰馬は?」
「俺6組。」
「6組かぁ~。6組って誰居るっけ?」
「俺の仲良い奴は居ねぇよ。」
そう言いながら辰馬はもう一度ため息をついた。
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