一般系男子の中に俺が居る!

逃げ足が速い(早い)金属粘性生命体

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なんか不思議に思ったとよ

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午後、持ち物の確認も終わりまた暇になったので街に出ることにした。先日確認したように、あまりゲームの時とは変わっていないのだが、今は昼時なのでかなり賑わっている。そこらからとても美味しそうな匂いがする…らしい。


「匂いを嗅ぐだけで腹が減る…」

『…匂いしねぇ…』

「幽霊が匂いをかげたらそれはそれで凄いよ」

『まぁいいや、どのみち食えないし…俺は姿表わした方がいいかな?』

「なぜ?」

『お前今独り言言ってるようなものだからな』

「あ…」


俺は今姿を現していないため周りから見ればジークの独り言になっているのである。かなりおかしなやつだと思われてるだろう。


「…出てきて…結構キツイ」

『あいよ』


そして姿を現すと、どよめきがあった。やはり幽霊は珍しいのだろう…ていうか普通は魔物みたいなものだが。


(なんか…出てきてね?)(え?あれ幽霊じゃないの?)(誰か祓ってやれよ)(あれって取り憑かれてるのかしら?)(逆に取り憑かれてないように見えるか?)


などなど結構好き勝手言っている。そして少し気の弱そうな男子がやってきた。


「あの…それ取り憑かれてません?」

「こいつの事か?」

『おい…昨日も思ったが雑じゃねぇか?』

「祓わないんですか?」

「別に?逆に助けられたからな」

「助けられた…?」

「昨日赤ランクのみんなが魔物に襲われてな…その時に助けられたんだ」

「え…昨日ですよね?…時間的におかしくないですか?」

「こいつの魔法だよ」

「な、なるほど…?」


少し困惑したが、なんとか納得した彼は不思議そうな顔をしながら去っていった。彼の態度から問題ない(?)と判断したのか注目はされるが特に何もされなかった。


道を歩いているとふと思い出して気になったことがひとつ。


『なぁ』

「ん?」

『今何年だ』

「知らないのか?」

『俺の知ってる年代と違うかもしれないからな』

「そうだな…今はクルシュラ歴1267年だ」

『……そうか』

「なんか気になるのか?」

『さらに疑問が増えただけだ。お前には関係な…くはないか』

「俺が気になってきたわ…」

『…数ヵ月後に…いやよそう。とにかく気にすんな』

「…教えてくれないのか」

『今は…な』


クルシュラ歴1267年は、俺がATOを始めた日(年)だ。ありえない訳では無い、ここは異世界だ…まぁ深くは考えないようにしよう。とりあえず、


5ヵ月後に訪れる魔物の襲撃に備えるとするか。



この年こそが俺の…カズが最強になった理由だ。





後書き

クルシュラ歴


クルシュラと呼ばれる人物がこの世に誕生した日から計算されている。

360日で1年であり、ひと月は30日である。


いわゆるキリストと似たような人だと思っていいです。少々違うのが宗教ではなく、世界で初めて大陸を一度統率した人ということである。



ゲームが開始された日(年)と主人公がゲームを始めた日(年)は同じである。


主人公が転生した年

クルシュラ歴7107年


およそ6000年前の出来事が…今再び起こる。

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