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第5話 去り際の微笑み
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ヴァルディール公爵邸に来てから、三日が経った。
最初の朝、私は窓の外に広がる雪原を見ながら、どこか現実ではない光景のように感じていた。
長い間緊張に満ちた王城で過ごしてきたせいだろう。
穏やかな時間に、まだ心が馴染めない。
けれどこの屋敷の空気は、不思議なほど私を拒まなかった。
クラリスはその間、厨房や使用人たちと打ち解け、忙しく動き回っている。
「リディアお嬢様、こちらの方々はとても良くしてくださいます。今日も厨房から焼き菓子をいただきました」
「そう。良い人たちね」
「ええ。けれど、皆さんお嬢様にとても興味があるみたいで……『氷の令嬢って本当に冷たい人じゃなかった』って」
思わず笑ってしまった。
「もう、“氷”なんて呼ばれる立場ではないのにね」
クラリスはほっとしたように微笑んだ。
「そうやって笑うお嬢様を、久しぶりに見ました」
そう言われて初めて、自分が本当に笑っていたのだと気づく。
王都にいた頃は、笑うことさえ作法だった。
頬の角度、目の開き方、相手の地位によって変えるべき強弱。
笑顔は、心の感情ではなく、社会的な仮面にすぎなかったのだ。
部屋を出て、屋敷の回廊を歩く。
壁に並ぶランプの炎が、柔らかく雪明りを吸い込んでいる。
ここでは、沈黙すら温かかった。
そんな中で、私はふと一人の人影を見つけた。
「おや、もう散策を?」
アレン公爵が廊下の突き当たりに立っていた。
今日は黒ではなく、濃紺の上着を着ている。
金の刺繍が渋い光を受けて、彼の灰色の瞳をより深く見せていた。
「この屋敷は迷路のようです。歩いているだけで方向が分からなくなります」
「慣れるまではそうでしょう。どの道も静かですから」
「おかげで落ち着きます。でも……少し、不安にもなります」
「不安、とは?」
「これが、ほんとうの安らぎなのか分からないのです」
自分でも驚くほど素直な言葉が口から出た。
彼は少しの間沈黙し、やがて微笑んだ。
「長く緊張に囚われていた人ほど、静けさを疑うものです。だが、ここには罠も疑念もない。安心していい」
「そうだと、信じたいです」
公爵は窓際に歩み寄り、外の雪に視線を落とした。
「この雪は、春の始まりの兆しだ。冬が強いほど、春が豊かになる」
「春が……来るでしょうか。私に」
「来ますとも」
短く、それでも確信に満ちた言葉が返った。
まるで祈りのような響きに、胸の奥が震える。
「リディア嬢」
「はい」
「王都でのこと――もし差し支えなければ、聞かせてくれませんか」
彼の声は穏やかで、命令の響きなど少しもない。
語るかどうかは、私自身の選択に委ねられていた。
「……何から話せばいいか分かりません。でも、簡単に言えば……私は“理想の令嬢”を演じていたのだと思います」
「演じていた?」
「そう。王太子妃としてふさわしくあるために、自分の感情を閉ざしていました。
殿下が何を望んでも、私は従い、反論せず、笑顔を作る――それが正しいと信じていました」
「信じていた、のですか?」
「ええ。でも今では、それが勘違いだった気がしてなりません。
愛されるには従順でなければならないと思っていた。けれど、結局、殿下は私を冷たいと断じました」
自嘲の笑みを浮かべると、公爵は静かに息を吐いた。
「人は、自分の弱さを映す鏡を恐れる。殿下にとって貴女は鏡だったのです」
「……鏡?」
「貴女の冷静さに、彼は自分の浅い心を見た。その結果、貴女を“冷たい”と呼んだ。
本当に冷たかったのは、彼の方でしょう」
その言葉が胸に落ちた瞬間、息が詰まった。
誰も言ってくれなかった一言だった。
