1 / 3
8月
しおりを挟む
毎日同じことの繰り返し。退屈だ。なぜここに来てしまったのか。おれは負け犬か?運が味方しなかった。悪いのはおれじゃなく、彼のせいだ。
これから、これまでの経緯を話すことにする。全盛期だったあの夏から話始めよう。
8月。
朝、9時半。後輩Tがdesneyの歌を歌った。相手とのキスをあおる曲だ。今日の昼からデートを控えるおれはそれを聞いてテンションが高まった。「インドネシア料理店行きたいです」そう誘われたのが始まりだった。なぜインドネシア料理なのかは、デートの相手が同じ職場のインドネシア人だからだ。職場には4人インドネシア人がいて、おれはそのうちのミアという20歳の子と仲がいい。インドネシア人たちとは何度か遊びに行ったが、二人きりは初めてだ。彼女は肌は暗いが、目は大きく、仕草はかわいい。「今日はインドネシア料理食べるんですか?」と後輩Tが聞いてきた。場所を調べたら問題があった。一番近いインドネシア料理店までは車で1時間と遠くて、行くのを諦めた。その代わり、シーサイドパークに行くことにした。ヒマワリを見ようと思う。
昼、12時。おれは業務を終えてすぐさま彼女たちの住む寮へ向かった。車の中で気づいたが、興奮するあまり、水筒を職場に忘れてしまった。12時半ころに寮に着き、ミアと合流した。「アキさん、お疲れ様です。」助手席に座る彼女は普段見ないショーパンだった。いつもより、倍かわいく見える。車の中は職場の愚痴やほかのインドネシア人の話で盛り上がった。度肝を抜かれたのが、「アキさんはー好きな人いるう?」と聞かれたことだ。「いるかもよ?」とごまかした。おれはもう35、好きという感覚が少し忘れている。特に目の前にいる20歳の子に対しては感覚は不透明だった。インドネシア人だから…というネガティブな考えはない。問題は若い子との価値観とか話が合うか…?ということ。とはいっても、ミアとどうなるかは分からない。考えても仕方ない。そんなことを考えながら、仲の良いイザベラの話をしていたらシーサイドパークに着いた。
その公園には丘があり、そこに多くの種類の花が咲いている。「綺麗ダネエー」と彼女は喜び、楽しそうだった。「この花、インドネシアにもある~」そして目的のヒマワリを背景に写真を撮るに撮るを繰り返した。女と二人で出かけるのは1年ぶり。今日じゃないにしても、いつかはホテルに行けるかもしれない。こんな事を、写真を撮りながら思ってしまった。
16:40。何事もなかったように18時には彼女らが住む寮に帰る予定だ。他のインドネシア人達が業務を終え、帰ってくるのは18時頃だからだ。まだまだ太陽は照り、気温は高いが時間が迫っている。
車に乗り、もうすぐ寮に着く頃、ミアは「帰りたくないです。シャーロット達は映画に行きます。」と言い出した。それは明日のはずじゃ…?どうやら、映画を断って今日来てしまったらしい。やむを得ず、時間潰しに近くのネパールカレー屋に寄ることにした。おそらく、シャーロット達には今日の話をしていないのだろう。カレー家は片言の日本語を話す無愛想のネパール人で対応に困ったが、注文してすぐにカレーが届いた。いただきますして間もなく、ミアはカレーを白いショーパンに溢した。「あーどうしよう。。。」姉貴分のシャーロットから借りたものらしい。よりによって白い借り物。シャーロットには言いにくいだろうな。おれから見たシャーロットは怒るようなタイプでないけど、彼女らの普段の様子は知らない。洗濯する前に謝るんだよ?と伝えて今日はお開きにした。19時過ぎだった。
手ごたえはあった。思ったより会話には困らなかった。これは次もイケルかもしれない。ミアも満更でもない感じだし、どこ行こうか?どうしようか?そんな期待が高まった。
おれの目的はただ一つ。女とやることだ。
これから、これまでの経緯を話すことにする。全盛期だったあの夏から話始めよう。
8月。
朝、9時半。後輩Tがdesneyの歌を歌った。相手とのキスをあおる曲だ。今日の昼からデートを控えるおれはそれを聞いてテンションが高まった。「インドネシア料理店行きたいです」そう誘われたのが始まりだった。なぜインドネシア料理なのかは、デートの相手が同じ職場のインドネシア人だからだ。職場には4人インドネシア人がいて、おれはそのうちのミアという20歳の子と仲がいい。インドネシア人たちとは何度か遊びに行ったが、二人きりは初めてだ。彼女は肌は暗いが、目は大きく、仕草はかわいい。「今日はインドネシア料理食べるんですか?」と後輩Tが聞いてきた。場所を調べたら問題があった。一番近いインドネシア料理店までは車で1時間と遠くて、行くのを諦めた。その代わり、シーサイドパークに行くことにした。ヒマワリを見ようと思う。
昼、12時。おれは業務を終えてすぐさま彼女たちの住む寮へ向かった。車の中で気づいたが、興奮するあまり、水筒を職場に忘れてしまった。12時半ころに寮に着き、ミアと合流した。「アキさん、お疲れ様です。」助手席に座る彼女は普段見ないショーパンだった。いつもより、倍かわいく見える。車の中は職場の愚痴やほかのインドネシア人の話で盛り上がった。度肝を抜かれたのが、「アキさんはー好きな人いるう?」と聞かれたことだ。「いるかもよ?」とごまかした。おれはもう35、好きという感覚が少し忘れている。特に目の前にいる20歳の子に対しては感覚は不透明だった。インドネシア人だから…というネガティブな考えはない。問題は若い子との価値観とか話が合うか…?ということ。とはいっても、ミアとどうなるかは分からない。考えても仕方ない。そんなことを考えながら、仲の良いイザベラの話をしていたらシーサイドパークに着いた。
その公園には丘があり、そこに多くの種類の花が咲いている。「綺麗ダネエー」と彼女は喜び、楽しそうだった。「この花、インドネシアにもある~」そして目的のヒマワリを背景に写真を撮るに撮るを繰り返した。女と二人で出かけるのは1年ぶり。今日じゃないにしても、いつかはホテルに行けるかもしれない。こんな事を、写真を撮りながら思ってしまった。
16:40。何事もなかったように18時には彼女らが住む寮に帰る予定だ。他のインドネシア人達が業務を終え、帰ってくるのは18時頃だからだ。まだまだ太陽は照り、気温は高いが時間が迫っている。
車に乗り、もうすぐ寮に着く頃、ミアは「帰りたくないです。シャーロット達は映画に行きます。」と言い出した。それは明日のはずじゃ…?どうやら、映画を断って今日来てしまったらしい。やむを得ず、時間潰しに近くのネパールカレー屋に寄ることにした。おそらく、シャーロット達には今日の話をしていないのだろう。カレー家は片言の日本語を話す無愛想のネパール人で対応に困ったが、注文してすぐにカレーが届いた。いただきますして間もなく、ミアはカレーを白いショーパンに溢した。「あーどうしよう。。。」姉貴分のシャーロットから借りたものらしい。よりによって白い借り物。シャーロットには言いにくいだろうな。おれから見たシャーロットは怒るようなタイプでないけど、彼女らの普段の様子は知らない。洗濯する前に謝るんだよ?と伝えて今日はお開きにした。19時過ぎだった。
手ごたえはあった。思ったより会話には困らなかった。これは次もイケルかもしれない。ミアも満更でもない感じだし、どこ行こうか?どうしようか?そんな期待が高まった。
おれの目的はただ一つ。女とやることだ。
0
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる