異世界で布教活動しませんか?

八ツ花千代

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4話

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 異世界生活九日目。
 俺とティルダは道路の舗装工事のバイトをしていた。
 石畳は定期的にメンテナンスが必要だ。
 石が割れたり、凸凹になったり、剥がれたり、症状は様々だ。

 力の加護により屈強な男よりも働けるティルダは、重い石を軽々と運ぶ。
 俺は石と石の隙間に溶かした粘土を流し込む作業をしていた。
「お前ら役割が逆じゃないか?」
 バイト仲間の冷やかしにも、もう慣れた。



「お~い、昼飯だ~、休憩してくれ~」
 小型の荷車で昼食が運ばれてきた。
 ティルダは小走りで向かうと、二人分の昼食をもらってくる。
 ハムと野菜のバケットサンドに、木のコップに入った熱い紅茶だ。

「ミズキ殿、もらってきたぞ」
「ありがとう」
 町の中で作業しているので飯屋に入ればいいのだが、配給される弁当のほうが安上がりなのだ。
 暖かな日差しの下、二人並んでのんびりと昼食をとる、こんな平和な生活も悪くない。

「ミズキ殿、疲れてないか?」
「大丈夫だよ」
「辛かったら言えよ、手伝うからな」
「過保護だな~、そんなに甘やかさないでくれよ」
「フフッ、どうやら私はミズキ殿を甘やかしたいみたいだ。幼い頃は強い男性に憧れていた。でも今は弱い男を守りたいのだ。神殿騎士として働いていた頃は、弱い後輩の男を情けないと罵倒しながら蹴り飛ばしていたのに。私もこの感情に驚いている。誰のせいなのかな?」
 ティルダは小悪魔的な笑みで俺の顔を覗き込む。

「そうか~ティルダは俺のことを弱くて情けない男だと言いたいんだな」
「そこに甲斐性なしも追加してくれ」
「酷っ!」
「アハハハッ」
 輝く笑顔が眩しい。
 まあ、頭にねじり鉢巻き、土木作業員の服、頬には泥が付いているが、それでもティルダは美人だ。

「俺の手に負えないことは頼らせてもらうけど、それでティルダが疲弊するなら本末転倒だ」
「私には加護があるからな、そうそう潰れないさ。まあ、あの女はズルと言っていたが」
 あの女とはアラニスのことだろう。
 あれから会っていない。

「ズルねぇ……。食事が積まれていた荷車。楽に運ぶための道具だよね。それを使うことはズルなんだろうか」
「加護と道具を比較するのはおかしくないか?」
「道具が『ある/ない』と、道具を『使う/使わない』を一緒に考えると難しくなる。道具がある人は使えばいい。道具がない人は道具を使う人にズルと言っていい。道具があるのに使わない人は何も言ってはいけない」
「ミズキ殿は難しい話をする。私はズルじゃないと言いたいのか?」
「そうだよ。人間なんだから道具はうまく使わないとね」
「私もうまく使ってくれよ」
「ティルダは道具じゃないだろ?」
「ミズキ殿は甘い。人間も道具だ」

 冗談を言っている表情ではない。
 この世界の常識を俺はまだ知らないのだ。
 怖い話だが、人を物のように扱う国は元の世界にもあった。
 もしかすると異世界にも……。



 工事中は通行禁止なので人通りはない。
 しかし歩いてくる子供がいた。
 アラニスだ。
「ミズキ殿、あの子だ」
「俺たちに用だよな」
「たち、じゃなくてミズキ殿だけだぞ」
「だよなぁ……」
「無視しろと言っても聞かないのだろ、好きにすればいいさ」
 ぷくっと膨れている。
 この程度の焼きもちなら可愛いものだ。



 アラニスは俺の前でいきなり土下座した。
「ミズキはん、あのメガネ、ウチに売ってくれまへんか」
「えっ? 服屋の店員に返したのはアラニスだろ。その後は知らないが」
「そっ、そんなぁぁ~」
 土下座のまま泣き出してしまった。
 離れた場所にいるバイト仲間がこちらを見てヒソヒソ話をしている。
 騒ぎになるともう雇ってもらえないかもしれない。
 速攻で話を終わらせて帰らせよう。

「どうしたんだ、いったい」
「マネージャーから連絡があったんや。品定めの勝負をして負けたら店を譲れって。教会が進行役を務めるから不正はないってな」
「そうか、がんばれよ」
「ダメや! 今のウチじゃあ勝てへん。あのメガネが必要やねん」
「ズルは良くないって手放したのはアラニスじゃないか」
「あれからぎょうさん考えた。生まれてずっと加護があったのなら、それはウチの実力じゃないかってな」
「都合のいいやつ」と、ティルダがぼそっと呟いた。
「そうや、ウチは都合のええ女や。店が戻るのなら、金儲けができるのなら、どんな誹謗中傷でも受ける覚悟はある! 頭を下げて加護が得られるなら、どんだけでも下げたるわ」
 アラニスは石畳にオデコを付けて土下座している。

