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初対面にて
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「初めまして、梅園綾乃さん」
「初めまして、葛城さま。今回はこのような場を設けてくださりありがとうございます」
「いや、礼を言うのはこちらの方だ。久我さんから大まかに聞いてるとは思うけど、これからするのは碌でもない話だからね」
「その碌でもないお話に心を奪われたのが私ですので、どうかお気になさらず」
防音設備のある人気のない会議室で綾乃は葛城宗也と初めて言葉を交わした。
遠目から見ても綺麗だと感じていたが、直近で見るとより葛城の際立った美しさが分かる。
元婚約者も顔はそれなりに良かったはずだが、葛城はそれとは一線を画す芸術品のような容姿だった。公香からクォーターだと聞いていたが、正面から見るとそれがよく分かる。宝石のように輝く深海を思わせる碧の瞳と、抜けるような白い肌。高い鼻も薄い唇も、見るものを魅了して惹き込む力がある。
加えて高身長の葛城のスタイルは抜群だ。すらりと長い足を組む姿が非常に様になっている。
それだけではない。葛城には上に立つことが至極当然と感じさせるオーラのようなものがある。この人についていきたいと思わせる迫力が葛城にはあるのだ。カリスマとは葛城のような人種を指すのだろう。
(私、今からこの方と婚約について話をするの…?)
一つ歳が違うだけなのにこうも違うのはなぜなのかと綾乃は内心でため息をついた。
相手が望むにしろ望まないにしろ、役不足感が否めない。それでも快適な結婚生活のためならばここは頑張るしかないのだろう。
「それで、ええと。公香はどのような話を葛城様にしていたのでしょう?」
まずは話のすり合わせをしなければなるまいと、綾乃は身を乗り出した。
「君が政略結婚の相手に望むのは自由だということ、それとは別に妻としての義務は果たすつもりはあること、そして絶対に俺には恋愛感情を抱かないだろうということだ。この情報に間違いはない?」
「はい。私が望むのは恋愛や愛情ではなく束縛のない自由です。ですが、婚姻関係で生じる義務はきちんと果たしたいと考えております。もし愛のない義務だけの結婚をお望みでしたら、私ほどの適任はいないでしょう」
嘘偽りない気持ちを込めて綾乃は真っ直ぐに葛城を見つめた。
「そうか。……不快なら答えなくていいんだけど、君はアセクシャルなのか?」
躊躇うように尋ねる葛城に、綾乃は頬に手を当てて首を傾げた。
「それは自分でもまだよく分かりません。元婚約者には何の感情も抱けませんでしたし、それ以外の方に恋をしたことがないのは確かですが。はっきりしてるのは私が人に執着されるのを好まないという事です。それは両親が相手であっても変わりません」
「君が有馬光一の浮気を見逃していたのはどうでもよかったからと聞いたけど」
「ええ、はい。本当にどうでも良かったのです。彼は私の事を長年放置しておりました。とても快適だったのですが、何故かこの数ヶ月私に興味を持ち初めまして…本当にがっかりしたのです」
「がっかり?」
「はい。彼の唯一の良いところは私に興味がないところでしたので」
「ふ」
綾乃の言葉に笑いかけた葛城は慌てたように口に手を当てて咳払いをした。
「いや、すまない。辛口だなと思って。有馬は不誠実な男だけど、それなりの能力はあったろうに」
「そうらしいのですが、本当に興味が持てなくて。気を抜くと顔も忘れてしまいそうなんですよね」
「ははは!君はあれだね、見た目の印象とはぜんぜん違うね」
「? そうですか?」
「うん。浮世離れした雰囲気だから深窓のご令嬢だと思ってたけど、存外に辛辣なようだ」
声をあげて笑う葛城は、愉快そうに綾乃を見つめた。内心を見透かすような色を含んでいたが、隠すところのない綾乃は堂々と微笑みを浮かべる。
「そんな風に言われたのは初めてです」
「いや、うん。俺は久我さんに感謝しないといけないかもしれないな」
「では、私との婚約に興味を持っていただけたと?」
「最初から興味は持ってたよ。でもこうして話をしてみて君となら大丈夫かもしれないと思えた。ーー梅園さん、俺には幼い頃から好きな相手がいる。知ってるかな?生徒会の書記の柳瀬和希なんだけど」