私はずっと、自分が悪いのだと思っていた。
努力が足りなかったから、心を見せられなかったから。
しかし、そうではなかったのかもしれない。
公爵がそっと私の方へと歩み寄る。
「リディア嬢」
「……はい」
「貴女は間違っていない。生き方を恥じる必要もない。
だが、これからは“正しさ”より“幸せ”を選んでいい」
正しさではなく、幸せ。
その意味を、しばらく心の中で転がした。
なんて不慣れで甘い響きなのだろう。
私は俯いて小さく頷いた。
「私に、それを選ぶ資格があるのなら……」
「あります。誰よりも」
不意に胸が熱くなり、目の奥が滲む。
涙など、どれほどぶりだろう。
けれど彼は、何も言わずにただ見守ってくれた。
その沈黙が、どんな慰めの言葉よりも温かかった。
「ありがとう、ございます……アレン様」
「礼など要りません。貴女が心を解くことが、私の望みでもある」
やがて日が傾き始め、窓から差す光が赤く染まった。
そのとき、公爵の執事が近づいて告げた。
「公爵様。南の街道に使者が参っております。王都の紋章を掲げておりました」
「王都……?」
私の胸がひやりと冷たくなった。
アレン公爵は静かに頷き、私へと視線を向けた。
「おそらく、殿下からの伝令でしょう。すぐに確かめます」
「まさか、今になって何の用でしょう……」
十分ほどして、公爵が戻ってきた。
眉の奥に、鋭い寒気のようなものが宿っている。
「王城からの文書だ。内容は――あの王太子が、公の場で更なる“釈明会”を開くらしい」
「釈明会?」
「婚約破棄の理由を人々に示し、自らの正統性を強調するための場です。
そこに貴女の名前が、再び記されている」
私は無意識に息を止めていた。
「私を……また晒すということですか?」
「そうでしょう。権威のためなら、貴女の尊厳など簡単に使う」
アレンの言葉は苦く、しかし怒りに満ちていた。
沈黙が落ちる。
私は一歩、後ずさった。
あの冷たい瞳が脳裏に蘇る。
“おまえは王妃の器ではない”。その声が、再び心を鎖で縛る。
けれど――そのとき、公爵の手が私の肩に触れた。
「怯えることはありません。ここはもう、彼の支配の届く場所ではない」
「でも、王都で私が悪者にされたら……父上にも影響が……!」
「それも私に任せてほしい」
強い声だった。
「私は隣国の公爵にして、王家と同盟を結ぶ者だ。彼がこれ以上、貴女を辱めるなら、外交の場で対峙する」
私は息を飲んだ。
その瞳に宿る光は、鋼のようだった。
「……なぜ、そこまでしてくださるのです」
「貴女が、正しい者のまま踏みつけられるのを黙って見ていられないからだ」
心臓の鼓動が早まる。
アレンが一歩、近づく。
距離が息も詰まるほど近くなり、彼の呼吸が微かに頬に触れた。
「リディア。貴女が見せた最後の微笑み――あの去り際、王城を出るときの一礼を、私は見ていました。
あれは敗北の顔じゃない。貴族としての矜持と、女性としての強さ、そのどちらも宿った微笑みでした」
「……そんなふうに見てくださるのは、貴方だけです」
「誰がどう見ようと、私は知っている。あの微笑みは美しかった」
その言葉が、まるで雪明りのように私の胸の奥を照らした。
消えかけた誇りが、小さく炎を上げて蘇る。
「リディア、彼らを恐れる必要はない。貴女の真実を、彼らが塗り潰すことはできない」
「……ありがとう、アレン様」
「いずれ、王都へ戻るときが来たら、私が共に行こう」
彼の声に、思わず涙がにじむ。
誰かに守られることなど、ずっと避けてきたのに。
今、ようやく――その温もりにすがりたいと思えた。
窓の外では、再び雪が降り始めた。
しんしんと音を立てずに降るその白が、まるで新しい章の始まりを告げているように見えた。
私は両手を胸の前で重ね、静かに目を閉じた。
失ったものの数より、これから築くものを信じたい。
去り際に浮かべたあの微笑みは、もう過去のものじゃない。