 ティルダが言うように都合が良過ぎないか?
 力を貸すのはアラニスのためにならないだろう。
「いつ消えるか知れない力に頼るのは危険だと身をもって学んだはずだ。店を取り戻したとして、また加護が消えたらどうする気だ」
「馬に蹴られて死ぬかもしれへん。だから馬には乗らん。そないなこと考えて生きてる奴はおらへんやろ。加護が消えるまで使い倒す、それがウチの考えや」

 『使う/使わない』はその人の自由か……。
 良い商品が判別できるだけで市場経済が狂うような惨事にはならないだろう。

「わかった。勝負は教会で行うのだろ、届けてやるよ」
「ミズキはん、おおきに!」
無料ただじゃないぞ、バイトを休んで行くんだ謝礼は払ってもらう」と、ティルダが言うと、
「もちろんや、ミズキはんがいてくれれば勝ったも同然、たっぷりと払わせてもらいます~」
 嘘泣きだったのかと疑うほどに、悲壮感はどこかへ消えていた。
 俺は金を取るつもりはないがティルダの機嫌が良くなるのならそれでもいいか。

「ほな、よろしくたのんます~」
 アラニスは手を振りながら帰っていった。



「ミズキ殿は女なら誰でも助けるのだな」
「違うぞ、ここで騒がれるとバイトをクビになると思ってさ」
「ふぅ~~~~ん。まあ、私は心が広いから、一夫多妻も許容範囲だがな!」
「怒ってるじゃないか」
「正妻の座を奪う奴は敵だ!」
「まだ妻じゃないだろ?」
「まだ、な。陥落かんらくは時間の問題だ」
「俺は防衛戦かよ。兵糧攻めはかんべんしてくれ」
「ハッハッハ、愛の炎で田畑を焼き尽くしてくれるわ」
 ティルダとの冗談のやりとりは心が和む。
 冗談だよな……。





 翌日、服屋でメガネを購入し教会へ向かう。
 入口ではアラニスがそわそわしながら待ち構えていた。
「あ~、ミズキはん~、来てくれておおきに!」
「待たせたか?」
「時間ぴったりや」

 アラニスは俺から受け取ったメガネをかけると一心不乱に祈りを始めた。
「ジャクリーヌ様~。金持ちになりたい、金持ちになりたい、金持ちになりたい――」
 なんて祈りだ。
 しかし元の世界でも同じかもしれない。
 口には出さないが心の中では皆が叫んでいたと思う。
 所詮、世の中は金だよね。

 アラニスの体が一瞬だけ眩しく金色に輝いた。
「それじゃがんばって」
「待って待って~、ウチ一人じゃ心細いねん、なぁ一緒に来てくれへんか?」
「図々しいやつめ」
 相変わらずアラニスには厳しいティルダ。
「姉ちゃんも一緒に、なぁ」
「すぐ済むだろ、いいよ、見ていくよ」
「えらいおおきに!」

 作り笑顔のティルダに腕をつねられた。
「痛っ!」
「デートの時間が減った。後からたっぷりと償ってもらうぞ」
「わ、わかったよ」
 焼きもちが焦げうだ。





 アラニスに案内され広めの部屋に来た。
 中には対戦相手が待機している。
 白髪の老紳士。
 たぶんこの人がマネージャーなのだろう。
 アラニスよりもオーナーとしての風格がある。
 見た目で既に負けているぞ。
 その後ろには十名ほどの男女が並んでいる。
 従業員はマネージャーの味方なのだろう。

「オーナー。そちらの方たちはどなたですか?」
「ウチの頼もしい助っ人や」
「この勝負は私とオーナーとの一騎打ちです、助言は禁止でお願いします」
「言われんでもわかっとるわ」



 エリノが部屋に入ってくると、皆の前で軽く会釈した。
「今回の騒動の監督役を務めますエリノと申します。騒動の発端はオーナーのアラニスさんが店へ甚大な損害を出したことにより、従業員の信頼を失い、仲違いに至った。違いありませんか?」
「そうです」とマネージャーが返事をした。
「従業員側の要望は、今後、商品の売買については、全てマネージャーに任せアラニスさんは口を出さないで欲しい。そうですね?」
「はい」
「しかし、それでは余りにもアラニスさんに対し酷い仕打ちです。ですからチャンスを与えるべきと私は提案しました。商売人としての資質を示し従業員の信頼を取り戻せば良いのではないか、と。そこでお二人には品定めの試練を受けてもらい、どちらが優れた鑑定眼を持ち合わせているのか皆の前で証明して頂きます」
「寛大なご判断、謹んでお受けさせて頂きます」
「ウチもその提案で問題あらへん」
「それでは試練の品をこちらへ」