「……葛城さまがよく一緒にいらっしゃる栗色の髪の、柔らかい雰囲気の方でしょうか? 申し訳ありません、お顔はあまり鮮明に思い出せないのですが…」
「いや、大丈夫。それで合ってると思う。彼は俺の幼馴染なんだ。穏やかで優しくて、俺にとって誰よりも大切な人なんだよ」
「まあ」
柳瀬和希について語る葛城は、本当に幸せそうな表情を浮かべていた。
「俺は葛城の跡取りとして育てられたけど、和希が手に入らないならその地位にはなんの執着もない。だから周囲がなんと言おうと誰とも結婚するつもりは無かった。だけど、和希が気にするんだよ。自分のためにこれまでの努力を捨てるなんて嫌だって。俺はどうでもいいのに」
拗ねたように話す葛城は、年相応の少年の顔を浮かべていた。それが微笑ましくて綾乃は思わず頬を緩ませる。
「その方に葛城さまは弱いのですね」
「ああ。だから結婚はせず当主の跡は継いで権力をつけた後に親類から養子でも取ればいいかと思ってたんだ。でも最近になって今の当主が俺が結婚しなければ後を継がせないと言い出した。正直俺はそれならそれで別のやつに譲ってもいいんだけどね。だけど和希が当主として葛城に立つ俺を見たいと言うから困ってたんだ」
「愛しい恋人の頼みには逆らえないと」
「情けないけどその通りだ」
はあ、と葛城は深いため息を漏らした。
「でも、そのタイミングを図ったみたいに久我さんが俺に話を持ちかけてきた。だから君とこうして話をしてるんだ。ねえ、梅園さん。俺は今、君とならいい関係を築けると確信してる。でもお互いにお互いを知らなすぎる。だから一度、期間限定で婚約してみない?」
「期間限定、ですか」
「ああ。こればっかりは相性もあるし、思ったようにいかない事もあるだろう。だから細かい決まり事を作って、本当にやっていけるか試してみよう。俺たちはまだ高校生だし、これから大学もある。結婚もまだまだ先だろうから、無理に決めずにやってみないか?お互い立ち会い人として久我さんと和希を立てれば問題も起きにくいだろうし」
「確かにそうですね」
将来的に結婚すると言ってもまだ先なのは確かだ。元婚約者のようにどちらかの意思が突然変わる可能性も考えられる。それならまずはお試しでもいいかもしれない。少なくともそれまでは自由を得ることもできるだろう。
「それに君の元婚約者から君を守ると約束しよう。久我さんが1番気にしてたのがそこだからね」
「公香が…そうですか」
やはり公香は優しい。彼女はどこまでも自分の無二の味方なのだ。そう思うだけで、胸の中が暖かくなる気がした。
「……驚いた、君もそんな顔ができるのか」
「そんな顔とは?」
「愛おしくてたまらないって顔だよ」
「よくわかりません」
言われた言葉の意味が分からず思わず両手で顔を抑えた綾乃に、葛城は大人びた笑みを浮かべる。
「うん、やっぱり俺たちは婚約するべきだ。どうかな、梅園さん。俺と婚約してくれないか?」
葛城の瞳に真剣な色が差して、綾乃はピンと背筋を伸ばした。本気には本気で応えなければ失礼だろう。
「はい、葛城さま。謹んでお受けいたします」
綾乃は深々と頭を下げる。
こうして綾乃と葛城宗也は偽装婚約をすることになったのだった。
「初めまして、葛城さま。今回はこのような場を設けてくださりありがとうございます」
「いや、礼を言うのはこちらの方だ。久我さんから大まかに聞いてるとは思うけど、これからするのは碌でもない話だからね」
「その碌でもないお話に心を奪われたのが私ですので、どうかお気になさらず」
防音設備のある人気のない会議室で綾乃は葛城宗也と初めて言葉を交わした。
遠目から見ても綺麗だと感じていたが、直近で見るとより葛城の際立った美しさが分かる。
元婚約者も顔はそれなりに良かったはずだが、葛城はそれとは一線を画す芸術品のような容姿だった。公香からクォーターだと聞いていたが、正面から見るとそれがよく分かる。宝石のように輝く深海を思わせる碧の瞳と、抜けるような白い肌。高い鼻も薄い唇も、見るものを魅了して惹き込む力がある。
加えて高身長の葛城のスタイルは抜群だ。すらりと長い足を組む姿が非常に様になっている。
それだけではない。葛城には上に立つことが至極当然と感じさせるオーラのようなものがある。この人についていきたいと思わせる迫力が葛城にはあるのだ。カリスマとは葛城のような人種を指すのだろう。
(私、今からこの方と婚約について話をするの…?)