これからは――
私自身のために、笑おう。
続く
最初の朝、私は窓の外に広がる雪原を見ながら、どこか現実ではない光景のように感じていた。
長い間緊張に満ちた王城で過ごしてきたせいだろう。
穏やかな時間に、まだ心が馴染めない。
けれどこの屋敷の空気は、不思議なほど私を拒まなかった。
クラリスはその間、厨房や使用人たちと打ち解け、忙しく動き回っている。
「リディアお嬢様、こちらの方々はとても良くしてくださいます。今日も厨房から焼き菓子をいただきました」
「そう。良い人たちね」
「ええ。けれど、皆さんお嬢様にとても興味があるみたいで……『氷の令嬢って本当に冷たい人じゃなかった』って」
思わず笑ってしまった。
「もう、“氷”なんて呼ばれる立場ではないのにね」
クラリスはほっとしたように微笑んだ。
「そうやって笑うお嬢様を、久しぶりに見ました」
そう言われて初めて、自分が本当に笑っていたのだと気づく。
王都にいた頃は、笑うことさえ作法だった。
頬の角度、目の開き方、相手の地位によって変えるべき強弱。
笑顔は、心の感情ではなく、社会的な仮面にすぎなかったのだ。
部屋を出て、屋敷の回廊を歩く。
壁に並ぶランプの炎が、柔らかく雪明りを吸い込んでいる。
ここでは、沈黙すら温かかった。
そんな中で、私はふと一人の人影を見つけた。
「おや、もう散策を?」
アレン公爵が廊下の突き当たりに立っていた。
今日は黒ではなく、濃紺の上着を着ている。
金の刺繍が渋い光を受けて、彼の灰色の瞳をより深く見せていた。
「この屋敷は迷路のようです。歩いているだけで方向が分からなくなります」
「慣れるまではそうでしょう。どの道も静かですから」
「おかげで落ち着きます。でも……少し、不安にもなります」
「不安、とは?」
「これが、ほんとうの安らぎなのか分からないのです」
自分でも驚くほど素直な言葉が口から出た。
彼は少しの間沈黙し、やがて微笑んだ。
「長く緊張に囚われていた人ほど、静けさを疑うものです。だが、ここには罠も疑念もない。安心していい」
「そうだと、信じたいです」
公爵は窓際に歩み寄り、外の雪に視線を落とした。
「この雪は、春の始まりの兆しだ。冬が強いほど、春が豊かになる」
「春が……来るでしょうか。私に」
「来ますとも」
短く、それでも確信に満ちた言葉が返った。
まるで祈りのような響きに、胸の奥が震える。
「リディア嬢」
「はい」
「王都でのこと――もし差し支えなければ、聞かせてくれませんか」
彼の声は穏やかで、命令の響きなど少しもない。
語るかどうかは、私自身の選択に委ねられていた。
「……何から話せばいいか分かりません。でも、簡単に言えば……私は“理想の令嬢”を演じていたのだと思います」
「演じていた?」
「そう。王太子妃としてふさわしくあるために、自分の感情を閉ざしていました。
殿下が何を望んでも、私は従い、反論せず、笑顔を作る――それが正しいと信じていました」
「信じていた、のですか?」
「ええ。でも今では、それが勘違いだった気がしてなりません。
愛されるには従順でなければならないと思っていた。けれど、結局、殿下は私を冷たいと断じました」
自嘲の笑みを浮かべると、公爵は静かに息を吐いた。
「人は、自分の弱さを映す鏡を恐れる。殿下にとって貴女は鏡だったのです」
「……鏡?」
「貴女の冷静さに、彼は自分の浅い心を見た。その結果、貴女を“冷たい”と呼んだ。
本当に冷たかったのは、彼の方でしょう」
その言葉が胸に落ちた瞬間、息が詰まった。
誰も言ってくれなかった一言だった。
私はずっと、自分が悪いのだと思っていた。
努力が足りなかったから、心を見せられなかったから。
しかし、そうではなかったのかもしれない。
公爵がそっと私の方へと歩み寄る。
「リディア嬢」
「……はい」