 エリノが待機していた修道士に目配せすると奥の部屋から古そうな本を二冊運んで来た。
「片方は神殿に伝わる聖典。もう片方は私の日記です。お二人には聖典を当てて頂きます」
 エリノの日記?!
 読みたい。
 俺と出会った日に何が書いてあるか興味がある。
 と、俺の願望はおいておいて、本はどちらも高級そうな革で装飾されている。
 しかしサービス問題なのだろう。
 あきらかに片方が古く、年代を感じさせる。

 修道士はA4サイズの黒板を二人に渡し答えを書かせ、エリノに運ぶ。
「お二人とも正解です」
 誰も驚かない。
 予想通りの結果だ。

 次の品が運ばれてきた。
 同じデザインの純白のローブだった。
「最高級の絹糸で作られたローブを当ててください。触って確かめてもかまいません」

 マネージャーは二つのローブを触り感触を確かめる。
 しかしアラニスは見た目で判断したようだ。
 俺にはどちらも同じ素材に見える。
 とても見た目で判断できるとは思えない。
 加護があるとどう見えるのだろう、少し興味がある。

 黒板を受け取ったエリノは少し驚き、
「お二人とも正解です」と言うと従業員も驚く。
「触らずに当てるとは素晴らしいですね」
「このくらいウチには余裕やで」
 既に勝ちは確定していると言わんばかりの余裕の笑みを浮かべるアラニスだった。

「次は果実酒を味覚と嗅覚で当てて頂きます」
「えっ?!」
 修道士はアラニスのメガネを取ると細い布で目隠しをする。
「ちょ、まっ」
 二人は目隠しをしたまま金属製のグラスを両手に持たされた。

「三年熟成させた高級果実酒はどちらなのか、納得いくまで確認してください」
 アラニスは加護を失い焦っている。
「えっ、嘘やろ……」

 対してマネージャーは冷静に香を嗅いだあと、一口飲み味を確認する。
「アラニスさん、どうされました?」
「だって……」
「アラニス! お前の実力を示してみせろ!」
 黙っていたティルダが活を入れる。
「応援は不正とみなしますよ」
 優しいエリノだが公平性に関しては厳しいようだ。
 ティルダは礼儀正しく一礼してわびた。
「姉ちゃんおおきに」
 アラニスは慎重に香と味を吟味する。
 グラスの中身が空になるほど、何度も味見を続ける。



「お二人とも良いですか?」
 アラニスとマネージャーが頷く。
「では、正解と思うほうのグラスを上げてください」

 グラスは金色と銀色だ。
 アラニスは金色、マネージャーは銀色を上げている。
 修道士が目隠しを外すと二人は相手のグラスを見てつばを飲み込む。
 これで勝敗が決まるのだ。

「正解は金色のグラスです」
「やった……やったで! ミズキはん、ウチ勝ったで~」
 アラニスはグラスを修道士に渡すと俺に抱き着こうとする。
 しかし、ティルダのアイアンクロウで阻止された。
 頭を強く締め付けられ苦しむアラニス。

「痛い! 痛い! 痛い! 姉ちゃんやめて、堪忍や」
「どさくさに紛れて、この泥棒猫が」
「ちょっとぐらいええやんか、祝福のキスが欲しいねん」
「貴様、私の足にでもキスするか!」
「お静かに! 騒ぐのなら二人とも出て行ってもらいますよ!」
 もの凄い剣幕でエリノが怒っている。
「すみません」
「かんにんしてや」

 エリノはコホンと咳払いすると、
「勝敗は決まりました。双方、結果に異議はありませんね?」
「ございません」
「ウチの負けや。ウチはズルをした。神の加護を使い鑑定したんや。これはウチの実力じゃない」
 はぁ?
 昨日と言っていることが逆じゃないか。
 いったいどうした?

「オーナー……。神様から加護を授かったのならば、あなたは神様に認められた商売人なのです」
「その神に見放され力が失われとったんや、それで店に被害を出してしもうた。こんな不安定な力で店の商いを危険にさらすことはできん」
 それ、俺が言った台詞!
 この子、二重人格なのか?

