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実践編＜第１部＞

◆食・パン

ホームベーカリーを持っている。以前は安いメーカー品を使っていたけれど、ケースの部分が薄っぺらく、夜中にガタガタ鳴ってうるさかった。
象印に替えたら、フッ素加工の重厚なケースで、静かだし、ケーキやジャムが作れる付加価値が付いて、とても気に入っている。欠点は、スイッチを切り忘れると、いつまでも保温される機能で硬い食パンと化す。

本来は手でこねて作る物だから、特にホームベーカリー（以下ＨＢと記載）は必要無いけれど、朝ジョギングから帰って来て、シャワー浴びて、出来立ての香ばしいパンとコーヒーがあると嬉しい。特に休みの午前中で天気が良い日に窓際のテーブルにつくと「しあわせ～」とつくづく思う。

タッパーやシリコンケース、電子レンジ、フライパンで作る方法もあるが、仕上がりに満足できるかどうかは自分次第。
パンは「水＋強力粉＋イースト（膨張させる物）＋塩」でできる。ミックス粉に慣れてしまうと高くつくので、買うのを勧めない。

基本：
水170cc＋強力粉250g＋バター15g（＋砂糖15g＋スキムミルク6g）+塩3g＋ドライイースト3g
普通に美味しい食パンを作る場合はカッコ内も入れて、ＨＢはスイッチポン４時間ほどで完成。
バターやジャムなどを塗らずにそのまま食べたい時は、砂糖やバター等を多く入れる。

手で作る場合は、全体をかき混ぜてよくこねたり叩きつけたりして、グルテンの弾力性を引き出す。ボールに入れ、ラップをかけて、濡らしたふきんをかぶせ、陽の当たる場所か、湯上りの風呂の蓋の上やストーブのある部屋に置く、つまり暖かい場所で１次発酵。１時間ほどで２倍位の大きさになったら、空気を抜き成形、焼き型へ入れてまた２次発酵、オーブンを180℃に予熱して20～30分焼く。

*cap 水170cc＋強力粉250ｇ＋塩小さじ2/1＋サラダ油15ｇ＋ドライイースト３ｇをＨＢで焼いた食パン、膨らみは悪いが、フムスレッドチリ（ご飯にも合う）やトムヤムクンと一緒の為、塩分調整。干しエビはカルシウム補給にスープへ

応用：
カッコ内を合わせた基本にくるみやレーズンなど色々と具を入れる、ラム酒やココナッツミルクも良い、業務スーパーのフライドオニオンを混ぜると美味しい。こういうのが【自分好み】に作るという事、自作は自由自在。

バターの代わりにオリーブオイルを入れて、生地を作って成形発酵、焼く前にオリーブやトマト、ローズマリー、玉ねぎスライス、粉チーズなどを載せて焼くと、なんちゃってフォッカチャができる。

水の代わりに牛乳と卵を合わせて170ccにし、砂糖30ｇでスキムミルクは入れない。これを生地にして、あんこやクリームを入れて個別に成形し、ラップとぬれふきんをかけて、1時間ほど膨らむまで待ち、オーブンで焼くと菓子パンになる。

生地をまとめづらかったりするけれど、中力粉や小麦粉でも良い。食パンにする時、強力粉が足りなくなると、コーンスターチとかホットケーキミックスとか家にある適当な粉で代用してる。

*cap プチトマトを湯向きし、砂糖をかけてスイーツのドレンチェリー代わりにしようとしたら、発酵したので、トマトパンを焼き、業務スーパーのケイジャンスパイスで合えた前日の夕飯の残り肉を挟んだ。これが臨機応変

ドライイーストの個別包装である小袋は高いので、50ｇ300円程度の買う。また、なんちゃって発酵として、トマトの砂糖がけや、捨てる予定のリンゴの芯や皮などでもできる。
要は、空気は熱を加えると膨張するから、発泡する物なら何でも良い。炭酸水や重曹（入浴剤のバブがぶくぶく泡が出るのと同じ）、ベーキングパウダーでも良いけど、風味が変わる。パンらしい香ばしい匂いはイーストに限る。
一度、嫌いなドライフルーツで作ろうとしたら、発酵しなかった。おそらく着色料や保存料が影響したのではないかと思う。