「貴女は間違っていない。生き方を恥じる必要もない。
だが、これからは“正しさ”より“幸せ”を選んでいい」
正しさではなく、幸せ。
その意味を、しばらく心の中で転がした。
なんて不慣れで甘い響きなのだろう。
私は俯いて小さく頷いた。
「私に、それを選ぶ資格があるのなら……」
「あります。誰よりも」
不意に胸が熱くなり、目の奥が滲む。
涙など、どれほどぶりだろう。
けれど彼は、何も言わずにただ見守ってくれた。
その沈黙が、どんな慰めの言葉よりも温かかった。
「ありがとう、ございます……アレン様」
「礼など要りません。貴女が心を解くことが、私の望みでもある」
やがて日が傾き始め、窓から差す光が赤く染まった。
そのとき、公爵の執事が近づいて告げた。
「公爵様。南の街道に使者が参っております。王都の紋章を掲げておりました」
「王都……?」
私の胸がひやりと冷たくなった。
アレン公爵は静かに頷き、私へと視線を向けた。
「おそらく、殿下からの伝令でしょう。すぐに確かめます」
「まさか、今になって何の用でしょう……」
十分ほどして、公爵が戻ってきた。
眉の奥に、鋭い寒気のようなものが宿っている。
「王城からの文書だ。内容は――あの王太子が、公の場で更なる“釈明会”を開くらしい」
「釈明会?」
「婚約破棄の理由を人々に示し、自らの正統性を強調するための場です。
そこに貴女の名前が、再び記されている」
私は無意識に息を止めていた。
「私を……また晒すということですか?」
「そうでしょう。権威のためなら、貴女の尊厳など簡単に使う」
アレンの言葉は苦く、しかし怒りに満ちていた。
沈黙が落ちる。
私は一歩、後ずさった。
あの冷たい瞳が脳裏に蘇る。
“おまえは王妃の器ではない”。その声が、再び心を鎖で縛る。
けれど――そのとき、公爵の手が私の肩に触れた。
「怯えることはありません。ここはもう、彼の支配の届く場所ではない」
「でも、王都で私が悪者にされたら……父上にも影響が……!」
「それも私に任せてほしい」
強い声だった。
「私は隣国の公爵にして、王家と同盟を結ぶ者だ。彼がこれ以上、貴女を辱めるなら、外交の場で対峙する」
私は息を飲んだ。
その瞳に宿る光は、鋼のようだった。
「……なぜ、そこまでしてくださるのです」
「貴女が、正しい者のまま踏みつけられるのを黙って見ていられないからだ」
心臓の鼓動が早まる。
アレンが一歩、近づく。
距離が息も詰まるほど近くなり、彼の呼吸が微かに頬に触れた。
「リディア。貴女が見せた最後の微笑み――あの去り際、王城を出るときの一礼を、私は見ていました。
あれは敗北の顔じゃない。貴族としての矜持と、女性としての強さ、そのどちらも宿った微笑みでした」
「……そんなふうに見てくださるのは、貴方だけです」
「誰がどう見ようと、私は知っている。あの微笑みは美しかった」
その言葉が、まるで雪明りのように私の胸の奥を照らした。
消えかけた誇りが、小さく炎を上げて蘇る。
「リディア、彼らを恐れる必要はない。貴女の真実を、彼らが塗り潰すことはできない」
「……ありがとう、アレン様」
「いずれ、王都へ戻るときが来たら、私が共に行こう」
彼の声に、思わず涙がにじむ。
誰かに守られることなど、ずっと避けてきたのに。
今、ようやく――その温もりにすがりたいと思えた。
窓の外では、再び雪が降り始めた。
しんしんと音を立てずに降るその白が、まるで新しい章の始まりを告げているように見えた。
私は両手を胸の前で重ね、静かに目を閉じた。
失ったものの数より、これから築くものを信じたい。
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これからは――
私自身のために、笑おう。
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