婚約者は嘘つき!私から捨ててあげますわ

「マーティン様、今、わたくしと婚約破棄をなさりたいと、そうおっしゃいましたの?」

愛されていると信じていた婚約者から、突然の別れを告げられた侯爵令嬢のエリッサ。
理由も分からないまま社交界の噂に晒され、それでも彼女は涙を見せず、誇り高く微笑んでみせる。

―――けれど本当は、あの別れの裏に“何か”がある気がしてならなかった。

そんな中、従兄である第二王子アダムが手を差し伸べる。
新たな婚約、近づく距離、揺れる心。
だがエリッサは知らない。
かつての婚約者が、自ら悪者になってまで隠した「真実」を。

捨てられた令嬢?いいえ違いますわ。
わたくしが、未来を選び直すの。

勘違いとすれ違いから始まる、切なくて優しい恋の物語。
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