一つ歳が違うだけなのにこうも違うのはなぜなのかと綾乃は内心でため息をついた。
相手が望むにしろ望まないにしろ、役不足感が否めない。それでも快適な結婚生活のためならばここは頑張るしかないのだろう。
「それで、ええと。公香はどのような話を葛城様にしていたのでしょう?」
まずは話のすり合わせをしなければなるまいと、綾乃は身を乗り出した。
「君が政略結婚の相手に望むのは自由だということ、それとは別に妻としての義務は果たすつもりはあること、そして絶対に俺には恋愛感情を抱かないだろうということだ。この情報に間違いはない?」
「はい。私が望むのは恋愛や愛情ではなく束縛のない自由です。ですが、婚姻関係で生じる義務はきちんと果たしたいと考えております。もし愛のない義務だけの結婚をお望みでしたら、私ほどの適任はいないでしょう」
嘘偽りない気持ちを込めて綾乃は真っ直ぐに葛城を見つめた。
「そうか。……不快なら答えなくていいんだけど、君はアセクシャルなのか?」
躊躇うように尋ねる葛城に、綾乃は頬に手を当てて首を傾げた。
「それは自分でもまだよく分かりません。元婚約者には何の感情も抱けませんでしたし、それ以外の方に恋をしたことがないのは確かですが。はっきりしてるのは私が人に執着されるのを好まないという事です。それは両親が相手であっても変わりません」
「君が有馬光一の浮気を見逃していたのはどうでもよかったからと聞いたけど」
「ええ、はい。本当にどうでも良かったのです。彼は私の事を長年放置しておりました。とても快適だったのですが、何故かこの数ヶ月私に興味を持ち初めまして…本当にがっかりしたのです」
「がっかり?」
「はい。彼の唯一の良いところは私に興味がないところでしたので」
「ふ」
綾乃の言葉に笑いかけた葛城は慌てたように口に手を当てて咳払いをした。
「いや、すまない。辛口だなと思って。有馬は不誠実な男だけど、それなりの能力はあったろうに」
「そうらしいのですが、本当に興味が持てなくて。気を抜くと顔も忘れてしまいそうなんですよね」
「ははは!君はあれだね、見た目の印象とはぜんぜん違うね」
「? そうですか?」
「うん。浮世離れした雰囲気だから深窓のご令嬢だと思ってたけど、存外に辛辣なようだ」
声をあげて笑う葛城は、愉快そうに綾乃を見つめた。内心を見透かすような色を含んでいたが、隠すところのない綾乃は堂々と微笑みを浮かべる。
「そんな風に言われたのは初めてです」
「いや、うん。俺は久我さんに感謝しないといけないかもしれないな」
「では、私との婚約に興味を持っていただけたと?」
「最初から興味は持ってたよ。でもこうして話をしてみて君となら大丈夫かもしれないと思えた。ーー梅園さん、俺には幼い頃から好きな相手がいる。知ってるかな?生徒会の書記の柳瀬和希なんだけど」
「……葛城さまがよく一緒にいらっしゃる栗色の髪の、柔らかい雰囲気の方でしょうか? 申し訳ありません、お顔はあまり鮮明に思い出せないのですが…」
「いや、大丈夫。それで合ってると思う。彼は俺の幼馴染なんだ。穏やかで優しくて、俺にとって誰よりも大切な人なんだよ」
「まあ」
柳瀬和希について語る葛城は、本当に幸せそうな表情を浮かべていた。
「俺は葛城の跡取りとして育てられたけど、和希が手に入らないならその地位にはなんの執着もない。だから周囲がなんと言おうと誰とも結婚するつもりは無かった。だけど、和希が気にするんだよ。自分のためにこれまでの努力を捨てるなんて嫌だって。俺はどうでもいいのに」
拗ねたように話す葛城は、年相応の少年の顔を浮かべていた。それが微笑ましくて綾乃は思わず頬を緩ませる。
「その方に葛城さまは弱いのですね」
「ああ。だから結婚はせず当主の跡は継いで権力をつけた後に親類から養子でも取ればいいかと思ってたんだ。でも最近になって今の当主が俺が結婚しなければ後を継がせないと言い出した。正直俺はそれならそれで別のやつに譲ってもいいんだけどね。だけど和希が当主として葛城に立つ俺を見たいと言うから困ってたんだ」
「愛しい恋人の頼みには逆らえないと」
「情けないけどその通りだ」
はあ、と葛城は深いため息を漏らした。
「でも、そのタイミングを図ったみたいに久我さんが俺に話を持ちかけてきた。だから君とこうして話をしてるんだ。ねえ、梅園さん。俺は今、君とならいい関係を築けると確信してる。でもお互いにお互いを知らなすぎる。だから一度、期間限定で婚約してみない?」
「期間限定、ですか」
「ああ。こればっかりは相性もあるし、思ったようにいかない事もあるだろう。だから細かい決まり事を作って、本当にやっていけるか試してみよう。俺たちはまだ高校生だし、これから大学もある。結婚もまだまだ先だろうから、無理に決めずにやってみないか?お互い立ち会い人として久我さんと和希を立てれば問題も起きにくいだろうし」
「確かにそうですね」
将来的に結婚すると言ってもまだ先なのは確かだ。元婚約者のようにどちらかの意思が突然変わる可能性も考えられる。それならまずはお試しでもいいかもしれない。少なくともそれまでは自由を得ることもできるだろう。
「それに君の元婚約者から君を守ると約束しよう。久我さんが1番気にしてたのがそこだからね」
「公香が…そうですか」
やはり公香は優しい。彼女はどこまでも自分の無二の味方なのだ。そう思うだけで、胸の中が暖かくなる気がした。
「……驚いた、君もそんな顔ができるのか」
「そんな顔とは?」
「愛おしくてたまらないって顔だよ」
「よくわかりません」
言われた言葉の意味が分からず思わず両手で顔を抑えた綾乃に、葛城は大人びた笑みを浮かべる。
「うん、やっぱり俺たちは婚約するべきだ。どうかな、梅園さん。俺と婚約してくれないか?」
葛城の瞳に真剣な色が差して、綾乃はピンと背筋を伸ばした。本気には本気で応えなければ失礼だろう。
「はい、葛城さま。謹んでお受けいたします」
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