「ウチはやり直すで。加護に頼らずに商品の価値を見定められるまで、経営はマネージャーに任せるわ」
「わかりました。オーナーが不在の間。私が責任をもって店を預からせて頂きます」
「よろしゅうたのむで」
 アラニスとマネージャーは皆の前で固い握手を交わした。
 従業員たちも納得したらしく拍手を贈っている。
 何この茶番。
 勝負しなくて良かったんじゃないか?



「おい、約束の報酬を払ってもらおう」
「姉ちゃんはせっかちやなあ。ミズキはん手~出して」
 まあ、くれると言うならもらおう。
 アラニスは俺の手をしっかり掴むと強引に引きよせ唇を奪った。
 まるでタコのように吸い付いて離れない。
「おっ、お前!!」
 猫をつまみ上げるように、ティルダはアラニスの襟首を掴むとひょいと持ち上げる。
 ようやく俺の口は解放された。

「報酬はウチや。大事にしたってや~」
「このドラ猫、死にたいようだな」
「あ、な、た、た、ち。出て行きなさ~~~い!!」
 俺たちは激怒したエリノに教会から叩き出されてしまったのだった。





 教会の敷地から出るとティルダとアラニスが火花を散らし始めた。
「二人とも喧嘩はやめてくれ。それとアラニス、おまえが報酬ってどういう意味だ?」
「そのままの意味やで、ウチを好きに使つこうてくれてかまへん」
「使うって、いったいどうやって」
「ウチには商売人の経験とこの目がある。金儲けがしたいんやったら任せたらええ。即金が欲しければ店から取ってくるし。夜の相手もやぶさかじゃないで~」
 アラニスはしなを作り色気を出そうとするが、幼児体形なのでまったくそそらない。

「金も夜も私で間に合っている、お前の出る幕はない」
「姉ちゃんに頭脳労働はムリやろ。それにミズキはんは幼女趣味や、ウチのほうが性癖にマッチしとる」
「待て! どうして俺が幼女趣味になるんだよ」
「二人ともつるぺた絶壁やん、すぐにわかるわ~」
「胸の大きさに貴賎きせんなし! 女性の魅力はそこじゃない」
「えっ、違うのか?」
「なぜティルダまで驚く。まさか二人がいがみ合うのはそのせいか?」
「てっきり……」

 まさか嫉妬の原因が貧乳キャラ被りとは思わなかった。
 たまたま二人が貧乳だっただけで巨乳のエリノだって好きなんだが?
 二人が争うのを見ているのは嫌だ、どうにかして原因を取り除かないと……。
 そうだ!
「俺は、熟女も、年上も、同い年も、年下も、少女も、幼女も、巨乳も、貧乳も大好きだ!」

「うわぁ……ミズキ殿、ドン引きだぞ」
「ミズキはん、守備範囲広すぎちゃうか」
「これで喧嘩する理由はなくなったな。でだ、アラニス、本心を聞かせてくれ」
「ほぅ、ミズキはん、感がええなぁ」
「あれだけこだわっていた店を諦めたんだ、他に理由があるって思うのは当然だろ」
「せなや。世界一の金持ちになる夢には店が必要やった。けどな、ミズキはんの力のほうが金になるって判断したんや」
 アラニスは親指と人差し指で輪を作り、うひっと笑った。
 たぶんお金を表しているんだと思う。

「俺を利用する気か?」
「人聞き悪いな~共存共栄や。ウチが世界一の金持ちになる、それは同時に、ミズキはんも世界一の金持ちになるってことやねん」
「俺は平凡な日常が送りたいんだが」
「なにを寝ぼけたこと言うとんねん。もう二人の美女を手中に収めたんやで、普通の暮らしができるわけないやろ」
「えっ? 美女は一人だろ」
「うっさいわ! で、熟女、年上、同い年、年下、少女、幼女を囲うんやろ。その夢、ウチが手伝てつどうたるわ」
「いやいや、喧嘩を止めるための冗談で、夢じゃないんだが?」
「男ならそのくらいの夢をもたなアカン!」
「なぜ俺が怒られる? ティルダも反対だろ?」
「姉ちゃん、ウチは世界一の金持ちになるのが一番の夢や。ミズキはんは金づる、別に好きやあらへん。そやから正妻の座は姉ちゃんのままやで」

 ティルダは顎に手を当てて考えている。
「……ほぅほぅ。旦那様がハーレム王になるのも悪くないな。第一妃か……胸が高鳴る!」
「せやろ。モテる男に好かれる、それは女にとってのステータスや」
「マジか……」
「ほな、これからどうするか作戦会議しよか~」
 俺は美女とロリっ子に両腕を掴まれ居酒屋へ連行されたのだった。
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